キャンプなどのアウトドアをされる方で、メスティンを使ったことがある方はいるでしょうか。
なかには、「ずっと愛用してる!」という方もいるかと思います。
一度使うと、その優秀さに手放せなくなる人もいるという、メスティン。
この記事では、トランギアのメスティンを使った、キャンプでもできるご飯の炊き方やオススメレシピをご紹介していきます。
トランギアのメスティンとは?
キャンプや登山などのアウトドアで、トランギアのメスティンが料理のために使われています。
ご飯の炊き方なども簡単にできるため、多くの方から支持されています。
そんな、トランギアのアイテムの1つでもあるメスティンが、いったいどういうものかをここでみていきましょう。
メスティンは、アウトドアギアの1つでクッカーの1つです。
クッカーとは、アウトドアに持参する鍋のことですが、メスティンは料理だけでなくご飯も炊けるので、飯盒ともいわれています。
メスティンの素材はアルミなこともあり、2つの特徴が挙げられます。
1つは、重さが軽いことです。
そのため、荷物の多いキャンプでも持ち運びしやすいことが嬉しいポイントですね。
さらに、持ち運んでいる間はメスティンのなかに小物なども入れておけるので、収納に役立つこともメリットの1つといえるでしょう。
もう1つの特徴は、熱伝導率が高いことです。
これにより、メスティン全体に熱を通りやすくしてくれるので、ご飯や料理を美味しく作り上げることができるのです。
こういった特徴をうまく取り扱えるようになると、なかなか手放しにくくなる一品ともいわれているようです。
キャンプで優秀?トランギアメスティンが支持される理由
トランギアのメスティンについてお話をしましたが、なぜここまで多くのキャンパーたちから支持されるのでしょうか。
支持される理由として考えられるのは、次の3つです。
①様々な料理を作れること
先ほどメスティンは、アウトドアギアのクッカーの1つでもあり、ご飯を炊くことが可能なので飯盒ともいわれていることをお話ししましたね。
ご飯の炊き方以外にも、様々な料理を作ることが可能なため、キャンプであってもいろいろな料理を楽しむことができるのです。
例えば、ラーメンなどの麺類や、ご飯のおかずになるような料理まで種類豊富にこなすことが可能です。
②プラスαを加えることでアレンジ可能
メスティンだけで使うのではなく、プラスαすれば違う使い方をすることもできます。
例えば、網やすのこなどを用いれば「蒸し器」にアレンジすることが可能になります。
蒸し器としてアレンジできれば、冬キャンプのときに、美味しい肉まんをメスティンで味わうこともできますよ。
③メスティンは加工も可能
アウトドアでの熱源には、焚き火もありますよね。
焚き火で料理する際には、直火の強い火力を上手に扱わないと、料理を焦がしてしまうなんてことも少なくありませんよね。
メスティン自体にも、焦げが残ってしまうこともあるでしょう。
大事なメスティンに焦げがついても綺麗に洗い流せるように、メスティン本体にテフロン加工を施してみてください。
これにより綺麗にメスティンを洗えるほか、使い勝手も格段に上がります。
メスティンのふたも、フライパンとして使うことができるので、効率的にキャンプ料理を作ることが可能ですよ。
この3つなどによって、キャンプなどのアウトドアにおいて優秀な活躍をしますので、キャンパーたちなどから重宝されているのです。
キャンプの料理道具はトランギアでそろえよう!
トランギアのメスティンが、キャンプなどのアウトドアで優秀であることをお話ししてきました。
ぜひ一度、このメスティンをキャンプに持参して使ってみてください。
使ってみてはじめて、メスティンの良さを感じることができるでしょう。
しかし、メスティンだけを持って行っても料理などはできません。
ここでは、メスティンと一緒に持参して頂きたいキャンプギアをご紹介します。
【トランギア アルコールバーナー】
メスティンの相方とも称されるのが、このアルコールバーナーです。
五徳や風防などを一緒に使うことで、さらに使い勝手がよくなり料理などもしやすくなりますよ。
【固形燃料 カエン ニューエース 25g 20個入】
バーナーの燃料でもあるので、必ず用意しておきましょう。
キャンプなどでは、火を使う機会がかなり多いので、燃料も多めに持参すると安心ですね。
【BK 18-8 長バット網】
前の項でもお話をしましたが、プラスαで網などを用いれば「蒸し器」としてメスティンを使うことができます。
18型と22型がありますので、どちらが自分のメスティンに合うかを選んでから購入するようにしてください。
以上のものがあると、メスティンで十分な料理をすることができます。
キャンプなどでメスティンを持参した際には、このあとご紹介するご飯の炊き方やレシピなどを、ぜひ作ってみてくださいね。
炊き方の前に!トランギアメスティンのメンテナンス方法
