バーベキューに使用される肉の種類と調理方法をご紹介!

最終更新日:2020/02/24

バーベキューと言えば肉料理が美味しいですよね。

生肉や味付け肉、焼き鳥などの串焼きから加工肉まで、さまざまな肉がバーベキューの材料となります。

普段なにげなく用意しているバーベキュー用の肉ですが、レパートリーが増えると楽しみも増すことでしょう。

いつも同じ材料と味付けでは飽きてしまいますので、材料や調理方法を変えてバーベキューを楽しむことも大切です。

そこで今回は、バーベキューに使用される肉の種類と調理方法をご紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

バーベキューに使用される牛肉の種類と調理方法

バーベキューに牛肉を使うと、見た目も豪華で満足感が得られますよね。

牛肉の部位や種類によっては、生肉をそのまま焼くか下ごしらえするかは変わりますし、網焼きか鉄板焼きかも重要なファクターです。

そこで、牛肉の部位別におすすめの調理法をご紹介します。

【かたまりのロース・肩ロース・みすじ】
・霜降り肉

鉄板焼き・網焼き共に、焼く直前に3cm程度の厚みに切り分けて塩とコショウを振り、そのまま焼くと良いでしょう。

そのままで十分美味しい肉ですので、タレに漬けて焼くのはもったいないかもしれません。

また、美味しい脂肪分が抜けてしまいますので、焼きすぎに注意しましょう。

焼き上がった肉は、お好きな幅にスライスして取り分けると良いでしょう。

霜降り肉は、美味しさを堪能するために淡泊なソースで食べることをおすすめします。

・赤身肉

調理法は上記の霜降り肉と同じですが、厚みを2cm程度にするか焼き時間を少し長くすると良いでしょう。

タレは、焼肉のタレよりもステーキソースの方が合います。

また、焼く直前に2cm×4cm程度に切り分けて、鉄板焼きでサイコロステーキにするのもおすすめです。

【焼肉用のロース・肩ロース・みすじ・ハラミ・カルビ】
・霜降り肉

調理は、塩とコショウを振り網焼きにすることをおすすめします。

理由と食べ方は、かたまりの肉と同様です。

・その他の肉

下味を付けて、鉄板焼き・網焼きのどちらでも良いでしょう。

バーベキューの肉としては一番ポピュラーで、さまざまなタレで堪能することができます。

【タン】

調理は、下味を付けずに網焼きにすることをおすすめします。

歯ごたえのある食感と淡泊な味を楽しむ肉ですので、タレも岩塩・ハーブ・レモン各少々などのサッパリ系が合います。

【ホルモン】

下味が付いている焼肉用ホルモンを使用することが多く、網焼きにすると網に焦げ付くため、鉄板焼きがおすすめです。

生のシロコロホルモンが手に入ったときは、脂肪を落としながら焼く必要がありますので、網焼きにして焼肉のタレで食べると良いでしょう。

【レバー】

独特の風味があるため、好みが分かれる肉です。

風味が平気な方は、厚切りにしたレバーに塩コショウを振り網焼きにすると良いでしょう。

風味が苦手な方は、薄切りにしたレバーに下味を付けて鉄板焼きにすることをおすすめします。

【もも赤身・肩赤身】

サイコロステーキ位の大きさにカットして串に刺し、網焼きにすることをおすすめします。

下味は付けず、タレを塗りながら付け焼きにすると良いでしょう。

焼くと固くなるため、焼きすぎに注意が必要です。

また、野菜などと一緒にバーベキュー串にするのに向いています。

塗るタレは、ウナギのかば焼きのタレなどが使いやすく、美味しく焼き上がります。

豚肉の種類とおすすめの調理方法

豚肉は牛肉と異なり、バーベキューに使用する部位や種類が少なくなります。

また網焼きが主体で、鉄板焼きはあまりしないのではないでしょうか。

以下で、代表的な部位や種類別の調理法をご紹介します。

【バラ肉】

焼肉用の厚きに切り分けてある肉は、下味を付けて網焼きがおすすめです。

タレは付けても付けなくてもかまいません。

かたまりの肉は、1cm×3cm程度のブロックに切り分けて串に刺し、塩コショウを振って網焼きにすると良いでしょう。

付け焼きにするときは塩コショウを振らず、焼き上がる直前にタレを塗って焼きます。

肉とねぎを交互に刺して、ねぎまにするのもおすすめです。

なお、豚肉の生焼けは食中毒の心配がありますので、しっかりと焼きましょう。

【レバー・ハツ・トントロ・タン】

これらの部位は、牛肉と異なり厚切りで焼くことが難しいため、串に刺して網焼きにするのが基本です。

下味は付けず、塩コショウを振って焼くか、タレを塗って焼くと良いでしょう。

【ホルモン】

下味が付いている焼肉用ホルモンを使用することが多く、調理方法は牛ホルモンと同様です。

また、玉ねぎスライスと一緒に鉄板焼きにしても、美味しく調理できます。

鶏肉を使ったバーベキューの種類と調理方法

鶏肉をバーベキューに使用する場合、もも肉のかたまり以外は基本的に串焼きにします。

串焼きにする肉の種類は、鶏肉が一番多いのではないでしょうか。

もも肉は串焼きにするのがポピュラーな調理方法ですが、かたまりのまま調理する方法もありますので、その方法をご紹介します。

【ももかたまり】

かたまりのまま下味を付けて、網焼きにします。

この場合、焼けるまでに長い時間がかかりますので、じっくりと遠火で焼くことをおすすめします。

