【キャンプの湯たんぽ】選び方のポイントから冬のおすすめ6選

最終更新日:2022/01/14

冬のキャンプを快適に、そして暖かくするアイテム湯たんぽ。
今回の記事では、安全でコストパフォーマンスが良い湯たんぽの魅力をたっぷりとお伝えします。
また、湯たんぽを使うときの注意点やポイント、キャンプにおすすめの湯たんぽをメーカー別にご紹介します。
さらに、防災時にも役立つ湯たんぽの代用品のアイディアも合わせてご覧ください。

冬キャンプに持って行きたい湯たんぽの魅力

寒い冬の頼れる味方、湯たんぽは、冷え性の方や、冷たい布団を温めてくれる便利なアイテムです。
その湯たんぽ、実はあらゆるキャンプシーンで活躍することを知っていますか?

キャンプで使う湯たんぽの最大の魅力、それは電源や熱源がいらないところです。
オートキャンプ場などの電源が確保できるサイトでは、AC電源などを利用してホットカーペットや電気毛布、電気ストーブなどの暖房器具を使えますが、このような設備のない場所では、ガスや石油ストーブに頼ることになります。
ガスや石油ストーブは確かにテント内の暖房には最適ですが、一酸化炭素中毒を防ぐためのしっかりした対策が必要となります。
その点、湯たんぽは、お湯を入れるだけで一定時間温かさを保ち、ストーブを使用する時にありがちな空気の乾燥の心配もなく、とても経済的で安心して使えるアイテムです。

冬のキャンプでは屋外で焚き火で暖をとる方も多くいますが、それだけでは手足の先や体全体を暖めるには足りない場合もあります。
そのような時には湯たんぽを膝の上に乗せておくだけで体がぽかぽかに温まります。
また、ソロキャンプを楽しむ方が使う様なサイズの小さなテントならば、冬用の寝袋や毛布、そして湯たんぽが1つあれば暖かな夜を過ごすことができます。
また、最近人気が急上昇中のお座敷スタイルのキャンプでは、こたつなどを使う方も増えていますが、こたつの中に湯たんぽを入れておくとで、こたつ布団がこたつ内の暖かさを保ち、保温効果が続きます。
実は我が家でも寒さの厳しい日などはこたつの中に湯たんぽを入れて使っていて、電気代もかからず、重宝しています。

このように、湯たんぽは、冬のキャンプのいたるところで活躍します。

キャンプ用湯たんぽの選び方は?

それではキャンプで使う湯たんぽはどのようなものが良いのでしょうか。
素材、大きさ、便利なタイプなど湯たんぽの選び方はさまざまです。

素材で選ぶ

キャンプにおすすめの湯たんぽの素材は以下の3つです。

金属製

金属製の湯たんぽにはトタン製、ブリキ製、純銅製、ステンレス製、アルミ製などがあり、熱伝導率と保温力の高さが魅力です。
ただし、お湯を入れた後はとても熱くなっているので、ヤケドの防止に手袋やタオル、バーベキュー用の耐熱グローブなどが必要です。

金属製の湯たんぽは直火が使えるタイプもあり、お湯を沸かす必要がなく、焚き火、炭火、ガスバーナーで直接湯たんぽを温めて使うことができます。
どのような直火が使えるかはメーカーによって異なるので、使用前には必ず取扱説明書やパッケージを確認しましょう。
直火の使える湯たんぽは、水を満タンに入れ、フタをせずに火にかけることがポイントです。
また、火にかけた湯たんぽは大変熱くなっているので、小さなお子様がいるキャンプなどでは注意をしましょう。

ゴム製

ゴム製の湯たんぽは柔らかい感触と、比較的低温ヤケドの心配がない素材です。
ゴム製の湯たんぽの一番の魅力は、水を抜いた状態がとてもコンパクトなので、持ち運びに便利な所です。
ただし、他の素材に比べると熱伝導率と保温力が低めです。

プラスチック製

軽量で比較的低価格なところが人気のプラスチック製の湯たんぽは、お湯が注ぎやすい形になっていたり、持ち手の付いているタイプが多く、持ち運びにとても便利です。
ただし、形状によっては使用後に湯たんぽからお湯が完全に抜け切らずにカビの原因となる事もあるので、使用後はしっかりと湯たんぽの内部を乾燥させてから保管をしましょう。

持ち運び便利なコンパクトなものを選ぶ

湯たんぽは大きいサイズを使用することで広範囲に暖かさを感じることができますが、寝袋内、手足を温めるだけならば、小さめのサイズの湯たんぽもおすすめです。
ファミリーキャンプでは、小さな湯たんぽを1人1つずつ持っていても荷物にもなりません。

USBなどの充電式タイプも

湯たんぽという名前ですが、お湯を使わず充電をすることで使える湯たんぽもあります。
充電ができる湯たんぽは、コンセントを使うタイプとUSBのタイプなどがあります。
特にUSBタイプの湯たんぽは、湯たんぽとして使う他、スマホやタブレットのモバイルバッテリーとして使えるものもあります。
スマホを夜に充電しておきたい場合などはこのようなタイプが便利です。

キャンプでの湯たんぽの使い方とポイント

寒い日のキャンプで湯たんぽを効果的に使える場所は主にテント内や寝袋、こたつの中、そしておなかや膝の上などです。
特に体が冷えてしまった時などは、とりあえずおなかに湯たんぽを置いてその上にブランケットなどかけると全身を温める効果があるのでおすすめです。
また、寝袋で使う時には足元だけではなく、おしりや太ももなどの大きな筋肉を温めると体の芯から温まります。

