トレッキングポールの正しい使い方!ウォーキング時に活躍!

最終更新日:2019/03/04

皆さん、運動をしていますか?

最近の健康志向から、仕事終わりや休みの日に汗を流している方も増えてきています。

しかし、その流行にのっていきなり運動をスタートするのは危険です。

普段運動しない分、急に体に負担がかかり、体を壊してしまう可能性があります。

そんな時、体の負担を軽減するためにトレッキングポールを使用しながらのウォーキングを始めましょう。

今回はそんなトレッキングポールの正しい使い方とウォーキングの仕方などをご紹介していきます。

トレッキングポールとは

トレッキングポールとは、山登りで使う杖のことを指します。

山登りは、重たい荷物を背負って山を登るわけですから、脚や腰に非常に負担がかかります。

しかし、杖を持てばその負担を脚だけでなく、手にも分散させることができます。

最近では、登山の時の使用に限らず、ウォーキングの時に使用する使い方もよく見られます。

杖の種類も様々販売されています。

基本的な山登り用のトレッキングポールは、先がとがっており地面に差し込んで、しっかりと踏ん張ることができる作りとなっています。

ウォーキング用のトレッキングポールは、先が丸くゴムのグリップがついています。

これは、地面のアスファルトやコンクリートを傷付けない設計となっています。

また、グリップ部分も様々な種類があります。

大きく分けると2種類で、T型とI型のグリップのタイプがあります。

T字型のグリップタイプは、上から握るように持つタイプの杖です。

比較的緩やかな登山道で、しっかりと体を上から支えて歩くことができます。

I型のグリップは、横からグリップを握るタイプです。

腕を大きく振ることができ、起伏のとんだ地形でもうまく利用することができます。

また、ウォーキングで使用する際も、推進力を得られる効果があります。

用途に応じでて、自分に合ったものを選択しましょう。

トレッキングポールの使い方

先ほどご紹介した、T型とI型のトレッキングポールの使い方についてご説明します。

まずは、T字型からです。

T字型とは、文字通りT字型の形をしたグリップのことを言います。

持ち方は、T字型のグリップ部分を上から持ち、短い方を親指と人差し指を利用して握ります。

反対の長い方を残りの指で握りこんで持ちます。

ポールの高さについては、肘が少し曲がるくらいの高さに調整するといいでしょう。

なるべく歩幅を小さくし、ポールにゆっくりと体重をかけながら1歩ずつ歩くようにします。

このとき、しっかりと体重移動しないまま速いペースで歩いてしまうと、逆にバランスを崩してしまうので注意が必要です。

続いて、I字型の場合についてご説明します。

まず、手首に付属のストラップを通してください。

そして、そのままグリップ部分を平行に握りましょう。

可動域も広く、足場の悪い場所でも柔軟に対応できます。

また、下りの時はグリップ部分の上部を持ち、しっかりと体を支えながら歩いてください。

ちなみに、ウォーキングで使用する際はI字型のものが使用しやすいでしょう。

正しいウォーキングの仕方

ウォーキングの時のトレッキングポールの使い方をご紹介する前に、正しいウォーキングの仕方をご紹介します。

基本的なウォーキングの仕方を、しっかりとマスターしましょう。

ウォーキングのコツは、ただ歩くのでなく、体の各部位にしっかりと意識を集中して歩くことです。

まず、脚です。

歩幅を大きくとって、1本のラインの上を歩いているように意識してください。

自然と腰もひねられ、運動の効果がアップします。

次に腕です。

肩に力を入れすぎず、自然体で大きく腕を振りましょう。

大きく腕を振ることによって、自然と歩幅も大きくなります。

さらにスピードを上げるなら、肘を90度くらいに曲げ、体に沿うように平行に腕を振りましょう。

そして、最後に目線を意識してください。

スピードを上げると、つい足元に目を落としてしまい、前傾の姿勢になってしまいます。

目線は、あごをひいて、10~15メートルほど先を見るように意識してください。

自然と、体が起き上がり、背筋が伸び、正しいウォーキングの姿勢になります。

以上の点を注意しながら、正しい姿勢でウォーキングをしましょう。

ウォーキングの時のトレッキングポールの使い方