また網に焦げ付きやすいため、事前に焼き網に油を塗っておくと良いでしょう。

鉄板焼きの場合も、じっくり焼くことが必要です。

いずれも皮側を先に焼かないと皮が焼き縮みしてしまい、上手く焼くことができなくなります。

少し手間はかかりますが、美味しく調理できる方法です。

【もも・皮・軟骨・ぼんじり・砂肝・レバー・かしら・さえずり】

調理法は、豚肉の【レバー・ハツ・トントロ・タン】と同じです。

バーベキューに使用される加工肉の種類

バーベキューに欠かせない加工肉ですが、調理法は焼くだけですので簡単です。

元々味が付いていますのでソースを使うこともなく、ケチャップやマスタードを付ける程度ですぐに食べられるのがうれしいですよね。

それでは、加工肉の種類と調理方法をご紹介します。

【フランクフルト】

切れ目を入れて鉄板焼きが合います。

ケチャップとマスタードを用意しておくと良いでしょう。

【厚切りベーコン】

遠火の網焼きにすると良いでしょう。

ソースは必要ありませんが、粗びきコショウを少し振って焼くとくどさが軽減されます。

【ソーセージ・厚切りハム】

弱火での鉄板焼きがおすすめです。

特にハムは焼きすぎると硬くなりますので、焼きすぎに注意しましょう。

どちらもしっかりと味付けされていますので、ソースは控えめにすると良いでしょう。

【ハンバーグ】

生のハンバーグは焼き加減が難しいため、でき合いのハンバーグを使用しましょう。

鉄板焼き・網焼きのどちらにも合いますが、冷凍を使用するときは常温に戻してから焼くと良いでしょう。

ハンバーグはソースを付けた方が美味しくなりますので、お好みのソースを使用してください。

なお、バーベキューに巨大なハンバーグは合いませんので、小さなタイプをおすすめします。

バーベキューに使用するジビエの種類

バーベキューで「一度はジビエを食べてみたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。

手に入れるのが難しく、種類ごとに調理法を変える必要がある扱いにくい肉ですが、ジビエの種類と簡単な調理方法をご紹介しますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【イノシシ】

部位と血抜きの度合いにもよりますが、濃いタレに漬けて網焼きにするのがおすすめです。

衛生上の問題から、焼くときには完全に火を通してください。

【鹿・熊】

前日に肉を5mm程度の薄切りにして一晩タレに漬け込みます。

タレの作り方はこちらです。

醤油・酒・砂糖・ニンニクのみじん切りを同じ割合で混ぜ合わせます。

最後にとうがらし少々加えて完成です。

網焼きにしますが、焼くと非常に硬くなりますので、軽く炙る程度がおすすめです。

【鳩】

可食部位は胸肉で、軽く塩コショウを振り鉄板焼きがおすすめです。

淡泊な肉ですので、タレなどは使用しない方が良いでしょう。

塩・コショウ・バジル・ローリエ・オレガノ・タイム・白ワイン・オリーブオイル各少々をビニール袋に入れ、肉と一緒にもみ込んで鉄板焼きにすると本格的な味わいが楽しめます。

【鴨・合鴨】

美味しい油が特徴で、皮側に塩少々と多めのコショウを振り、鉄板焼きにするのがおすすめです。

かたまりのまま焼きますが、中が少し生である程度でも問題ありません。

食べる直前に切り分け、温かいうちに食べると良いでしょう。

くせがなく淡泊な味わいですので、タレは付けないことをおすすめします。

スモーカーがあれば熱燻するのに最適な肉ですので、試してみてはいかがでしょうか。

肉には野菜とフルーツ!一緒に食べよう!

バーベキューの醍醐味といえば肉ですが、野菜やフルーツも一緒に食べることをおすすめします。

アブラナ科野菜のブロッコリーやカリフラワーは、油脂の分解と消化を助けてくれます。

また、キャベツは油脂の分解や胃もたれを防ぐのに必要な野菜の代表格です。

バーベキューは塩分過多になりがちですので、塩分の排出に必要なカリウムを多く含む、にんじん・カボチャ・ほうれん草・プチトマトなどをいただくといいでしょう。

りんごやパイナップルなどは、タンパク質の消化吸収を助けてくれる作用が期待できます。

肉類から摂取できないビタミンCを補うためにも、イチゴやかんきつ類やなどのフルーツは積極的に摂取したいものです。

焼き野菜の種類として、じゃがいも・トウモロコシ・さつまいも・ピーマンなどを用意するのも良いでしょう。

肉+野菜+フルーツで、楽しいバーベキューを演出してみてはいかがでしょうか。

バーベキューはなるべく多くの肉類を用意して野菜やフルーツも食べよう

バーベキューの肉には色々な種類と部位があり、肉ごとに調理方法が異なります。

霜降り肉は、塩コショウのみで味わいたいものです。

牛肉・豚肉・鶏肉・加工肉についてお話しし、その種類と調理方法をご紹介しました。

他にも、ジビエの種類と簡単な調理方法もお伝えしたので、今後のバーベキューで挑戦してみてはいかがでしょうか。

バーベキューは肉に偏りがちですので、消化吸収を助ける野菜や、ビタミンCたっぷりのフルーツも食べましょう。

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