ヒルバーグのテントと聞いて「一度は手にしてみたい」と考えるキャンパーは多いのではないでしょうか。
ヒルバーグのテントは、国内外のメーカーの中でも耐久性と機能性に優れ、さらには安全性の面でも細かな工夫がされています。
加えて、設営も簡単にできるように設計されていることも魅力でしょう。
こちらではブログを参考に、ヒルバーグのテントの中でも人気の高いケロンについてお話しし、設営時の注意点などもお伝えします。
ブログで人気のヒルバーグ!どのようなテントがある?
ブログでも評判のヒルバーグのテントは、用途別に「レーベル」と呼ばれる4つのグループに分かれています。
「ブラックレーベル」は頑丈であり、オールシーズン使用可能で極寒の厳しい状況での使用から、夏のキャンプまで対応している、ヒルバーグのテントの中では最強のモデルと言えます。
「レッドレーベル」は、ブラックレーベルに比べると穏やかな環境での使用を目的とし、それによってブラックレーベルよりも軽量化を目指したモデルですが、オールシーズン使用可能です。
「イエローレーベル」は軽量化を最優先したモデルなので、冬の使用には向いておらず、暖かい時期に使うのが目的です。
「ブルーレーベル」は、個別の用途に合わせて設計された特殊なテントのグループであり、大人数向けのテントが比較的多いのが特徴です。
ご自分の使用目的や使用人数を考慮して、上記で説明したレーベルの中から適したテントを簡単に選ぶことができるようになっています。
例えば4人で雪山キャンプをするのであれば、ブラックレーベルのケロン4や4GTがよいでしょう。
ソロキャンプを気軽に楽しみたいのであれば、おのずとイエローレーベルのエナンなどが適していることが分かります。
「雪山でキャンプをしたいわけではないけれど、3人家族でオールシーズン楽しみたい」となれば、レッドレーベルのナロ3や3GTを選択することができます。
ヒルバーグのテントは頑丈!その秘密は生地にある!
ヒルバーグのテントは普通のテントよりも、数倍の強度を持ち合わせています。
ヒルバーグのテントの生地には「ケルロン」と呼ばれる素材が使用され、引き裂きに対する耐久性の試験が行われています。
例えば、ブラックレーベルテントに使われているケルロン1800は、普通のテントの約6倍の引き裂き強度を誇ります。
軽量なイエローレーベルのケルロン1000ですら、最小の引き裂き強度でも普通のテントの約3倍程度となっています。
簡単に言うと、ケルロン1800は引き裂くのに18kg程必要で、ケルロン1000は8kg程の力が必要になるということです。
また、生地だけではなく、ポールやペグ・ロープなど細かい部品にも安全性や機能性が考慮されています。
ヒルバーグが、メーカーとしてこだわり抜いて厳選した製品であるからこそ、テントの価格がやや高価に設定されていることにもうなづけますね。
次項では、ブログでも人気のケロンというテントについてお伝えしていきます。
ヒルバーグのケロンとはどのようなテント?その詳細は
ヒルバーグのテントの中でも、人気の高いテントは何と言ってもケロンでしょう。
ヒルバーグのケロンには、3人用のケロン3とケロン3GT、4人用のケロン4とケロン4GTがあります。
中でも4人用ケロンGTは、とても人気があります。
それから、ケロンとケロンGT大きな違いは、前室の広さにあります。
ケロンGTは前室に多くの荷物の置けるだけでなく、調理スペースなどにも使用することができ、便利なデザインになっています。
素材には、先ほどご紹介したケルロン1800を使用し、シリコンコーティングが3層に施されているので、経年劣化が少なく、テントの保存の仕方次第では長期にわたる使用が可能となります。
このハイスペックさであるのにもかかわらず、最小重量が4.6kgと軽量で、さらには「設営が簡単であることに驚いたと」紹介しているブログもあります。
こちらの4人用テントのケロン4は定価税抜150,000円、ケロン4GTは定価税抜178,000円です。
どちらもカラーはグリーン・レッド・サンドの3色展開です。
ちなみに、3人用テントのケロン3は定価税抜138,000円、ケロン3GTは定価税抜165,000円となり、カラーも同じ3色展開となっています。
ブログから学ぶケロンの設営で注意したいポイント
設営が簡単と言われるケロンシリーズですが「設営の際にこのようなことに気を付けると、よりきちんとテントが張れる」と、注意点などをまとめているブログもあります。
そのブログで紹介されているのはケロン4GTですが、こちらを参考に簡単に設営の注意点をお伝えします。
