【キャンプライト】必要なルーメンの目安と選び方-用途別にご紹介

最終更新日:2022/02/24

キャンプの夜を安全に過ごすためにも必要なキャンプライト。キャンプライトを選ぶには明るさも基準の一つになりますが、ランタンなどに表示されているルーメンの意味をご存じですか?
この記事では、ルーメンについてご説明しながら、おすすめのキャンプライトや用途別の選び方、用意する数などをご紹介しています。この記事が、安全なキャンプを行う際のご参考になれば幸いです。

キャンプの夜はキャンプライトで明かり取りを

夜のキャンプは想像以上に暗いものです。キャンプ場によっては、外灯などの照明がほとんどない場合もあり、夕方からは大変視界が悪くなるので注意が必要です。

焚き火で明かりを取るという方法もありますが、範囲が狭い上に、火を持ち歩いたりテント内にも持ち込むなどは現実的ではないでしょう。
怪我や事故のない安全なキャンプのために、長時間の点灯が可能なキャンプライトは必要です。

キャンプのライトはLEDランタンがおすすめ

キャンプライトといえばランタンを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、ランタンにはガソリンや灯油、ガスを燃料として使うものがあります。
燃料を使うランタンは、キャンプビギナーには扱いが難しい場合もあるでしょう。

そこでおすすめなのが、LEDランタンです。
キャンプライトには、扱いやすく安全なLEDランタンが人気です。LEDランタンは吊り下げることもできるので、野外やテント内でも便利に活用することができます。

キャンプライトにLEDランタンを使うメリット

燃料を使用するランタンとは異なるメリットが、LEDランタンにはたくさんありますのでご紹介します。

  • 一酸化炭素中毒や火事の危険性が少ない
  • 熱を持たないので、ファミリーキャンプなど小さなお子様がいても安心
  • ボタンでON・OFFができ操作しやすく、キャンプビギナーでも扱いやすい
  • 燃料を使用するランタンとは異なり、LEDランタンはテント内でも使用可能
  • 虫が集まる紫外線が発生しないので、夏場のキャンプでも虫が来にくい
  • 非常時などに、防災アイテムとしても使用できる

キャンプライトは用途別に複数用意する

夜のキャンプでは、さまざまな状況で明かりを必要とします。
キャンプライトは1つで十分と考える方もいるかもしれませんが、できれば用途別に2つ以上は用意しましょう。
一般的にキャンプライトは、以下の使い道によって3つほど用意することが推奨されています。

【メインライト】  …キャンプサイト全体を照らす用
【テーブルライト】 …卓上を照らす用
【テント用ライト】 …テント内での持ち歩き用や、枕元や足元を照らす就寝時用

このほかに、両手が自由になるヘッドライトや、携帯に便利なフラッシュライトがあるとさらに快適でしょう。

LED照明で表示されているルーメンとは何か

キャンプライトは、用途別に明るさを選んで使い分けることが大切とご紹介しました。
使う場所によって最適な明るさのものを選ぶには、明るさの度合いを知ることが必要ですが、明るさにも単位があることをご存じですか?
明るさの度合いは、照明のパッケージにもよく表示されている「ルーメン」で知ることができますよ。

ルーメン(lm)とは、LED照明の光量を測る単位で、明るさの度合いを表します。ルーメンの数値が大きいほど明るいということになり、ランタンのスペックを紹介する時などにも使われます。

キャンプライトの光量比較-用途別LEDランタンに必要なルーメンの目安

キャンプサイトには、用途や目的によって複数のキャンプライトが必要です。効果的に照明を活用するためにも、光の明るさの単位であるルーメンを目安にしてLEDランタンを選ぶと良いでしょう。
以下に、LEDランタンに必要なルーメンの目安を、用途別にご紹介します。

メインライト…1000ルーメン以上

キャンプ場全体を広範囲に明るく照らすメインランタンには、1000ルーメン以上の強い照度を持つ高輝度タイプがおすすめです。夜間でも暗くなりませんので、手元や足元も安全です。

テーブルライト…150~350ルーメン

サブランタンなどとも言われますが、卓上を照らしたり、作業時に手元を照らすテーブルライトは150〜350ルーメンぐらいがおすすめです。あまり明るすぎるとまぶしくて目が疲れますので、このぐらいの光量を目安にするとちょうど良いのではないでしょうか。

テント用ライト…100ルーメン程度

テント内での持ち運びや、就寝時に枕元や足元用に使うテント用ライトは、100ルーメン前後を目安にすると良いでしょう。足元を照らす程度の光量です。

枕元で読書などしたい方には、100~140ルーメンのものもおすすめです。

LEDヘッドライト…100~300ルーメン

 
夏のキャンプの夜の散策などにおすすめなのが、LEDヘッドライトです。
ヘッドライトは頭にセットするものなので、両手が自由に使える魅力があります。夜中にお手洗いに行く時なども重宝します。
LEDヘッドライトのルーメンは、100~300ルーメンが目安です。キャンプ場周辺の散策であれば100ルーメン程度あれば十分ですが、夜間の探索なら300ルーメンあれば安心でしょう。

LEDフラッシュライト(懐中電灯)…200ルーメン以上

フラッシュライトとは懐中電灯のことで、ハンディライトなどとも呼ばれます。現在では、明るく球切れもないLEDタイプが主流になっています。キャンプなどのアウトドアのほかにも、非常時などにも役立つアイテムですね。

普段使い…200ルーメン程度

普段遣いには、数十メートル先まで照らすことができる200ルーメン程度が目安です。夜間の散歩や防災グッズとしても役立つ明るさです。

本格的なアウトドア…300ルーメン以上

泊りがけのキャンプや夜釣り、夜間の登山など、本格的なアウトドアにおすすめです。非常に遠くまではっきりと照らすことができます。

最後に

100ルーメン以上のライトの光を直視してしまうと一瞬見えなくなるほど眩しく、目を傷める場合もあります。人通りの多い場所や住宅街などで光量の多いライトを使う時は、足元を照らすライトとして使用しましょう。