今人気のスポーツ、トレイルランをご存知でしょうか。
トレイルランとは、ランニングに登山の要素を加えたスポーツのことを言います。
普通のマラソンとは違い、大自然の中を疾走するわけですから、アップダウンが非常に激しかったり、過酷なスポーツです。
最近では、北は北海道から南は沖縄まで、日本各地で特色のある大会が開かれています。
今、話題のスポーツトレイルランについてお話していきます。
トレイルランの魅力に迫る
最近、非常に注目されているスポーツ、それがトレイルランです。
先にも述べたように、今では北海道から沖縄まで日本各地で大会が開かれています。
トレイルとは、登山道や林道のことを指します。
そして、そこを走るスポーツをトレイルランと言います。
山道なので、当然高低差が普通のマラソン大会に比べて非常に激しくなっています。
また、舗装されていない未舗装の山道を走るわけですから、怪我や事故のリスクも上がります。
そんな、過酷でリスクのあるスポーツがなぜ人気があるのでしょうか。
それは、ひとえに山道を駆け抜ける疾走感と過酷が故の完走した後の達成感にあるでしょう。
まず疾走感とは、山の木々の間や足場の悪い中を走り抜けるスリルを感じることです。
そのため、街走りでは味わえない爽快感を味わえます。
次に達成感ですが、何度も話しているように他のスポーツに比べて非常に過酷です。
そんなレースだからこそ、ゴールした後の達成感は他では味わえないでしょう。
大変そうなトレイルランですが、初心者向けに短いコースの大会もあります。
是非一度チャレンジしてみて、大自然を体感してみてはいかがでしょうか。
トレイルラン大会に向けてのトレーニング方法
トレイルランの大会に向けてのトレーニング方法をご紹介します。
トレイルランに必要な要素は、ずばり「持久力」と「下半身の筋力」です。
北海道から沖縄まで様々な大会が開催されていますが、どの大会も概ねこの2つの要素がポイントとなってきます。
まず、持久力についてお話します。
持久力はどんなスポーツでも重要視される要素です。
特にトレイルランは、普通のマラソン以上に過酷なスポーツです。
それに伴い、持続力も当然必要となってきます。
長距離を走り切れるように、普段からランニングやジョギングを習慣づけて、少しずつ持久力を上げていきましょう。
続いて、下半身の筋力です。
トレイルランは、どの大会においても、アップダウンが激しいコース設定となっている場合がほとんどです。
登る場合も下る場合も、下半身への負担は平地を走るよりも大きく負荷がかかります。
その足にかかる負荷をしっかりと支えるために、下半身の筋力アップを図りましょう。
下半身をしっかりと鍛えなければ、いくら持久力があっても、後半戦に足が一歩も動かなくなる場合があります。
非常に過酷なスポーツである、トレイルランを完走するには、上記の2点のことを注意しながらトレーニングする必要があります。
トレイルラン大会の装備
トレイルランの大会は過酷を極めます。
そんなレースを完走するためには、しっかりとした装備が必要です。
ここでは、装備についてご説明します。
まず、必要なものは水分と携帯食です。
普通のマラソン同様、区間ごとに補給所が設置されていますが、それ以上に小まめに補給しなければいけません。
スタミナが切れてから補給をしていては、簡単に回復するのは難しいです。
しっかりと補給しながら走り、ガソリン切れにならないよう注意しましょう。
次に、必要なのが地図とコンパスです。
トレイルランは舗装されていない道なき道を走ります。
道に迷わないよう各大会しっかりと道しるべを用意していますが、走りに集中するあまりそれを見過ごしてしまうことも十分ありえます。
もしもの場合に備えて、地図とコンパスの2点は必ず携帯しておきましょう。
そして、最後に必要なのが上着です。
トレイルランは標高の高い山を走る場合があります。
スタート地点は低地で暑くても、登り続けているうちに気温がぐっと下がることがあります。
汗をかいた状態で身体が冷えてしまっては、十分にパフォーマンスを発揮することができないでしょう。
