釣りのために買う「釣り餌」ですが、行くたびに購入しているうちに、結構な金額になっていたということはありませんか。
釣り餌は、釣り専門の餌でなくても他の食材で代用可能です。
例えば、スーパーで購入できる食材を活用することで、安く済ませることができます。
では、どのような食材が釣り餌に向くのでしょうか。
スーパーで購入できる釣り餌についてご紹介します。
釣り餌はスーパーで見つけよう!
釣り餌は、たまに行く釣りで購入するのなら気にならない出費も、頻繁に行く度に釣り餌を購入するとなると痛い出費となります。
そこで、スーパーで手軽に購入できる食材を「釣り餌」にしてみましょう。
身近なスーパーで購入できるとなると、財布にもやさしく、購入も苦にならないですね。
簡単にどのようなものが、餌になるかというと、
・生鮮食品(鮮魚・精肉)
・加工食品
・お菓子
主にこの3つとなります。
生鮮食品の中でも特に鮮魚は、釣り餌としてイメージしやすい食材でしょう。
加工食品も、魚のすり身などを使ってることが多いので、釣り餌に向くでしょう。
最後のお菓子ですが、釣り餌としては意外と思う方も多いのではないと思います。
しかし、お菓子も立派な「釣り餌」として活用できるのです。
それでは、次項から具体的にどのような食材が釣り餌として使えるのかご紹介していきます。
スーパーの鮮魚コーナーの魚は釣り餌になる?
スーパーで売っている生鮮食品の中で、まず鮮魚コーナーで売られている魚は、どのようなものが釣り餌になるのかみていきましょう。
●イカ
イカは、一匹で売っていたり、刺身で売っていたりしますが、どちらも釣り餌になります。
特にイカの塩辛は、餌持ちや集魚性において評判がいいため、カサゴ・フグ・キュウセンなどの釣るときにおすすめです。
●サバ・サンマ
サバやサンマの切り身や刺身は、匂いが強いことから釣り餌として重宝するでしょう。
カサゴ・カマス・アイナメ・太刀魚などの釣りで使えます。
●貝
むき身になっているアサリは、カワハギ釣りにおすすめです。
ムール貝は、クセや匂いの強さからクロダイなどの釣りに向くでしょう。
●エビ
大きなエビを一匹使うのであれば、イカやタコのテンヤ釣りの餌になります。
また、身を細かくすれば、小物の魚釣りに使えるでしょう。
スーパーの精肉も釣り餌になる!
釣り餌として生鮮食品をイメージすると魚は思いつきますが、精肉はあまりイメージが湧かないかもしれませんね。
しかし、スーパーの精肉も釣り餌として使えるのでご紹介していきます。
●鶏
鶏肉は、虫エサより安く済み、餌持ちがいいとされているため、釣り餌としておすすめです。
ささみなら、イカやタコのテンヤ釣りや太刀魚などの釣りに向きます。
皮は、カサゴ・ソイ・アイナメなどの根魚が釣れます。
レバーは、サバ・カサゴ・ナマズ・ウナギなどが釣れるでしょう。
●豚
豚肉も鶏肉同様、餌持ちがいいとされています。
クロダイ・ハゼ・カサゴ・ソイ・アイナメなどがよく釣れるようです。
また、シロサバフグを釣る際は、ぜひ脂身を餌にしましょう。
レバーは、ナマズを釣るときに使えます。
この他に、牛肉や羊肉なども釣り餌として使っている方も多くいます。
生鮮食材はひと手間かけるとより便利な釣り餌に!
