ハイキングに行くときは、「リュック」を使うと両手が自由に使え、多くの荷物を持ち運ぶこともできるため、非常に便利です。
しかし、リュックと言っても、大きいものから小さいものまであり、種類も数多く販売されています。
今回は、このような多くの種類のリュックの中から、「ハイキング」に持って行くのにおすすめなものを、いくつかご紹介していきます。
ハイキングに持って行くリュックはどのようなものがおすすめ?
ハイキングに持って行くリュックは、どのようなものを選べば良いのでしょう。
まず、大きさは、ハイキングの行程にもよりますが、ちょっとした日帰りハイキングであれば、20~30L程度のもので十分です。
持って行く物の量に左右されますが、着替えや食料、飲み物のほかに、雨具程度を一人分持って行くのであれば、このくらいのサイズで十分です。
ハイキングに持って行くリュックの形状ですが、出し入れする口が大きく開くものがおすすめです。
見た目が格好良いもので、上の部分のみ開くものがありますが、荷物が多い場合には特に、口が大きく開くものをおすすめします。
例えば、欲しい荷物が下の方に収納されている場合に、それを取り出すために、上の荷物を一度出してから、欲しい荷物を取り出し、また収納するというと、かなりの手間になります。
しかし、口が大きく開くタイプであれば、そのまま下の荷物まで取り出すことが可能になります。
また、ポケットが多くついているものがハイキングには便利です。
どこに何を入れたか覚えておけば、欲しいものをすぐに取り出すことができます。
中には、ハイドレーションシステムという機能がついているものがあります。
これは、水などの飲料を入れたタンクと、チューブを取り付けることができるもので、移動しながらでも水分を補給することができます。
次項では、ハイキングにおすすめなリュックを、いくつか具体的にご紹介していきます。
初めてのリュックにおすすめ!ノースフェースのテルス
まずご紹介するのは、ノースフェースの「テルス」です。
【ザ・ノースフェース テルス25】
重量:1,030g
容量:27L
メーカー希望小売価格:17,280円(税込価格)
アウトドアグッズの超有名なブランドであるノースフェースから販売されているこのリュックは、ハイキングに適した27Lサイズです。
シンプルな形状なため、アクティブに活動する行程にぴったりです。
ウエストハーネスにも、ポケットがついているため、よく取り出す小物などを収納しておくことができます。
また、このウエストハーネスは取り外しができるため、ハイキング以外に、普段使いにも自然なリュックになります。
フロントがダブルポケットになっていて、レインカバーを内蔵しているため、急な雨でも、リュックと荷物を雨から守ることができます。
ハイドレーションにも対応しているので、行動しながらの水分補給も可能です。
生地は、ナイロン製で耐久性に優れているものを採用しています。
外見はシンプルですが、機能を多く搭載したモデルです。
ハイキングをはじめとしたアウトドアのリュックを始めて購入する人におすすめです。
ハイキングから登山までおすすめなリュック!カリマーのリッジ
2つめのおすすめは、カリマーの「リッジ」です。
【カリマー リッジ30】
重量:1,400g~1,450g
容量:30L
メーカー希望小売価格:21,384円(税込価格)
カリマーのリュックは独特なボディー形状をしていて、重い荷物を運ぶときにも、後ろに傾かないように設定されています。
また、重心は低い方が安定しているように思われますが、カリマーのリッジは、重心を少し高めに設定することで、背中のフィット感を向上させています。
ハイキングなどに使われるリュックには定番のウェストベルトも、リュック本体の荷重を分散させることができるように設計されています。
リッジのシリーズには、30Lのものの他に、40Lのものもあり、山小屋やテントなどで泊まるような登山にも対応しています。
サイズも、タイプが1~3と、背面長の異なるものがラインナップされているため、男性から女性まで自分に合ったサイズを選ぶことができます。
モンベルのチャチャパックはハイキングでもおすすめの機能が満載!
