キャンプといえば、子供から大人まで楽しめるイベントですよね。
しかし、大自然の中にはテレビやおもちゃは存在しません。
子供からしてみれば、最初は目新しい非日常的な世界に興奮しても、長時間ともなるとだんだん飽きてくるのは道理です。
とはいえ、せっかくキャンプに来たのに、スマホやゲームに夢中になられるのは、大人としてはがっかりです。
そこで、キャンプに来たからこそ楽しめる遊びで、子供の心を掴んでみませんか?
今回は、シーン別にキャンプで子供が喜ぶ遊びをご紹介していきます。
子供が楽しめるキャンプ場での遊び~手ぶら編~
遊びといっても、道具を使うものから使わないもの、さらには少々お金のかかるものまで、さまざまなタイプがありますが、ここはあえて道具に頼らず、アウウトドアフィールドでありのままの自然を相手に楽しむ遊びをご紹介します。
ついうっかり、「子供を楽しませる道具を忘れてしまった!」という場合にも役立つでしょう。
例えば、大自然に来たからには、子供と一緒にハイキングや散歩をしてみてはいかがでしょうか。
山の中でしたら、珍しい植物を見つけたり、動物の足跡を発見できるかもしれません。
それらを写真におさめておけば、家に帰ってから子供と一緒に図鑑を見て探す楽しみも増えます。
また、水辺が近くにあれば、水切りも盛り上がる遊びのひとつです。
大人なら、一度は子供の頃にやったことがあるのではないでしょうか。
水面で跳ねる石の回数を競うのも、子供にとってはとても楽しい遊びになるでしょう。
ちなみに、水切りのコツは、平たい石を使うこと、低い姿勢で投げることです。
子供はうまくいかないと、つまらなかったという印象で終わってしまいがちなので、ぜひコツを教えて成功体験に繋げてあげてください。
また、サンダルを持参して、キャンプ場近くの川や湖、海の浅瀬を歩くのも楽しい時間です。
思わぬ水辺の生き物が歓迎してくれるかもしれませんよ。
子供が楽しめるキャンプでの遊び~道具編~
キャンプを楽しむ道具には、さまざまなアイテムが展開されていますが、子供が普段どのような遊びが好きか考えます。
生き物が好きな子供なら、虫とり網と虫かご、または魚釣りセットを持参して、昆虫・生き物採集などは楽しめるでしょう。
普段では見られない変わった昆虫や、魚に出会えるかもしれません。
また、球技が好きな子供なら、ラケットゲームなどを持参すると良いでしょう。
バトミントンのセットや、フリスビー、風船などのアイテムがあれば球技好きのお子様の心を掴むはずです。
他にも、スラックラインに挑戦してみるのも良いかもしれません。
スラックラインは、ベルト状のラインの上を歩いたり、飛んだりする綱渡りのようなスポーツです。
木と木に紐を結ぶだけで、どこでも遊ぶことができ、キャンプの遊びにはうってつけです。
そして、読書が好きなインドアタイプの子供には、ハンモックがおすすめです。
ハンモックに揺られながら、お気に入りの本を読むというシチュエーションは喜ばれることでしょう。
子供が楽しめるキャンプ場付近での遊び~有料アクティビティ編~
ここからは、更なる新しい刺激を子供に体験させたい方へ、少々金額はかかりますが、子供の心を掴む楽しい遊びをご紹介します。
●マウンテンバイク・ダウンヒルツアー
舗装されていない林道などを、インストラクターの指導のもと、マウンテンバイクで楽しむことのできるアクティビティです。
マウンテンバイク未経験者でも、自転車に乗ることができれば参加できます。
●ラフティング
ゴムボードに乗って急流を滑る遊びです。
リバーガイド同乗のもとに、刺激的な川遊びをすることができ、普通ではなかなか目にすることのできない絶景ポイントに行くことができます。
●キャニオニング
天然の崖のスライダーや、滝壺へのダイビングなど、渓谷を思う存分楽しめるリバースポーツです。
リバーガイドが同行し、危険には十分注意したプログラムが組まれているので、安心して非日常的なスリルを体験することができます。
キャンプ場のある観光地付近には、これらのアクティビティ施設が充実している場合も多いので、ぜひ活用されてみてはいかがでしょうか。
また、これらのアクティビティからキャンプ場を決めるというもの、子供を楽しませるポイントになりますので参考にしてみてください。
キャンプ場で作ろう!子供が喜ぶ簡単おもちゃ
もしも、子供が飽きている様子を目にしたら、一緒に割り箸ゴム鉄砲を作ってみませんか?
