アウトドアの中でも人気の高いキャンプ、実はアウトドア(外)だけではなく、家の中、つまりインドアで行うキャンプにも注目が集まっていることをご存知でしょうか?
アウトドアにはない魅力がいっぱいのインドアキャンプで重要な「キャンプをしているかの様な部屋作り」には、ちょっとしたポイントがあります。
そこで今回の記事では、キャンプの雰囲気を感じられるアウトドアギアの種類や、それらを上手にレイアウトするためのテクニックなどをたくさんご紹介します。
また、アイテムを収納する時のヒントなどもお伝えしますので、あわせてご覧ください。
アウトドア感のあるキャンプ部屋が人気!
昨今はアウトドアブームにより、キャンプデビューする方も多いですが、特に家族単位になると荷物の準備や片付けなどなかなか大変に感じるものですよね。
そこで考えられたのが、自宅の部屋や庭で気軽にキャンプをする「おうちキャンプ」や「部屋キャン」です。
さらに、キャンプ好きがインドアへ進出してお気に入りのアウトドアギアを部屋に配置したり、収納して「キャンプみたいな部屋」へ模様替えをする方も急増しています。
特にアウトドアギアを使ってコーディネートされた部屋は、キャンプ気分を味わえる他にもいろいろな魅力があります。
好きなギアに囲まれた生活
キャンプをしているかの様な生活は、部屋をキャンプ風にする方の1番の目的と言っても過言ではありません。
キャンプの雰囲気に浸るだけではなく、普段の生活で好きなもの(ギア)に囲まれる生活はキャンプが好きには何よりの幸福な時です。
キャンプ用のアウトドアギアは、もともと生活する上でのアイテムやインテリアを外で使えるように改良しているものなので、お家でも大活躍します
天気に左右されない
アウトドアキャンプで一番に気になる天気はおうちキャンプでは全く問題がありません。
部屋にまるごとキャンプを再現するので、急に雨が降る、気温が低くなるなどの心配がありません。
小さなお子様がいても安心
小さなお子様がいるご家庭は、アウトドアでのキャンプをする時にはお子様がテントの中、もしくは慣れない寝袋で眠れるのか心配される方も多くいます。
その点自宅でのキャンプは使うインテリアやアイテムがほんの少し違うだけなので安心してキャンプができます。
また、これからアウトドアでのキャンプを初めて行うお子様の予行演習としても最適です。
キャンプ道具が汚れない・持ち運びが楽
アウトドアでのキャンプは最後に道具の片付け、掃除が必要です。
しかし、部屋をキャンプ場にすることでこのようなわずわらしさがありません。
また、キャンプ道具は、持ち運びや収納に便利なコンパクトなサイズが多いことなどから、必要最低限のモノで生活するミニマリストからも熱い視線を浴びています。
コンパクトなサイズのアイテムは、アイテムを移動する時には簡単で気軽に運べるため、部屋の模様替えをする時、引っ越しの時などにとても便利です。
それでは、おうちキャンプやキャンプ風の部屋を作るためのおすすめのアイテムなどをご紹介します。
部屋でもキャンプ気分を味わうおすすめのアウトドアギア
おうちキャンプを楽しむ、またはキャンプ風の部屋にするには以下の様なアウトドアギアがおすすめです。
ハンモック
ゆらゆら揺られながらハンモックに包まれる一時は、まさしくアウトドアにいるかの様な気持ちにさせてくれます。
ハンモックは、天井から吊るすタイプ、またはスタンド付きのタイプなどがあります。
ランタン
ランタンのやさしい明かりはキャンプの雰囲気を一気に盛り上げてくれます。
間接照明としてはもちろん、メインの明かりとして使う方法もおすすめです。
コット
コットは、キャンプで使う「簡易ベッド」のような存在ですが、ベッドとして使うだけではなく、ソファとして使う事もできます。
アウトドアチェアとテーブル
アウトドアチェアとテーブルはセットで置く事でキャンプの雰囲気を出してくれます。
