登山の相棒として、トレッキングポールが普及してきています。
トレッキングポールは登山時に体にかかる負担を抑えるため、たかが杖とあなどれないアイテムです。
購入の際には、これからご紹介するように、信頼性の高いレキの製品をおすすめします。
また、トレッキングポールを使用しているうちに錆びたり、転倒などのアクシデントで曲がることがあるかもしれません。
そこで、併せて修理やメンテナンスの方法についてもご紹介します。
登山に便利なトレッキングポール!おすすめはレキ!
登山における定番の道具にはいろいろなものがありますが、その中でも比較的最近普及してきたアイテムが『トレッキングポール』です。
トレッキングポールは2本を1組として使う杖で、登山中には両手に持って、地面を突きながら歩きます。
不安定な場所でバランスを取るだけでなく、高低差のある場所での足腰への負担を軽減したり、長時間歩き続けるときの疲れを軽減させる効果があります。
トレッキングポールを購入するのであれば、おすすめしたいのはレキの製品です。
レキは、登山用トレッキングポールやスキー用のストックの専門メーカーです。
専門メーカーだけあって品揃えも良く、性能についても折り紙つきです。
軽い上にハードな環境にも耐える丈夫さがありますので、もし購入するのであれば選択肢の一つとしてぜひご一考ください。
ただし、丈夫といってもきちんと使用後のケアをしなければ、破損や錆の原因になります。
修理が必要になってしまうと大事ですから、大切にケアをするようにしてください。
ケア方法については、後の項でご説明します。
また、もし修理が必要になってしまった場合には、レキの窓口に問い合わせてみてください。
レキは手厚い修理対応に関しても有名ですから、安心して頼れると言えます。
トレッキングポールの使い方!
まずは、トレッキングポールの使い方について学んでおきましょう。
はじめに、トレッキングポールの握り方です。
握り方に関しては、レキを始めとして、どのメーカーでも共通です。
ストラップの輪の下側から手を通して、ストラップごとグリップを握るのが正しい握り方です。
こう握ることで、手首への負担が減るうえに繊細な操作がしやすくなりますし、とっさのときにトレッキングポールから手が外れてしまっても、手のひらでストラップを握って体を支えることができます。
続いて、トレッキングポールの長さを調整しましょう。
腕をおろして肘を直角に曲げた状態で、トレッキングポールがちょうど地面につくくらいが、平地での適切な長さです。
あとは斜面の上り下りに応じて、上りでは短めに、下りでは長めにトレッキングポールの長さを調整してください。
歩く時には、意識してトレッキングポールを突く必要はありません。
基本的には自然に歩くままにして、あまり足元から遠く離れた場所を突かないようにしてください。
トレッキングポールの先端には、ゴム製のカバーがついています。
このカバーを外すべきかそうでないか悩む方は多いです。
カバーは持ち運びの際の安全性と、登山道の保護のためにつけられていますので、一般的には岩場などの滑りやすい場所では外して、そうでないならつけておくことが望ましいといえます。
もしカバーをなくした場合には、純正のものもそうでないものも、アウトドア店やネットショップで購入ができます。
メーカーの修理窓口に問い合わせるほどのことでもありませんから、心配しないでください。
予備を購入しておいて常に持ち歩けば、山中でカバーをなくしたとしても安心ですね。
一押し!レキのトレッキングポール
ここでは、レキから販売されているおすすめのトレッキングポールをご紹介します。
■ULイーグル
トレッキングポールの入門におすすめの、コストパフォーマンスがいい製品です。
本体はアルミ製で、伸縮のロックにはスクリュー式が採用されています。
長さは58cmから125cmまで調整が可能です。
カラーバリエーションには、レッドとグリーンがありますよ。
■ジャーニーSPD《レバー式》
伸縮のロックにレバーを使う『スピードロックシステム』が採用されたトレッキングポールで、こちらも入門におすすめです。
スピードロックシステムは、グローブをしたままでも長さ調整ができるような仕組みですから、雪山で寒い思いをせずにすみますよ。
また、この製品にはサスペンションが内蔵されており、長時間の登山でも手首が疲れません。
■マイクロバリオ カーボン
素材にカーボンを使ったトレッキングポールで、持ち歩く際には全体を3つに分割できる『折りたたみ式』です。
折りたたんだ状態での長さは37cmとコンパクトで、組み立てた状態での長さは110cmから130cmまで調整が可能です。
メーカー希望小売価格は27,500円(税抜)と、アルミ製のトレッキングポールよりも高額になってしまいますが、その分軽量でしなやかな特性を持っています。
長さ調整には『スピードロック2システム』が採用されているので、フィールドに合わせてワンタッチで長さを変化させることができます。
以上、レキのおすすめのトレッキングポールをご紹介しました。
信頼性の高いレキのトレッキングポールですが、もし修理が必要になっても1年間の保証がついていますので安心です。
レキのポールが曲がった時や折れた時の修理方法は?