それではここから、キャンプでもできる、トランギアメスティンによるご飯の炊き方やレシピをご紹介していきます。
しかし、その前にまずはメスティンのメンテナンスを行うことが大切です。
このメンテナンスをきちんと行うことで、メスティンで美味しいご飯や料理を味わうことが可能になります。
美味しいご飯などをキャンプで味わうために、このメンテナンスは必ず行うようにしてくださいね。
メスティンのメンテナンスは、以下のとおりです。
【バリ取り】
購入したてのメスティンには、ふちにギザギザした箇所がある場合があるのです。
これを「バリ」というのですが、バリをそのまま放置しておくと指を切ってしまう危険性もあるため、バリ取りを行っておくことは大切なメンテナンスの1つです。
バリ取りをするには、やすりを用意します。
バリのある箇所を、やすりで丁寧に磨けばバリ取り完了となります。
【シーズニング】
こちらも購入したてのときに多いのですが、メスティンが「アルミくさい」と感じる場合があります。
何のメンテナンスもせずにそのまま料理してしまうと、作ったご飯や料理にアルミくささを感じてしまうことも考えられます。
この臭いをなくためには、お米のとぎ汁や野菜くずを入れて、15分程度沸騰させましょう。
そして洗い流せば、アルミくささが感じにくくなるかと思います。
料理から何か臭うと、食べるのを躊躇してしまいますよね
不快な気分を与えないように、シーズニングも必ず行っておくようにしましょう。
キャンプで挑戦!メスティンを使った炊き方
先ほどご説明したメンテナンスを行ったら、早速トランギアのメスティンでご飯や料理を楽しんでみましょう。
トランギアのメスティンにはサイズが2種類あり、レギュラーサイズとラージサイズがあります。
ここでは、レギュラーサイズのほうでご紹介していきます。
はじめは、ご飯の炊き方についてご説明します。
①お米と水の用意
お米1合と水をメスティンのなかに入れます。
ここでのポイントとしては、お米と水の容積の比率として1:1.3を目安にすることです。
計るのが面倒だという方は、メスティンの側面に2つの丸がありますので、この丸部分の半分が隠れるところまで入れるようにしてください。
②ふたを閉めて強火で加熱
はじめは強火で加熱します。
しばらく経つと蒸気が出てきますので、そのときは一度ふたを開けて中身をよくかき混ぜます。
再度ふたを閉めて、ふたが浮かないように石などの重しをおいて加熱しましょう。
③また蒸気が出てきたら弱火で10分
再び蒸気が出てくると、泡も出てくる場合があります。
そのとき、火を弱火にします。
弱火で10分ほど加熱していくと、メスティンのなかから「チリチリ」といった音が聞こえてきますので、よく聞くようにしてください。
④メスティンを蒸らす
「チリチリ」という音が聞こえたら、火から下ろします。
タオルなどを用いてメスティンを逆さまにひっくり返します。
逆さにした状態でメスティンを10分ほど蒸らせば、メスティンによる炊飯は終了です。
炊き方をアレンジ!キャンプでオススメレシピ
トランギアのメスティンによるご飯の炊き方をご説明しましたので、これにピッタリのオススメレシピをここでご紹介していきます。
先ほどの炊き方と一緒に作れるので、時短で料理することが可能です。
【時短カレー】
レトルトカレーを用意しておきます。
先ほどの炊き方の③の工程が終わったら、タオルなどでメスティンを逆さにするときに、レトルトカレーをタオルのなかに一緒にくるみます。
ご飯を蒸らし終わったら、その上にカレーをかければできあがりです。
カレールーを作るのも良いですが、時にはレトルトカレーを味わうのも良いのではないでしょうか。
【ネギかす丼】
天かす、干しえび、刻みねぎ、味ポンを用意します。
ご飯が炊き終わったら、「天かす→干しえび→ねぎ→味ポン」の順番で、ご飯の上にかけましょう。
これでできあがりです。
食感も楽しめる一品ですよ。
【さんまの炊き込みご飯】
さんまのかば焼きの缶詰、醤油を用意します。
お米を炊くときの火をつける前に、さんま缶の中身も一緒にメスティンのなかに入れます。
炊き方は手順どおりに行い、蒸らして炊き上がった後に醤油を少々かけて、味を整えれば完成です。
どれもご飯を炊くときに、少し手間を加えるだけでできてしまいます。
キャンプでは自然を満喫するためのアクティビティも多いですので、料理の時間を短く済ませ、その分たくさん自然と触れ合ってみてはいかがでしょう。
メスティンを持参してキャンプを楽しもう
ご飯や料理をまとめて調理することができるメスティン。
時短でご飯も料理を作り上げることもできるので、多くの時間自然と触れ合いたいキャンパーたちにはもってこいのアウトドアギアです。
メスティンをキャンプに持参して料理を楽しむことももちろんですが、時短で料理を済ませて、多くの時間自然を満喫するのも良いのではないでしょうか。