キャンプでトランギアのメスティンを使おう!使い方をご紹介

最終更新日:2019/01/15

キャンプで使う道具は色々ありますが、キャンプでの調理器具として、「トランギアのメスティン」に人気があります。

飯盒としても使えますが、それ以外にもさまざまな用途があり、便利ですよ。

ここでは、トランギアのメスティンの使い方をご紹介していきます。

メスティンの使い方の前に知りたい!トランギアとは?

トランギアとは、スウェーデンにあるトランギア社のブランド名です。

John E.Jonssonによって1925年に創業されました。

昔から愛されている商品にストームクッカーがありますが、使い方が簡単で、コンパクトにできる特徴があります。

また、メスティンのようなアルミ製の調理器具を作っていることでも有名です。

初めは家庭用の調理器具を作っていましたが、そのうちキャンプ料理のための製品に力を入れるようになりました。

名前の由来は、スウェーデンの中心部にある街・トラングズヴィッケンからきています。

デザインは、スウェーデンらしくシンプルでありながらモダンさがあります。

「トランギアといえば、ストームクッカー」といっても過言ではないほどですが、このストームクッカーは何十年もの間、開発や改良を続けてきました。

そして、製造は今でもスウェーデンの村で行われているというこだわりです。

創設者の思想やスウェーデンの誇りも感じられるトランギア製品、一度使ってみたいものですね。

トランギアのメスティンの特徴

トランギアのメスティンの良さは、「熱伝導のよさ」・「コンパクト」・「用途の多さ」にあります。

トランギアのメスティンは、アルミ製で熱伝導がよく、熱をメスティン全体に伝えることができます。

ご飯が美味しく炊けることはもちろんですが、お湯を沸かしたり、他の料理を作ったりといろいろな使い方を楽しむことができるのです。

形状は、長方形のお弁当箱のようで、サイドに折りたたみ可能なハンドルがついています。

重さも軽量のため、何かと荷物が多くなってしまうアウトドアには助かりますね。

次に、メスティンの大きさですが、2種類のタイプがあります。

お米が3.5合炊けるタイプと、1.8合炊けるタイプです。

大きいメスティンは家族連れに、小さいメスティンはソロキャンプに使うといいですよ。

また、大きいメスティンの中に小さいメスティンを入れることも可能ですので、両方持っていても「コンパクト」になり、かさばりません。

二つあれば、一つは炊飯に、もう一つは汁物やおかず作りに使うこともできます。

アルミ製で焦げやすいという難点がありますが、メスティンにテフロン加工を施すことで解決することもできます。

料理を焦がす心配もなくなり、キャンプでの料理の幅が広がりますね。

トランギアのメスティンを使う前にしてほしいこと!

トランギアのメスティンを購入後にしてほしい作業がありますので、ここでお話ししていきます。

〇バリ取り

まず、メスティンのふちを触ってみてください。

所々にギザギザを感じる場所があるかもしれません。

そのまま使用することもできますが、使い方によっては指にケガをする恐れがあります。

ですから、そのギザギザをとるために、「バリ取り」という作業を行ってください。

作業は簡単で、紙やすりを用意し、ふちのギザギザがとれるまで研磨するだけです。

メスティン本体に傷がつかないようにするためには、紙やすりの目が細かいものを使ってください。

〇シーズニング

買ったばかりのアルミ臭が気になる場合や、黒ずみを予防するために行います。

シーズニングには、米のとぎ汁を使います。

メスティンが入る鍋に米のとぎ汁を入れ沸かします。

15分くらい煮込めばOKです。

バリ取りとシーズニングは使う前に1回やればいいですので、少し面倒に思いますが、後々ケガをすることを防いだり、お手入れも楽になりますので、やっておくことをおすすめします。

トランギアのメスティンに合わせて使おう!おすすめアイテム

トランギアのメスティンで料理するためには火が必要になりますので、ここでは、火を使うアイテムをご紹介していきます。

〇トランギア アルコールバーナー

メスティンだけでなく、アルコールバーナーもトランギアで揃えたい方におすすめです。

使い方は、アルコールを注いで点火するだけといった簡単なものです。

また、火力調整が可能で、壊れにくいといった特徴もあります。

さらに、トランギア製品の特徴でもある、軽くコンパクトに作られているため、持ち運びに便利です。

〇エスピット ポケットストーブ

ドイツ製のポケットストーブで、コンパクトに折りたたむことができ、便利です。

また、エスビットの固形燃料を使えば、強い火力が得られ、色々な料理ができるようになります。

〇風防

キャンプは野外のため、火を使う場合、風に気を使います。

風防があれば、風を防ぐことができ、燃焼力をキープすることができます。

〇網

網があれば、シュウマイなどの蒸し料理がキャンプでも可能になります。

トランギアのメスティンおすすめの使い方!炊飯

トランギアのメスティンの使い方で、まず試していただきたいのは、「炊飯」です。

炊飯というと、焦がさないか心配になりますが、意外と失敗が少なく、美味しく炊くことができます。

【炊飯の仕方】

①お米と水を1:1.3で用意してください。

②蓋をして強火にかけます。

③蒸気が出てきたら、一度蓋を取ります。

④再び蓋をして火にかけ、蓋が取れないよう石など重しを置きます。

⑤蒸気がでてきたら弱火にし、10分待ちます。

⑥蒸気の音がなくなり、パチパチ音がしてきたら火から下ろします。

⑦タオルなどでメスティンをくるんだら、裏返して10分蒸らします。

初心者でも簡単に炊飯できますので、メスティンで最初に作る料理としておすすめします。

炊く前に、30分から1時間ほどお米に水をつけたり、火から下ろして蒸らすことによって、ふっくらとしたご飯ができあがります。

トランギアのメスティン使い方は炊飯だけじゃない!

トランギアのメスティンの使い方として、おすすめなのは炊飯だけでなく、他の料理でも十分活用することができます。

スープ系の料理もメスティンで簡単に作ることができるのです。

例えば、インスタントラーメンであれば、お湯とラーメンを入れて煮込むだけです。

寒い時期のキャンプなどには温かい料理は嬉しいですよね。

ポトフも、玉ねぎやジャガイモなどの野菜とソーセージを入れ、スープで煮込むだけで完成します。

また、網を使えば、シュウマイや肉まんなども手軽に楽しむことができます。

他に、一見難しいように感じるパスタなども、早ゆでのパスタやトマトの缶詰を使えば、簡単にトマト系パスタを作ることもできるのです。

調理器具としては、フライパンや鍋としても使用でき、蓋はお皿にすることも可能で無駄がありません。

炊飯だけでなく、おかずも一緒に作ることができ、コンパクトで熱伝導がよいトランギアのメスティン、一度手に入れてその良さを味わってみてください。

メスティンの用途はいろいろ!

メスティンで炊飯できるのはもちろんですが、用途はさまざまであり、工夫次第でいろいろな料理を楽しむことができます。

購入してからバリ取りやシーズニングなどの手間がありますが、後々のことを考えると必要な作業ですので、必ず行ってください。

形がコンパクトで熱伝導もいいですから、キャンプでの愛好家が増えているのもうなづけますね。

この記事を参考に、自分なりのアレンジでメスティンを活用してみてください。

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