バブアーはメンテ必須のジャケット!洗濯すると縮みがでる?

イギリス王室御用達のアウトドアブランド・バブアーのオイルドジャケット。

独特の光沢は本物の良さを求める大人の男性の間では憧れの存在となっています。

しかし比較的若いユーザーの中には生地に染み込ませたオイルを落とし、カジュアルに着こなしている人もいます。

オイルドジャケットの洗濯は禁忌とされていますが、どのような点がNGとなるのでしょうか。

また、タイトルにあるような生地の縮みについても触れていきます。

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どうしてバブアーのジャケットを洗濯してはいけないのか

バブアーのジャケットにはオイルドクロスと呼ばれる特殊なものが使われています。

これは縫製されたジャケットの生地の表面にオイルを塗り込むことで独特の光沢と防水性、保湿性を保つ目的で施されるものです。

バブアーは洗濯してはならないと言われますが、その理由とはどんなものでしょう。

通常、洗濯をするときは、衣類の素材にもよりますが、お湯や洗剤を使うことで汚れの落ちが良くなります。

しかし、バブアーのジャケットに、これらのを使った従来の洗濯方法をしてしまうと、生地に染み込ませたオイルが溶け落ちてしまうのです。

さらにお湯を使うことで生地全体に縮みが出てしまう危険性もあります。

そして、オイルの取れたジャケットは防水性能が失われ、本来の機能を発揮できません。

またドライクリーニングも洗濯と同様の理由でしてはいけないとされています。

汚れてしまったジャケットは、丁寧にブラッシングしてほこりや汚れを落としましょう。

また雨に降られるなどして濡れてしまった場合には、暖かく風通しの良い場所に掛け自然乾燥します。

乾かないからといって、無理に熱源に近づけたりすると生地が傷むので注意しましょう。

バブアーのジャケットを縮み最小限かつオイルを落とさず洗濯する

バブアーのジャケットはもともと雨や風など、厳しい天候に耐えられるように作られたアウトドア向きのアウターですが、最近ではタウンユースとしても注目されています。

バブアーは、その手入れと扱いの難しさから、なかなか手が出ないという方もいるようです。

前項でも記したように自宅のオイルが取れてしまったり生地の縮みを引き起こすことから、洗濯が非推奨ですので手に入れてもうまく扱えるかどうか不安に思う方も多いのでしょう。

