キャンプをするのであれば、たいていの場合テントが必要になります。
しかしテントといっても、形状や設営方法、定員によってさまざまな種類がありますよね。
そこで、キャンプ地でのアクティビティーを満喫したい方や、荷物を軽量にまとめたい方におすすめなのが、スノーピークから販売されている『ファルpro.air』です。
実際に使用した方の口コミを参考に、ファルの実力について見ていきましょう。
口コミでも評判のスノーピーク『ファルpro.air』をおすすめ!
皆様はキャンプの際にどのようなテントをお使いでしょうか。
広さを優先したり、部品の少ないシンプルさを優先したりと、人によって様々な評価基準でテントを選んでいらっしゃることだと思います。
本日ご紹介させていただきます、スノーピークから販売されている『ファルpro.air』は、軽量さと組み立ての簡単さの観点から言うと非常におすすめできるテントです。
口コミでの評判も上々ですよ。
ファルpro.airは、もともとスノーピークからファルとして販売されていたテントの後継機種です。
ファルpro.airのラインナップには、2人用の「ファルpro.air2」、3人用の「ファルpro.air3」、4人用の「ファルpro.air4」があります。
商品に記載されている定員は前述通りですが、広々と使いたい場合には、それぞれ定員-1人くらいで使用するのがおすすめですよ。
フライシートは落ち着いたカーキ色で、自然の中になじみますから、キャンプでリラックスしたいという時に視界で邪魔することはありません。
また、小型テントでありながらちょっとした前室が設けられているため、靴の脱ぎ履きやちょっとした調理を行うことができます。
ただし、テントは火に弱いため、無理な運用は避けてくださいね。
スノーピーク『ファルpro.air』は20秒で設営完了!?口コミの噂の真偽は?
スノーピークから販売されているファルpro.airの特徴として、非常に設営が簡単であるという事が挙げられます。
先代のファルは「20秒で設営できる」という事をウリに広告されていたこともあって、口コミを賑わせたりしていました。
そのファルはどのように設営するのかというと、具体的には以下の通りです。
①テントを設営したい場所にグランドシートを広げて、ペグで留めます。
②インナーテントとフライシートを接続した状態で、フライシートの差し込み口に折りたたみ式のフレームを通します。
すると、この時点でテントは自立します。
③最後に、テントをペグで固定すれば設営完了です。
以上のように、非常に簡単に設営ができますから、拠点設営をササっと済ませてしまった分アクティビティを楽しんだり、登山時には急な雨をしのいだりすることができます。
なお、本当に20秒で設営が可能かというと、実はかなり厳しいところです。
慣れればテントが自立するまでを20~30秒で済ませられますが、どうしてもペグ打ちには時間がかかってしまうので、2分くらいは見積もった方がいいといえます。
しかし、それでも設営が簡単であることに変わりはありませんから、断然おすすめです。
軽量さも口コミで評判!ファルpro.airの詳細なスペックは?
続いて、ファルpro.airの詳細なスペックについても確認していきましょう。
軽量さに関しても口コミで定評がありますので、軽い荷物でアウトドアを楽しみたい方は要チェックです。
スノーピークから発表されているそれぞれのスペックは、以下の通りです。
〇ファルpro.air2
サイズ:210×130×100(h)cm
重量:1710g
収納サイズ:本体ケース/φ17×33cm、フレームケース/11×50cm
定員:2名
〇ファルpro.air3
サイズ:210×150×103(h)cm
重量:1920g
収納サイズ:本体ケース/φ17×35cm、フレームケース/11×51cm
定員:3名
〇ファルpro.air4
サイズ:210×210×113(h)cm
重量:2230g
収納サイズ:本体ケース/φ17×43cm、フレームケース/13×51cm
定員:4名
耐水圧:ミニマム値:1500mm
以上のようにファルpro.airは非常に軽量で、コンパクトなのでpro.air2が1.7kg、最大4人が眠れるpro.air4でも2.2kgしかありませんから、非常に軽い部類のテントであると言えるでしょう。
また、インナーテントを分離すればより軽量なシェルターとしても使えるので、夏場にはシェルターとしての運用もしてみたいですね。
ファルpro.airのスペックを考察!
前項ではファルpro.airのスペックについてご紹介しました。
やはり特筆すべきは、その軽さについてでしょう。
ファルpro.airが軽くて持ち運びに優れている理由は、フレームの材質にあります。
重くなってしまいがちなフレームですが、ファルpro.airでは飛行機などにも使われるジュラルミンで作られていますので、軽さと頑丈さの両方が高いレベルで備わっていて、非常に頼りになりますよ。
次に耐水圧です。
ファルpro.airのフライシートもインナーテントも、耐水圧にはミニマム値で1500mmと記載されています。
一般的なテントは耐水圧の平均値で記載されていますが、スノーピークはテントの最も弱い場所で耐水圧を計測した値を記載しているので、非常に信頼できます。
また、1500mmというのは、強い雨にも耐えられるくらいの能力がありますから、極端な悪天候でもない限り十分な数値と言えます。
以上のように、設営が簡単で軽量ですから、ソロキャンプに便利だという口コミを見受けます。
ソロキャンプに挑戦してみたい方は、ぜひ入手してみるのをおすすめしますよ。
スノーピークの『ファルpro.air』が適した季節は?
スノーピークのファルpro.airは、どのシーズンで活躍するテントなのでしょうか。
口コミによると、夏の使用には厳しいという声が耳に入ります。
というのも、ファルpro.airは山岳用に設計されているため比較的保温性が高く、そのうえ換気できる窓があまりないのです。
ファルpro.airの天井には、一か所だけ換気用のベンチレーターがついています。
その他に換気できる窓は、テントの入り口だけです。
ファルpro.air3と4は入り口が2つあるため、それなりに温度調整ができるかもしれませんが、ファルpro.air2の場合暑い夜を過ごさなくてはいけないかもしれません。
以上の事を考えると、夏に平地でするキャンプにはあまり向いていないかもしれません。
涼しくなってきてからか、夏であれば少し標高の高い場所で活躍することでしょう。
ファルpro.airをクイックに設営するために!
ここまで、軽量で簡単に設営できる、スノーピークのファルpro.airをご紹介してきました。
ファルpro.airといえば『20秒で設営できる』ことがうりでしたが、実際にファルpro.airをお持ちの方の口コミによると、残念ながら、20秒での設営は厳しいという事実がわかりました。
ですが、工夫次第で設営スピードをより早くすることは可能です。
ここでは、ファルpro.airを高速で設営するためのキーとなることについてお伝えします。
まず、フライシートとインナーシートは、あらかじめ連結した状態で持ち歩きましょう。
広がっていない状態の幕体は非常に扱いにくいため、設営時に取り付けようとするともたついてしまいます。
次に、フレームの差し込み口をあらかじめ慣らしておきましょう。
フレームの差し込み口はかなりタイトに作られているため、購入した状態ではなかなかスムーズに差し込むことができません。
使っているうちに広がってくる部分ですが、スムーズに設営がしたい場合にはあらかじめ慣らしておくと良いでしょう。
ファルpro.airは軽量・簡単でおすすめのテント!
以上、この記事ではスノーピークのファルpro.airシリーズについてご紹介してきました。
2kgを切る軽さと、2分で設営できる簡単さのおかげで、テント設営がまったく負担にならずにキャンプを楽しめることでしょう。
ツーリングでの旅や、ソロキャンプにもおすすめです。
ぜひ入手して、設営に挑戦してみてくださいね!