モンベルでは、アウトドアで何かと入り用になるロープを1m単位で量り売りしています。
テントの設営のような普段使い用のロープだけでなく、水辺でのレジャーの際に安全対策として用意しておきたいロープや、重量物を支えることができる強度を持つロープなど、種類も多岐にわたります。
この記事では、モンベルで購入できる量り売りのロープの紹介と、アウトドアでのロープの使いみちや必要になる長さをご紹介していきます。
モンベルで取扱中の量り売り可能なロープ一覧
アウトドアでは様々な場面でロープを使います。
概要でもお伝えしたように、色々と出番の多いロープですが、普段はどこで購入していますか。
アウトドアショップなどで購入できるロープは規格的に長さが決まっていて、ほしい長さが売っていないなんてこともありますよね。
モンベルでは、1m単位でロープの量り売りを行っています。
実際に、量り売りを行っているラインナップは以下のとおりです。
・張り縄(Φ2/Φ3/Φ4)
テントやタープの設営に使用されることが多いロープです。
素材については、径が2mmのものは高強力ポリエチレンで、それ以外はポリプロピレンでできています。
・リフレクティブ張り縄(Φ2/Φ3/Φ4)
張り縄と同様に、テントやタープの設営に使用されることが多いロープです。
光を反射する繊維が編み込まれているため、夜間でも存在に気づきやすく、うっかり引っかかってしまうことを防止できます。
素材についても張り縄と同様で、径が2mmのものは高強力ポリエチレンで、それ以外はポリプロピレンでできています。
モンベルで買える量り売り可能なロープとその性質
引き続き、モンベルで取扱いがある量り売り可能なロープについてご紹介してきます。
・フローティングロープ(通常Φ9/ノンコアΦ8.5/スタティックΦ11)
その名の通り、水に浮くロープです。
水辺でのアクティビティーを楽しまれる方も多いと思いますが、命に関わる事故が起きやすいのもまた水辺です。
万が一のアクシデントに備えて、水に浮くロープを持っていると安心ですね。
ノンコアは軽量ですから、持ち歩きに便利です。
一方スタティックは重いですが強度に優れているため、スタックしてしまったカヤックを牽引するような使い方もできますよ。
・ナイロンスリング(幅15mm)
テントやタープの設営方法として、ペグで固定する方法の他に、近くの樹木にロープをくくりつけて固定する方法があります。
このとき、一般的な丸紐を使うと樹木にダメージを与えてしまいやすいという問題があります。
そこで、ナイロンスリングのような平紐を使えば、樹木とロープが接する面積が増え力が分散するため、与えるダメージを減らすことができます。
森林でのキャンプを行う方は、スリングを持っていてもいいかもしれませんね。
木と木の間にハンモックを設置するような使い方もできますよ。
以上に挙げたロープの他にも、モンベルではバンジーコードなどに使用できるΦ5の丸ゴムも量り売りを行っています。
アウトドアで入り用なロープ!量り売りなら長さはどれくらい必要?
ここまでは、モンベルで購入できる量り売りのロープのラインナップについて確認してきました。
いずれも特色があるロープなので、用途に合わせて適切なものを選択しましょう。
続いては、量り売りのロープをどのくらいの長さでカットしてもらえばいいかについてお伝えしていきます。
アウトドアでロープを使う場面は数あれど、どれくらいの長さが必要かについて考えたことがある人は少数派でしょうから、いざ購入する場合になって悩んでしまうこともあるかと思います。
また、せっかくロープを購入したのに、いざ使おうというときに「帯に短し襷に長し」になってしまっては不便ですよね。
そこで、一般的なアウトドア活動で必要となるロープの長さについて、まとめていきます。
モンベルのテントやタープの設営に必要となるロープの長さや本数について、きっちりとおさえておきましょう。
必要な長さで量り売り!モンベルのテントを張る時のロープの長さは?