そして湯たんぽを使うタイミングですが、外で食事や焚き火を楽しむならば、膝の上に。
テント内でくつろぐならば、早い時間にこたつの中や、ブランケットなどをかけたテーブル下に湯たんぽを入れておくと良いでしょう。
湯たんぽが1番必要になる寝袋は必ず寝る30分前にはセッティングをしておきましょう。

キャンプで湯たんぽを使う際の注意点

キャンプに限らず、湯たんぽを使うときには以下の注意が必要です。

低温やけど

低温やけどの原因は、同じ場所を長時間湯たんぽで温め続けることで起こります。
同じ場所に湯たんぽは置かずに、こまめに場所を変えながら使いましょう。
特に寝袋で寝ている間は低温やけどが起こりやすくなります。
寝る時には湯たんぽは寝袋の外に出す、もしくは厚めのタオルや布などでしっかりと包んで使う様にしましょう。

また、湯たんぽの付属カバーは、素材や厚みによっては低温やけどを防げない可能性もあるので、カバーを2枚使う、もしくはタオルを使うなど、対策はしっかりしておくことが大切です。

お湯を入れる時

湯たんぽは低温やけどだけではなく、熱湯によるやけどにも注意が必要です。
湯たんぽの注ぎ口に直接お湯を注ぐ時や、お湯を注いだ直後は特に気をつけましょう。
お湯を注ぐときには、湯たんぽは安定した場所に置く、そしてじょうごなどを使うとやけどの心配は軽減します。

ランキングで見る冬のキャンプにおすすめの湯たんぽ

冬のキャンプに向けて湯たんぽの購入をお考えならば、大手ショッピングサイトのAmazonや楽天市場などの人気ランキングを参考にするのはいかがでしょうか。

マルカ

多くのサイトでも人気ランキングの上位のマルカの湯たんぽは、直火が使えるトタン製の湯たんぽが人気です。
中でも「湯たんぽA 2.5L袋付」は直火の他、IH電磁調理器対応の便利な湯たんぽで、冷えた時に湯たんぽがへこむことを防ぐ支柱が中に入っています。

ただし、マルカの「湯たんぽF」は直火が使えないので、購入の際には注意をしましょう。

キャプテンスタッグ

キャプテンスタッグの湯たんぽ「湯たんぽミニ550mlカバー付き」は、ミニサイズでカラーバリエーションが豊富なところが人気です。
持ち手が付いているので持ち運びがしやすく、お湯の注ぎ口の下がフラットになっているので、お湯を捨てる時などにはとても便利です。

ユニフレーム

保温性が高く、サビにくいステンレス製のユニフレームの湯たんぽ「UF湯たんぽ」は、お湯の量が2.0Lとサイズ感も値段もお手軽なところが魅力です。

ファシー

ドイツ生まれの湯たんぽ、ファシーは、柔らかい樹脂製(ゴム)のボトルで高温になりにくい特徴があります。
そしてファシーが人気の理由は何と言っても「カバー」です。
ファシーの湯たんぽはカバーとセットで販売されていますが、デザイン、カラーバリエーションが豊富なファシーのカバーは、シンプルなものからカラフル、そしてぬいぐるみの形をしたものまであり、家族でいろいろなバリエーションでそろえるのがおすすめです。

無印

シンプルなアイテムが人気の無印の湯たんぽ「ポリエチレン湯たんぽ」は、そのコンセプトのままのシンプルなデザインの湯たんぽで、半透明の素材でできているので、お湯を注ぐ量がわかりやすいところが魅力です。
サイズは2.3Lの大、1.2Lの中、630mlの小の3つです。
カバーは付属されていないので別途購入が必要です。

ニトリ

リーズナブルな価格の湯たんぽならば、ニトリの「カバー付き湯たんぽ」がおすすめです。
注ぎ口の下がフラットなタイプなので、お湯を捨てる時に便利な他、1.6Lと2.6Lのサイズがあり、値段が1,000円以下なところが人気の秘密です。

湯たんぽの代用に水筒を使う方法も

大きいサイズの湯たんぽは荷物になるし、家では使わないので邪魔になると思う方は、代用品を湯たんぽにする方法がおすすめです。
湯たんぽに代用できるアイテムは主に以下の3点です。
・飲み終わったホット用のペットボトルやスクリューキャップの空き缶
・耐熱ボトル
・シングルウォールのステンレスボトル
飲み終わったペットボトルや空き缶は、変形を防ぐために必ずホット用を使いましょう。
ペットボトルや空き缶はきれいに洗って使うことで、お湯が冷えた後は飲み水としても使えるので、防災用としても重宝します。
また耐熱ボトルやステンレスボトルもはペットボトルや空き缶と同様に、飲み水としても使えます。

湯たんぽの代用品をもっと知るのならば、ベテランキャンパーのブログがとても参考になります。
特にナルゲンボトルを湯たんぽに代用している方はとても多いので、「ナルゲン 湯たんぽ」で検索をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

以上、冬のキャンプで活躍する湯たんぽの魅力をお伝えしました。
キャンプ用の湯たんぽの種類
・金属製、ゴム製、プラスチック製
・コンパクトなサイズ
・充電式のタイプ
キャンプで湯たんぽを使うときの注意点
・長時間使用することで起こる低温やけど
・お湯を注ぐ時の熱湯によるやけど

そしてランキング上位のおすすめの湯たんぽ、また湯たんぽの代用品としておすすめのものなどをご紹介しました。
これから冬のキャンプを楽しむ方は、ぜひご参考にしてください。