ハイキング用のリュックとは?特徴や選び方などご紹介!

最終更新日:2019/09/07

ハイキングに使用するリュックには、様々な道具や食料、水を入れます。

そのため、物を入れられるリュックであれば、ハイキングで使用することは可能です。

しかし、ハイキング用のリュックには、ハイキングをより快適にさせてくれる機能が豊富にあります。

そこで今回は、ハイキング用のリュックの使い方や選び方のポイント、おすすめのリュックなどについてご紹介します。

ハイキング用のリュックのご購入をお考えの方は、是非参考にしてください。

ハイキング用のリュックと日常で使用するリュックの違い

ハイキングに使用するリュックは「必ず専用のリュックでなくてはならない」というわけではありません。

普段から使用しているリュックでも、ハイキングを楽しむことができます。

しかし、この2種類のリュックは同じリュックでも様々な違いがあります。

ここでは、主にどういった違いがあるのかをご紹介いたします。

●疲労度合い

ハイキング用のリュックにはショルダーハーネスやウエストベルトなどが備わっています。

そのため、ハイキング用のリュックは、背負っていても疲れにくくなっています。

●容量

ハイキングでは、水や食料、必要に応じて調理器具や着替えなど多くのものを持ち歩きます。

テント泊や山小屋などに宿泊することもあるため、ハイキング用は容量が多いリュックが多くあります。

●縦長

ハイキングや登山で使用されるリュックは、大きさにもよりますが、基本的に縦長のデザインとなっています。

そのため、歩いている際に重心がぶれにくく、歩きやすいため、快適にハイキングを楽しむことができます。

リュックの適切なパッキング方法について!

高性能なハイキング用リュックを購入したとしても、その性能を発揮させるためには、適切なパッキングをする必要があります。

ここではハイキングや登山をする際の適切なパッキング方法についてご紹介いたします。

基本的にリュックのパッキングをする際には、重い荷物を軽い荷物で挟むようにして、パッキングを行います。

主に重い荷物は背中に最も近い場所に入れておくことで、重心のブレが少なくなり、歩きやすくなります。

例えばリュックの一番下には着替えなどを入れて、その上の背中側に比較的重い調理器具や水などを入れ、その隣の外側に小道具などを入れるのが理想です。

また、頻繁に使用する道具などは、取り出しやすいようにリュックの上の方やサイドポケットなどに入れておくこともポイントです。

ハイキング用のリュックにあると便利な機能とは?

ハイキング用のリュックには、備わっていることで、より快適にハイキングを楽しめる便利な機能があります。

それは、より歩きやすくなる機能や、リュック内のものを保護するための機能など様々です。

ここでは、ハイキング用のリュックに備わっていると便利な機能についてご紹介いたします。

●雨ふた

雨がリュックの中に入らないようにする機能です。

また、リュックの本体を上から押さえつけて、リュックをより安定させる、という機能もあります。

●ピッケルホルダー

主に登山で使用するためのピッケルやポールを、固定しておくためのホルダーです。

ハイキングコースにもよりますが、ハイキングでもポールを使用することで、歩行が楽になります。

●ベルト

ハイキング用のリュックにはショルダーハーネスやウエストベルトといった、ベルトがついているタイプが多くあります。

ベルトがあることでリュックをより安定させられるため、歩行が非常に楽です。

●ハイドレーション

ハイドレーションとは、リュック内に入っている飲み物を、吸引チューブを利用して飲むことができる給水システムです。

水筒やペットボトルなどをリュックから出し入れする手間がないため、給水の際は非常に便利です。

ハイキング用のリュックの選び方のポイントについて!

ハイキングで使用するリュックの種類は非常に豊富です。

そのため、いざリュックを選ぶとなった際、どれを選べば良いのか迷うこともあると思います。

そんな方のために、ここではハイキング用のリュックを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介いたします。

是非参考にして、リュック選びに役立ててください。

●容量

ハイキングや登山をする際には、何日で行うか、どんなハイキングコースを歩くのかによって、荷物の多さが変わってきます。

日帰りで比較的簡単なハイキングコースでのハイキングは、容量が少なめのリュックでもできます。

しかし、テント泊や山小屋などに宿泊する場合は、50Lを超えるような大容量のリュックが必要です。

●フィット感

リュックを選ぶ際には直接リュックを背負って、フィット感を確認するようにしましょう。

フィット感が欠けてしまうと、非常に歩きにくくなり、快適なハイキングができなくなってしまいます。

●ベルト

ベルトがないと、リュックが不安定になり、非常に歩きにくくなってしまいます。

そのため、ベルトが備わっているリュックを選びましょう。

●サイドポケット

小物類を管理しやすくするためにも、サイドポケットは非常に重要です。

サイドポケットが備わっているリュックがおすすめです。

リュックのメンテナンス方法について!

