アウトドアでの必需品と言ったらテントです。
日帰りでも泊まりの場合でも、テントがあれば非常に便利です。
日差しよけにもなりますし、ちょっと休憩するにはちょうどいい空間が確保できます。
特にヒルバーグのアトラスは、非常に大きなテントで、大人数でもゆったりとくつろぐことができます。
設営も手間かと思うかもしれませんが、しっかりと手順を追えば、それほど面倒でもありません。
今回はヒルバーグのアトラスの魅力と、その設営方法についてご説明していきます。
ヒルバーグ人気の秘密
ヒルバーグは、テントの販売を主としたアウトドアショップの1つです。
1971年にBo Hillebergによって設立され、その名前からヒルバーグという社名が付けられました。
当時は林業関係の機器を販売しており、テントの製造は副業で行っていたそうです。
さて、ヒルバーグの人気の秘密についてですが、1つ目にあげられるのが設営の簡単さです。
今でこそ、ワンタッチで設営できる簡単なテントがいくつか販売されていますが、普通テントの設営には非常に手間がかかります。
手順も多くありますし、部品も細かいものがたくさんあります。
上手く作らないと、風やちょっとしたアクシデントですぐに倒れてしまいます。
しかし、ヒルバーグのテントは、非常にシンプルな設計となっており、他のテントと比べてとても楽に設営することができます。
また、ポールを通す部分に目印の色付けがされていたりなど、なるべくスムーズに間違いがないように設営するための工夫が随所になされています。
2つ目の魅力としては、圧倒的な耐久性の高さです。
ヒルバーグの商品はもともと、過酷な環境での使用を前提としており、非常に丈夫な作りとなっています。
特にアトラスは、強風や雪などにも強くオールシーズン使用することができます。
他社とは違うハイスペックなヒルバーグのテントをぜひ使用してみましょう。
ヒルバーグアトラスの特徴
それでは、ヒルバーグアトラスの特徴をご説明していきます。
アトラスはヒルバーグ最大の自立型のテントです。
アトラスの名前の由来は、ギリシャ神話に当所する地球を守る巨人からその名をとっています。
そのため、過酷な環境からキャンパーを守るという意味が含まれているようです。
サイズは、縦425センチメートル×横425センチメートル×高さ200センチメートルとなっています。
大人がかがむことなく普通に立つことができる高さです。
広さも最大8人が横になることができる、広々とした設計です。
ベースキャンプが必要な登山探検隊から、宿泊や集会を目的とした野外プログラムまであらゆる場面に対応することが可能です。
重さは10キロとかなり重めですが、8人収容可能のテントとしてはかなり軽量な方です。
また、もともと南極調査のために開発されたモデルのようで、非常に丈夫に作られており、安心できる強度があります。
激しい風や豪雪にも耐えうる強度でしょう。
その他にアトラス用のアクセサリーを付けることによって色々な使い方ができます。
入り口付近に前室を付けることができ、荷物を置いたり、リビングとして使用することもできます。
また、アトラス同士をつなげて設営すれば、さらに大きなテントとして使用することもできます。
様々なアクセサリーが充実しているのもアトラスの魅力と言えます。
ヒルバーグアトラス設営方法①~準備
ヒルバーグのアトラスを設営の仕方をご紹介します。
テントの設営というと、非常に複雑で面倒な作業と思われる方が多いと思います。
しかし、しっかりと手順を通り組み立てればそれほど難しくありません。
1つ1つ丁寧にやっていきましょう。
まずは、幕、ポール、ペグそれぞれのアイテムの準備を行いましょう。
袋から取り出し、足りない部品がないか、テントに不備がないか確認しましょう。
綺麗に並べておくと、後に組み立てる時、その時使用するアイテムを探す手間が省けます。
そして、設営場所を選びます。
設営する場所ですが、どこでもいいというわけではありません。
なるべく平らで、石や岩の少ない場所を選びましょう。
さらに、水はけのよい少し高い場所がいいでしょう。
急な雨が降った場合、水はけが悪い場所だとテントの中が水浸しになってしまうので注意が必要です。
場所を選定したら、幕を広げて十分な設営スペースが実際にあるか、確認してください。
いきなり設営して、途中でスペースが足りないとなると非常にやっかいです。
また、風の影響で幕が飛んでいってしまうことがあるので、最初にペグを刺しておくといいでしょう。
