ソロでもOK!スノーピーク製・ヘキサタープの設置&たたみ方

最終更新日:2019/08/24

日々の生活から離れて、自然の中でゆったりとキャンプを楽しむには、寝場所となるテントはもちろん、リビングとなるタープも欠かすことはできません。

タープの中でも、スノーピークのヘキサタープは、キャンパーにとても人気があります。

しかし、幕の形状が六角形のため、設置やたたみ方に苦労した方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、一人でもできるヘキサタープの設置方法&たたみ方を伝授したいと思います。

キャンプにはスノーピークのタープがおすすめ

キャンパーで知らない人はいないほど有名なのが、新潟県三条の大自然の中に本社があるスノーピークです。

スノーピーク製品は、日本国内だけでなく、海外にも大勢のファンがいます。

スノーピークの「本当に欲しいものを作る!」という製品作りへの情熱は、信頼できる高品質な製品作りへと確かに反映されています。

四季それぞれの表情がはっきりとしている日本は、キャンプで自然を満喫しやすい土地柄ですが、一方で高温多湿となり不快な時期も多くあります。

しかし、そのようなこともしっかり考慮されて作られているのが、スノーピークのタープなのです。

うだるような厳しい日差しや突然の雨を防ぐ加工や、強風にもしっかりと耐えられるように研究された縫製技術が、製品にあますことなく駆使されているのです。

さらにタープだけでなく、タープを支えるポールやロープ、ペグすらも非常に頑強な作りです。

これならば、どんな天候時にも安心して使用できますよね。

スノーピークのタープには、主に「ヘキサタープ」「レクタタープ」「スクリーンタープ」があります。

今回はその中でも、たたみ方が難しいイメージのヘキサタープについてご紹介していきます。

あなたのキャンプスタイルに合わせて、ヘキサタープのサイズ選びをしましょう。

スノーピークのヘキサタープはたたみ方が難しい!?初心者がチェックしておくべきこと

スノーピークのヘキサタープは、長翼と短翼が作り出す美しいデザインが特徴的です。

しかし、人によってそれぞれ好みは違うので、対称ではない形状が苦手な人もいるかもしれませんね。

非対称形状のデザインは、設置やたたみ方が難しい印象を与えます。

確かに、そのデザインが故の、デメリット寄りな点もあります。

後であたふたしないためにも、事前にチェックしておく必要があります。

●長翼側280cmと短翼側240cmで、メインポールの長さが違います。

そのため、ヘキサタープを広げるまでは、長翼側に使用するのか短翼側に使用するのかがすぐに判断つきません。

「風が強いときや雨が降っているときは不便」という声があります。

●長翼側のポールは、標準で280cmと高いです。

そのため、タープ内に雨が入り込んでくることがあります。

雨の強さによっては、ポールを低くしなければいけない場合もあります。

●短翼側の有効面積が、どうしても少なくなってしまいます。

日影部分も少なくなってしまうため、日差しが強い夏場は工夫して、空間をうまく使わなければいけません。

設置&たたみ方を知る前に!スノーピークのヘキサタープのアイテムを確認

スノーピークのヘキサタープがもつ非対称形状のデザインはとても美しいため、キャンプ場でもきっと目立つことでしょう。

さて、ヘキサタープの設置方法やたたみ方をご説明する前に、まずはヘキサタープのセットに含まれる各アイテムの名前を知っておきましょう。

よく使用されている、「ヘキサLセット6人用」を例に挙げてみますね。

・ヘキサタープ本体
・スチールポール(280cm×2本、170cm×4本)
・スチールペグ(30cm×8本)
・自在付ロープ(二又用10m×2本、3m×4本)
・ポールケース
・ペグケース
・キャリーバック

