大人の川遊び、カヤックでツーリングや釣りを楽しみましょう!
カヤックは、1人乗りや2人乗りなど自分の使いたいシーンに合わせて選ぶことができます。
ゆとりがあるサイズのカヤックなら、「ゆっくりくつろぎながらツーリングをする」というのも良いですね。
しかし、モンベルのカヤックARFEQは組み立てが少し難しいです。
今回は初めてカヤックARFEQを組み立てる方に向けて、組み立て方と収納方法、保管方法を詳しくご紹介します。
まずはカヤックARFEQの部品を確認しよう!
物を組み立てるとき、何事も最初に行うのは「部品の確認」からです。
部品の確認を怠ってから作業を始めると、時間がかかったり部品がどれか分からなかったりしてしまいます。
ここでは、モンベルのカヤックARFEQを組み立てる部品の名称と数をご紹介します。
・キール(K)パイプ 1本
・ガンネル(G)パイプ 2本
・エッジ(E)パイプ 2本
・ニーブレイス(NB)パイプ 2本
・キールストリンガー(KS)パイプ 2本
・デッキフロント(DF)・デッキリア(DR)パイプ 各1本
・リブ 6個(それぞれ形が違いますR1~R6)
・背もたれ 2個
・シート 2個
・フットブレース 2本(長いものと短いもの各1本)
・船体布
・スタッフバック
・フレーム用スタッフバック
・説明書
・安全のためのガイドブック
・ポンプ
・修理キット
以上があるか必ず確認してください。
それぞれを確認し、並べて作業をするとわかりやすく作業が捗ります。
モンベルのカヤックARFEQ「フレームの組み立て方」
部品確認が終わりましたら、いよいよ「モンベルのカヤックARFEQのフレームの組み立て」に入ります。
①キールパイプをすべてつなげて組み立てる
このとき、ラベルが貼ってあるパイプを同じ方向に揃えます。
ラベルが貼ってある方が、船首側となります。
②キールパイプの溝にリブ(R2)を取り付ける
ステッカーの向きを確認(同じ方向に)し、上から見て分かるように取り付けてください。
③同じようにR3~R5のリブを取り付ける
④ニーブレスパイプをリブに取り付けていく(R2とR5)
⑤ニーブレスパイプを取り付け、金具にしっかりと固定する
⑥ガンネルパイプを中央2つ(R3とR4)、端2つ(R2とR5)の順番で、取り付け溝にリブをはめ込んでいく
⑦Aタング(羽の様な金具)の角度を調節しながらガンネルパイプの船首側と船尾側に付ける
⑧リブ(R2とR5)にしか取り付けていなかったニーブレスパイプを、リブ(R3とR4)に取り付ける
⑨エッジパイプをガンネルパイプと同じように中央のリブ2つ(R3とR4)に取り付ける
同じようにリブ(R2とR5)にも取り付けてください。
⑩エッジパイプをAタングに取り付ける
⑪リブ(R1とR6)を左右、下の順番に取り付ける
⑫キールストリンガーパイプを、曲がっている方が艇の内側を向くように取り付ける
⑬船首側と船尾側を先に取り付けて、最後に中央2つを取り付ける
⑭キールパイプの先端にデッキフロントパイプを差し込み、リブ(R2)の穴に差し込む
⑮デッキフロントパイプが真っすぐになっているか船のバランスを見る
このとき、歪みがあるとバランスが取れていないことになります。
確認して、問題がなければ骨組みは完成です。
モンベルのカヤックARFEQ「シートの組み立て方」
フレームが組み立て終わって、いよいよカヤックの形になってきました。
フレームが終わったら、次は内装を組み立てます。
ここでは、モンベルのカヤックARFEQのシートの組み立て方をご紹介します。
①シートをキールパイプに取り付ける
タンデム(2人乗り)の場合は、リブ(R2とR3)の間に取り付けます。
ベルトはシートループにつなぎます。
②ニーブレスパイプに背もたれのベルトをかけて固定させる
このとき、背面にクリップが2つあるので、クリップを利用するとより安定感が出ます。
③後方のシートをリブ(R4とR5)の間に同様に取り付ける
④フットブレースの短い方をゴム輪がある方を外して、リブ(R1)に取り付ける
⑤反対側のベルトをリブ(R2)にかけ、フットブレースの位置を調節し、リブ(R2)の突起の上にかけて締める
⑥実際にシートに座って再度、フットブレースの位置を調節
ここで、「膝がニーブレスパイプより少し上に出るくらい」が目安となります。
位置が決まったら、クリップで留めて完成です。
モンベルのカヤックARFEQ組み立て!船体布を取り付けて完成!
