頻繁にハイキングをするという方は、一人でハイキングをすることも珍しくはないのではないかと思います。
一方で、ハイキング初心者の方が一人でハイキングをするとなると、相当勇気が必要ではないでしょうか。
一人でのハイキングは複数人でのハイキングよりも、より慎重になる必要があります。
しかし、一人だからこそ味わえるハイキングの魅力もあります。
そこで今回は一人でハイキングをすることの魅力や、注意点などについてご紹介いたします。
「一人でハイキングをしたい」とお考えの方は是非参考にしてください。
一人でハイキングをすることの魅力!
まず、一人でハイキングをすることの魅力についてご紹介いたします。
複数人でハイキングをするのも楽しいものですが、一人でのハイキングでしか味わえないハイキングの魅力もあります。
ここではそんな、一人でのハイキングの魅力についてご紹介いたします。
●ハイキングの魅力を知れる
「その魅力が何なのか知りたいんですけど」と思っていませんか。
一人でのハイキングではハイキングの魅力をより知ることができるという魅力があるのです。
複数人でのハイキングでは、自然を楽しむと同時に、仲間たちとの会話を楽しむということもあるのではないでしょうか。
一人でハイキングをすると会話をする相手がいないため、より自然を満喫することができます。
また、同じようにハイキングに来た見ず知らずの方と仲良くなれることもあります。
そういったハイキングの魅力を知ることができるという点が、一人ハイキングの魅力なのです。
●リスクを楽しみに
「リスクを楽しみになんてできるわけない」と思っている方もいると思います。
しかし、一人でのハイキングではリスクを楽しみに変えることができます。
正確には、リスクを乗り越えることで楽しさを得ることができるのです。
一人でハイキングをする際には一つ間違えれば、命にかかわるようなリスクもあります。
そういった大きいリスクを乗り越えることで、自分に自信もつきますし、達成感を得ることもできます。
●自分で考える楽しみ
一人ハイキングでは計画やコース、持ち物や装備品などすべて自分で考える必要があります。
最初の頃は面倒と思うかもしれませんが、経験を積むごとに自分で考えることが楽しくなってくるはずです。
一人でのハイキングのリスクを理解しよう!
複数人でも一人でもハイキングにはリスクが付き物です。
一人になるとそのリスクはより大きいものになります。
最悪、命にかかわるようなリスクもあります。
そこで、ここでは一人でハイキングをする上で、気を付けなければならないリスクをご紹介いたします。
●道に迷いやすい
一人でハイキングをすると、周りに誰もいないため、コースがわからなくても誰かに相談するということができません。
道に迷ってしまったときに闇雲に歩いてしまうと、遭難してしまう危険性が高まります。
一人でハイキングをする際は、コースの確認を怠らないようにしましょう。
●自分の写真が撮れない
一緒にハイキングを楽しむ仲間がいれば、仲間に写真を撮ってもらうことができます。
しかし、一人の場合は三脚を使用するか、周りの方に頼まないと自分の写真を撮ることができません。
●助けを呼べない
ハイキングコースの中には携帯電話の電波が届かないコースもあります。
そんなコースで遭難や怪我などをして、助けを呼ぶ必要がでてきても、簡単には呼ぶことができません。
そういった事態に備えて、笛や火おこしの道具を持っておく必要があります。
ハイキングに行く前に、必要な道具をしっかり確認しましょう。
自分の身は自分で守ろう!一人でのハイキングの注意事項
複数人で行うハイキングでも一人で行うハイキングでも、守らなければならない注意事項があります。
注意事項を守らなければ、周りの方に迷惑をかけるだけでなく、自分の身に危険が及ぶ可能性があります。
ここでは、ハイキングの際に守らなければならない注意事項についてご紹介いたします。
●体調管理
気温が高い日に注意しなければならないことは、「熱中症」です。
一方で、気温が低い日に注意しなければならないことは、低体温症になることです。
どちらも最悪、命にかかわるような症状になるため、服装や飲み物などをしっかりと準備しておく必要があります。
●動物や虫に注意
ハイキング中に熊やイノシシなどの動物や、スズメバチなどの毒虫に出会うことは十分に考えられます。
熊などの動物に出会ったとしても、慌てずに落ち着いてあとずさりしましょう。
動物が興奮状態でなければ襲ってくることはほとんどないため、刺激しないようにしましょう。
毒虫の中でも特に注意が必要な虫がスズメバチです。
アレルギー症状により最悪、死に至る可能性もあります。
スズメバチは黒色に対して攻撃してくるという習性があるため、黒い服を着ていくのは避けましょう。
●道に迷ったときは
ハイキング中にコースを外れてしまい、道に迷ってしまったときは、闇雲に歩いてはいけません。
まずは落ち着いて、来た道を引き返しましょう。
●植物は傷つけない
ハイキングコースには様々な植物が生い茂っていることが多いです。
中には珍しい高山植物もあります。
それらの景観を壊さないためにも、植物を傷つけることをしてはいけません。
ハイキング中の万が一の怪我に備えておこう!