また、ローチェアやローテーブルを使う事で部屋の中を広く見せる効果も期待できます。
テント
部屋の大きさにもよりますが、テントを置く事でまさしくキャンプをしている気分になれます。
アウトドアとは違い、風などの影響を受けないので、ペグが不要のワンタッチテントやポップアップテントがおすすめです。
部屋に置くテントは寝る目的以外にも、テレワーク用の部屋として、または秘密基地などの趣味の部屋として使う方法もあります。
ラグマット
ラグマットもキャンプ風の部屋にはかかせません。
おすすめのラグマットのデザインは、ネイティブアメリカン柄やメキシカン柄、北欧風の柄などです。
ラグマットのほかに大きめのブランケットなどを使う方法も良いでしょう。
キャンプ派な部屋を演出するインテリアテクニック
本格的なキャンプ風の部屋を作るためのちょっとしたテクニックを取り入れてみましょう。
まずはレイアウトを考える
インテリアの配置、つまりレイアウトは動線の確保や部屋を広く見せるテクニックとして一番重要です。
リビング、または寝室、玄関など家のどこをキャンプ風の空間にするかによってレイアウトは変わります。
リビングならばある程度の広さがあるので、テーブルや椅子、ハンモックやテントなどのキャンプで使うアイテムを好きな配置で置く事ができます。
また狭い部屋ならば、徹底的に収納を意識したレイアウトにするとすっきりとした印象になります。
このように最初にレイアウトをイメージしてから部屋作りを始めることで使いやすく、おしゃれな部屋が作れます。
キャンプ風のレイアウトのポイントは、ドアを開けて部屋に入ったときにキャンプの雰囲気が感じ取れるようなものになっているかです。
ドアを開けた瞬間にキャンプ場に来たようなイメージが感じ取れるようなレイアウトを目指しましょう。
おすすめのレイアウトは、窓際の明るい位置にはテーブルや椅子など、壁際にはテントや収納棚などを配置し、キャンプ場のように限られた空間にキャンプ道具が集まっているようにすると、一段とキャンプをしているイメージに近づきます。
壁掛け・吊り下げ収納でおしゃれに魅せる
キャンプ道具をあえて見せるテクニックはキャンプ風の部屋を作る上でとても重要です。
例えば、ランタンを天井から吊るす、ネイティブアメリカン柄のタペストリーなどを壁掛けにするなど、壁や天井をつかってキャンプ道具を収納することで部屋の雰囲気をキャンプ風に仕上げることができます。
壁掛けで小物を収納するならば、パンチングボードやコルクボードなどを使うとさらにおしゃれに演出ができます。
吊り下げの収納ならば、テーブルの上などに置けるハンギングラックがおすすめです。
ラックを使って小物の魅せる収納を
部屋の一番目立つ場所にラックを置いて、アウトドアに必要な小物などを飾りとして収納することでさらにキャンプ風の部屋にできます。
ランタン、ガスバーナー、キャンプ用の調理道具などアウトドアを感じられるアイテムを並べるとキャンプの雰囲気が一層高まります。
また、ラックの色をテントや椅子などと合わせる事で部屋がまとまり、すっきり見せることができます。
さらに、アウトドアメーカーで販売されているサイズが大きめのラックは、部屋の中の家電製品などを置く場所としても重宝します。
テレビや、スピーカーなどキャンプのアイテムではないものも、キャンプ用の木製ラックを使うことで、キャンプの雰囲気を壊しません。
収納ボックスにキャンプコンテナを活用
キャンプ用のコンテナは、フタが付いていて積み重ねての収納ができるので、キャンプの雰囲気を出しながらもすっきりとした収納が可能な便利なアイテムです。
キャンプコンテナは収納するアイテムとしてだけではなく、テーブルとして使うこともできます。
1人用ならば、コンテナにマグカップや食器などを入れて、必要な時に取り出して食事用のテーブルとして使う、また大きめのテーブルにするならば、コンテナを2台置いて上に板を乗せると簡易テーブルが出来上がります。
