秋冬キャンプを快適に!布団乾燥機・その他暖房アイテム

最終更新日:2019/01/27

キャンプは1年を通して楽しめるアウトドアです。

季節ごとにそれぞれの楽しみ方がありますが、夏のハイシーズン後のキャンプは、のんびりとした時間を過ごしたいソロキャンパーにとって、人気のシーズンになってきます。

ですが、夏以降の寒い時期のキャンプは寒さ対策をしっかりしなければなりません。

そこで今回は、キャンプでの寒さ対策に役立つ「布団乾燥機」をはじめ、オススメの暖房アイテムやそれらを使う時の注意点などをご紹介していきます。

秋キャンプから寒さ対策が必須

秋から冬のキャンプにかけてソロキャンパーをはじめ、のんびりしたキャンプを味わいたい人にはベストシーズンになってきます。

ですが、実は、そんな秋口こそキャンプでの「寒さ対策」で一番失敗してしまいやすい時期でもあります。

9月初め頃は平地では残暑も残っていて日中は暑いくらいですが、キャンプ場の夜間は寒いくらいの気温になります。

平地に比べて山の気温は、「標高が100m高くなると、気温は0.6度下がる」といわれています。

ですから、秋口でもキャンプ場が標高の高いところにある場合は、「夜間の気温は0~5度」くらいになる事もあるのです。

そして、平地に近い場所でも10度前後になる可能性もあります。

ですから、平地の感覚で夏キャンプ仕様のままキャンプ場に行ってしまうと、「夜寒くて眠れなかった」という失敗につながってしまいます。

そこで、9月以降のキャンプは「夏キャンプ+αの寒さ対策」が必要になってきます。

秋から徐々に寒さ対策をして冬にキャンプをするなら、布団乾燥機などの暖房アイテムが必須になってきます。

寒さ対策などが大変そうな秋冬キャンプですが、準備さえしっかりしておけば、ハイシーズンとはひと味違ったキャンプの魅力に出会えるかもしれません。

布団乾燥機はキャンプの暖房アイテムとして最適

キャンプの寒さ対策に必要な暖房アイテムは色々ありますが、中でも「布団乾燥機」はオススメの暖房アイテムの1つです。

そこで、キャンプの暖房アイテムとして布団乾燥機を持参するメリットについて、ご紹介していきます。

【布団乾燥機がキャンプの暖房アイテムに最適な理由】

○火を使わないため、火事や一酸化炭素中毒の心配がない

○テント内の空気を温める事も出来るため、快適に過ごせる

○寝る前に寝袋にセットして、寝袋自体を温めておく事が出来る

また、他の暖房アイテムと一緒に使う事で、温かく快適に過ごせます。

さらに、布団乾燥機は暖房アイテムとしてだけではなく、「小物や靴の乾燥」や「使用後の寝袋の乾燥」にも使えます。

寝袋は使用後は天日干ししておかないと、湿気でカビてしまったり、臭くなってしまいます。

また、ダニが発生してしまう可能性もあるので、使った後は乾燥させてからしまう事が大切です。

ですが、そんな時、布団乾燥機を持参していれば布団乾燥機で寝袋を乾燥させておく事が出来ます。

そのため、持ち帰った後は、そのまま片付ける事が出来て便利です。

暖房から小物や寝袋の乾燥まで、幅広く活用出来る「布団乾燥機」を、秋冬キャンプのお供にしてみてはいかがでしょうか?