ハイキングはコースを歩いていくため、転んで怪我をしたり、足首をひねって捻挫をしたりする可能性は十分考えられます。
複数人でハイキングを楽しむ際は、誰かが救急医療品を持っていれば借りることもできますが、一人でハイキングをする際には自分で用意しておかなければなりません。
ここでは、一人でのハイキングに必要な救急医療品の種類についてをご紹介いたします。
●ばんそうこう
小さいものから大きいものまで、数種類は持っておくようにしましょう。
●ガーゼ
ばんそうこうだけでは処置できないような怪我をした際に使用しましょう。
●消毒液
ばんそうこうやガーゼとセットで使用しましょう。
●下痢止めの薬
ハイキングのコースにはトイレがないコースもあり、急におなかが痛くなっても用を足すことができないこともあります。
そういった事態に備えて、下痢止めの薬を持っておくようにしましょう。
●テーピング
ハイキング中に足首をひねって捻挫をしてしまうこともあるため、患部を固定するためのテーピングも用意しておきましょう。
●ポインズンリムーバー
毒を持った虫に刺されてしまった際に、毒を体外へ抽出するための道具になります。
毒虫対策として持っておきましょう。
●虫刺され用の薬
どれだけ虫対策をしていても虫に刺されてしまうこともあります。
ポイズンリムーバーとセットで使用しましょう。
一人でのハイキングに役に立つ!便利な道具をご紹介
ハイキングをする際に持っておくことで役に立つ便利な道具があります。
そういった道具は、一人でハイキングを楽しむ際には、助けとなる道具でもあります。
ここでは、ハイキングをする際に持っていれば役に立つ便利な道具をご紹介いたします。
●補修用道具
ハイキングには必要な道具といっても過言ではない道具が、補修用道具になります。
ハイキングには靴に傷がつき、浸水してきてしまったり、靴紐が切れたり、レインウェアに穴が開いてしまったりといった、不測の事態が付き物です。
そんな時に補修する道具がなければ、十分にハイキングを楽しむことができません。
ハイキングを楽しむためにも補修用の道具は持っておきましょう。
●ヘッドライト
「明るいうちに帰ってくるから必要ない」という方もいると思いますが、明るいうちに帰ってくるという方でも用意しておくことをおすすめします。
前記でもご紹介いたしましたが、一人でハイキングをする際には道に迷う可能性が高くなります。
迷ってしまった場合、予定通り明るいうちに帰ってくることができなくなることもあります。
そんな時に明かりがなければ、歩くこと自体が危険になってしまいます。
●非常食
ハイキングで食事をするという方は、本来食べる食料のほかに非常食となる、予備の食料も持っていきましょう。
●笛
ハイキング中に笛は熊避けや助けを呼ぶ際、周りの方へ危険を知らせる際など様々なことに使用することができます。
一人でのハイキングでは必要となる機会が多くなってくるため、用意しておくことをおすすめいたします。
一人でハイキングをする際のコースの選び方!
一人でハイキングをする際にはコースの選び方が重要になってきます。
特にハイキング初心者の方が、いきなり難易度が高いコースでハイキングをしてしまうと、大変な事態につながる恐れがあります。
ここではハイキング初心者の方が、一人でハイキングを楽しむ際のコースの選び方についてご紹介いたします。
●難易度が低いコース
一人でハイキングをする際は比較的難易度が低いコースを選びましょう。
難易度の定義は人それぞれですが、難所が少なく、傾斜も緩やかで、道が整備されているコースが一般的に難易度が低いといえます。
●日帰りハイキングができるコース
一日で帰れる比較的短いコースを選びましょう。
コースを歩く時間が長ければ長いほど、荷物が多くなる上、疲労もたまりやすくなります。
●景色が良いコース
自然を満喫できるハイキングですが、せっかくのハイキングなので絶景が楽しめるコースを選びましょう。
絶景が楽しめるコースは全国に多数存在しているため、調べればすぐに見つかりますよ。
●人気があるコース
人気があるコースを選ぶことで、他のハイキングをしている方などに出会いやすくなります。
人に出会うことで、つながりを持つことができたり、助けを呼びやすくなったりします。
初心者の方は人気があるハイキングコースを選ぶことをおすすめいたします。
一人のハイキングには魅力がたくさん詰まっている!
ここでは、一人ハイキングの魅力や注意点などについてご紹介いたしました。
一人でのハイキングには様々なリスクが付き物で、最悪命にかかわるようなリスクもあります。
しかし、注意事項さえしっかり遵守することで、危険に対処しやすくなりリスクを軽減することができます。
また、一人でのハイキングには複数人でのハイキングでは味わうことができないような素晴らしい魅力がたくさん詰まっています。
魅力がたくさん詰まっている一人ハイキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。