ユニフレームのランタンは折り畳み式!マントル交換等を解説

最終更新日:2019/07/05

ユニフレームのフォールディングガスランタンは、カセットガス用のガス缶が使えるという手軽さと、ホヤを保護する独自のスライド機構によって人気を集めています。

この記事では、フォールディングガスランタンをまだ使ったことが無い人向けに、商品そのもののご紹介と、マントルの取り付けや点火操作といった基本操作についてお伝えしていきます。

独自の工夫がなされたランタンについて知れば、きっと欲しくなってしまいますよ。

ユニフレームのガスランタンは便利な折りたたみ式!

皆さんはアウトドアでどのようなランタンを使っていますか?

ガスランタンやガソリンランタンはホヤやマントルが壊れやすいため、専用ケースを用意したり、衝撃を与えないようにしたりと、運用に手間がかかりますよね。

しかし、ユニフレームのガスランタン『UL-X』は一味違います。

なんと、ユニフレームのガスランタンには折りたたみ機構が備えられていて、持ち運ぶ時にはホヤやマントルが本体の中に収納されてしまうのです。

更に、本体は高強度のアルミ製ですから、うっかり他のアウトドアグッズとぶつけてしまってホヤを割ってしまうという恐怖から解放されるのは嬉しいですよね。

また、ユニフレームのガスランタンの良さは強度だけでなく、スタイリッシュさと機能性も兼ね備えています。

アルミ製のボディーの強度を保証するリブは機能美にあふれていて、きっと目を奪われてしまうことでしょう。

加えて、蓋がワンタッチで開くので、マントルを交換する際に他社のようにベンチレーターを分解する必要がありません。

このように、様々な点で現代的にブラッシュアップされたユニフレームのガスランタンは、きっとキャンプのお供に活躍してくれますよ。

ユニフレームのガスランタンのメリットは?他社と比較!

ユニフレームから販売されているガスランタンには、非常に特色があることをお伝えしました。

この項では、他社製品と比較して具体的にどういった違いがあるのかについて詳しく見ていきましょう。

〇折りたたみ式である

ユニフレームのガスランタンは、なんといっても折りたたみ式であることが特徴です。

一般的なガスランタンはホヤの周囲にワイヤーのフレームが巡らされていて、外的な衝撃によってホヤが割れないように保護しているものがほとんどです。

しかし、ユニフレームのガスランタンには頑丈なアルミ製のカバーが取り付けられていて、ランタンを使用していない時はホヤをしっかりと保護し、使用中はガス缶を温める作用を持っています。

このカバーがスライドして折りたためる機構は、あまり見かけない珍しいものです。

〇カセットガス缶が燃料である

ユニフレームのガスランタンの特徴として、カセットコンロなどに使うカセットガス缶を燃料として使います。

一般的にはアウトドア用のガス缶(通称OD缶)を使用する製品が多いため、こういった点でも特色が際立ちます。

詳しくは後述しますが、カセットガス缶が燃料として使えるという事は日本国内において大きなアドバンテージですから、使用する燃料という面からもおすすめする商品ですよ。

〇点火が楽である

自動着火装置が初めから取り付けられているので、火口が長いタイプのライターが無くても点灯することができます。

また、ランタンの蓋がワンタッチで開くので、火がつきにくい場合にも直接ライターで火を点けることが可能です。

〇マントル交換が楽である

ユニフレームのガスランタンに使用するマントルは、ひもで結ぶ必要がない貫通タイプです。

取り付け方法に関しての詳細は後述しますが、マントルにバーナーヘッドを差し込むだけで使用を開始できますし、蓋もホヤもワンタッチで外れるため取り扱いが非常に簡単です。

そのため、普段ランタンに慣れていない方にもおすすめできる製品と言えるでしょう。

ユニフレームのガスランタンは燃料に困らない!

