キャンプに必需品のテントというと、代表的なものにコールマンのシリーズが挙げられます。
中でもコクーン2は、2リビングということもあり、快適な広さが人気のテントです。
しかし、見た目もかなり大きくしっかりしているため、設営に自信がないと感じる人も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、コクーン2の設営のポイントを動画から得たヒントをもとにご紹介してきます。
コールマンコクーン2の魅力とは?動画で魅力を伝えるキャンパー続出!
コールマンコクーン2の魅力は、なんといっても広さでしょう。
寝室とリビングが仕切られているにも関わらず、設営は一度でできてしまうという手軽さな上、仕切りをたためば広いパーティールームのようにもなるので、大人数でキャンプを楽しむことができます。
また、室内は一番高いところで190センチ程あるため、背の高い大人でもテント内を移動するのが楽です。
収納状態だと、テント本体とポールを合わせて重量が30キロ程あるのが少々難点ではありますが、幅85センチ、高さ40センチとテント本体はコンパクトにまとまります。
また、手提げがついた状態で運べるようになっているので、男性であれば持ち運びに問題はないでしょう。
寒い夜でも、パネルをすべて閉めれば快適に過ごすことができ、就寝時にはテーブルやいす、子どものおもちゃなど荷物はすべて、2ルームの前室にしまうことができるので、雨の日も外出する際に助かります。
コールマンのテントの中で最上級のモデルだけあって、耐水性、居住性、快適性どれをとっても言うことなしのテントです。
そのためか、設営方法だけでなくコクーン2の快適さを動画で紹介しているキャンパーも数多くいます。
それらを見ると実際に使用するイメージが湧き、設営だけではなく使い方についても参考になるでしょう。
コールマンコクーン2の設営で基本的な注意項目を知っておこう
コールマンのコクーン2は、設営するのに最初は苦労する方が多いという声を聞きます。
そのため、設営方法の動画が多くあげられています。
しかし、ポイントをおさえておけば、とても簡単に設置することが可能です。
そこで、基本的な重要事項を確認しておきましょう。
設営する前には、まず説明書を見ながらリングを通す位置などを確認しておきましょう。
また、できれば慣れるまでは大人2人で手分けして協力し合ってください。
フックを掛ける作業がいくつも出てきますが、急ぐとどうしてもフックを掛けるのを後回しにしてしまいます。
しかし、固定しながら次のステップに進まないと、また手順を戻る形になってしまうので、しっかりと固定しながら進めていきましょう。
また、サポートポールとポールの交差部をベルクロテープで固定するとき、団子状にテープがぐちゃぐちゃにならないよう、ベルクロテープの完成形をしっかりとイメージしましょう。
インナーテントの前後ろは、足元のロゴの上部にプリントされている「weather master」のロゴがある方が前になっています。
コクーン2は、慣れれば20分くらいで設営が完了できるようになりますので、まずは基本的な注意項目を頭に入れて、それから実践していきましょう。
動画から学ぶコールマンコクーン2の設営手順
それでは、実際にテントの設営をしていきましょう。
コールマン・コクーン2は、ポールとそのポールが通るスリーブの色が同じになっているので、コツを掴めばとても簡単に設営できるようになります。
以下では、動画から手順を書き記していますので、参考に組み立ててみてください。
①フライシートを広げ、スタンディングシートテープのバックルをすべて留めておきます。
これを怠るとうまく立ち上がらないので気を付けてください。
②手間取らない一番のポイントである、ポールの色分けをしておきましょう。
③まずは、端がゴールドのセンタールーフポールといって、短めのポールをまず天井の中心となる場所にあるスリーブに差しこみます。
④次に端が赤いメインポールを赤いスリーブに通し、この中央部にあるジョイントパーツに③のゴールドの端を差しこみます。
これは左右で同じ作業を行います。
⑤フライシートに付いているリングを③のゴールドのポールの端にかけます。
⑥ここでフライシートを立ち上げ、メインポールに支えられなんとなくテントらしい形が出来上がります。
この際に、④の赤いポールの端を、フライシートコーナーについている赤い輪っか(クリップ)に差し込みます。
⑦立ち上がったテントに対して、フライシートに付いている赤いフックを赤いメインポールに固定します。
⑧端がゴールドのセンターサイドポールを、一番最初にセットした天井の部分にあるセンタールーフポールに差し込みます。
この時、自分の足元に位置しているゴールドのセンターサイドポールは、フライシートに付いている黄色い輪っか(クリップ)に差し込みます。
