現代においては、女性も男性と同じように働き、忙しい毎日を送っています。
ちょっとリフレッシュしたいなと思った時に、登山をしてみようかなと考える人もいるでしょう。
とはいえ、登山初心者の女性の場合、登山に必要な持ち物などがわかりませんよね。
登山は命を落とす危険性もあるため、登山の出発前には持ち物のチェックリストを作って、事前準備を万端にしておく必要があります。
それでは、登山に必要な持ち物を見ていきましょう。
登山が趣味の女性=山ガールデビューしてみよう
今まで登山に興味がなかった女性でも、「山ガール」という言葉を聞いたことがあると思います。
ファッションに詳しい女性ならば、もしかしたらすでに山ガールファッションを取り入れているかもしれませんね。
これまでの登山ファッションは、機能性は高いもののシンプルなものが多かったと思います。
山ガールとは、ファッショナブルなアウトドア用品を身に着けて登山する若い女性、または登山やハイキングを趣味として楽しんでいる女性に対する愛称です。
ファッションとは無縁と思われる登山においても、スカートやカラフルな持ち物などで、女性らしい装いも楽しんでいるのです。
登山時の装いを、街中でも楽しむ女性も多くいます。
少し前には、山ガールの人気が急激に高まりました。
そして今や、すっかり世間に浸透して定着しましたね。
ブームそのものについては落ち着いた印象はありますが、現役の山ガールは人それぞれにアウトドアファッションを楽しんでいます。
もちろん登山そのものも楽しんでおり、ゆっくりと自然を楽しむことが人気のようですよ。
登山初心者の女性も、これから山ガールデビューしてみてはいかがでしょうか。
登山初心者の女性が着用すべき服装
山ガールコーデと言えば、明るい衣服の色合わせに、カラフルな持ち物や可愛い足元が特徴的です。
自分好みのファッションに身を包めば、登山もさらに楽しいものになるでしょう。
まずは、登山初心者の女性が着用すべき基本的な服装についてご紹介します。
どんなタイプのものを選べば良いかのポイントも記載しますので、そのポイントをしっかり押さえたものを用意しましょう。
〈アンダーウェア〉
登山を進めていくと、体を動かしているため当然汗をかきます。
山の天気は変わりやすく、標高が高くなるにつれて気温が下がります。
汗をかいたままでは、体調悪化の原因にもなりかねません。
そのため、乾きが速くて暖かい素材のものを着用するようにしましょう。
コットンなどの天然繊維は、汗などで濡れると体温を奪ってしまいます。
天然繊維のアンダーウェアは避けるようにしましょう。
〈行動着〉
こちらもアンダーウェアを同様に、天然繊維ではなく、速乾性があり暖かいものを着用してください。
また、衣服だけでなく靴にもこだわりましょう。
靴底のゴムが厚く、歩きやすい登山用の登山靴を着用しましょう。
登山初心者の女性は必ず持参すべき!?命綱にもなる持ち物
ここでは、登山初心者の女性が忘れずに持参すべき持ち物をご紹介します。
何度もお伝えしますが、登山に危険はつきものです。
そのため、命を守るためにも忘れてはいけない持ち物があります。
〈防寒着〉
春を感じられるようになってきた3~4月や、紅葉シーズンに突入する10~12月にかけては、山の天候によっては冬のように気温が低下して、寒さが厳しくなります。
寒さによる低体温は、活動力低下や注意力低下を引き起こす場合もあり、登山においては危険です。
また、登山の休憩中にも体温は奪われます。
持ち運びしやすい薄手のダウンジャケットや、暖かさに定評のあるフリース素材の防寒着を持参しましょう。
〈レインウェア上・下〉
先ほどもお伝えしたように、登山中の低体温は危険なため避けなければいけません。
さっきまでは晴れていたのに、突然大雨が降ることがあるように、山の天気は非常に変わりやすいものです。
雨が降ってきた際にレインウェアがないと、雨に濡れた体が冷えてしまい、最悪の場合には低体温症で命を落としてしまうことにもなりかねません。
そのため、登山用の防水透湿性を備えたレインウェアを持参しましょう。
購入する際は、足元が濡れてしまうポンチョタイプではなく、上下セパレートタイプがおすすめです。
〈帽子・手袋〉
日除けや防寒アイテムとして役に立ちます。
女性は特に、首筋の日焼けはしたくありませんよね。
ハットタイプかサンスカート付きのキャップがおすすめです。
登山時の持ち物として地図・コンパスも忘れずに!
