キャンプの虫対策・おすすめ虫除けアイテム大特集【完全網羅】

最終更新日:2021/12/21

大自然を堪能できる楽しいキャンプ。ワイルドな自然に触れられるのが魅力とはいえ、虫が苦手で夏のキャンプを諦めている方も多いかもしれません。煩わしい虫ですが、きちんと対策を講じれば暑い季節のキャンプもストレスなく過ごせるでしょう。
この記事では、キャンプをより快適に過ごすためのおすすめ虫除けグッズや対策法をご紹介します。

キャンプ場にはどんな虫が多い?

春先から暖かい季節にかけて、活発に活動する虫。虫に罪はないとはいえ、吸血したりかゆみや痛みを起こしたりと、人に害を及ぼす虫もキャンプ場には多いものです。特に虫嫌いの方にとっては、虫は非常に煩わしいものではないでしょうか。そこで、まずはキャンプ場にはどのような虫が多いのかをご説明します。キャンプ場に多くいる虫を知ることで、より効果的な対策を講じることができるでしょう。

蚊はどこのキャンプ場にもいますが、特に水辺や草むらに発生することが多いと言われています。テントの設営はそういった場所から離れた所がおすすめです。

【対策】
汗をかいた人や体温が高い人が狙われる傾向があるので、汗はこまめに拭き、着替えをするようにしましょう。

ブヨ

皮膚を噛んで吸血し、跡が残りやすく痛みが強くなることもあります。

【対策】
ブヨが活発に行動する、朝や夕方の水辺に行かないようにしましょう。ブヨは羽音がしないので近づいても気づきません。また、ハッカ水もブヨ除けに有効だと言われています。

ハチ

凶暴なスズメバチや、毒性のあるアシナガバチに特に注意が必要です。ミツバチも刺激すると刺すことがありますので、ハチは刺激しないようにしましょう。

【対策】
遭遇したら、騒がず静かに逃げましょう。食べ物や飲み物の匂いに寄っていることがあるので、食事後はすぐに片付けることがおすすめです。飲み物はペットボトルや水筒にして、飲まない時はフタをしておくようにしましょう。

キャンプ場ですべき虫対策

キャンプ場にはさまざまな虫がいます。トラブルを避けるためにも、キャンプでは積極的な虫対策をすることがおすすめです。以下に、虫対策の方法をいくつかご紹介します。

虫除けを考慮した服装を選ぶ

虫は黒い色に寄ってくるので、黒い服は避けるようにしましょう。白や明るい色の服装がおすすめです。濃い色の服はハチが寄ってきやすいと言われていますので、薄い色のほうが安全かもしれません。
また、春夏のキャンプであっても、肌の露出は控えましょう。長袖長ズボンが安全です。

虫除けグッズを活用する

キャンプでは、以下のような虫除けグッズを使用すると快適に過ごせるでしょう。

虫除けスプレー

虫除けスプレーは、キャンプにはぜひ携行したい手軽な虫対策アイテムの一つです。
噴射タイプとリキッドタイプがあり、効果は変わらないと言われていますが、リキッドタイプのほうが塗り伸ばしやすく、簡単に扱えるかもしれません。噴射タイプの場合も、吹き付けた薬剤を手で伸ばすと全体に行き渡ります。足首も蚊に狙われやすいので忘れずに塗布しましょう。
虫除けスプレーは汗で流れやすいので、汗をかいたらこまめに塗り直すのがおすすめです。

蚊取り線香

蚊取り線香は複数持って行き、テントの周りで焚くと虫除け効果が高まるでしょう。
タープの四隅や入り口、テーブルの足元などにも置くのがおすすめです。
テント周りの蚊取り線香の簡単な取り付け方は、ペグを利用することです。蚊取り線香を地面に置いて、線香のまん中にペグを入れて、蚊取り線香を固定します。

最強の声も多い!虫除け線香森林香

ブログなどではよく、自身が使って良かったアイテムなどをおすすめとして紹介していますよね。
実はキャンパーや、森林作業や農作業に従事する方のブログなどでも効果が絶大と言われている虫除け線香があります。それは「株式会社児玉兄弟商会」という蚊取り線香などを製造する会社が販売する「森林香」です。

森林香はもともと造林業などに従事する方向けにプロ用として開発されました。一般的な蚊取り線香は寄ってくる虫を殺すことが目的ですが、この森林香は、虫を寄せ付けない忌避効果を追求しているアイテムです。屋外で使うために開発されたので、キャンプ場でも虫除けの効果が高いと多くの人が話題にしているようです。

虫除けランタン

キャンプサイトを明るく照らすランタンですが、ランタンの中には虫除け効果があるものがありますので積極的に活用すると良いでしょう。
ランタンに搭載された誘虫灯が虫をおびき寄せ、電気ショックで虫を撃退します。

虫除けアロマキャンドル

虫が嫌うとされるハーブの香りで、虫除け効果が期待できるアイテムです。
揺れる炎がキャンプの雰囲気を盛り上げますが、火を扱うので小さなお子様などがいるファミリーキャンプなどでは扱いに注意しましょう。

メッシュテント・スクリーンタープを活用する

煩わしい蚊は、メッシュテントやスクリーンタープなどで物理的にシャットダウンしてしまうこともおすすめです。テントの全面を網戸にすることができ、網戸にしたり閉じたり、シチュエーションに合わせて快適に過ごせます。寝る時にはモスキートネットの活用も良いでしょう。

虫除け効果のある日焼け止めを使う

紫外線から肌を守る日焼け止めには、虫除け効果も期待できる製品があるのをご存じでしょうか。1本で日焼け止めと虫除けの2つの効果が期待できるとは、荷物も少なくなるしとても便利なアイテムですよね。
とはいえ日焼け止めは肌に直接つけるものですし、じっくり選びたいという方は、大手通販サイトのランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。

ランキング上位に入っているものは、オーガニック成分を使用し赤ちゃんから使用できる肌に優しいものや、せっけんで簡単に落とすことができるものなどが人気を集めています。使用感などのレビューもありますので、購入前に多くの情報を集めることができるでしょう。

お子様にも安心な虫除けアイテム

できれば虫除けは、安全なもので対策したいという方も多いでしょう。
以下に、お子様も安心して使用できる虫除けアイテムをご紹介します。

超音波式の虫除けブレスレット

数種類の超音波により周波数を変化させ、蚊を寄せ付けないという画期的な虫除けアイテムです。赤ちゃんや妊婦さんも使用でき、化学薬品を使わず無毒無害なところが嬉しいポイント。多くが防水仕様となっており、汗や雨、水しぶきはもちろん、手を洗う時なども取り外す必要はありません。

手作りハッカ水

薬局やドラッグストアに売っているハッカ油を使って、虫の嫌うハッカ水を作ることができます。
清涼感があるので、ほてった夏の肌の鎮静にもおすすめです。

用意するもの

  • ハッカ油…10~20滴
  • 精製水…100ml
  • 無水エタノール…10ml
  • PP(ポロプロピレン)かPE(ポリエチレン)製のスプレーボトルなどの容器…1本

作り方

  1. スプレーボトルをよく洗う
  2. スプレーボトルにハッカ油10~20滴と無水エタノールを入れる
  3. ②に精製水を100ml入れてよく振る

ハッカ水を入れるボトルはガラス製のものでも良いですが、持ち運ぶ際は破損しないよう注意しましょう。

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