ヒルバーグアトラス設営方法②~本体の作り方
準備がしっかりできたら、いよいよヒルバーグアトラスの設営を行います。
まずは出入り口左右2本のメインポールに、スリーブを通します。
白色のポールがそのポールなので間違えないようにしてください。
かなり長いポールですが、長さのわりに重たくはないので比較的扱いやすく、フルスリーブで途中抜けもないので、スムーズに通ります。
この2本を通すと一応自立します。
この時点では不安定なので、優しく取り扱いましょう。
続いて幕のサイド部から延びるポールを2本通します。
色は赤色のポールを選んでください。
先ほどはすべてスリーブでスムーズに通せましたが、今度はスリーブとフックの組み合わせとなっています。
両先端をスリーブに通してから、フックを取り付けます。
フックはかなりの数があります。
止め忘れがないようにチェックしていきながら、取り付けていきましょう。
そして、最後に縦のポールを通します。
先端が青色のポールを選んでください。
これもスリーブとフックの組み合わせです。
真ん中部分のスリーブを通してから、フックを取り付けていきましょう。
これで本体の完成です。
初めのうちは少し時間がかかると思いますが、要領を得れば10分程度で設営可能です。
ヒルバーグアトラス設営方法~ペグの打ち方
ヒルバーグアトラスの設営の仕方として、最後にペグの打ち方をご紹介します。
ペグとは地面に打ち付ける杭のことで、鉄製かプラスティック製のものが主に利用されています。
テントを張ったら、テントに付いている紐を地面に突き刺したペグに巻き付け、風などで吹き飛ばないようにします。
その方法には少しコツがいります。
ただ地面に刺すだけでは、簡単に外れてしまいます。
基本は地面に対して、60度程度傾けて打ち込む方が抜けにくいです。
しかし、地面の状態によっては、土が崩れてペグと地面に隙間ができてしまい、逆に抜けやすくなってしまいます。
隙間ができるようなら、地面に直角に打ち付けましょう。
それでも抜けるようなら、石などの重りを乗せて対応するといいでしょう。
また、ペグを打ち付ける時は、ハンマーを利用してください。
ペグが傾いている方と反対側に体を構え、腕を振り下ろします。
その際、無理に力を入れずペグに向かって真っすぐに打ち付け、ハンマーの重みを利用して打ち付けるといいでしょう。
力を入れてしまうと、逆に軌道が安定せず、まっすぐにペグを打ち付けることが難しくなります。
打ち付けることができたら、簡単に抜けてしまわないか、何度か引っ張って強度を確認してください。
しっかりと打ち込んだことを確認しないと、テントが吹き飛ばされてしまう可能性があるので注意してください。
テントのメンテナンス方法
最後にテントのメンテナンス方法をご紹介します。
いくらヒルバーグのアトラスが丈夫に作られているとは言え、しっかりとメンテナンスをしないと長持ちしません。
丁寧にメンテンナンスを行い、長く愛用してあげましょう。
まず、メンテナンスの基本は乾かすことです。
雨などに降られてなくても、実際に設営し使用すると意外と中に湿気がこもっています。
その湿気がこもったまま保管していると、カビなどが発生して腐食の原因となります。
使用後に直ぐにたたむのでなく、ベンチレーションを全開にして通気をよくし、テント内の湿気を飛ばしておきましょう。
その時が面倒であれば、自宅に帰宅後でいいので、天気のいい日に天日干しをして乾かしてください。
テントを乾燥させるとともに、テントに付いている土や泥などの汚れもしっかりと落としておきましょう。
また、防水スプレーを事前にテントに吹きかけておく方法などもあります。
完全に防ぐことはできなくても、吹きかけるのとそうでないのとではかなりの差があります。
最後に、片付ける前にテントに穴など開いてないかも確認してください。
小さな穴であればリペアシートを使えば簡単に修復することができます。
穴が開いていたり、少し裂けている状態でテントを張ろうと負荷をかけてしまうと、一気に破れてしまいます。
そうなってしまっては、修復不可能なので十分注意しましょう。
コツさえつかめば誰でも簡単!
テントの設営はコツさえつかめば誰でも組み立てることができます。
どうしても、面倒や大変と言ったイメージが先行していますが、意外と簡単です。
特にこのヒルバーグのアトラスは、非常にシンプルな設計だし、誰でも簡単に設営できるように工夫されています。
是非一度、キャンプシーズンにテントを張ってみてはいかがでしょうか?