まず1つ目のポイントは、ポールをポールスリーブに通した後、ストラップをしっかり引くことです。
意外にも、ストラップがきちんと引かれていないケースが多く、この手順をしっかりやるかどうかでポールやテントの形が歪んでしまう原因にもなります。
そうなれば、布にしわが寄るため、テントの耐久性にも大きく影響することが考えられます。
次に、最初のペグは、縫製ラインの延長上に打ち込むということです。
基本的に、ヒルバーグのンネルテントは、4本のペグで自立するように設計されています。
ペグを打ち込む際「どこに打ったらいいか分からない」という方もいるかもしれませんが、縫製ラインの延長上がいいです。
縫製ラインの延長上に打つことで、テント生地への負担を減らしてくれると言われています。
風の強い時には、前の空気孔からのびるガイラインを先にペグダウンすると、テントが飛ばされにくくなると言います。
その後反対側にある2本は先にリングにペグを通して持ち上げて構えると、そのままペグの仮打ちがしやすくなり、ベストな場所にペグダウンが可能になります。
こちらの注意点は、ヒルバーグ社で勤めている方がご紹介しているアドバイスなので、とても参考になりますね。
人気を二分するケロンとナロの違いは何?ブログを参考に解説
ヒルバーグのトンネル型テントでは、人気の高いケロンとナロですが、あまり大差がないように見える方もいるかもしれませんね。
先にお伝えした通り、ブラックレーベルのケロンとレッドレーベルのナロの大きな違いは、生地の厚さによる耐久性の違いです。
「ケロンは4人用の4GTが圧倒的に人気がある」と紹介しているブログもありますが、レッドレーベルのナロは、各人数用どれも人気があります。
ケロン4GTは圧倒的に耐久性が優れ使い勝手もよく、前室のスペースが広いので、少しでも前室を有効利用したいキャンパーにはおすすめです。
その前室の広さが広いため「このスペースで1人寝ることも可能かもしれない」という感想を伝えているブログもありました。
ケロン4GTの収納時の総重量は約5.5kgになりますが、ナロ4GTは3.6kgで2kg程度の重量差があるので「少しでも軽い方がいい」という方は、ナロがおすすめです。
設営の簡単さはケロンもナロもほとんど変わりませんが、少しでも設営に時間をかけたくない場合は、ポールの数や打ち込むペグの数の少ないナロがよいでしょう。
何よりも耐風性や耐久性を重視し、重量も気にならない場合はケロンを選び、一般的なテントよりも高い耐久性と軽量性を求めるのであれば、ナロを選んでみてくださいね。
ブログでも注目!レーベル別のヒルバーグおすすめテント
こちらではケロンシリーズの他にも、ブログでも評判のおすすめのヒルバーグのテントを、レーベルごとにご紹介していきます。
【ブラックレーベル】
●サイタリス
4人用のテントで、高所登山のベースキャンプなどでも使用され、防風性も高く厳しい環境下でも使用可能です。
●スタイカ
完全自立型の2人用テントで、岩場などのペグを打てないような環境でも、設営できる前室の付いたドーム型のテントです。
【レッドレーベル】
●ナロ2GT
ナロ2よりも入り口部分が大きく、広々とした前室のある快適な2人用オールシーズン対応のテントです。
●アクト
ポール1本で簡単に設営ができ、重量が約1.7kgの超軽量なテントである上に、オールシーズン使用可能で広めの前室付きです。
【イエローレーベル】
●アンヤン2GT
オールシーズン使えるナロをベースに設計されたモデルで、大きな入り口と広々とした前室があります。
●エナン
レッドレーベルのアクトをベースにして作られ、更に軽量になった1人用テントで、冬以外の季節で使用可能でその重さは1.2kgととても軽いです。
【ブルーレーベル】
●アトラス
8人用の大型テントですが、大きさの割には設営がしやすく、非常に高い強度を持ちながら比較的軽量なつくりになっており過酷な状況下でも高い耐久性を誇ります。
ヒルバーグのケロンはユーザーの満足度高めなテント!
ヒルバーグの数多くあるテントの中でも、ケロンはブログでも評判のよいテントだということが分かりました。
過酷な雪山での使用から、気軽なアウトドアキャンプまで幅広く使うことのできるので、人気があるのも納得ですね。
もしもテント選びに迷っていたら、こちらの記事を参考に、設営も簡単で快適なヒルバーグのテント「ケロン」を選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。