キャンプ料理の定番として挙げられるのがバーベキューなどの料理です。
これらは、手間や時間が掛からないという魅力がありますが、その反面、食材の彩りなどを考えると、おしゃれさに欠けるという声もあります。
近年はSNSなどが普及しているため、キャンプ料理にも見栄えを求める方が多いようです。
そこで今回の記事では、キャンプの食卓をもっとおしゃれにするレシピや道具、空間の演出などをご紹介していきます。
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おしゃれなキャンプ料理とは
おしゃれなキャンプ料理とはいったいどのようなものでしょうか。
一言でいうと、SNS映えするものですよね。
ぱっと見た第一印象で、自然をバックに、色とりどりの鮮やかさが散りばめられた雰囲気は、人の心をワクワクさせます。
色というのは、人の感覚や感情に影響を与える心理的効果があると言われています。
そのため、まずはおしゃれな料理を作る上でおさえておきたいポイントとして、色の使い方を見ていきましょう。
道具や食材の色の使い方に少しだけこだわってみると、だいぶ印象が変わってきます。
例えば、茶色や生成り色で統一された感じは、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出しますが、野外という自然の中にいる場合だと、周りの背景に同化してしまい、地味という印象になりがちです。
また、茶色系の煮込み料理があるのと、赤や黄色のパプリカなどが添えられた煮込み料理があるとしたら、華やかさは後者の方がありますよね。
赤や黄色には、活動的・明るい・幸福といったようなイメージがあり、華やかな印象になるのです。
さらに、これらの色は大自然の木々や空、地面に対して刺し色となるので、それだけでおしゃれなイメージを演出してくれるでしょう。
では、この色の使い方を意識して、次は道具を使っておしゃれなキャンプ料理の演出をしてみましょう。
キャンプの料理がおしゃれに見えるコツ~道具編~
キャンプ料理をおしゃれに見せるには、道具がかなり重要なポイントになります。
せっかく美味しく作った料理も、味気ない紙皿にポンと載せられただけでは、美味しさも半減してしまいますよね。
そこで、料理がさらに美味しく、かつおしゃれに見える道具を揃えてみましょう。
それには、なんといっても欠かせないのが、ダッチオーブンやスキレットです。
これらは、鋳鉄で作られていて、煮込み料理から焼き物までなんでもこなせる優れものです。
また、蓄熱性とデザイン性も抜群なので、このまま食卓に並べれば、おしゃれな器としても活躍します。
他にも、食材を切る時のまな板を、おしゃれな木製のカッティングボードに変えてみてください。
切った食材をそのまま乗せれば、お皿に大変身します。
荷物も増えない上に、作ったらそのまま食卓に並べられ、洗い物も減るため、一石三鳥とも言えます。
もう一つ、キャンプの食卓をおしゃれに彩る道具のアイテムとしておさえておきたいのが、ホーロー素材です。
ホーローは強度があるので、落としても割れることはありません。
多少へこむことはありますが、この傷がまた時間とともにいい味を演出してくれます。
これらの道具を準備したら、次はおしゃれを演出できる食材をチェックしていきましょう。
キャンプの料理がおしゃれに見えるコツ~食材編~
それでは、キャンプ料理がおしゃれに見える食材とは、いったいどのようなものがあるでしょうか。
野菜でいえば、パプリカやトマトなどは赤や黄色の刺し色になる食材ですね。
また、ハーブも食材をおしゃれに引き立ててくれる名脇役です。
ハーブにもさまざまな種類がありますが、海外の料理でよく使われている、ミント、クレソン、バジル、ローズマリーそしてディルなどがおすすめです。
これらを、肉料理やスープ、煮込み料理に添えてあげるだけで、ワンランク上のおしゃれ料理になるでしょう。
また、添える食材で言うと、レモンやライムも便利です。
料理に添えるのはもちろん、カットしたものを水に入れるだけで、フルーツウォーターが作れます。
さらに、ハーブも一緒に加えてあげることで、身体にいいデトックウォーターの出来上がりです。
透明のボトルを用意していけば、見た目も可愛らしく食卓を彩れます。
メインの食材でいえば、牛肉や海老、白魚なども、おしゃれなレシピを生み出してくれます。
