寒季はユニフレームのストーブを!カセットガスで一晩暖かい

最終更新日:2019/07/03

もはやアウトドアでは定番となっているメーカーのユニフレームからは、寒い時期のアウトドア活動で暖がとれるように、カセットガスを燃料とするストーブが販売されています。

キャンプはもちろん、釣りや天体観測にも連れ出せるコンパクトなストーブは、吹きさらしの屋外でも快適に過ごせる温かさを提供してくれますよ。

この記事では、ユニフレームの暖房機器についてご紹介をしていきます。

アウトドアで火は必須!ユニフレームのストーブを持ち出そう!

アウトドア活動において、火は非常に重要な役割を持っています。

例えば調理に着目してみると、煮る・焼く・炊くという炊事のすべてに火が必要となりますし、調理を省くためにインスタント食品を食べるとしても、お湯があるのとないのでは満足感に大きな違いが出てきますよね。

また、街灯のない屋外では、照明としての火が無ければ真っ暗で何もできません。

更に、寒い時期には火が無ければかじかんでしまいますし、山中では獣除けとしても火が活躍します。

このように、人がアウトドア活動するうえで、火を欠かすことはできないのです。

この記事では、主に暖房としての役割に着目して、ユニフレームのカセットガスストーブについてご紹介していきます。

ユニフレームはユニークなフレーム!炎の会社のものづくり

この項では、カセットガスストーブについてお話をする前に、メーカーであるユニフレームについてお話をしておきます。

ユニフレームは、新潟県にある鉄の町、燕市に本社があるアウトドア製品メーカーです。

「ユニークな炎(フレーム)を創造する」という理念から社名がつけられました。

1985年にカセットガス用トーチを販売し始めたのを皮切りに、アウトドア用ガス機器をメインに開発を続けています。

ユニフレームのガス機器の特徴と言えば、カセットコンロなどに用いられるCB缶を燃料として使うという事が挙げられるでしょう。

市場に流通しているアウトドア用ガス機器の大半は、ずんぐりとした見た目のOD缶と呼ばれるガスボンベを使用します。

しかしこのOD缶は、アウトドア専門店でしか購入できないうえに割高というデメリットがあります。

一方、ユニフレームのガス機器は、国内で広く流通していてコンビニなどでも安価に購入できるCB缶を使います。

国内の事情を良く知っていて、日本の風土・文化に寄り添う製品を作れるのは、国内ブランドだからこそでしょう。

カセットガス式ストーブで暖を取ろう!

アウトドア用ストーブと言えば、燃料にガソリンを使うものと灯油を使うもの、薪を使うもの、電気を使うもの、そしてガスを使うものがあります。

ガソリンや灯油を使うタイプの暖房機器は、適切なタイミングでポンピングを行わないと火が消えてしまうというデメリットがあるので、火をつけたまま放っておくことができません。

その上、火力調節が難しいというデメリットもあります。

薪ストーブは、本体も燃料も重くなってしまうので、車で荷物を運べるキャンプ場以外で使うのは難しいと言えるでしょう。

電気を使うタイプの暖房は、電気サイトじゃないと使えませんし、出力に不安があります。

その点でガス式のストーブは、運用が楽でありながらもほどよい温かさを得られると言えるのではないでしょうか。

また、ガス式の中でもカセットガスを使うタイプとOD缶を使うタイプに分かれます。

先ほどお伝えした通りOD缶は高価ですから、なるべくならランニングコストの安いカセットガスを使いたいですよね。

以上の観点から、ユニフレームの製品のようなカセットガス式のストーブをおすすめしたいです。

次の項からは、ユニフレームから販売されているガス暖房機器についてご紹介します。

ユニフレームのカセットガスストーブ一覧!①

ユニフレームから現在販売されているカセットガス式のストーブには2種類あります。

それぞれ『ハンディガスヒーター ワームIIブラック』と『コンパクトパワーヒーター』という商品名です。

ここからは、以上の2製品について、簡単に見ていきましょう。

〇ハンディガスヒーター ワームII

ワームIIは、ユニフレームから販売されている、簡単に持ち歩ける小型のガスストーブです。

ワームシリーズの歴史は深く、ワームIIは1987年に販売された『ワーム』というストーブがもとになっています。

それから幾度のモデルチェンジをしながら今まで生産されています。

かつては赤いワームIIも販売されていたのですが、今は廃盤となっており、黒いボディーのものしか販売されておりません。

特徴としては、ガス缶2本で10時間の燃焼が可能という火持ちの良さです。

同クラスのヒーターの中でも、トップクラスの火持ちと言えるでしょう。

ワームがあれば、冬キャンプで眠っている間に火が消えてしまい、寒さで目を覚ますと言ったことは起こりませんよ。

また、燃料となるカセットガス缶は寒さに弱いという弱点があるのですが、ワームIIはこの弱点を克服していて、-5℃の環境下でも使うことができますよ。

ユニフレームのカセットガスストーブ一覧!②

引き続き、ユニフレームから販売されているカセットガス式のストーブをご紹介します。

〇コンパクトパワーヒーター

コンパクトパワーヒーターは、ワームII以上にコンパクトなストーブです。

一見、バーナー部分にCB缶を取り付けるだけの、非常にシンプルな構造に見えます。

しかしコンパクトパワーヒーターには、驚くべきギミックが隠されているのです。

それは、使用可能温度です。

先ほどお伝えした通り、CB缶は非常に寒さに弱く、寒冷地では火がつかないこともあるのです。

その理由には、ガスは気体の状態でないと燃えないという性質が関係しています。

カセットガス缶を寒い環境下に置くと、缶の中で液体になっているガスがうまく気化出来ないため、バーナーが使えないのです。

しかしコンパクトパワーヒーターは、液化ガスを液体のまま使う特殊な構造になっているため、なんと-30℃の環境下でも使用可能なのです。

雪が舞う中でも平気で使用できるので、冬のアウトドアでは必携のアイテムと言えるでしょう。

用途でストーブを選ぼう

先ほどの項までで、ユニフレームのカセットガス式ストーブのご紹介をしてきました。

ワームIIもコンパクトパワーヒーターもそれぞれにメリットがあり、どちらを購入するか迷ってしまうかと思います。

そんな時には、使用用途や使う場所で購入する製品を決めましょう。

もし非常に気温が寒くなるような山の上や雪の中でアウトドア活動をするのであれば、-30℃の環境でも使うことができるコンパクトパワーヒーターをおすすめします。

一方、それほど寒くならないと予想される場所で一日中暖を取るような場合には、カセットガス缶2本で10時間燃焼し続けられるという、燃費に優れたワームIIを選ぶのが良いでしょう。

寒い時期のアウトドア活動では、暖房が文字通り死活問題になることもあります。

うっかり雪山にワームIIを持ち込んで凍えてしまうような事は無いように、きちんと考えて製品を選んでくださいね。

ユニフレームのカセットガス式ストーブは国内で便利!

以上、ユニフレームから販売されているカセットガス式ストーブのご紹介をしてきました。

国内ならどこでも購入できるカセットガス式のストーブは、いざという時に簡単に燃料を手に入れられるので、非常に便利ですよ。

もし災害に遭った時のために、アウトドアの用事が無くても手元にあればいいですね。

購入の際には、使う場所の気温を想定して、適切な製品を選んでください。