ハイキングや登山で使用するリュックには、普段使いのリュックとは異なり、多彩な機能を備えたものが適しています。
ハイキング時や本格的な登山時に便利な、さまざまな機能を兼ね備えたおすすめのリュックが、モンベルから販売されています。
【モンベル チャチャパック30】
重量:1,180g
容量:30L
メーカー希望小売価格:17,500円(税別価格)
このリュックの特徴として、まず重量が軽いことが挙げられます。
さらに、他の機能も充実しています。
一つは出し入れ口で、フロントパネルについているジッパーがU字型で、大きく開きます。
そのため、荷物の出し入れが非常にスムーズに行うことができ、リュックの中の荷物を探すことも少なくなります。
また、フロント部には、大きなポケットがついているため、グローブなども取り出しやすいこのポケットに収納することができます。
底面にはパックカバーを内蔵しているため、急な天気の変化にも、慌てずに対応することができます。
背中と接するパネルには、ナイロンメッシュを使用しているため、通気性に優れ、蒸れることなく快適にハイキングを楽しむことができます。
ハイキングにもおすすめなグレゴリーのスタウト!
アウトドア用品で有名メーカーであるグレゴリーのリュックですが、アウトドアだけでなく、普段使いにも人気があります。
その理由は、体にフィットする感覚がとても優れている点が挙げられます。
「体にフィットする」ということは、ハイキングにおいてとても重要なポイントで、荷物の重量による疲労を軽減させてくれます。
このように人気のあるグレゴリーの中でも、ハイキングや登山に特におすすめのリュックとして「スタウト」があります。
【グレゴリー スタウト30】
重量:1,060g
容量:30L
メーカー希望小売価格:19,440円(税込価格)
スタウトの特徴は、背負ったときのフィット感と、通気性の良さが挙げられます。
まず、フィット感の良さですが、人間の体の形状に合わせた流線型はもちろんですが、使う人にフィットするように、背面長が調整できるようになっています。
リュックを選ぶ際、背面長を意識してサイズを選びますが、完全にフィットするものを探すのは難しいものです。
そこで、調整することができるこのようなタイプであれば、より自分に合ったサイズにカスタマイズすることができます。
通気性に関しては、背中に当たるパネルにメッシュ素材を採用することで、汗をかきにくく、汗冷えを防ぐ効果が期待できます。
収納力も十分にあり、左右のウェストベルトにポケットがあり、小物を収納することができます。
サイドポケットも比較的大きく深い設定になっているため、メインの収納ぶ以外にも多くの荷物を収納し運ぶことができます。
ハイキングのリュックを選ぶときのポイントはここ!
これまで、おすすめのリュックを4種類ご紹介してきましたが、ハイキングのリュックを選ぶポイントについて改めてまとめてご紹介していきます。
最も重要なポイントは、自分の体にフィットするものを選ぶことです。
実際に背負ってみて確認することはもちろんですが、サイズを選定する目安に「背面長」があります。
首の後ろの骨の部分から、腰までの長さが、背面長と一致するものを選ぶと、フィット感が良いものを選ぶことができます。
試着したときに、背中に隙間が空いていたり、リュックが浮いているような感覚がある場合には、自分の体にリュックが合っていないため、避けるようにしましょう。
肩のベルトについても、フィット感には重要な働きをします。
比較的安価なものや、普段使いのリュックは、この肩のベルトがストレートのものが多いですが、フィット感が良いものは、湾曲しているものが多いです。
人間の体も曲線が多いため、この曲線にピッタリとフィットするように考えられています。
この他に、リュックの作りでのポイントは、ウェストベルトがあるものを選びましょう。
このウェストベルトは、リュックが腰に密着して、荷物が横に振られることを防いでくれます。
カリマーのように、ウェストベルトにポケットがついているものもあります。
ポケットは、小物を収納する場合非常に重宝するので、ポケットの多いものや、サイドポケットがあるものを選ぶようにします。
このように、リュックを選ぶ際には、フィット感と収納力を重視して選ぶようにしましょう。
リュックは自分に合ったものを見つけ大切に使おう!
ハイキングのリュックを選ぶときには、フィット感と収納力を重視して選ぶようにします。
その中で、各メーカーより、おすすめの機能や形状、素材を比べ、自分に合ったものを探してみるのも、面白さの一つです。
また、リュックは、自分に合ったものを見つけると、長い間愛用できるものが多いです。
少し高価と思われるものでも、自分に合っていると感じたら購入し、大切に使ってみてはいかがでしょうか。