大勢で行うものだと思われているバーベキューですが、最近では一人で行うという人もいます。
一人バーベキューは一見寂しそうですが、自由な時間を満喫できる、楽しい時間でもあるのです。
アウトドアメーカーでは一人用のバーベキューコンロやグッズなども充実しつつあり、「一人キャンプ」「一人バーベキュー」の需要が増えつつあることがわかります。
今回の記事では、一人バーベキューの魅力ややり方などをご紹介します。
一人バーベキューをしてみたい!その魅力とは
アウトドアレジャーは仲間やファミリーで楽しく過ごすことが多いのですが、最近では一人キャンプや一人ツーリングをする人も増えてきました。
一人焼肉や一人カラオケなども一般的になってきましたよね。
一人で過ごす時間、というものが見直されているのかもしれません。
一人用のキャンプグッズやバーベキューコンロなども、いろいろなアウトドアメーカーから販売されるようになっています。
そんな中、一人キャンプはハードルが高いと感じている人におすすめするのが一人バーベキューです。
バーベキューなのに一人なんて寂しそうと思うかもしれませんが、いざやってみると意外にも楽しいのです。
大勢での食事は楽しいものの、バーベキューとなるとほかの人に気を遣ってあまり食べられなかった、ということがありませんか。
また、焼き役になってしまって食べられなかった、ゆっくりできなかった、ということもあるでしょう。
一人バーベキューはすべての準備を自分でしなければならないのですが、準備さえしてしまえばあとはゆっくり自分のペースでバーベキューを楽しむことができます。
誰にも気を遣わなくて良いですし、自分の好きなものを、好きなだけ焼いて食べられます。
いつ始めても良いですし、いつ終わりにしても良いです。
一人なので、日程を調整する必要もありません。
今日バーベキューしよう、と思ったら今日できる身軽さも一人の魅力です。
一人バーベキューができる場所
それでは、実際に一人バーベキューをする場合、どこで行えば良いのでしょう。
自宅の庭で行う人もいますが、住宅密集地や庭が狭い場合はやめておきましょう。
一人用のバーベキューコンロでも、思ったより煙が立ちます。
公園などに併設されているバーベキュー場で行っても良いですが、人が多くて混みあっている場所は、一人バーベキューにはあまり向かないかもしれません。
一人で静かに過ごす時間を求めているのに、周りがうるさかったら意味がないですよね。
おすすめなのは、バーベキュー可の河原などです。
河原はどこでも良いというわけではなく、火気禁止の場所もありますので、事前にバーベキューができるかどうか確認しておきましょう。
また、河原は近くに水場がないこともありますので、その点も注意が必要です。
心配であれば、デイキャンプOKのキャンプ場も良いかもしれません。
キャンプ場であれば水場やトイレなどの設備が整っており、また、一人キャンプの雰囲気も味わえます。
バーベキューコンロの準備などは一人だと大変?
一人バーベキューは誰に気を遣う必要もなく、気持ち的にはとても楽ではありますが、その分すべての準備を自分一人で行わなければなりません。
バーベキューコンロの準備から食材の買い出し、バーベキュー場の下調べ、片付けなどもすべて一人です。
しかし、最近では一人用のグッズが充実しています。
アウトドアメーカーによっては、一人用のバーベキューコンロや一人用のタープ、テントもあります。
こういった一人用のアウトドアグッズは、とてもコンパクトに設計されており、持ち運びにも苦労せず、設営も簡単にできるようになっています。
また、一人なのでバーベキューコンロに使う炭は少量でOKです。
3キロ入りが一箱あれば十分でしょう。
このように、小さな荷物で出かけれらるのも一人の良いところです。
スーパーでは少人数用のバーベキューセットがありますので、それを利用すれば食材の準備も楽ちんです。
一人ですべてを準備しなければならない、といっても一人分の準備は身軽で簡単です。
コンパクトで使いやすい!一人用バーベキューコンロ
一人用のバーベキューコンロは、さまざまなアウトドアメーカーから販売されています。
おすすめのバーベキューコンロをいくつかご紹介します。
▼ロゴス ピラミッドグリル・コンパクト
サイズ:(約)19×19×15cm