この項では、アウトドアでの代表的な活動で必要となるロープの長さと本数についてまとめていきます。
モンベルで取り扱われている量り売りのロープを買うときに困らないように、あらかじめほしい長さをチェックしておきましょう。
■テント
テントを地面に固定するために使うロープは、2mから3m程度の長さがあるものが8本程度あれば十分と言えます。
テントの4つの角と間の辺に1本づつ渡せば十分に固定できます。
テントが大きい場合には、適宜本数を増やしてください。
■タープ
タープを設置するために必要なロープの長さは、タープに使うポールの長さから割り出すことができます。
ポールの長さに対して、1.5~1.7倍の長さが最低ラインです。
実際には余裕を持って、ポールの長さが2mを超えるのであれば4m、それ未満なら3m~3.5mくらいの長さにカットしましょう。
本数に関しては、メインポールに対して2本、サブポールに対して1本用意すればいいと言えるでしょう。
■テントや寝袋を干す
一晩使ったテントや寝袋は、汗や結露で濡れていることがほとんどです。
撤収前に干して乾かしておくと、カビなどの対策になりますよ。
木と木の間などにロープを渡して干すのであれば、ロープの長さは4mもあればいいと言えるでしょう。
以上、ロープが必要となる代表的なシチュエーションでの、必要な長さをお伝えしました。
量り売りのロープをより便利に使うためには、自在金具も別途用意しておくといいですよ。
モンベルで購入したロープの活用方法!
ロープの使いみちは、テントの設営や非常時の救命道具として以外にもたくさんあります。
そういったロープの活用方法を覚えておけば、アウトドアで出くわす様々なシチュエーションに対応して、より快適であったり便利に過ごすことができますよ。
モンベルで量り売りのロープを購入する際には、予備も含めて多めに入手しておくと、いざというときに役に立つかもしれませんね。
それでは、ロープが役立つシチュエーションをご紹介してきます。
■引き手としての利用
寒い場所では、手袋をしながらテント設営のような作業をする場合も出てくるかもしれません。
そういったときにハンマーやペグに20cmくらいのロープを結びつけておくと、取扱が簡単になりますし、手から滑り落としてしまうことも避けられます。
同様に、テントやザック、衣服のジッパーにもロープを通しておけば便利です。
■荷物の収納補助
寝袋やテントのように、かさばりがちな布類はロープで縛るとコンパクトに収納しやすいです。
■靴の修理
たくさん歩くアウトドアで、靴紐が切れたり靴底が剥がれると、アクティブに行動できなくなってしまいます。
そこで靴をロープで縛り付ければ、一日過ごす間の間に合わせくらいにはなります。
アイゼンの簡易的な固定にも使えますよ。
ロープを活用するために!基本の結び方を覚えよう!
先程は、簡単なロープの活用方法についてお伝えしました。
ご紹介した以外の場面でも、工夫次第でロープは大活躍しますよ。
そのためには、たくさんあるロープの結び方を覚えることで、活用の幅をぐんと広げることができます。
ここでは、両手が空いていなくても片手で結ぶことができるうえに、活用の幅が広くて、そのうえほどく時にも力がいらない『もやい結び』をご紹介します。
【もやい結び】
①結ぶ場所を決めたら、ロープを一周させて輪を作ります。
この時、交点で端側のロープが上に来るように輪を作ってください。
②端側のロープを、輪に下から通します。
③ロープの端を、端ではない側のロープの下を通らせて、先程作った輪に再び通します。
④ロープの端を結び目から余裕を持って伸ばしてから、結び目をきつく締め上げて完成です。
ロープの結び方は、もやい結び以外にも無数にあります。
便利な結び方を覚えれば、モンベルで買った量り売りのロープもかなりの働きをしてくれますよ。
アウトドアを楽しむために、ぜひ覚えてくださいね。
モンベルのロープの量り売りを活用してみよう!
この記事ではモンベルで購入できる量り売りのロープの種類と、アウトドアでのロープの活用方法についてお伝えしてきました。
忘れがちですが、ロープは使い方を工夫すればとても便利な道具です。
ロープは消耗品なので、この機会に用途に合った新しいロープを揃えてみてはいかがでしょうか。