【テントの特徴】テントの作りや種類の特徴、生地について

最終更新日:2024/02/15

【テントの特徴】テントの作りや種類の特徴、生地について

キャンプは自然を満喫したり、バーベキューを楽しんだり楽しみ方がたくさんあり人気があります。

そんなキャンプをするためには、テントやタープ、テーブルやコンロなどたくさんのキャンプ用品が必要です。

その中でも大きいアイテムがテントです。テントにはいろいろな種類があるのでどんなテントを選んだらいいのか迷う方も多いと思います。

そこでこの記事では、テントの基本的な作りや種類別テントの特徴、テントの生地についてをご紹介します。

あると便利なインナーマットの特徴やテントとタープを連結することについてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

基本的なテントの作り

テントはキャンプに欠かせないアイテムなので、いろいろな種類のテントが売られています。
作りもさまざまではありますが、基本的なテントの作りを知らないと違いもわからないと思います。

テントは大きく分けて、「シングルウォールテント」と「ダブルウォールテント」があり、シングルウォールテントは一枚の生地で構成されたテントで、ダブルウォールテントはフライシートとインナーテントの2枚の生地で構成されたテントです。

設営はシングルウォールテントの方が簡単ですが宿泊用として使うのは不向きで、キャンプでは快適に過ごせるダブルウォールテントがおすすめです。

フライシート

フライシートはテントの外側のシートで、インナーテントにかけて使います。
防水性があるので雨の侵入を防ぎ、風などの外の影響を受けにくくします。

また、インナーテントとの間に空間ができることによって、結露防止にもなります。

インナーテント

インナーテントはフライシートの下に張るテントで寝室部分になります。
通気性がよく、温度や湿度の調整をします。

また、地面からの水の侵入を防ぐ防水機能もあり快適にテント内で過ごせるように作られています。

ドアパネル

ドアパネルはインナーテントに入るための入口で、ファスナーで開閉されるものが多いです。

テント内に侵入されないように鍵をかけたいという場合は、ファスナーに南京錠などの鍵がかけられるか確認しておくこともおすすめです。

また、多くのテントでドアパネルにメッシュのパネルも備えていて、ドアパネルを巻き上げることでメッシュの窓になり風を通すことができます。

ポール

テントを支える骨格です。
軽くて弾力性があるアルミ製や、重たいけど強度があるスチール製、弾力性はあるけど少し重たいグラスファイバー製などポールにも種類があります。

太さによっても強度や重さが変わります。
素材によって大きく価格が変わりますし、持ち運びや設営のしやすさも変わります。

スカート

スカートはフライシートの裾の部分についた生地のことで、テントの種類によってついていたり、ついていなかったりします。

スカートがついていることで、フライシートの下の隙間から、雨や風、冷気などの侵入を防ぎます。
寒い時期用のテントやオールシーズン用のテントについていることが多いです。

種類別テントの特徴

テントにはいろいろな種類があります。
一般的なテントの種類の特徴をご紹介します。

ドームテント

ドームテントは初心者でも設営しやすいものが多く、軽量で持ち運びも簡単です。
ファミリー向け、ソロ向けなど大きさも種類も豊富にあります。

ツールームテント

寝室スペースとリビングスペースが一体になったテントです。
タープを準備しなくてもリビングスペースができるので荷物を減らすことができます。

ワンポールテント

テントの中心を1本のポールで支える円錐の形をしたテントです。
設営にコツが必要ですが、見た目がおしゃれです。

ワンタッチテント

テントとポールが一体になっているテントです。
広げるだけなのでとても簡単に設営、撤収ができます。

ソロテント

1人用のコンパクトなテントです。
一人でも設営できる作りで、コンパクトに収納できるので持ち運びも簡単です。

フロアレスシェルター

フロアレスシェルターは通常のテントとは異なり床なしのシェルターです。
屋根ができるだけでなく、四方も地面近くまで覆うので安心感があります。
設営や撤収は楽ですが、自然をより近くに感じる上級の楽しみ方です。

テントの生地

テントの生地の種類によっても特徴が異なります。
主に使われているテントの生地についてご紹介します。

ポリエステル

ポリエステルは紫外線に強く劣化しにくい素材です。
吸水性が低いので雨が降っても重量が変わりにくく、カビも発生しにくいです。

火や熱に弱く火の粉などが飛ぶと穴があいてしまうので注意が必要ですが、軽量で耐久性もありリーズナブルなのでよく使われています。

ナイロン

ナイロンは軽量で柔軟性のある素材で、傷や衝撃にも強いです。
他の素材に比べると高価で熱には弱いですが、濡れてもすぐ乾く素材です。
耐久性、防水性が優れているので、山岳用のテントなどによく使用されています。

コットン

コットンは吸湿性、通気性に優れた素材です。
また、熱にも強いので、火の粉が飛んでも穴があきにくいです。

水分を吸収しやすいのしっかり乾燥させて管理しないとカビが発生しやすいですが、見た目がおしゃれで冬のキャンプにおすすめの素材です。

ポリコットン

ポリコットンはポリエステルとコットンの混紡素材で、ポリエステルとコットンの良いところを合わせた生地です。

ポリエステルと比べると速乾性は劣りますが、透湿性が高く結露が発生しにくいですし、火の粉にも強いです。

インナーマットの特徴

ここまでテントの種類や素材についてご紹介しましたが、テントで快適に過ごすためにはインナーマットを敷くのがおすすめです。

インナーマットはテントの寝室部分に敷くマットで、地面の凹凸を吸収してくれたり、地面からの冷えを遮断してくれます。
インナーマットは絶対に必要なアイテムではありませんが、テント内の過ごしやすさを大きく左右するものです。

きれいに整地されたキャンプ場でも、テントは地面の上に敷くので地面の影響をうけますし、夏でも夜は地面からの冷えを感じる事があります。
テント内で快適に過ごすためにインナーマットはあると便利なアイテムです。

テントとタープを連結しよう

最後にテントとタープを連結することについてをご紹介します。

テントにリビング部分がついている場合は必要ないこともありますが、テントもタープも設営する場合は連結できるものがおすすめです。

テントとタープが連結されていればテントとタープを移動するときに雨に当たることなく移動ができます。
晴れていても天候が急に変わることもあるので突然の雨に備えておきましょう。

テントとタープの連結はテントの入り口とオープンタープを重ねるように設営するのがおすすめです。
重ねるように設営するので少し難しく感じることもあると思いますが、ロープなどが緩まないよう結び方などに気をつけましょう。

また、テントとタープ両方のロープが重なるように伸びるので、周りを歩くときは注意が必要です。
特に夜は足を引っ掛けてしまうこともあるので、ロープにライトをつけておくのもおすすめです。