次章では、それらを使った簡単でおしゃれなキャンプ料理をご紹介します。
おしゃれで簡単なキャンプの料理レシピ
おしゃれで簡単なキャンプ料理のおすすめは、ローストビーフです。
一見、「手間がかかるのでは?」と思われがちですが、そんなことはありません。
とても手軽に作れますので、ぜひ試してください。
●ローストビーフ
<用意するもの>
・牛肉ブロック
・塩、胡椒
・ローストビーフのたれ
①塩、胡椒を牛肉に擦り込みます。
②熱したダッチオーブンかスキレットにそれを入れ、表面に焦げ目をつけてください。
③焦げ目がついたら、すぐそのままアルミホイルで二重にくるみ、その上から毛布などで包み30分程度保温します。
④塩、胡椒を振って、お好みで味をつけて完成です。
実に簡単ですよね。
これなら、保温している間にもう一品作れます。
では、もう一品、海老と白身魚を使った料理もご紹介します。
こちらは、出発前に下準備が必要ですが、キャンプ場に行ったら焼くだけなので楽です。
●ガーリックシュリンプ&フィッシュ
<用意するもの>
・ブラックタイガー
・白身魚
・にんにく
・塩、胡椒
・オリーブオイル
①ブラックタイガーは背殻を剥いて、背中に切り込みを入れて、背ワタを取り除きます。
②白身魚は1/3に切り分けます。
②ニンニクみじん切りにします。
③ジップロックに①と②と③を入れて、塩、胡椒とオリーブオイルを加え、この状態でキャンプ場に持っていきます。
④スキレットかダッチオーブンで焼いて完成です。
これは、オリーブオイルの量を増やせば、アヒージョにもなります。
さっぱり食べたい方は、このグリルをおすすめします。
また、ここに食べる直前にお好みのハーブや、レモンを添えてあげると、おしゃれ度が増しますよ。
おしゃれなキャンプの料理にかかせないデザート
キャンプ料理に欠かせないものといえば、食後のお楽しみのデザートです。
デザートも市販の物を持参するより、キャンプ場でひと手間かけて作った物のほうが、おしゃれさもアップします。
とはいえ、これ以上荷物を増やしたくないというのも本音です。
そこで、とてもシンプルでおしゃれなデザートをご紹介します。
●焼きりんご
<用意するもの>
・リンゴ
・砂糖
・バター
・シナモン
①リンゴの芯をくり抜いた中に、シナモンを一振りし、砂糖とバターをお好みで詰めます。
②アルミホイルに包み、網で30分~50分ほど焼きます。
③箸が刺さったら完成です。
●焼きマシュマロ
<用意するもの>
・マシュマロ
・マシュマロを刺す棒
①マシュマロを棒に刺します。
②焼けたら完成です。
これらは、非常に簡単なキャンプのデザートです。
そして、見た目にも可愛くおしゃれなので、盛り上がること間違いないでしょう。
キャンプでの食事空間をおしゃれに彩るアイテム
最後は、キャンプの食事空間を演出するアイテムをご紹介します。
おしゃれに決めるなら、空間の演出も大切です。
そこで必要となるアイテムとして、まずひとつにテーブルクロスがあります。
テーブルクロスがあるかないかで、料理の印象もかなり変わります。
食器類を柄物で揃えているのであれば、無地色のテーブルクロスがおすすめです。
また、食器類を木製や、スチール、またはホーローなど、単色物で揃えている場合なら柄物のテーブルクロスが映えます。
そして、灯りも取り入れると、さらにおしゃれ感が増します。
火を使用しないLEDランタンなら、安全である上に、夜は手元を照らしてくれるのでとても役立ちます。
レトロなタイプから機能性重視なタイプのものまで、豊富に揃っているので、自分好みのランタンを見つけてみましょう。
あとは、流行りのガーランドをテントに装飾するというのもおすすめです。
夜はそこにイルミネーションの電飾を重ねると、大人可愛いおしゃれな空間になります。
まるで山の中の小さなカフェに来たような、ほっこりとした空気感を演出してくれます。
道具や食材に少しだけこだわってみよう
キャンプ料理をおしゃれに極めるには、料理だけでなく、道具や食材、空間の雰囲気にも気を配ることが大切であることがわかりました。
また、色が与えるイメージも、おしゃれを作り出すのに大切な要因の一つです。
キャンプでは、食事は盛り上がる楽しい時間です。
ぜひ、心に残るような、美味しいおしゃれな食事タイムに役立ててください。