収納サイズ:(約)24×18.5×3.5cm
重量:(約)1.0kg
ポーチサイズに収納できるコンパクトさが魅力です。
広げてパーツを置いていくだけと設営も簡単で、機能もしっかりしており、卓上でも使用できます。
▼ユニフレーム ユニセラTG-III
サイズ:(約)31.5×25×19cm
収納サイズ:(約)31.5×16.5×8.5cm
重量:(約)3.1kg
4~5人まで対応できるバーベキューグリルですが、A4サイズにたたんでコンパクトに収納できるため、一人用としても活躍してくれます。
家族でも一人でも使えるという点で汎用性が高いです。
▼尾上製作所 フォールディングBBQコンロ
サイズ:(約)31.5×28×23.5cm
収納サイズ:(約)31.5×26×4cm
重量:(約)1.8kg
V字構造により燃焼効率が良く、炭も少量で済みます。
組み立ても収納も簡単で、卓上で使うこともできます。
プラスチックケース付きで、持ち運びしやすいですよ。
▼DOD 秘密のグリルちゃん
サイズ:(約)34×30×18cm
収納サイズ:(約)30×7×5cm
重量:(約)590g
最軽量級のバーベキューグリルといわれるほど小さく軽く、コンパクトです。
ポケットに入るほど小さく収納できますので、カバンに忍ばせておけばいつでもバーベキューができてしまいます。
また、焚き火台として使えるのも優秀なポイントです。
使い捨てバーベキューコンロだったら挑戦しやすい
一人バーベキューに挑戦してみたいものの、一人用の道具を買いそろえるのはちょっとハードルが高いと感じてしまいます。
それであれば、安価な使い捨ての一人バーベキューセットはいかがでしょう。
バーベキューのシーズンになると、100円均一ショップでも使い捨てのバーベキューセットが販売されることがあるようです。
使い捨てコンロ・スタンド・着火剤・炭がセットになっており、これがあればいろいろ買いそろえる必要がありません。
燃焼時間は1時間ほどと短いのですが、一人バーベキューには十分です。
アウトドアメーカーから販売されているものは燃焼時間も長めなので、一人ではない場合にも使えますよ。
▼BUNDOK インスタントコンロ燃料入り
サイズ:(約)27×21.5×7cm
梱包サイズ:(約)27×22×5cm
重量:(約)660g
コンロ・網・着火剤・炭がセットになったインスタントコンロです。
燃焼時間は1.5~2時間ほどあり、長時間バーベキューを楽しみたい人にもおすすめです。
▼エープラス クラフトグリル
サイズ:(約)315×H117×D255mm
梱包サイズ:(約)W315×H55×D235mm
重量(約)1.0kg
竹炭や火山石、竹串、ダンボールなど、すべて天然素材を使っているインスタントグリルです。
燃焼時間は1時間ほどで、見た目にもナチュラルでカッコいいデザインです。
インスタ映えもバッチリ決まるでしょう。
バーベキューは防災にも役立つ
一人バーベキューは好きな時間に好きなものを焼いたり火を見たりして、自由に過ごすことができるのが魅力です。
そしてもうひとつ、一人バーベキューをおすすめする理由があります。
防災という点です。
近年、日本では災害が多く発生し、いつ自分が被災するかわかりません。
電気やガスなどが使えなくなってしまったとき、多くの人は途方に暮れてしまいます。
そんな時、バーベキューなど屋外で調理するスキルが役に立つのです。
バーベキューコンロの使い方や火おこしの仕方など、バーベキュー知識が防災に役立つ点は多いです。
温かい食事や暖かい火は、心を落ち着かせてくれます。
バーベキューのグッズはバーベキューのときしか出番がない、と思われるかもしれませんが、防災グッズとして備えておくのもおすすめです。
一人バーベキューができるようになったら、次は子どもと二人でバーベキューをしてみましょう。
その経験が、いつか活きてくることと思います。
一人だとバーベキューだけに向き合える
アウトドアで味わうバーベキューのおいしさを本当に楽しめるのは、もしかしたら一人バーベキューのときかもしれません。
何にも誰にも邪魔されることなく、一人でバーベキューに向き合うことができるからです。
一人バーベキューの魅力に憑りつかれたら、次にチャレンジしたくなるのは一人キャンプです。
さらに一歩進むと、また違った世界が見えるかもしれませんよ。