それでは、ウォーキングの時のトレッキングポールの使い方についてご紹介します。

整備された道での使用は、I字型のポールを使用しましょう。

持ち方は、山登りの時と同様で、ストラップに手を通してグリップ部分を握りこむように持ってください。

トレッキングポールの正しい使い方なのですが、まずはグリップを握らずだらんとポールを垂らしましょう。

肩の力を抜いて、ポールを引きずってください。

次に、実際にトレッキングポールのグリップを握り、肘を伸ばしたまま、自然に腕を振ってみましょう。

そうすると、ポールと地面が引っかかる瞬間が見つかります。

引っかかった瞬間に、ポールを少し後ろへ押し出すように力を入れてください。

体がグイっと前に押し出され、推進力が得られます。

このタイミングが正しいトレッキングポールの使い方です。

この使うタイミングがつかめるようになると、自然と歩幅も大きくなり、姿勢もよくなります。

また、腕を意識的に振ることにより、自然と運動効率があがり、カロリーも消費します。

さらに、膝や腰への負担の軽減にもつながります。

ぜひとも正しい使い方をマスターしましょう。

トレッキングポールを使ってウォーキングをする効果

わざわざポールを買わなくても、普通にウォーキングをすればいいのではないかと思う方もいらっしゃると思います。

しかし、トレッキングポールを使うことによって、普通のウォーキング以上に大きな効力を得ることができます。

それでは最後に、トレッキングポールを使ってウォーキングするメリットについてご紹介します。

まず1つ目に、運動効率が大きく上がります。

ポールを使うことによって、意識的に腕や脚や腰などを大きく動かすことによって、効率よく脂肪を燃焼することができます。

普通のウォーキングではこれほどの効果を得ることは難しいでしょう。

2つ目のメリットとして、膝や腰の負担を減らすことができます。

ポールを使わなければ、当たり前ですが、自分の体重を脚だけで支えなければなりません。

しかし、ポールを使うことによって、脚にかかる負担を腕にも分散できます。

足腰の悪いお年寄りにも、効果的でおすすめです。

最後に、自然と正しい姿勢でのウォーキングが身に付きます。

初めて使用する時は、使い方をインストラクターから教わった方がいいですが、それほど難しいものではありません。

ポールを持って、意識的に歩くことによって、自然と正しいウォーキング姿勢が身に付きます。

これら3つの効果がポールを持つことによって生まれます。

わざわざ購入するのが面倒かもしれませんが、ぜひとも購入を検討してみてはいかがでしょうか。

トレッキングポールの応用的な使い方

トレッキングポールの応用的な使い方をご紹介します。

よく用いられるのが、ウォーキングを始める前の準備運動にポールを使うと非常に便利です。

ポールで体を支えながら、片方ずつ前後に振り子のように振りましょう。

小さく振ったり、大きく振ったりを繰り返しましょう。

太ももや腰のストレッチとなり、運動を始める前の準備運動として効果的です。

同様に、前後だけでなく左右も行いましょう。

また、応用的な使い方で、雨の日などに室内でポール体操をしてみるのいいかもしれません。

椅子を使用して行いましょう。

椅子に座り、トレッキングポールでバランスをとりながら、腕を伸ばしたり腰をひねったりしましょう。

上半身だけでなく、かかとを上げたり、膝を伸ばしたりなど下半身のストレッチも行うとよいですね。

座ったままなので、足腰の悪いお年寄りの方でも、気軽にできます。

ポールをうまく活用して、ストレッチを効果的に行いましょう。

トレッキングポールを使って効率的な運動を!

トレッキングポールを使用すると非常に効率的な運動をすることが可能です。

山登りでも使用することもできますし、普段のトレーニングとして、舗装された道のウォーキングでも使用できます。

普段あまり運動をしていない人は、ぜひともトレッキングポールを購入して、自分の体に負担のかからないように運動を始めてみましょう。

想像以上の効果を得ることができるので、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか。

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