日帰りハイキング向きのリュックとは?20L前後のおすすめ6選

最終更新日:2019/08/30

ハイキングの3種の神器と呼ばれる「シューズ」「雨具」「リュックサック」は、どれもハイキングの必需品です。

しかし、初めてのアイテム選びでは何を選べば良いのかわからなくなりがちではないでしょうか。

数あるブランド、数あるアイテムから自分にあったアイテムを探すには、時間や労力を要します。

今回は、3種の神器のうち初めての日帰りハイキングにおすすめな、20L前後のリュックサックをご紹介します。

「ミレー」のハイキング向き20Lリュック「ウェルキン 20」

「ミレー(=MILLET)」はアウトドア向けリュックの定番ブランドとして有名で、名前を耳にする機会も多いのではないでしょうか。

ハイキングだけでなく、キャンプなどのほかのアウトドアアクティビティやタウンユースでもよく見かけることでしょう。

ミレーはフランスのアウトドアブランドで、1921年の創業以来、長い歴史を持ちます。

ウェア類や寝袋など幅広いアイテムを展開していますが、リュック類はミレーの代名詞商品です。

そのミレーのリュック類の中でも、特におすすめのアイテムは「ウェルキン 20」です。

このアイテムは、その名前からわかるように20Lのリュックで、2バックル式の雨蓋を搭載したモデルです。

フロントと雨蓋にはジッパーポケットを配し、小物の収納も容易です。

また、側面にはメッシュポケットがあり、水筒、マットレスなど、長物の収納に便利でしょう。

トレッキングポール用のホルダーも装備されており、リュックの外部の収納が充実しています。

さらに、ショルダーハーネス、ウェストハーネスにはスリットが入っていて、メッシュを採用しているため通気性は非常に良好です。

背面パネルもメッシュを使用し、背中が蒸れにくい造りをしています。

もちろん背負い心地も良好で、背面は女性や小柄な方にもフィットしやすい46cmの長さで作られています。

その他、ランニング中や自転車に乗りながらも水分補給ができる、ハイドレーションシステム対応構造です。

大定番ブランドであるため、多くのアウトドア専門店に取り扱いがあります。

まずは販売店へ足を運び、試着をしてみると良いでしょう。

【ミレー:ウェルキン 20】

●本体価格

¥9,900(+税)

●重量

760g

「アンドワンダー」のリュックもハイキングに使える!

「アンドワンダー(=and wander)」というブランドをご存知でしょうか。

2011年にスタートした若いブランドなので、ご存知ない方も多いかもしれません。

タウン着のようなオシャレさやシンプルさを持ちながら、登山をはじめとしたアウトドアで使用できるアイテムを生み出し続けているブランドです。

最近では、アウトドア用ではなく普段使いに着用している姿を見かけることも増えてきており、今後が楽しみなブランドの一つです。

今回、アンドワンダーから紹介する、ハイキングに使える20L前後のリュックは「キューベンファイバーバックパック」という25Lのリュックです。

このアイテムは、本体に「キューベンファイバー」という素材を用いています。

この素材は、高強度で有名なダイニーマ繊維をUV樹脂でラミネートした生地で、ヨットの帆としても使用される信頼度の高い生地です。

また、高い防水性と引き裂き強度を持ち合わせており、薄くて軽いことも特徴の一つでしょう。

その他にも、背面パネルを取り外すことでコンパクトに収納することもできるため、将来的にはアタックザックとしても使用できます。

なお、軽さに特化したアイテムなので、一点に力が集中してしまうと破れる可能性があります。

そのため、藪漕ぎや岩場は、やや注意が必要でしょう。

【アンドワンダー:キューベンファイバーバックパック】

●本体価格

¥38,000(+税)

●重量

260g

北欧生まれの20Lリュック「ノローナ ビティホーンパック20L」

実は、主にウィンタースポーツ向けのハードシェルなどで知名度が高い、ノローナ(=NORRONA)からも夏にハイキングで使える小型リュックが発売されています。

それが「ビティホーンパック20L」です。

ビティホーンとは、ノローナのライトトレッキング・トレイルラン向けの製品ラインナップのことで、ハイキングに使えるアイテムが多く展開されています。

20L程度のライトな製品では簡素化されたものが多い中、このビティホーンパック20Lは妥協しないノローナの物づくりに対する熱意が感じられるアイテムです。

幅が広めなウエストハーネスのおかげで、荷物の重さに慣れていない方でも楽に背負うことができる造りになっています。

また、ショルダーハーネスおよびウエストハーネスは肉抜きがなされており、通気性の向上と軽量化が図られています。

特に背面パネルの造りは秀逸で、蛇腹のような凹凸がある構造になっています。

これにより背面パネルが背中に沿ってカーブし、さらに通気性も確保しています。

そのほか、ポールホルダーが搭載されており、ハイドレーションシステム対応にもなっています。

ライトながらしっかり使える「ビティホーンパック20L」も候補にいかがでしょうか。

【ノローナ:ビティホーンパック20L】

●本体価格

¥14,000(+税)