ハイキング用のリュックは、定期的にメンテナンスを行わないと、寿命が短くなってしまいます。

ハイキングや登山をした後には毎回メンテナンスをしておきたいところですが、毎回するのは面倒ですよね。

そこで、数回使用した後にはメンテナンスをするようにしましょう。

特に暑い日などにハイキングをすると、大量の汗をかきます。

汗は、リュックに染み込み、異臭の原因にもなります。

そのため、暑い季節には頻繁にメンテナンスをする必要があるのです。

ここでは適切なリュックのメンテナンスの方法をご紹介いたします。

リュックを使用してハイキングをしようと思っている方は、是非参考にしてください。

1.リュックの中身をすべて出す

まず、リュックの中に入っている荷物をすべて外へ出します。

2.破損箇所がないか確認する

リュック自体に穴が開いていないか、ジッパーやハーネスなどに破損がないか確認しましょう。

もし、破損箇所があれば、メンテナンス後に補修したり、部品を交換したりする必要があります。

3.バケツや洗面器にお湯と中性洗剤を入れる

お湯は40度前後程度のお湯で構いません。

中性洗剤は多すぎると、この後のふき取る作業が大変になるため、少量にしましょう。

4.タオルなどにしみこませてリュックを拭く

リュックの内側から外側まで、すべての面を拭きましょう。

汚れがひどい箇所や汗などが特にしみこみやすい背面パッドなどは、スポンジを使用して、入念に洗いましょう。

5.水ぶきで洗剤をふき取る

タオルなどで水拭きをし、洗剤を落とします。

6.乾燥させる

リュックを乾かす際は基本的に陰干しです。

日光に直接当たると紫外線で生地が傷んでしまいます。

そのため、乾かす際は、風通しが良い日陰で乾かしましょう。

おすすめのハイキング用リュック3選!

ここでは、ハイキングにおすすめのリュックを3つご紹介します。

これからハイキング用のリュックを選ぼうとしている方は是非参考にしてください。

●カリマー タトラ 20 karrimor tatra20

参考価格:11,016円

容量が20Lあるため、日帰りハイキングや日帰り登山に適したリュックです。

両サイドにはメッシュポケットがついており、水筒やペットボトルが入れられます。

ウエストベルトには小物を入れられるようにジッパーポケットがついており、小物の管理がしやすい構造です。

また、雨蓋にも小物を入れられるようにポケットがついています。

●VAXPOT(バックスポット) ザック 登山用 VA-8300

参考価格:3,299円

このリュックは、ザックカバーを入れるポケットが底部にあるため、いつでも簡単に取り出せます。

また、ザックカバーは休憩時に地面に敷いて使用することもできます。

サイドにはメッシュポケットがあり、ペットボトルなどを入れられます。

本体の収納を2ルームと1ルームに分けることができ、荷物の管理が非常に簡単です。

サイドコンプレッションベルトが備わっており、荷物をより安定させられます。

●THE NORTH FACE ベースキャンプ ヒューズボックス 2

参考価格:13,771円

スクエア型のリュックで非常に使いやすく、多くの荷物を収納できます。

スクエア型のため、リュック自体が自立し、汚れにくくなっているのも特徴です。

開口部も大きいため、リュックの中が見やすく、荷物を取り出しやすくなっています。

耐水性に優れており、カバーがなくてもリュックの中が雨で濡れることがありません。

自分に合ったリュックでハイキングを楽しもう!

日帰りでハイキングを楽しむ際には、日常で使用しているリュックでもできないことはありません。

しかし、「これから難易度が高く距離が長いコースでハイキングをする」という方は、ハイキング用のリュックを選ぶことをおすすめいたします。

また、どれだけ高性能なリュックを選んだとしても、パッキング次第では性能を十分発揮できません。

パッキングの方法を理解してリュックの性能を十分発揮させましょう。

自分に合ったリュックを選んで、充実したハイキングを楽しみましょう。

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