北海道などの大会なら、なおさら身体が冷えて走れなくなってしまうこともあります。
体温の調整をしっかりとするため、上着も携帯していつでも着れるようにしておく方が良いでしょう。
「別尻岳」の展望が見所!トレイルラン大会in北海道「尻別岳チャレンジ!トレイルラン」
北海道でもトレイルランの大会は多く開催されています。
そんな大会の中から特に、大自然を満喫できる大会をご紹介します。
まず1つ目は、「尻別岳チャレンジ!トレイルラン」です。
それでは大会概要をご説明します。
【大会概要】
・開催場所 北海道虻田郡留寿都村「ルスツリゾート」および「尻別岳」周辺
・開催日 6月下旬
・距離 20㎞、5㎞、2㎞
・募集定員 20㎞:100名、5㎞:100名、2㎞:100名
・参加費 20㎞:5,000円、5㎞:1,500円、2㎞:1,000円
・制限時間 4時間
以上となります。
この大会のおすすめは、なんといっても「別尻岳」の展望です。
尻別岳の標高は約1,100mです。
尻別岳の頂上からは羊蹄山をはっきり目の当たりにできます。
羊蹄山とは蝦夷富士と呼ばれる富士山によく似た綺麗な形をしている山で、登山者には非常に人気のある山です。
その羊蹄山を綺麗に見ることのできる尻別岳は、羊蹄山専用の展望台と言っても良いでしょう。
また、それ以外のコースは地平線まで続くような直線コースが多く、北海道を感じさせる風景となっています。
初心者から上級者まで!トレイルラン大会in北海道「NACトレイルランinニセコ」
北海道の大自然を満喫できるおすすめトレイルラン大会の2つ目は、「NACトレイルランinニセコ」です。
それでは大会概要をご説明します。
【大会概要】
・開催場所 ニセコアンヌプリ周辺
・開催日 9月上旬
・距離 30㎞、10㎞、5㎞
・募集定員 450人
・参加費 30㎞:5,650円、10㎞:4,300円、5㎞:3,550円
・制限時間 5時間
以上となります。
本格的な登山を含む30km、スキー場内でのトレイル10km、初心者用5kmと、トレイルランに慣れている方から初心者まで、幅広く楽しめる大会となっています。
また、この大会の魅力は、海と山と湖、それら3つを楽しめるところです。
まず海は、NACセンター裏手に広がる日本海です。
コースを登るにつれて、徐々に日本海の全貌を望むことができます。
次に山は、羊蹄山です。
先ほどもご説明しましたが、蝦夷富士と呼ばれるほど綺麗な富士山のような形の山を見ることができます。
最後に湖は、洞爺湖です。
日本有数の大きさを誇る湖は、見るものを圧倒します。
大自然を満喫できるおすすめトレイルラン大会in北海道「富良野トレイルラン」
北海道の大自然を満喫できるおすすめトレイルラン大会、最後にご紹介するのは、「富良野トレイルラン」です。
それでは大会概要をご説明します。
【大会概要】
・開催場所 北海道富良野市 富良野スキー場
・開催日 9月下旬
・距離 30km、10km、5km
・募集定員 30km:200名、10km:200名、5km:300名
・参加費 30km:8,500円、10km:6,500円、5km:3,500円
・制限時間 5時間
以上となります。
北海道の山や大地の大自然満喫できる富良野を舞台に、トレイルランを楽しむことができます。
5㎞の部はランナーのご家族にもピクニック気分で森林を走っていただけるコース設定となっています。
前半の沢登りは視界が開けており、とても気持ち良く走れます。
後半は、冬場ゲレンデとして使用している所を走りますが、かなり急こう配なので、後半に体力を温存しておく必要があります。
ランナーを飽きさせない変化に富んだ面白いコースが特徴です。
北海道の大自然を満喫しよう
トレイルランは非常に過酷なスポーツです。
それが故に、走り切ったときの達成感は他では味わえません。
また、大自然の中を走るのが醍醐味で、雄大な景色を堪能しながら走り抜けると非常に爽快に感じるでしょう。
北海道のどこまでも広がる雄大な自然を感じながら走ると、また違った面白さが見えてくるかもしれませんね。