布団乾燥機以外のオススメ暖房アイテム【電源付きサイト】

キャンプサイトには、電源があるサイトと無いサイトがあります。

そして、電源の有り無しで、準備する暖房アイテムも変わってきます。

そこでまずは、電源があるサイトで布団乾燥機以外のオススメ暖房アイテムをご紹介します。

【電源付きサイトでオススメの暖房アイテム】

○ホットカーペット・電気毛布

ホットカーペットや電気毛布は、テント内の底冷え対策として手軽で、オススメの暖房アイテムです。

そして、ホットカーペットや電気毛布を使う際も、下には銀マットなどを敷いて地面からの冷気を遮断する事で、より快適に過ごす事が出来ます。

○ヒーター・電気ストーブ

コンパクトな電気式ファンヒーターや電気ストーブは、足元などの部分的な暖房アイテムとしてオススメです。

ですが、コンパクトとはいっても、ホットカーペットなどのように折り畳んで持ち運べない分、かさばってしまいます。

また、種類によっては音が気になる事もあります。

電源付きサイトは、家庭にある電化製品を上手く利用して手軽に暖をとる事が出来るので、初心者のキャンパーさんにもオススメです。

そして、キャンプ場によって設備や電源付きサイトの利用料なども変わってきますので、利用したい場合は事前に確認しておきましょう。

布団乾燥機以外のオススメ暖房アイテム【電源無し】

電源付きサイトなら、もちろん手軽に暖をとる事が出来ますが、電源が無くても温かく過ごせるアイテムはあります。

そこで、電源無しのサイトで温かく過ごせるオススメの暖房アイテムをご紹介していきます。

【電源無しのサイトにオススメの暖房アイテム】

○薪ストーブ

薪ストーブは調理も出来るうえに、火の粉が飛びにくいところがポイントです。

そして、収納サイズや重さはそこそこありますが、温かさを重視する人にオススメです。

また、見た目のお洒落さからも、本格的なキャンプを楽しみたい人にも人気があります。

○石油ストーブ

灯油を燃料にしたストーブで、広い範囲を効率よく温めてくれるのが特徴です。

さらに、こちらも上部で調理が出来る種類もあります。

ですが、使用前の準備やメンテナンスの必要がある種類のものもあるため、少し手間がかかるかもしれません。

○ガスストーブ

ガスストーブは、足元などの部分的な暖をとるのにオススメです。

コンパクトで長時間使えるため、他のストーブや暖房アイテムと合わせて使うのに便利です。

○焚き火

キャンプの醍醐味ともいえる焚き火は、寒い時期に暖をとるのにも最適です。

ですが、火の粉が舞いやすいため服に飛んでしまうと穴が開いてしまうので、注意が必要です。

○湯たんぽ

基本的にテント内での火の使用は厳禁ですので、寝る時の寒さ対策には「湯たんぽ」がオススメです。

湯たんぽは「金属製・プラスチック製・ゴム製」などの種類がありますが、3つの中では「金属製」が保温力が高いです。

寝る前に寝袋の中に入れて温めておけば、快適な眠りにつく事が出来ます。

電源付きサイトだと、布団乾燥機などで手軽に暖をとる事が出来ますが、ストーブや焚き火を使って温まるのもキャンプならではの醍醐味ではないでしょうか?

キャンプで暖房アイテムを使用する際の注意点

秋冬キャンプの寒さ対策に無くてはならない暖房アイテムですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。

【暖房アイテムを使用する際の注意点】

●低温やけどに注意

電気製品や湯たんぽなどを使用する際に注意したいのが、「低温やけど」です。

特に湯たんぽは、『長時間の使用』や『直接肌に触れない』ように注意して下さい。

●電源付きサイトは電気容量をチェックする

キャンプサイトの電気容量は、あらかじめチェックしておきましょう。

ほとんどのサイトで「1000W(10A)が限度」になっていますので、使いすぎてブレーカーが落ちてしまわないように注意しましょう。

●一酸化炭素中毒

寒い時期にキャンプで暖房アイテムを使用する際、一番怖いのが「一酸化炭素中毒」です。

基本的にはテント内で、火を使う事は出来ません。

ですが、テントの設計によっては、テント内でストーブ類の暖房を使用出来るものもあります。

そういった場合、薪や石油・ガスストーブをテント内で使用するなら、「換気は必ずこまめにする」ようにして下さい。

そして、『一酸化炭素中毒警報器』も、必ず持参して取り付けしましょう。

雰囲気を楽しむのもいいですが、電源付きサイトなら布団乾燥機でテント内の暖をとるのが安心かもしれません。

キャンプにオススメの布団乾燥機

キャンプでは何かと役立つ布団乾燥機ですが、持参するなら「軽量・コンパクト」なものがいいですよね。

さらに、乾燥マットの有無でも、使い勝手やコストが変わってきます。

そこで、キャンプに持参したいオススメの布団乾燥機をご紹介します。

【キャンプにオススメの布団乾燥機】

○アイリスオーヤマ カラリエ FK-C2-WP

こちらはとにかく、コンパクトで持ち運びに便利な布団乾燥機です。

マットが無いタイプで、布団に直接ノズルを差し込むだけで使えます。

寝る前に寝袋にセットしておけば、手軽に快適な眠りにつく事が出来ます。

○シャープ プラズマクラスター搭載 乾燥機 DI-BD1S

空気清浄機と布団乾燥機が1つになった、優れものです。

こちらもマットが無いため手軽に使て、ホースを自分に向けて使うと「スポット暖房機」としても使えます。

また、靴や小物の乾燥も出来るため、キャンプの寒さ対策だけでなく、夜露で濡れた靴や小物を乾かすのにも便利です。

○象印 マット・ホース不要布団乾燥機 RF-AB20-CA

こちらはマットだけではなく、ホースまで不要な布団乾燥機です。

様々な機能も付いていて、送風口の角度を自由に変える事が出来るのも便利です。

○三菱電機 ふとん乾燥機 AD-X50

こちらはマットがあるタイプですが、とにかくコスパ重視の人にオススメです。

お手頃価格ですが、コンパクトで布団を温めるスピードが、とても早いのが特徴です。

マットを使わず直接ノズルを使用する事で、靴の乾燥や布団の温めにも使用出来ます。

他にも様々な布団乾燥機がありますが、キャンプ以外での使用頻度や目的なども兼ねて選んでみて下さい。

暖房アイテム次第で秋冬キャンプはもっと魅力的に!

初めて秋冬キャンプに挑戦する人は、一度は失敗してしまうのが「寒さ対策」です。

ですが、平地と山の気温差を把握する事で、徐々に寒さ対策の仕方も分かってきます。

そして、雰囲気のあるキャンプも素敵ですが、安全が一番です。

慣れないうちは無理をせず、電源付きサイトで布団乾燥機を使うのがオススメです。

安全に暖をとれて、夜露で濡れた靴や使用後の寝袋の乾燥まで出来るので、手軽で便利です。

自宅ではあまり使う機会のない布団乾燥機も、キャンプでは一役も二役もかってくれるお役立ちアイテムになるかもしれません。

快適な秋冬キャンプを過ごしたい方は、ぜひ布団乾燥機を持参してみて下さい。

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