初登山にどんなリュックを選べばいい?おすすめをご紹介!

最終更新日:2019/07/26

初めて登山に挑戦するとき、どのようなリュックを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

長時間背中に背負って山道を歩行するため、背負い心地も重要になってきますよね。

快適な登山にするためにも、ぴったりのものを選んでいきましょう。

この記事では、登山用リュックの選び方やおすすめのリュックなどを中心にご紹介します。

登山用リュックを選ぶときのポイント!ベルトやバックレングス!

では、登山用のリュックを選ぶときのチェックポイントについてご紹介していきます。

まずは、重要な2つのポイントを確認していきましょう。

●ウェストベルト(ヒップベルト)

1日以上の登山で使用する場合、必ずウェストベルトがついているものを選びましょう。

重い荷物は腰で支えるため、ついているかどうか確認してください。

実際に背負ってみて、ちょうどいいきつさになるかどうかのチェックも重要です。

●背中の長さとリュックの長さ

背負い心地が良く疲れにくいリュックを選ぶためには、ご自身の体に合ったリュック選びをすることが大切です。

ザックを選ぶ時、背中の長さを「バックレングス」と呼びます。

バックレングスを元に、自分に合うリュックを選んでいきましょう。

バックレングスは、首の後ろの突起した骨から腰の付け根部分までの長さのことで、メジャーなどを使ってこの長さを測っていきます。

各ブランドでサイズ表記しているので、リュックの購入前にご自身のバックレングスを測ってもらうことをおすすめします。

購入前に登山用リュックを細部にわたってチェックしよう!

ウェストベルトやバックレングスの重要性についてお伝えしました。

続いて登山用リュックを選ぶ際、確認すべきポイントについて細かく見ていきましょう。

●リュックが肩と背中についている

肩と背中に当たる部分が浮いてしまっている場合、疲れや痛みの原因にもなりかねません。

購入前に背負ってみて、サイズ感を確認しましょう。

●背面パッドがある

リュックを体に密着させる役割を果たしてくれるのが背面パッドです。

背中に接する部分にあり、荷物の重さによる負担を最小限に抑えるといった働きをします。

蒸れにくくクッション性も高いため、背負い心地も快適です。

●雨蓋(あまぶた)がついている

メインとなる収納部の上に「雨蓋」と呼ばれるフタがついているものもあります。

山での急な雨からリュック本体を守ったり、荷物を押さえつけて安定させるといった役割を果たします。

また、雨蓋と本体の間にマットなどをパッキングすることができ、収納ポケットとしても使え大変便利なのでおすすめです。

●サイドポケット

サイドポケットがついていると、頻繁に出し入れするドリンクや地図、スマートフォンなどを入れておくことができるのでおすすめです。

滞在日数に合わせて登山用リュックを選ぼう!

確認すべきポイントをチェックできたら、容量にも目を向けていきましょう。

日帰り登山なのか、泊りがけの登山かによって、持って行く荷物の量は変わってきますよね。

ですから、「適切な容量」のリュックを選ぶことが大切です。

登山用のリュックには、「◯リットル」といった形で中に入れることができる容量が記されています。

初めての登山の場合、日帰り登山やハイキング程度といったことが多いですね。

そんな時は、30リットルくらいのものを選ぶことをおすすめします。

山小屋に1泊するといった場合は、40リットル前後の登山リュックがよいでしょう。

1泊のテント泊登山では、50リットル前後のものを選んでください。

容量に合わせて知っておきたいのが、リュックの中の構造です。

一般的に登山リュックの中の構造は「一気室」タイプと「二気室」タイプに分かれています。

一気室は、収納スペースが1つのリュックのことです。

軽量性が高くシンプルな作りで、仕切りやジッパーが少ないのが特徴です。

二気室は、収納スペースが2つあるリュックのことです。

一気室に比べて軽量性が劣る場合も多いですが、取り出したい荷物にすぐたどり着けるといったメリットがあるので参考にしてくださいね。

一気室のものでも、フロントやサイドにジッパーがついていて出し入れしやすいタイプもあるのでおすすめのものを後述していきます。

日帰りの登山におすすめ!容量が30リットルのリュック!

では、リュックの容量別におすすめのものをご紹介していきます。

まずは、日帰り登山にぴったりの容量が30リットルのリュックです。

【モンベル:チャチャパック 30】

クッション性と通気性を合わせ持った背面パッドがついているため、快適な背負い心地です。

フロントの下半分が大きく開くU字型のジッパー付きで、初心者の方でも荷物の出し入れがスムーズで使いやすい作りです。

ザックカバーも付属されているため、雨が降ってきても安心ですね。

女性の体型に合わせたレディースものもあるので参考にしてください。

続いてご紹介するのはがこちらです。

【ドイター:フォックス 30】

メッシュの背面パッドの通気性が高く、汗をかいても蒸れにくい構造です。

リュックのメイン収納がジッパーで2つに分けることも可能なため、パッキングや荷物の出し入れも便利です。

また、背面の長さも調節が可能です。

山小屋泊登山におすすめ!パッキングや出し入れに便利な2気室タイプのリュック

続いてご紹介するのが、山小屋に一泊する際におすすめの、容量が40リットルのリュックです。

初めての登山で宿泊するといった場合もあるかもしれないので参考にしてください。

【コールマン:マウントトレックライト40】

通気性とフィット感を兼ね備えた、背負い心地抜群の2気室構造のリュックです。

サイドポケットやウェストベルトポケットがついているので、使う頻度の高いものの出し入れに便利です。

その他にもメイン気室にアクセスできるサイドジッパーがついているといった工夫もあります。

続いてご紹介するおすすめのリュックがこちらです。

【モンベル:キトラパック 40】

先ほどご紹介した、モンベルチャチャパックと同様の機能を備えながら、リュックの内部をジッパーで2気室にすることができるので、パッキングや出し入れがしやすいです。

雨蓋の部分を取り外して、ウェストバックとしても使うことができるのも嬉しいポイントです。

レディースモデルもあるので、参考にしてください。

大容量の50リットルリュック!テント泊におすすめ!

テントに一泊するといった登山の場合には、荷物をたくさん入れることができる大容量の50リットルリュックがおすすめです。

【ノースフェイス:カイルス50】

背面パッドが通気性と背負い心地の快適さを兼ね備えた「トランポリン構造」になっているため、重い荷物でも背負うのが楽です。

「より早く、より遠くへ」という考えで軽量性を重視した「ファストパッキング向けモデル」でありながら、機能面も充実しています。

ザックカバーが内臓され、リュックのサイド部分がら荷物にアクセスできるジッパーがついているため便利です。

最後にご紹介するおすすめのリュックがこちらです。

【カリマー:ストラータ 50 タイプ1】

背面パネル内臓の3D設計で、背負ったときのフィット感が大変良いです。

フロント部分が大きく開くので、荷物の出し入れもしやすいです。

見た目もシンプルでおしゃれなので、女性にも背負いやすいデザインのリュックです。

メンズモデルの「ストラータ 50 タイプ2」も販売しています。

ぴったりのリュックで登山を楽しもう!

登山用のリュックについて、いろいろとご紹介しました。

登山に適した作りであるかを確認したら、リュックの容量も合わせてチェックしていきましょう。

滞在日数やどこに泊まるかによって、選ぶリュックの容量も変わってきます。

この記事を参考に、初めての登山が快適で楽しいものになるといいですね。