ハーネスってどんなもの?愛犬への正しい付け方

最終更新日:2019/01/15

犬といえば首輪が一般的でしたが、犬の気管支に負担をかけることもあり、近年ではハーネスを装着される方も増えています。

では、ハーネスとは、首輪とどのような違いがあるのでしょうか。

また、嫌がる犬への装着のポイント、正しい付け方についてもご紹介していきます。

ハーネスって?首輪との違い

ハーネスは、もともとそりを引く犬のために作られました。

重いそりを引くためには首では負担が大きいため、胴体に装着するよう作られたもの、それがハーネスです。

一般的なハーネスといえば、ナイロンやテープ状などがありますが、体に負担が少ないベストタイプのものも販売されています。

では、ハーネスと首輪にはどんな違いがあるのでしょうか。

首輪は、一度付けたらほとんどの人が付けっぱなしにしておくと思います。

また、首輪は散歩などで、リードで繋いでいるときに飼い主の指示を伝えやすいというメリットがあります。

ただし、首もとを引っ張ることになるため、気管に負担を与えたり、頭が小さい犬の場合だと首輪が抜けてしまうこともあります。

続いて、ハーネスはどうでしょうか。

首輪とは反対に、ハーネスは散歩やドッグランなどで使用するときにだけ装着します。

また、先ほどもいったとおり、首ではなく胴体に装着するものです。

そのため、引っ張ったとしても首や気管に負担を与えることはありません。

また、抜けにくいことも特徴です。

ただし、ハーネスの付け方には、少しコツがあります。

正しい位置で付けてあげないと、ハーネスが抜けてしまったり、脇の下が擦れてしまう恐れもあります。

さらに、ハーネス自体を嫌がる犬もいます。

そのようなとき、どのように対処していけばいいのでしょうか。

犬がハーネスの装着を嫌がる!対処法は?

ハーネスを付けるとき、慣れていない犬だと装着されるのを嫌がることがあります。

そういった犬は、まず正しい位置での付け方を覚える前に、ハーネスに慣れさせてあげることから始めてみましょう。

例え、ハーネスを装着できたとしても、犬が嫌がり暴れてしまえば、ハーネスがずれてしまうことも考えられますし、なにより犬がかわいそうですからね。

もし、これからハーネスの装着を検討されているのであれば、頭からかぶせるタイプがおすすめです。

ハーネスには足を通すタイプもありますが、犬は足を触れられるのを嫌がる傾向にあります。

ハーネスを取り付けるのにも負担がかかるのに、普段触れられることのない足を手で触られたら、犬にとってはさらに負担になるでしょう。

また、あまり重いものを選ばないことも重要です。

まずは、軽いタイプのハーネスから慣れていきましょう。

ハーネスを嫌がる犬へ付け方のコツ

ハーネスを嫌がっている犬へ、無理やり装着しようとしていませんか?

例えば、犬の前に立ちはだかったり、真正面から近づいて付ける、無理やり押さえ込むなどです。

これらの行動は、犬を怖がらせることになります。

そもそも、犬という動物は、目の前に立たれると不安や恐怖を感じる生き物です。

また嫌がる犬を押さえつけて装着しようものなら、人間への不信感を植え付けてしまうことになるでしょう。

そのため、間違ってもこのような行動はしないようにしてください。

ハーネスの付け方のコツとしては、まず犬の横に座ります。

犬を安心させる意味もこめて、2~3回撫でてあげましょう。

そうしたら、ハーネスの頭を通る部分を輪にして持ち、犬の後方からそっと被せていきます。

最後にゆっくりとバックルを閉めます。

飼い主が、無理やりハーネスを装着しようとすると、犬も不信感、不安を覚え、いつまでたってもハーネスを嫌がる傾向にあります。

まずは、落ち着いて犬に接し、正面からではなく後方から取り付けてみるようにしてください。

ハーネスの正しい付け方

続いて、ハーネスの正しい付け方について解説していきます。

ハーネスを付ける際、「抜けてしまう」といった問題があります。

この問題にはいくつか原因がありますが、まず一つとしてハーネスが正しく取り付けられていないことが挙げられます。

最近のハーネスは犬への負担も少ない、頭から通すタイプが一般的です。

さらに、巻きつけるようなタイプもあり、これらのハーネスは付け方も簡単に行うことができます。

だだし、付けやすいということは抜けやすい、ということでもありますので、もし何度も抜けてしまうようでしたら、買い直しを検討してみましょう。

ここでは、もっともスタンダードな頭から通すタイプのハーネスの付け方をご紹介します。

ハーネスの正しい付け方としては、まず、輪になっている部分を犬の首に通します。

その際、リードを繋げるリング部分は、背中の中央に来るようにしてください。

また、ハーネスを付けるときは、最初は緩めで行うようにします。

全て装着できた時点で、フィットさせていきます。

最後に、ハーネスにねじれがないか、正しい位置に付けられているかどうか、確認をしておきましょう。

ハーネスが抜けてしまう原因は付け方の問題だけじゃない!?

先ほど、ハーネスが抜けてしまう原因の一つに、正しい付け方で装着できていない、ということを挙げました。

実は、ハーネスが抜けてしまう原因は、他にもいくつか考えられます。

ハーネスには、装着性を重視したもの、ファッション性があるもの、介護を目的としたものなど、様々な種類があります。

ここで重要なことは、ハーネスを選ぶ際は、目的を明確にして見た目で判断しないようにすることです。

見た目ばかりを重視して、サイズに合わないハーネスを取り付けることは、抜けの原因になってしまうことにもなります。

散歩中に、ハーネスが抜けてしまえば、事故に遭う可能性もあり、大変危険です。

また、犬種によってもハーネスが抜けやすいということもあります。

コーギーやダックスフントなどの足が短いタイプの犬は、ハーネスが抜けやすいという傾向にあります。

これらの犬種の場合は、専用のハーネスも販売されていますので、そちらを利用しましょう。

ハーネスを付けることで愛犬を守る

ハーネスには、ただ単純にリードで逃げないように繋いでおくためだけではなく、きちんと役割があることを理解しておきましょう。

ハーネスを付け、しっかりとリードで繋ぐことで犬が事故などの危険な目に遭うことを防ぐことができます。

さらに、周囲を傷つけてしまうことを防ぐことにも、役割があるのです。

特に、ドッグランは、様々なタイプの犬がたくさんあつまりますから、それだけトラブルが発生しやすい状況でもあります。

ドッグランなどで遊んでいるとき、周りの犬とケンカになった際は、首輪よりもハーネスの方が犬を引き寄せやすくなります。

また、散歩などをするときは、なるべく飼い主の横の位置になるように調整し、慣れさせましょう。

犬を先に歩かせると、犬が「飼い主より自分の方がえらい」と勘違いすることもあり、しつけを聞かなくなることがあります。

愛犬を守る意味でも、ハーネスの正しい付け方やサイズを知ること、そして日頃からしつけをきちんと覚えさせましょう。

ハーネスは正しいサイズと正しい付け方で

犬の気管への負担が少ないハーネスは、近年利用されている方も増えてきています。

ただし、見た目ばかりを重視して、機能性やサイズを合っていないものを装着すると、抜けの原因になったり、犬がハーネスを嫌がることがあります。

ハーネスは、犬を守る意味でもとても重要なものですから、しっかりとサイズに合ったものを選び、正しい付け方で犬にストレスを与えないようにしましょう。