一般のクリーニング店でも扱ってもらえない場合が多いので、できれば専門の業者に依頼してリペアやリプルーフをしてもらうのがおすすめです。

しかし、一方でユーズドのジャケットを手に入れ、自分でメンテナンスしながら着こなしているという方もいると耳にします。

このような方たちは、どのような方法でメンテナンスをしているのでしょうか。

まず、使った後は必ずブラシを使ってほこりを落とします。

何もせずに使い続けていると、オイルの劣化が早まり生地が傷んでしまいます。

汚れたら水を含ませたスポンジで拭き取り乾燥させます。

生地の表面にひび割れのような模様が出てきてしまうのは、オイル切れのサインですので後述の方法でリプルーフをしましょう。

オイルを落として風合いを変える…生地の縮みに注意

オイルドジャケットはオイルが塗り込まれてこそ、その性能を発揮します。

水夫向けに水に強い上着を作ったことから発展してきたバブアーですから、防水の面については一級品です。

しかし、街着として使うとなると事情が異なってきます。

他のアウターと違いオイルが塗り込んであるため、なかなか気軽には着られません。

電車や自転車などの乗り物ではできるだけ脱いで、外側の生地が他人や他の衣服に触れないよう裏返すなどの気遣いが必要です。

扱いに難しさがある衣服ですが、もっと気兼ねなくバブアーを着たいという人の中には思い切ってオイルを落としてしまう人もいます。

洗濯では禁忌とされていたお湯を使って、ジャケット全体のオイルを落とし、扱いやすくしてから着るのです。

オイルを落とすと艶感が減り、生地本来の色味が出てきます。

この色味が良くてオイルを落とす人もいるようです。

この時に注意しなければならないのが生地の縮みです。

オイルをしっかり落とそうとすると何度もお湯で洗うことになりますが、その過程でジャケット全体が一回りくらい縮みます。

オイルを落とす時は、このことを念頭において作業をするようにしてください。

洗うとバブアーの着心地が変わる!洗濯縮みを活かしてジャストサイズに

オイルを落としたジャケットには、生地本来の風合いがでます。

むらなく落とすことができると色味や質感が変わり、また違った良さがあるようです。

また着心地も変化します。

オイルを落とさない状態ではブカブカした着心地だったのが、洗濯したらちょうどいいサイズになることもあります。

アウターですから、選んだジャケットが中にニットやシャツなどを重ね着することを想定し少し大きめのサイズになっているかもしれません。

バブアーのジャケットは一着の値段も張るものです。

一度手に入れたらなかなか買い替えもできませんから、洗濯後の縮みを活かして着るのもひとつの手段といえます。

完全にオイルを落とすのではなく、艶が残る程度の落とし方をすると使用感も出て、よりカジュアルな着こなしに向いたテイストになります。

やっぱりオイルドクロスの風合いが欲しい!

バブアーを愛用する方の中には、「洗濯なんて考えられない!まして生地に縮みがでるなんてもっての他だ!」という方も多いでしょう。

日本では、年間1,000着近いジャケットがリプルーフに出されています。

この数を見るとバブアーのオイルドジャケットを大切にしている人の多さに驚きます。

仕上がりは業者に依頼する方が格段に良いですが、リプルーフは自分でできる作業でもあります。

バブアーから専用のオイルが販売されていますので、一度試してみるのもいいかもしれません。

【リプルーフ手順】

●準備

・汚れても良い恰好
・室外の広い場所を確保
・オイル(バブアー 純正 「ソーンプルーフドレッシング」)
・ブラシ
・スポンジ
・布
・水
・ドライヤー

●手順

①ブラシを使って汚れを落とす

ジャケット表面の汚れをブラシで丁寧に落とします。

②水を含ませたスポンジで表面を拭く

ブラシであらかた汚れを落としたあと、水で絞ったスポンジで汚れを拭きとりましょう。

③ジャケットを乾かす

風通しの良いところに吊るし、乾かします。

④オイルを準備をする

オイルの缶を湯煎にかけて溶かします。

⑤オイルを塗り込む

布にオイルを取り、ジャケット全体に塗り込みます。

まず、ざっと全体に塗ってから細かなところへ塗り込みます。

脇や襟の部分など、塗り残しが無いように注意しましょう

⑥ドライヤーでオイルを伸ばす

オイルの塗り込みが終わったら、ドライヤーの熱風で塗ったオイルを均等に伸ばします。

ドライヤーを当てながらブラシをつかって伸ばしてもいいでしょう。

⑦乾燥させる

全ての工程が終わったら、風通しの良いところに吊るして乾燥させます。

このときジャケットが直射日光に当たらないようにします。

純正オイルは臭いが弱い?現在のリプルーフオイルについて

ひと昔前は、バブアーのジャケットは臭いと言われていました。

オイルドジャケットの宿命なのですが、塗り込むオイルが石油系のものだったため、独特の臭いが出てしまっていたのです。

さらに、しばらく着ることが無くクローゼットにしまいっぱなしにしておくと、ほかの衣類にまで臭いが移ってしまうこともありました。

もし、クローゼットに眠ったままのバブアーのジャケットがあるなら、まず取り出してみて状態をチェックしてみましょう。

そのうえで専門業者に洗浄とリプルーフを依頼します。

また、「オイルを塗ったら臭いが付くのでは?」と思うかもしれませんが、現在使われているバブアーのリプルーフ用オイルは動物・植物性の成分でできているのでほとんど臭いがしません。

自分で洗濯すると手間や時間がかかりますし、慣れないと失敗して生地を傷めたり間違った方法でジャケットに縮みが出てしまう可能性もあります。

バブアーのジャケットと再び付き合おうと思うのであれば、専門業者に任せて新品同様の状態から着始めましょう。

生地を傷めないためにもメンテナンスが必要

ジャケットの風合いを変えるのに、洗濯してオイル抜きをするのもひとつの手段です。

しかし、本来の機能を失ってしまうことにもなるため長く着続けるのであれば、あまりおすすめできる方法ではありません。

バブアーのジャケットは、手間をかけるほど愛着が湧く品ですから、もし手に入れることができたら細やかなメンテナンスをして長く付き合いたいものですね。