日差しや雨よけとして、キャンプでもよく使われるアイテムに、タープというものをご存知でしょうか。
タープを取り扱うメーカーは多く、コールマン、ロゴス、モンベル、スノーピークなどが人気です。
その1つのメーカー、スノーピークの製品の中でも、人気の高い六角形のタープでヘキサタープというものがあります。
今回はそのヘキサタープに焦点を当てつつ、その使用方法やタープの下での焚き火の可不可、更にはおすすめの焚き火可能なタープなどについてご紹介します。
スノーピークのヘキサタープにはどんな種類がある?
スノーピークのタープにはいくつか種類があり、大きく分けてヘキサタープ、レクタタープ、スクリーンタープとあります。
その中でも、変形六角形のヘキサタープと呼ばれるタープは形状も美しく、シンプルなデザインで定番ともいえる人気の製品です。
スノーピークのヘキサタープにはいくつか種類があります。
●スタンダードライン
・HDタープ シールド ヘキサ(L)
・HDタープ シールド ヘキサ(M)
・HDタープ シールド ヘキサ(L)Proセット
・HDタープ シールド ヘキサ(M)Proセット
この4種類のタープはデザイン性と機能性、設営の簡単さから人気のヘキサタープです。
特にセットとなっている2種類に関しては、タープ本体、ペグハンマー、ペグ、ポール、ロープが付属しているので便利です。
・ライトタープ ペンタ シールド
1人用のタープで、1本のポールで簡単に設営ができます。
●プロライン
・HDタープ シールド ヘキサエヴォ Pro.
広いスペースで楽しめる6人用のタープで、シェルターやテントとリンクが可能なタープです。
●エントリーライン
・アメニティタープ ヘキサLセット
エントリーラインなので、ペグやタープがついていて、ビギナーキャンパーにおすすめのタープです。
上記のヘキサタープ以外にも、期間限定で販売されているヘキサタープがある場合もありますので、公式サイトをチェックしてみてください。
また、製品によってはポールとペグが別売りのことがありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
次ではタープと焚き火の注意点についてお伝えしていきます。
スノーピークのタープは焚き火ができない?!注意するべきこと
焚き火をする際には注意するべき点がいくつかあります。
基本的には、タープの下では焚火はしないようにしたほうが無難です。
なぜなら、スノーピークのヘキサタープをはじめとするタープには、化学繊維を使用している製品が多く、難燃加工がされていないからです。
天井が高く広いタイプの、HDタープ シールドヘキサエヴォPro.のような製品でも、布に焚き火の火の粉が飛ぶ可能性があります。
したがって、どうしてもタープの下で焚き火がしたい場合には、難燃加工が施されているタイプのタープを選びましょう。
また、焚き火をする際に注意したいのが、焚き火をするのにふさわしい服かどうかという点です。
想像以上に焚き火の際には火の粉が飛びます。
あまりに高価な服や大事な服を着用したままだと、服に穴が開く可能性があるので、万が一穴が開いても大丈夫な服を着るとよいでしょう。
その他にも、「焚き火の前には消化用の水を用意する」「キャンプ場のルールに沿って焚き火をする」など、事前に準備や確認をしておきましょう。
ヘキサタープの設営は簡単?その設営方法は
スノーピークのヘキサタープは自立型のタープに比べると、設営が難しいのではと考える方もいるかもしれません。
こちらではヘキサタープの基本的な設営方法を簡単にご説明します。
・広い場所にタープを広げてポールとロープを配置する
ポールを設置する辺に長いロープを2股に2本、残りの4辺に短いロープをつけます。
・ポールにかかるロープのペグを打つ
ポール側のロープにペグを45度の角度で打ち込みます。
・ポールを立ててロープを調整し、タープを自立させる
ポールを立てたらロープの長さを調整し、ロープやタープの重みを利用して自立させ、タープをきっちり張りましょう。
・位置を決めてペグをしっかりと地面に打ち込む
・4辺の短いロープを張ってペグを打ち込む
慣れてコツをつかんでしまえば、回数を重ねるごとにご自分にとってのやりやすい設営方法がわかってくるでしょう。
不安な方は、設営動画を見たり、他のキャンパーの設営状態などを観察したりして練習してみてください。
また、前項でもご説明しましたが、タープやテントの近くでは焚き火などの火気には十分気をつけて、初めのうちは火を使う場所から離れた広い場所で設営するとよいでしょう。
ヘキサタープの設営に慣れたら?試したいアレンジ使用方法
スノーピークのヘキサタープの基本の設営に慣れてきたら、ポールを追加したりロープの長さを調整したりすることで、使用方法に幅が広がります。
ヘキサタープのアレンジした使用方法をいくつかご紹介します。
●テントとヘキサタープを連結させる
タープをリビングスペース、テントを寝室空間として利用するまとまりのよい定番の使い方です。
タープのサイドの一方をテントの入り口に被せる方法と、タープのポールの内側にテントを入れ込みタープを張る方法などがあります。
●ウィングの片方を下ろして日よけスペースを作る
片面を落とし、もう一方をサブポールで立ち上げることで、日よけと雨よけに役立つだけでなく、目隠しの効果もあり、設営場所が人目が多いところでの使用に向いた使い方です。
●ポールを多用する
ポールを一方のサイドのグロメット部分にさしてつかえば、お店のひさしのような使い方ができます。
さらに、ヘキサタープの6辺全てにポールを使えば、大人数でのキャンプなどでは開放的なリビングとして使うことができます。
サブでポールがいくつかあると、簡単にヘキサタープの形状を変化させることができ、多様にリビングスペースが早変わりします。
こちらでご紹介した例は一例で、他にも様々なアレンジ方法がありますので、他のキャンパーの使い方を参考にしてみてください。
昼間はヘキサタープで日よけの開放的なリビングを作り、夜はテントと密着させてプライベート空間に作りかえ、離れた場所で焚き火を囲んでゆっくりした時間を過ごす、などといった使い方もよいですね。
焚き火可能なタープがスノーピークからついに登場!