これは、割り箸と輪ゴムがあればできる、とても簡単な手作りおもちゃで、キャンプでは盛り上がる遊びになりますよ。
では、作り方をご紹介しましょう。
①割り箸を割らずに、一膳の隅っこの部分を少し広げた間に、もう一膳の割り箸を差し込み十字型にして輪ゴムで留めます
②輪ゴムで固定をする時、縦方向の割り箸は、引き金の役割をし、人差し指で手前に動くようなイメージで輪ゴムを使って固定をします
③横方向の先端部分に輪ゴムをひっかけ、もう一方は引き金の役割をしている、縦方向の割り箸の上先端にひっかけます。
④ゴムをかけた状態で、割り箸の引き金の部分を人差し指で手前に引くとゴムが飛びます。
これで、割り箸ゴム鉄砲が完成です。
これは一番簡単な作り方ですが、応用するとさらに性能の良い割り箸ゴム鉄砲が作れますので、いろいろ試してみるのも面白いかもしれません。
割り箸の代わりに、木の小枝などを使うとアウトドアならではといった感じで、出来栄えもかっこ良く、子供も喜ぶでしょう。
まず素材探しから始めるというのも、楽しい思い出ができそうですね。
雨でもキャンプが楽しくなる子供の遊び
せっかく出かけた日が雨ということもあるでしょう。
しかし、がっかりする必要はありません。
キャンプの醍醐味であるテントの中にいるだけでも、秘密基地の中にいるような特別な気分になるものです。
そこで、カードゲームやボードゲームを持参しておくのも良いでしょう。
トランプやUNO、オセロや将棋は、子供から大人までみんなで楽しめるゲームなのでおすすめです。
また、雨の日は、おやつクッキングを楽しむというのも子供にとっては、遊びのような感覚で楽しめるでしょう。
そんな時のために、パンケーキや、焼きマシュマロなど、子供が喜びそうなおやつセットを持参していきましょう。
雨で肌寒い時には、チョコレートフォンデュもおすすめです。
鍋でチョコレートを温めるだけで、あとはパンや果物など、持参したものを串にさしてつけるだけなので簡単です。
甘さと温かさで、雨であることも忘れてしまいそうな嬉しいおやつになりそうですね。
レジャー施設の充実したキャンプ場に行くのもアリ!
キャンプ場とは思えないような、子供のレジャー設備が充実したキャンプ場も増えています。
こういったキャンプ場は、遊園地や温泉、花火やプール、アスレチック完備など、ホテルさながらの施設です。
大人があれこれ考える必要もないくらい、子供にとって魅力的な遊具や環境が整っています。
自然溢れる静かなキャンプ場と比べ、どちらのタイプが好みかはその家庭におけるキャンプの在り方にも依るでしょう。
子供の発想力は豊かなので、多少の不便さから自分の頭で考えて、新たな遊びを生み出す力をもっています。
そういった体験の積み重ねは、学校では学べない多くのものを吸収し、情操教育にも繋がります。
しかし、このように遊ぶ環境を万全に整えたキャンプ場で、まずは自然の中で遊ぶことの楽しさを知ってもらうというのも良いでしょう。
それから、少しずつ本格的な大自然の中でのキャンプを計画するというのもアリです。
無理なく、自然の中で楽しめる環境を作りをしていくことが、子供も大人もキャンプを楽しむコツですね。
子供はどんな環境でも楽しむ力を持っている!
普段の生活にはない時間を過ごせるキャンプは、子供にとって、まるで宝箱のようにキラキラした思い出が詰まった体験となるでしょう。
大人では見過ごしてしまうようなことでも、子供は自然の一部を遊びの道具に変えたりして発想を広げられます。
道具がなくても楽しめる遊び、キャンプというシチュエーションだからこそ盛り上がる遊びなど、キャンプには子供の心を楽しませるさまざまな遊び方があるのです。
これらキャンプ場ならではの遊びを楽しみながら、より一層、家族の絆も深めてください。