フレーム、シートを組み立てたら半分は組み立て終わっています。
もう少しで完成なので、頑張りましょう。
次は、外装を組み立てていきます。
ここでは、モンベルのカヤックARFEQの船体布の取り付け方をご紹介します。
①船体布を広げ、フレームを船体布に入れる
キールを底部中央のレールに乗せます。
リブ(R2)が隠れるまで押し込み、キールがレールの上にあることを確認してください。
入れたあとは、再度キールとレールの位置を確認し、エアチューブもパイプに挟まっていないかを確認してください。
③コーミングベルトを仮止めする
ベルトをガンネルパイプの上に出してからニーブレスパイプに止めます。
そして、ファスナーバックアップベルトを仮止めします。
④船尾のテンションロープを使い、船体布をフレームにフィットさせる
テンションロープの先端をフックにかけて、TB-Rパイプを前方に倒すとフレームにフィットさせることができます。
そして、結び目がある方を外し、結び目より下をフックに掛け直します。
再度同じように、TB-Rパイプを前方に倒すとよりフィットさせることができます。
⑤フィットさせたら、デッキリアパイプをTB-Rパイプに差し、リブ(R5)の穴につなげる
⑥穴につなげ終わったら、仮止めしていたベルトをすべてきつく締める
⑦ファスナーを締め、ファスナーの端をU字に折り込み、防水カバーの記事を重ねて角を内側に折り込む
⑧緑のナイロンテープを芯になるように巻いていく
そして、面ファスナーが上を向くまで巻き込み、フラップとはり合わせます。
⑨スタンドエンドカバー、グラブループカバーを取り付ける
⑩背もたれとシートをバックルで止めて、空気(叩いた時に固さを感じる程)を入れて、バルブを閉める
これで完成です。
カヤックARFEQの片付けの仕方は?スタッフバッグ収納!
モンベルのカヤックARFEQを使い終わり、組み立てたまま立てかけたりすると、フレームが軋み出したり、左右バランスが悪くなるのでなるべく片付けましょう。
それでは、モンベルのカヤックARFEQの片付けの仕方をご紹介します。
最初に、バルブを緩め空気を抜いて、すべてのベルトを外します。
ベルトを外したら、船体布からフレームを取り出し、シートを外します。
シートを外したら、フレームを解体します。
次に、船体布を畳んでいきます。
折り畳みやすいように、コーミング(開口部に周囲から水が入らないように少し高く作った縁)は中の芯が分割されています。
分割されているところを目印に折り込んでいきます。
両端から折り畳み、最後に2つに折り畳みます。
付属のベルトで船体布を締め、スタッフバッグに入れます。
船体布をスタッフバッグに入れたら、シート、ポールの順に入れ、すき間に背もたれやフットブレースを入れます。
コンプレッションベルトを締め、ファスナーを閉じたら片付けは終わりです。
モンベルのカヤックの保菅の仕方と注意点は?
モンベルのカヤック片付けが終わりましたら、保管場所を決めて保管しましょう。
適当に保管するのではなく、いくつかの注意点を守って保管しましょう。
ここでは、保管場所と注意点をご紹介します。
●保管場所
直射日光が当たらない、湿気が少ない風通りの良い場所で保管してください。
組み立てたカヤックをスタッフバッグで収納できるからといって、車内での保管はしないでください。
●注意点
・直射日光による劣化
片付けをせずに直射日光に当てて放置してしまうと、劣化が早まる原因となります。
また、色あせするので見た目としても良くありません。
・湿気によるカビ
カヤックを湿気の高い場所で保管していると、カビが生えてしまいます。
特に地面に直置きしてしまうと、地面からの湿気でカビが生えてしまいます。
・カヤックからの悪臭
使い終わった後、海水を洗い流さずに保管すると、バクテリアが腐敗し悪臭がしてきます。
保管する前には必ず、海水をしっかりと洗い流しましょう。
組み立ては意外と簡単
一通り組み立て方を書きましたが、難しそうだと感じる方もいるかもしれません。
しかし、カヤックの組み立ては意外と簡単で、初心者の方でもちゃんと組み立てられるようになっています。
部品には、名前が分かるようにシールが貼ってあったり、向きもわかるようにラベルが貼ってあります。
それに従い組み立てていくだけなので、初心者の方でも1時間もあればできてしまいます。
是非、モンベルのカヤックARFEQの組み立てに挑戦してみてください。