先にスノーピークのヘキサタープをはじめとしたほとんどのタープは、難燃加工がされていないので、タープの下での焚き火はおすすめできないとお伝えしました。
しかしながら、スノーピークから焚き火好きのキャンパー向けに、タープの下で焚き火が可能なタープが2018年に新しく登場しました。
●TAKIBIタープ オクタ
難燃性のインナールーフを備えた、焚き火対応のタープです。
幕を2重構造にしたことによって遮光性もアップして、夜だけでなく日中も快適に過ごせるようになっています。
変形八角形のタープは有効面積を広くとってあり、複数の導線が確保でき、大人数で焚き火を囲んだ状態でもスムーズに移動が可能です。
希望小売価格は税抜69,800円で、アイボリーラインというスノーピークの新しいカテゴリーで、その名からうかがえるようにカラーは上品なアイボリーを使用しています。
これまでのスノーピークにはない、難燃性のインナールーフ付きのTAKIBIタープオクタは、デザイン性も優れおしゃれな見た目が目を引きます。
もしも、タープの下でスタイリッシュに焚き火も楽しみたい方は、TAKIBIタープオクタを検討してみてはいかがでしょうか。
スノーピーク以外で人気のある焚き火タープをご紹介
ここまでスノーピークのヘキサタープや焚き火タープなどについてお伝えしてきました。
こちらでは、他のメーカーで人気の高い、焚き火タープをご紹介していきます。
●テンマクデザイン
・takibi-tarp cottonレクタ
その名の通りコットン100%のタープで、大型のレクタタープです。
別売りの難燃シートを取り付けることでより安全に焚き火を楽しめます。
・ムササビウイング13ftTC焚き火version
少人数向けでポリエステルとコットンの混紡生地を使用し、耐久性が高く軽量であることが特徴です。
●ドッペルギャンガーアウトドア
・チーズタープ
ポリエステルとコットンの混紡生地でできており、スライスチーズのような正方形の形状が名前の由来となっています。
5m×5mの大型タープで16か所のグロメットやループによって、張り方をアレンジしやすい汎用性の高い焚き火タープです。
●タトンカ
・1TC
ポリエステルとコットンの混紡生地を使用したスクエアタープで、ポールをさす穴がいくつもあり使い勝手のよさが特徴です。
ファミリーキャンプに向いたサイズ感にもかかわらず、重量が3キロもない軽量なタープです。
ここまで、焚き火タープについてご紹介してきましたが、難燃素材とはいえ、焚き火タープは防火素材ではないことを念頭におきましょう。
したがって、直接火が当たれば燃えてしまいますし、焚き火の高さやタープの高さ、張り方に気をつけて使用することが重要です。
ヘキサタープは慣れれば使い方次第で自由自在にアレンジ可能!
ヘキサタープはとても使い勝手がよく、慣れてしまえば設営方法も難しくありません。
スノーピークではヘキサタープが多く取り扱われ、その形状の美しさから評判の高いものとなっています。
タープを使用の際には、形状や焚き火タープであるであるかそうでないかにかかわらず、焚き火などの火気には十分気をつけて設営をするようにしましょう。
ヘキサタープだけでなく、焚き火を楽しみたい方は、スノーピークの新商品TAKIBIタープオクタや他の製品も検討してみてくださいね。