登山中には様々なアクシデントがつきものです。
もしかしたら、レキのトレッキングポールが曲がってしまったり、折れてしまうようなときもあるかもしれません。
ここでは以上に述べたように、トレッキングポールが破損した場合の対策をお伝えします。
まず、山中で曲がってしまったトレッキングポールは、縮めて収納することが難しくなっている場合が多いです。
車や電車に乗って帰る場合など、トレッキングポールが長いままで持ち歩くことが大変な場合には、段を引き抜いてばらばらにすれば持ち運びやすいです。
後ほどメンテナンスの項でもお伝えしますが、トレッキングポールは段ごとに引き抜いて分解できるように作られています。
壊れることはありませんので、安心して引き抜いてください。
帰宅したら、曲がったり折れたりしてしまった部分の段を手配しましょう。
たいがいのトレッキングポールは、部品ごとに交換パーツを取り寄せることができます。
アウトドア用品店や、正規代理店であるキャラバン社の公式サイトにあるお問い合わせフォームから、修理の問い合わせをしてみてください。
くれぐれも、曲がった箇所を自分で修理して使うことはないようにしてください。
金属は何度も曲げると金属疲労でもろくなり、折れてしまうリスクが上がるからです。
錆びた時は修理できるの?
アルミには錆びるという印象が薄い方も多いかもしれませんが、金属ですから湿った状態で放置してしまうと錆が発生してしまいます。
もし、トレッキングポールの表面に白銀色のぶつぶつが付着していたら、それが錆です。
錆が発生していると、トレッキングポールの伸縮に支障が出る場合もありますので、なくしてしまいたいですよね。
レキのトレッキングポールが錆びてしまった場合には、修理できるのでしょうか。
その回答としては、「修理できるがおすすめはしない」と言わせていただきます。
サンドペーパーやコンパウンドなどで削り取ることで、たしかにサビを落とすことはできます。
しかし、アルミ製のトレッキングポールの表面はアルマイトという被膜でコーティングされており、もし錆を落とす際に皮膜まで削れてしまうと、更に錆が増える原因となります。
また、強度の低下にも繋がりますので、おすすめはいたしません。
もし錆が気になるようになってきたら、前の項でお伝えするように交換パーツを入手するほうが賢明でしょう。
また、錆が発生しないようにメンテナンスに気を使うことも大切です。
次の項ではメンテナンス方法をお伝えします。
修理が必要になる前に!錆を防ぐメンテナンス方法
愛用しているトレッキングポールが錆びないように、使用後のメンテナンスは徹底しましょう。
レキだけでなく、ほとんどのメーカーのトレッキングポールは段ごとに分解できるように作られています。
そこで使用後には、濡れていなかったとしても分解して、各部品についた汚れを水拭きで落としてからしっかり乾燥させてください。
もし、トレッキングポールの外側が濡れていなくても、結露によって中の空間に水滴が溜まっていることがあるからです。
トレッキングポールは必ずすべての段で取り外せるようになっていますので、ロックを解除した状態で、安心して引き抜いてください。
錆が発生してしまうと修理は難しいため、避けるためにも使用後のメンテナンスを欠かさないでください。
注意点として、トレッキングポールには絶対に油分を塗布しないでください。
金属に発生する錆の予防として、油を塗布する方法が一般的に知られています。
しかし、油を塗布してしまうと、長さを固定するロックが機能しなくなる恐れがあり、登山中に突然トレッキングポールが縮むといったトラブルを招き、事故につながるかもしれません。
『部品をしっかり乾燥させる』という方法で、サビ防止を徹底してください。
レキのトレッキングポールで登山をアシスト!ぜひ使ってみて!
ここまで、登山に便利なトレッキングポールをご紹介してきました。
近年普及してきた装備ですから、使ったことがない方もいらっしゃると思いますので、機会があれば使ってみてください。
また、トレッキングポールを手に入れたら、他の山道具と同じようにメンテナンスが重要です。
錆などを防ぐためにも大切に使いましょう。