スーパーで調達できる食材を、釣り餌として求めるならば、より安く購入しましょう。
鮮魚や精肉コーナーでは、賞味期限がせまると値下げをする場合がほとんどでしょう。
特に営業時間が終了する閉店間際がねらい目となります。
賞味期限は迫っていても、生鮮として売られているものですから品質に問題ない食材ですし、釣り餌としてなら少々鮮度が落ちても大丈夫です。
そして、手に入れた食材は、ひと手間かけることで釣り餌として、使いやすくなり、さらには保管も可能になります。
【食材を便利な釣り餌にする方法・塩締め】
①魚や肉(小魚・切り身・貝・ささみ・イカ)に多めの塩をまぶし、キッチンペーパーにつつむ
②冷蔵庫で二晩寝かせる
この①と②を2回ほど繰り返して、水分を抜くことで身が引き締まります。
さらに、塩と同時にうまみ成分(アミノ酸)を混ぜることでより、魚が釣れる餌になります。
少々時間をかけるので、釣りに行く前に余裕をもって加工するようにしましょう。
また、すぐに使わない場合は、保存容器や保存袋に入れて冷凍しておくこともできます。
塩締めすることで、身が引き締まり腐敗を防ぎ、針持ちをよくさせるといった効果を見込むことができます。
加工食品を釣り餌として使ってみよう
スーパーで気軽に購入できる加工食品は、パッケージングされているので、携帯にも便利です。
●魚肉ソーセージ
魚のすり身でつくられたソーセージは、釣り餌に適しています。
特にアジ・ハゼなどを釣るときにおすすめです。
短冊に切ったり、細く切ったりすることで狙う魚を選びません。
必要に応じて、使いたい分だけ使えるのも無駄がありませんね。
さらには、釣り中の小腹対策にもなりますよ。
●カニカマ
魚肉同様で成分が魚のすり身なので適していますが、身がもろいため使い方が限られてしまいます。
しかし、その細長さをいかしてアユなどの川魚を狙うといいかもしれません。
●コーンの缶詰
コーンはクロダイ・マダイ・アイゴ・コイなどを狙える餌として有名です。
必要に応じて個数を増やせるところが便利でしょう。
●こんにゃく・はんぺん
針持ちがよくないためあまりおすすめはしませんが、こんにゃくやはんぺんは、ちぎって使ったり、ストローを差してかたちを変えるとワームのように使ったりもできます。
また、はんぺんはサヨリ・カサゴ・ワカサギなどを釣る際にはおすすめです。
●パン
食パンなどは、ちぎって使うことでコイやコアユ・モロコなどの小物の淡水魚を釣ることができます。
お菓子が釣り餌になる?
意外にもお菓子が釣り餌になるのです。
お菓子は、安く手に入りますし、常温で日持ちもしますから、携帯には便利です。
また、お菓子はスーパーだけでなく、コンビニエンスストアでも購入できますから釣り餌を忘れてしまったときなどもあわてなくて済みますね。
では、どのようなお菓子が釣り餌になるのか見ていきましょう。
●グミ
グミは、ひものように細長くなったものや、飲み物のかたちをしたものなど、さまざまな形状をしています。
それらは、適度なサイズにカットして使います。
ルアーでアジやメバルを釣る、アジングやメバリングなどに使える釣り餌になります。
他にも、バス釣りにもおすすめです。
●酢漬けイカ
駄菓子の酢漬けイカは、原材料としてタラを使用しているのでさまざまな魚に使えるでしょう。
●ソフトキャンディ
ソフトキャンディはかたちを自由に変形できるので、必要に応じて細長くして使ってみましょう。
●裂きイカ
裂きイカといえば、ザリガニが釣れますが、カサゴやカニなどを釣るときの餌にもなります。
釣り餌は手軽に安く手に入れよう!
釣り餌として、スーパーで手に入る食材をご紹介しました。
スーパーは身近にあり、専用の釣り餌を購入するより、比較的安く材料を調達することができます。
塩締めや冷凍することで便利に使え保存もききますから、活用してみてください。
また、生鮮食品以外でも、加工食品やお菓子でも釣り餌になります。
それらは、スーパーだけでなくコンビニエンスストアでも購入できますから、より手軽に釣りを楽しむことができるでしょう。