キャンプ料理は下ごしらえをしてスピーディーに調理しよう!

最終更新日:2019/04/20

キャンプ料理は、スピーディーに作れるとうれしいですよね。

しかし、食材の下ごしらえをせずにキャンプ場で料理を作ろうとすると、完成までに長い時間がかかってしまいます。

そこで、キャンプ料理に使用する食材は事前に下ごしらえをして持参することをおすすめします。

今回は食材の下ごしらえとパッキング方法をご紹介します。

この記事を参考にして、キャンプ料理を素早く作れるようになりましょう。

食材を保存する容器や袋を工夫して荷物を減らそう

キャンプに使用する機材はたくさんありますので、料理用の食材を入れた荷物は極力少なくしたいものです。

肉や魚介類などはアイスボックスに詰めますが、アイスボックスの容量には限度がありますので、発泡トレーなどは減らす工夫が求められます。

傷みにくい食材は段ボール箱に詰め、持っていく荷物をアイスボックスと段ボール箱数個程度に収める工夫もしましょう。

そこで、荷物を極力まとめられるように、キャンプ料理用に下ごしらえした食材を入れるおすすめの容器などをご紹介します。

【ポリ袋】

ポリ袋は段ボール箱などに隙間なく詰めることができます。

ポリ袋の口は縛ったり輪ゴムで閉じるよりも、ワンタッチ口止め(袋の口を挟み込むタイプのクリップ)を使用すると取り出しやすくて便利です。

【チャック付きビニール袋】

液体が入った食材や、冷蔵・冷凍しておく食材を入れるのに便利です。

使用後は捨てることができるため、後片付けが楽になります。

【パッキン付きのタッパー】

タッパーの種類は豊富ですが、液もれや匂いもれしないパッキン付きのタッパーがおすすめです。

使用後は洗って持ち帰ることになりますので、必要最低限の数にするとよいでしょう。

【金属トレイ】

冷凍しておく食材は、金属トレイごと冷凍しましょう。

火にかけても問題のない金属トレイでしたら、使用するときに早く解凍できるので便利です。

料理の時短には野菜の下ごしらえがおすすめ!

キャンプ料理用の野菜類は、下ごしらえをすることで調理時間が最も短縮できる食材です。

根菜類の皮むきや切り分け作業は、思いのほか時間と労力が必要になりますので、下ごしらえをしておくとよいでしょう。

基本は野菜を洗い、使う大きさに切ってポリ袋に詰めておくことですが、注意点がありますのでご紹介します。

・ピーマン、なす、トマト、キノコなどは、傷みやすく変色もしやすいので切らずに必要量をポリ袋へ詰め替えておきましょう。

・りんごは皮をむいておくと便利ですが、変色しやすいので薄い食塩水を入れたタッパーかチャック付きパックに入れましょう。

・ニンジン、玉ねぎなどの根菜類は、料理の種類ごとに切り分けたものをひとつのポリ袋に入れておくと便利です。

・キャベツ、レタスなどの葉野菜は切り分けると風味が落ちますので、1枚単位にはがして洗ったものをポリ袋に詰めましょう。

・缶詰フルーツは、タッパーに移し替えておくとそのまま容器として使用できるので便利です。

キャンプ料理で使う主食を下ごしらえしよう!