登山を行ううえで忘れてはいけない持ち物には、登山装備もあります。
〈地図・コンパス〉
「もしも道に迷ってしまったら…」そう考えると怖いですよね。
自分がいる位置を把握する方法を持たないまま登山をするのは危険です。
現在地を把握することはとても重要なので、地図とコンパスは必ず携行してください。
コンパスには、オイル式・ドライ式・マップ用・付属型・レンザティックコンパスがあります。
コンパスは、登る山や気温によって使い分けが必要になります。
近年においては、女性でも使いやすいスマホのアプリを使用すれば、地図や方角を知ることができるため、地図とコンパスは持参しない傾向になりつつあります。
しかし、万が一スマホのバッテリーが切れてしまったら、命綱代わりのアプリを使用することはできません。
山の中ではスマホが使用不可になる場合を想定して、装備をしていくことをおすすめします。
地図と組み合わせて使いましょう。
登山時の持ち物にはこんな登山装備もリストアップしておこう
登山初心者の女性は、登山装備についてほとんど知識がない場合が多いですよね。
以下のアイテムも、持ち物リストに加えておきましょう。
〈ストック〉
ストックは、体力や足腰に自信がある若い女性においては必要性を感じないかもしれませんね。
ストックには「歩行の推進力アップ」「バランスを保つ」「膝の痛みや疲労を軽減させる」などの役割があります。
そのため、体力や足腰に不安がある女性は、転倒防止や、登山を少しでも快適に継続するためにもあると便利ですよ。
片手タイプよりも両手タイプがおすすめです。
〈リュック(ザック)〉
持ち物をしっかりしまえて、歩行する際に両手を空けられるサイズのリュックを選びましょう。
20~30リットルのサイズのものが便利ですよ。
〈リュックカバー〉
リュックが突然の雨でも濡れないように被せる雨具です。
〈ヘッドライト〉
山では暗くなると道が見えなくなるので必要です。
〈テルモス〉
登山時においても水分補給は重要です。
こまめに水分補給をすることで、体が疲れにくくなります。
保温や保冷に優れているテルモスで、お茶やスポーツドリンク、水などの飲み物を持参しましょう。
登山時にあると便利な持ち物
最後に、登山時にあると便利な持ち物をご紹介します。
〈スパッツ〉
雨や埃が靴の中に入ると不快ですよね。
それを防いでくれるのがスパッツです。
足首と靴を覆うように装着しましょう。
〈扇子・うちわ〉
暑さが苦手な女性も多いですよね。
そんな女性は、夏シーズンには扇子やうちわを持参しましょう。
〈座布団〉
登山休憩時にサッと使えて、衣服も汚しません。
コンパクトにできるアウトドア用のものがおすすめです。
〈虫除けスプレー〉
山の中には多くの虫がいます。
虫が苦手な女性や、虫刺されを予防するためにもあると便利ですよ。
〈保険証〉
登山中に思いもよらない事故に遭遇し、負傷をしてしまう可能性も、残念ながらゼロとは言い切れません。
コピーでもよいので備えておくと、万が一の際にも安心できます。
〈防水の救急袋〉
枝や岩肌などで、ちょっとした切り傷やすり傷はできやすいものです。
そんな場合にも絆創膏があれば手当てできます。
また、頭痛薬や胃腸薬などの常備薬も、防水の救急袋に入れておきましょう。
登山に必要な持ち物を準備して登山を安全に楽しみましょう
ここまで、登山に必要な持ち物情報をお伝えしてきました。
「登山してみたい」と思った女性は是非参考にして、必要物品を準備しましょう。
登山出発前には、持ち物のチェックをしっかりすることが大切です。
登山初心者の女性のみなさんの体力や体調に適した山選びをして、決して無理のない計画の範囲で登山を楽しんでくださいね。
登山の魅力にとりつかれて、現役山ガールに仲間入りする日は遠くないかもしれませんね。