●重量

464g

アメリカ発ULハイキングブランド「シロギア」のリュックもおすすめ

「シロギア(=Cilo Gear)」はアメリカ・ポートランドの、ウルトラライトハイキングに特化したガレージブランドです。

日本へ入ってくる物品数は決して多くはありませんが、有名セレクトショップなどで取り扱いが始まってから知名度を高めてきました。

そして今回、シロギアからは「20Lワークザック」をご紹介します。

高い引き裂き耐性と高い防水性を持つ、ナイロン生地「X-PAC」を用いたリュックで、雨蓋つきのやや縦長な形状をしています。

ウェストハーネスをなくし、シンプルかつライトなアイテムになっています。

なにかと便利なサイドポケットを搭載しており、長物の収納や頻繁に取り出すドリンクボトルの収納に困ることはありません。

その他にも、「Ninja Pocket」と呼ばれるポケットを搭載し、収納が充実しています。

そんなハイスペックなこのアイテムがなかなか日本では手に入らない理由に、「受注生産製品」があります。

注文が入ってから全て手作りしているため、品質が非常に高く、他人とかぶりにくい点など、多くの魅力が詰まっています。

優れたアイテムに贈られる賞を受賞したこともあるこのアイテムで、所有欲を満たしてハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【シロギア:20Lワークザック】

●本体価格

¥20,000(+税)

「テラノバ」のレース向けリュックならハードなハイキングにもOK!

イギリスのアウトドアブランド「テラノバ(=TERARA NOVA)」からは多くの超軽量リュックが発売されています。

そのうちの一つの「レーサー20」をご紹介します。

このアイテムは、トレイルランニングやアドベンチャーレース向けに開発されたリュックで、レース時の激しい動きにも対応するつくりをしています。

平たく、肩から脇腹へかけて背中全体に沿うような形状をしているため、リュック内の荷物が安定しやすいという特徴があります。

これはハイキングでも非常に重宝する特徴で、荷物が安定することで荷物の重さを感じにくく、楽に歩くことができます。

また、リュックそのものも非常に軽く、たったの354gしかありません。

なお、20Lのタイプ以外にも10L、25L、35Lと幅広く展開されています。

背中へのフィット感と荷物の安定性に特化したアイテムをご所望であれば、ぜひ使用してみてください。

【テラノバ:レーサー20】

●本体価格

¥11,800(+税)

●重量

354g

背負い心地をギミックで向上!「ミステリーランチ」のリュック

最後にご紹介する20L前後のハイキング向きリュックは、「ミステリーランチ」の「クーリー25」です。

ミステリーランチのリュックと言えば、フロントパネル中央から放射状に3本のファスナーを配しており、開口部を広くとることができるアイテムとして有名です。

あまりにも特徴的な外見なので、一目でこのブランドのアイテムとわかるほどでしょう。

その他にも、ミステリーランチのリュックの利点といえば、背面長をアジャストできるギミックが備わっていることではないでしょうか。

使用者ひとりひとりにフィットすることで、誰でも心地よく背負うことができます。

そのため、初めてのリュックとして非常におすすめです。

初めのうちはよくわからなくなりがちな、背面のフィット感や背面長の適正値も明確になります。

特徴的な見た目ですが、非常に高性能なこのアイテムを初めてのリュックとしていかがでしょうか。

【ミステリーランチ:クーリー25】

●本体価格

¥22,000(+税)

●重量

1.3kg

20L程度の小型リュックも意外と奥が深くて種類が多い

今回ご紹介したリュックは、数多くある小型リュックの一角に過ぎません。

そして使う人や使い方によって、重要視する機能や求める性能は千差万別です。

その中から選び出す時には、何を購入するべきかわからなくなりがちです。

今回ご紹介したものだけでなく、多くのアイテムを店頭で手に取って、試してみてください。

その中から、ご自身にあったベストなアイテムセレクトができると良いですね。

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