キャンプ用のコンテナは、折りたためるタイプや、側面がオープンになるタイプなどがあります。
特に、側面がオープンになるタイプは重ねて使うことで収納棚としても使えます。
丸太クッションでワイルドに
インテリアショップ、または雑貨屋、さらに100均などで売られている、まるで本物かの様な丸太クッションはアウトドア感を盛り上げてくれる事間違いなしのアイテムです。
丸太の他、切り株のクッションなどもあるので、ロースタイルキャンプの部屋には特におすすめです。
丸太クッションはいくつを重ねて置くことで、小さなキャンプファイヤー風に、または切り株のクッションと一緒に無造作に床に置いて、山の中のキャンプ場の雰囲気が出せます。
収納棚のDIYでキャンプ気分を盛り上げるアイデアも◎
キャンプ風の部屋作りにかかせない見せる収納は、部屋の広さや雰囲気に合うものを選ぶ事でおしゃれにできます。
なかなか自分の思い描くイメージに合う収納棚に出会えないのならば、好きなデザイン、サイズでキャンプ道具専用の収納棚をDIYしましょう。
ナチュラルな雰囲気ならば、木製の棚、男前な雰囲気ならば、メタルラックなどを使うとキャンプ風の部屋に抜群に合います。
木製の棚をDIYするなら棚に使用する板をヴィンテージ風に仕上げる、メタルラックは黒やカーキ、モスグリーンの色へペイントをする事でアウトドア感のある収納棚へ変身します。
収納棚をDIYする時は一度持っているキャンプ道具を整理して、何を収納するのかをイメージしてから棚の数やサイズを決めるとすっきりとしていておしゃれに見える収納棚が出来上がります。
また、収納棚にはキャンプ道具をそのまま置いたり、キャンプ用のコンテナを組み合わせて収納するとさらに雰囲気がでます。
毎日のご飯にメスティンを使うのもおすすめ
メスティンを始めとした、キャンプで使う調理器具、例えばスキレットやコッヘル(クッカー)を使うおウチご飯もキャンプの雰囲気を出すにはピッタリのアイテムです。
このようなキャンプ用の調理器具はそのままお皿の役割を果たすタイプが多いので、洗い物が減り、またお皿を買い足す必要がありません。
メスティンでご飯を炊き、スキレットでベーコンエッグ、コッヘルでスープを作れば3品のキャンプ飯が出来上がり、そのままテーブルに持っていけば立派な朝ごはんです。
それではメスティンを使った、キャンプの雰囲気を盛り上げ、テーブルの上が華やぐおすすめのレシピを1つご紹介します。
ランチに便利なメスティンを使ったおすすめレシピ
【パエリア】
(材料)
- 米 1合
- 凍ったままのシーフードミックス 30g
- たまねぎ 1/4個
- パプリカ 1/4個
- ターメリック 小さじ1/2
- コンソメ 5g
- 水 180cc
(作り方)
- 研いだ米と水をメスティンに入れる
- さらにターメリックとコンソメ、シーフードミックス、薄切りにしたためねぎと輪切りにしたパプリカを乗せる
- フタをして20分ほど弱火で熱し、10~20分程蒸らせば完成です
なお、火加減はお使いのガスコンロなどにより異なりますので調整しながら炊飯しましょう。
また、固形燃料などを使うと約20分ほど燃焼するので、自動炊飯のような調理が可能です。
まとめ
以上がキャンプ風の部屋を作り上げるときに必要なアイテムやテクニックです。
キャンプ風の部屋作り、そしてキャンプの気分を味わうために必要なポイントは
・アウトドアギアをインテリアやアイテムとして取り入れる
・アウトドアギアを上手にレイアウト
・アウトドアギアを見せるための収納を考え、場合によってはDIYする
・アウトドアギアで食事を楽しむ
これから部屋をキャンプの様な部屋へ変えようとしているならば、このようなポイントを参考にお好きな部屋へ変えてみましょう。