⑨端が青いサポートポールを、青いスリーブに差し込みます。
この時注意するのが、この青いサポートポールは赤いメインポールの上を通るということです。
⑩赤いメインポール青いサポートポールの交差部をベルクロテープで固定します。
⑪全体が銀色のミドルポールを天井部のセンタールーフポールの横のスリーブに通します。
この時、赤いメインポールの下を通るようにします。
そして、ミドルポールの端は、センターサイドポールの中央部にあるクリップに差し込みます。
これで、ポールがすべてテントのスリーブに通りました。
すべてに言えることは、ポールを通した後は、必ずフライテントについているフックをポールに固定するということです。
このフックの色とポールの色は同じになっているので、分かりやすいかと思います。
この作業の繰り返しで、テントがしっかりと立ち上がってきます。
風に煽られないためにはペグを打つ角度が大切
テントが立ち上がったら、いよいよペグで固定します。
この時は、地面がなるべく平らな場所を選び、近くに大きな石など危険なものがないか確認しましょう。
設営場所が決まったら、ペグは風上より対角線に打つようにします。
ペグは60度から90度の角度で打ち込むことで、風に強く抵抗できます。
ペグの打ち方のコツは、必ずペグに向かってまっすぐ打つことです。
そうでないと、曲がってしまう恐れがありますので気をつけてください。
また、ペグは地面から飛び出していると、風で抜けたり、足をひっかけてしまう危険があるので、しっかりと打ち込むことが肝心です。
コールマンのコクーン2の設営方法を紹介している方の動画を見ると、このペグの打ち込みの辺りから子ども連れの家族などが一緒に設営をしている風景を見かけます。
ペグハンマーを使用する際には、くれぐれも、手元に注意してペグを打つよう気を付けてください。
ペグがしっかりと打ち込めたら、次は肝心要のインナーテントの設置です。
コールマン・コクーン2のインナーテント設置法!動画を参考にすると?
コクーン2も完成まであともう少しです。
インナーテントの設置方法を動画からまとめました。
①先ほど立ち上がったテントに入ると、フライシートの天井に赤いフックがあるので、そちらにインナーテントを吊り下げます。
後は、同じように順にインナーテントのトグルをフライシートに引っかけていくだけです。
②インナーテントの床部分を、同じくフライシートの床部分についているバックルやフックで固定します。
フロント部分は地面にペグで固定し、こうすることよりインナーテントが動かずしっかりと固定されます。
③最後は、側面にあるセンターループ、またストームガードに付属のロープを結んで、12カ所、本体から1メートル程離れた場所にペグを打ち、そのロープでしっかり張ります。
これをすることで、風の抵抗を受けにくくなります。
大きなテントは構造上どうしても風による影響を受けやすい傾向があるため、このストームガードを利用することが望ましいでしょう。
これで、コールマン・コクーン2は完成します。
国内最大級の2ルームテントを比べてみた結果?!
日本では、キャンプ用の大型ファミリーテントというと、コールマンのコクーン2かスノーピークのランドロックが有名です。
どちらも機能や装備に関してさほどの差は見られず、強いていえば重量の面でスノーピークのランドロックの方が軽いという点が挙げられます。
ただ、コールマンのコクーン2は、少し重量は重たいですが、それを払拭させてくれるような魅力的な機能がついています。
それは、本体上部にあるベンチレーションです。
これは、日本特有の高温多湿に適応するための「呼吸するテント」というコンセプトで付けられたシステムです。
このベンチレーションを開けると、テントの中からプラネタリウムのように星空が眺められます。
これは、キャンプの楽しい思い出が増えそうですね。
このような遊び心を取り入れたコクーン2は、多くのキャンパーの心をくすぐる憧れの大型テントとして、人気のギアなのです。
動画で調べると、ランドロックではテント内に薪ストーブを設置して過ごしている方もいました。
これは、サイドにある入口をうまく活用し、煙突を出すことで実現しています。
このように、設置方法だけでなく、テント内での過ごし方を動画で見てみるのもいいですね。
コールマン・コクーン2を持ってキャンプに行こう!
コールマンのコクーン2は、組み立てに慣れさえすれば、とても扱いやすいテントであることがわかりました。
ポールの色と、ポールを差しこむスリーブが同じであるということを覚えておけば、苦労せず設営することができるでしょう。
ぜひ、コクーン2を使いこなしている方の動画などを参考に、自分好みの快適空間を演出してみてください。