ちなみにこのヘキサタープは、3枚の210Dポリエステルオックスを両面からバイアステープではさんだ5重構造となっています。

そのため、強いテンションがかかるような設置のやり方をした場合にも安心できる耐久性を持っています。

設置した際の大きさは、760cm×1120cmとなります。

そして、使い終わって収納する際のサイズはW80×D17×H22cmです。

重量は11.9kg(本体とロープも合わせた重さ)です。

耐水圧は1800mmミニマムです。

ただし、難燃性はありませんので、ヘキサタープの近くや下で火を扱う際には十分に注意が必要です。

一人でもできる!スノーピークのヘキサタープの設置手順

それでは、いよいよスノーピークのヘキサタープの設置手順をご紹介しますね。

一人でもできるやり方なので、ソロキャンプ時にも役にたちますよ。

①【設置する方角を決定する】

ヘキサタープは、風向きもしっかり考えた張り方を選択しないと、風にあおられてしまう場合があります。

その点も頭に入れておきながら、どの方角にタープを張るのかを決定しましょう。

方角の決定には、スマートフォンのコンパスアプリを活用すると便利ですよ。

②【タープを拡げる】

しっかりとタープを拡げます。

③【ウィングポールを入れる】

ウィングポールの先端を、タープの端に開いている穴に入れてください。

両穴行います。

④【二又の自在付ロープをウィングポールに装着】

 
自在付ロープには、

・二又用10m×2
・3m×2
・2m×2

の3種類があります。

ウィングポールに使用するのは、この中の二又用10m×2となります。

ウィングポールに装着したら、ペグで固定してください。

もう片方も、同様にセットしてください。

 

⑤【ウィングポールを立ち上げる】

自在付きロープをしっかり調整しながら、ウィングポールを立ち上げましょう。

ウィングポールの立て方のポイントは、真っ直ぐに立てようとするよりも、「ハ」の字の逆の形を意識することにあります。

そうすると安定しますよ。

⑥【残りの自在付きロープで仕上げ】

4つある穴に、3m×2と2m×2の自在付きロープをセットします。

最後にペグで、希望している広さに調整しましょう。

キャンプに行く前に、まずは実際に練習をしてみることをおすすめします。

次は、ヘキサタープのたたみ方をご紹介します。

ヘキサタープを簡単に片付け可能!覚えておきたいたたみ方

六角形の形が美しく、魅力的なスノーピークのヘキサタープですが、角がわかりづらいため、扱いに慣れていないとたたみ方で手こずる場合があります。

気が短い人だと、イライラしてしまうかもしれませんね。

しかし、きれいにたたんでしまっておけば、次のキャンプの際にも気持ちよく使用できます。

後片付けは誰もが面倒臭い作業で、ちょっと憂鬱になりがちですよね。

キャンプを最後まで楽しむためにも、ヘキサタープの簡単な片づけ方をご紹介します。

そのポイントは、タープ真ん中の折れ目にあります。

①まず最初に、3m×2と2m×2の自在付きロープを外しましょう。

②タープが中央の折れ目に沿ってたたまれた状態を保持したまま、ウィングポールの足場を外してください。

この時、自在付きロープは元の長さに戻しておきましょう。

③畳んだタープの真ん中にスチールポールを置いて、クルクル巻いたら完了です。

こうすればすっきりと収納できますね。

キャンプ用品の保管方法

高品質で長く使用できるからこそ、スノーピークのヘキサタープは決して安いものではありません。

ですから、一度購入したら使用都度きれいなたたみ方をして、しっかりと保管し、長く使いたいものです。

タープだけでなく、その他のキャンプ用品も、普段は保管していることが多いですよね。

保管方法を一歩間違えてしまうと、劣化を早めてしまう原因となります。

キャンプ用品の保管方法についても、再確認しておきましょう。

【汚れは撤収時に落としておく】

キャンプ用品は一回倉庫などにしまってしまうと、出すのが面倒ですよね。

そのため、後から掃除をしようと思っても、大抵はそのままになってしまう場合も多いのです。

やはり、キャンプの撤収作業をする際に、しっかりと汚れを落としておくようにしましょう。

ポールについた汚れは拭き取り、風に当てて乾燥させましょう。

【タープやテントはしっかり陰干ししておく】

使用後は現地で陰干ししておくのはもちろんですが、帰宅後にもタープやテントを広げて陰干ししましょう。

1時間毎にひっくり返して、湿気を除去してください。

室内保管が基本です。

スノーピークのヘキサタープでワンランク上のキャンプを楽しもう

スノーピーク製のタープは、社内で研究された技術や社員の情熱がこもっている魅力的なものです。

スノーピークのタープを使ってみると、品質の良さと気配りを感じて、ワンランク上のキャンプを楽しむことができますよ。

設置手順やたたみ方をマスターするだけでなく、正しく保管して、ヘキサタープを長く愛用してくださいね。

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