キャンプ料理に使用するお米やパン、麺類などは下準備や下ごしらえをしない人が多いのではないでしょうか。

しかし、調理時間短縮や使い残し防止に役立ちますので、種類ごとの下準備や下ごしらえのコツをご紹介します。

【お米】

・無洗米を使用予定分だけポリ袋に入れておくと無駄がなく、お米を研ぐ必要がありませんので手早く調理できます。

・白米ではなく冷凍焼きおにぎりを主食とすれば保冷剤代りにもなり、使用するころには自然に半解凍されていておすすめです。

・非常食や登山用のアルファー化米は下ごしらえの必要がないので、初心者の方でしたらこちらを利用するとよいでしょう。

【パン】

・フランスパン(バゲット)は切りにくいので、使用予定の厚さにスライスしてポリ袋に入れておくと便利です。

・その他のパンは、基本的に下ごしらえの必要はありません。

【麺類】

・ゆで麺や生麺は個別の袋から出し、ひとまとめにしてチャック付ビニール袋に入れておくと便利です。

ゆで麺を持っていく場合は、キャンプ調理時にも温める場合が多いので、硬めに茹でておきましょう。

・乾麺でしたら、市販されているものは個包装されていることが多いので下準備の必要はありません。

しかし、少量を楽しみたい場合は、乾麺の場合は事前に割っておいて、チャック付ビニール袋などに入れておいたほうが時短にも繋がりますしおすすめです。

新鮮さを保とう!キャンプ料理に使う肉や魚介類の下ごしらえ方法

肉類や魚介類はアイスボックスに詰めて持参しますが、飲み物などと一緒にしないほうが食材が傷みにくくなります。

また、キャンプ料理用に下ごしらえした肉や魚介類は、アイスボックスに詰める直前まで冷蔵庫で冷やしておくとよいでしょう。

各食材の下ごしらえ例と注意点についてご説明します。

・串焼きバーベキューは、食材を切り分けておき、現地で串に刺したほうがおいしく仕上がります。

・魚介類には塩コショウなどであらかじめ下味をつけておくと、調理時の時短にもなりますし、傷みにくくなります。

・バーベキュー用の肉類のうち、下味付きで発泡トレイに入っている食材はタッパーに移しておくと使いやすくなります。

・味付けされていない生肉は、発泡トレイから出さないほうが傷みませんのでそのまま持参しましょう。

・焼き鳥は、串にさしたものを金属トレイに入れて冷凍し、ポリ袋に入れるとよいでしょう。

・ソーセージは切り込みを入れてタッパーへ、ブロックベーコンは使う大きさに切りタッパーに詰めると使いやすいです。

・海辺のキャンプで魚介類を使うときは、鮮度の問題から食材を現地調達したほうがおいしくいただけます。

・冷凍えびやイカは、金属トレイに移してポリ袋に入れるとよいでしょう。

キャンプでは保冷剤ではなく凍らせたペットボトルのほうが便利?

下ごしらえをしたキャンプ料理の食材は、保冷しておく必要があります。

野菜などアイスボックスに入れない食材も、衛生面と食材の味の維持に配慮して、ある程度の保冷をするとよいでしょう

そこで、凍らせたペットボトル飲料と段ボール箱の使用をおすすめします。

段ボール箱の底に新聞紙をひき、食材を詰めた後に凍らせたペットボトル数本を乗せて封をすれば、半日以上保冷状態が続きます。

アイスボックスでも、保冷剤の代わりに凍らせたペットボトルを使用すれば、収納スペースを有効活用できます。

いずれの場合も、冷気は下に下がりますので、凍らせたペットボトルは食材の上に置くとよいでしょう。

下ごしらえした材料を入れた袋にメモをしよう!

キャンプでは大量の食材を使用するため、「この食材は何に使うの?」「使用する食材が箱から取りにくい」ということが起こります。

この問題は、ひとつの料理に使う食材は一か所にまとめ、調理する順番が早い食材は上に配置することで解決できます。

キャンプ料理を短時間で作るために食材の下ごしらえをするのですから、アイスボックスなどから食材を取り出す際もスムーズに取り出したいですよね。

また、食材を箱に詰める順番を整理するだけでなく、下ごしらえした食材に料理の種類や順番を書いたメモを貼るか、直接マジックで書き込んでおくことをおすすめします。

食材をアイスボックスなどに詰めていく順番もわかりやすく、料理の種類ごとに取り出しやすくなります。

アイスボックスからスムーズに食材を取り出すことで、蓋の開閉回数が減り保冷能力を持続させる効果も期待できるでしょう。

料理の食材を下ごしをしたら料理時に使いやすく整理しよう!

キャンプの料理用食材を下ごしらえしておくと、調理が素早く簡単にでき、ゴミも減らすことができます。

それぞれの食材ごとに入れる容器を工夫するとよいでしょう。

また、各食材ごとに下ごしらえの方法は変わります。

下ごしらえした食材はアイスボックスや段ボール箱へ詰め、調理時に素早く使えるよう整理整頓しておきましょう。

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