ランタンのホヤとは ホヤが割れる原因や修理・掃除方法など

最終更新日:2024/01/03

ランタンのホヤとは ホヤが割れる原因や修理・掃除方法など

ランタン各部にはそれぞれ名称があり、その中の一つに「ホヤ」があります。
あまり聞き慣れない言葉ですが、今回はこのホヤについて詳しくご紹介していきたいと思います。
ホヤとは?ランタンのホヤが割れる原因と修理方法は?ランタンのホヤは代用可能?掃除方法や注意点は?など、ランタン初心者の方の疑問にお応えしますので、最後までぜひご覧ください。

ランタンのホヤとは ホヤの役割

ランタンの「ホヤ」とはグローブとも呼ばれる箇所で、マントルや電球部分を覆うガラス部分のことを指します。
中には色付きやガラスの両脇に取手のようなチューブが付いたおしゃれなホヤもあり、その形状の屈折から放たれる光は、キャンプサイトを優しく照らしてくれます。
透明でクリアのホヤは灯った光を広範囲に広げることができますが、テント内だと眩しすぎるので、色付きや刷りガラスのホヤに交換すると目にも優しく柔らかな光になりおすすめです。

ランタンのホヤが割れる原因と修理方法

ホヤの多くはガラス製なので取り扱いには十分注意が必要ですが、注意をしていても割れてしまうことがあります。
なぜ割れてしまうのでしょうか。
ホヤが割れる原因と修理方法についてご説明します。

ホヤが割れる原因

ホヤが割れる主な原因は、

  • ランタンを倒したり落としてしまった
  • ベンチレーターナットを固く締め付けてしまった
  • ホヤガードのベイル穴とベンチレーターのベイル穴とがずれていた
  • マントルに穴が開いていた
  • 急激な温度変化

特に注意したいのがランタン上部を保護するベンチレーターとホヤの接触部分。
ナットを固く締め付けてしまったり、ベイル穴同士がずれたまま使うと、ホヤに負荷がかかって割れてしまうことがあります。

また、マントルに少しでも穴が開いていると、そこから熱風がホヤに直接あたってヒビが入ることも。
説明書にも記載されていますがガラス製のホヤは割れやすく、特に大きいものほど割れやすいので取り扱いには十分注意が必要です。

ランタンのホヤが割れた時の修理方法

ホヤが完全に割れた場合は修理が難しいので新しいホヤに交換をおすすめします。
ホヤなしマントルだけでも使えますが、一度火の入ったマントルはとても壊れやすいので、ホヤがない状態で使わない方が安心安全です。
また、ヒビ程度の場合は補修剤で加工することもできますが、見栄えが悪く補修剤も高価なので、新品のホヤに交換した方がコスパがいいでしょう。

落としても割れないメッシュホヤに交換するのもおすすめ

このようにガラス製のホヤは割れてしまうと交換しか方法がありません。
そこでおすすめしたいのがステンレス製のメッシュホヤ。
衝撃に強く割ることがないので、持ち運びに気を使うことなく安心です。
人気のアウトドアメーカー、スノーピークもメッシュグローブを販売しており、ガラス製より光が和らぐと評判なので、ホヤの割れが心配の方は、メッシュホヤを活用してみてはいかがでしょうか。

割れたホヤはステンレスメッシュで代用可能 ホヤの自作方法

ガラス製のホヤはメーカーによりますが新品で3,000円前後が相場。
丈夫で割れない市販のメッシュホヤはスノーピークのもので1,540円ほどしますので、「もっと安く何かで代用できないか」と考え方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめするのがホヤを自作する方法です。

材料はステンレスメッシュとステンレスの針金の2つ。
ステンレスメッシュを筒状に丸め、縁を折り曲げてステンレスの針金で縫い付けるだけです。
ステンレスメッシュは0.5mmか1mm程度の目のもの、針金は0.3mmが縫いやすくおすすめです。
材料費もかからず簡単なのでぜひお試しください。

ランタンのホヤ部分の掃除方法と注意点

ランタンのホヤの内側は汚れやすく、煤で真っ黒になることも。
黒ずんだまま使用すると光量が下がってしまうので掃除が必要です。
ホヤの掃除方法は以下の通りです。

  1. ホヤを本体から外す。
  2. 雑巾やティッシュで優しく拭き取る。

軽く煤がついたくらいならこの方法でOK。
水拭きでもいいですが、掃除用洗剤のマイペットを使えばよりきれいになります。
煤で真っ黒になってしまった場合はホヤを取り外し、スチールウールを使って直接水で洗い流した方がきれいになります。

ホヤ掃除自体は簡単ですがガラス製のホヤは割れやすいので、万が一落とした時に割れないようタオルを下に置いて作業するなど工夫し、ホヤを取り外したり洗う際は力を入れすぎないよう十分注意しましょう。

ホヤが特徴的なレトロでおしゃれなランタンおすすめ3選

フェアーハンドランタン

カラーバリエーションが豊富でインテリアにも馴染むフェアーハンドランタン。
ホヤはドイツ製の耐久性の高いSUPREX耐熱強化ガラスを採用、ガラスサポートで守られているので割れにくく、防災アイテムとしても重宝します。
メンテナンスもしやすくお手頃価格なので、初心者の方にも大変おすすめです。

キャンプテンスタッグのランタン

オールド感のある飽きのこないデザインと温もりある優しい灯りが人気のキャンプテンスタッグのランタン。
サイズは大・中・小の3サイズを展開しており、中サイズは人気のブロンズカラーを始め、ブラック、カーキ、レッドの4色を選べます。ホヤは上下のレバーなどが固くなく扱いやすいので取り外しやすく便利です。

コールマン ルミエールランタン

マントル不要のガスランタン。
ホヤ部分がガラス製でキャンドルのような形をしているので、点火するとまるで本物のキャンドルのような優しく揺らめく炎を眺めることができます。
ホヤを保護する枠がないため、通常のランタンよりも取り扱いには十分注意が必要です。

最後に

ランタンのホヤはガラス製が多く、扱いに注意しないとちょっとしたことで割れてしまう可能性があります。
小さなヒビでも熱や温度差によって割れてしまう可能性があるので、ホヤが破損している場合は素直に新しいホヤに交換する方が安心安全でしょう。

ガラス製が心配ならメッシュホヤに交換するのも方法の一つ。
また、保管や移動の際には専用ケースやホヤカバーを活用し、ホヤを傷つけないよう工夫することも大切です。

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