ユニフレームのガスランタンの燃料として使用するカセットガス缶には、非常に大きな強みがあります。

まず、アウトドア燃料の中でも安価な部類であるということが挙げられます。

アウトドアで一般的に使われるOD缶と比較すると、カセットガス缶は同じ容量でも半分ほどの値段で購入することができます。

また、入手が容易という点も非常に強いメリットです。

OD缶はアウトドア専門店やアウトドアに強いホームセンターでしか購入することができませんが、カセットガス缶は日本国内であればホームセンターやコンビニなど、どこでも入手することができます。

以上の事から、カセットガス缶は燃料として非常に優秀なのです。

ただし、カセットガス缶にも弱点はあります。

それは、寒さに弱いという性質です。

カセットガス缶に充填されているブタンガスは、寒い場所だと気化しにくい性質があるため、マントルにきちんと燃料を供給できなくなってしまう場合があるのです。

とはいえ、ユニフレームのガスランタンにはランタンの排熱を利用したパワーブースターが取り付けられており、ガス缶を温めることで気化を促進し、多少の寒さであれば問題なく使えるように対策されています。

以上の事から、あまりにも厳しい環境でなければ安心して使えるといっていいでしょう。

独特の形状は操作しにくい?マントル交換も着火も楽々!

ユニフレームのガスランタンは折りたたみ機構を採用している独特の形状です。

そのため、一般的な形状のランタンと比較した場合に、操作しにくいものになっているのではないかと不安に思われる方もいらっしゃることでしょう。

しかし実際のところ、そんなことはありません。

むしろ、従来細かい操作が必要であった箇所が簡略化されている場所もあって、操作性が向上すらしていますよ。

たとえば、通常ですとマントル交換の際に、ベンチレーターとホヤを取り外すためにねじを外す必要があります。

しかし、ユニフレームの製品はワンタッチで蓋やホヤを外すことができるので、バーナーヘッドへのアクセスが容易で、マントル交換等の作業がしやすくなっているのです。

マントル交換・空焼きの方法!

それでは、ユニフレームのガスランタンのマントル交換方法について、具体的にご紹介します。

ユニフレームの純正マントルは貫通型で、それぞれの口が赤と緑に染め分けられています。

マントルをバーナーヘッドに取り付ける時には、開口部が大きくて赤く染められてる方が下になるようにバーナーヘッドに取り付けましょう。

バーナーヘッドには2か所のくびれがつけられています。

マントルのすぼまった口をそれぞれのくびれにはめ合わせれば、取り付けが完了です。

続いて、マントルの空焼きについてご紹介します。

マントルを空焼きする時には、まずライターでマントルに火をつけます。

続いて、マントル全体に火が広がってきたら、残り火があるうちにガスのバルブを開きます。

ガスバルブを何度か開閉すると、ガスが吹き込まれる勢いによって、マントルがきれいな形に広がります。

そして、全体が真っ白に灰化すれば空焼きが完了です。

ガス缶やマントルの互換性は?

ユニフレームのガスランタンは、燃料にカセットガス缶を使います。

カセットガス缶は日本中どこでも手に入るものですが、はたして本当に互換性があるのでしょうか。

結論としては、互換性はあります。

ただし、カセットガス缶のメーカーによってランタンの明るさに違いが出てくる場合もあるため、使用場面によっては注意しなければいけないこともあります。

なぜカセットガス缶のメーカーによって明るさが変わることがあるのかというと、カセットガス缶の内容物が、メーカーによって異なるからです。

一般的にカセットガス缶には、ブタンガス・イソブタンガス・プロパンガスの三種類のガスが混合された状態で充填されています。

これらのガスは値段や性質が異なっており、安価なカセットガス缶には安価で寒さに著しく弱いブタンガスしか充填されていないこともあるのです。

このような理由で明るさに違いが出る場合がありますので、広い範囲を明るく照らしたい場合や、寒い場所で運用するのであれば、ユニフレームから販売されている純正のプレミアムガスを使うようにしてください。

また、ガスの他に、マントルにも互換性があると言われています。

ユニフレーム純正のマントルによく似た、SOTO製のST-2101マントルが流用できるようで、実際に特に問題なく使っている方もいらっしゃるようです。

ただし、マントルに関してはメーカーから互換性があると発表されているわけではありませんので、純正のものが手に入らなかった場合に自己責任で使いましょう。

ブラッシュアップされた現代の名品ランタン!ユニフレームの『UL-X』

ユニフレームから販売されている折りたたみガスランタン『UL-X』についてご紹介してきました。

タフでスタイリッシュなボディーは、かっこよくアウトドアを楽しみたい方にピッタリです。

見た目だけでなく、マントル交換などの操作性も良いランタンを、ぜひ一度使ってみてください。

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