キャンプの楽しみの一つに料理があります。
キャンプだからこそ楽しめるレシピがたくさんありますが、調理が簡単で安くて美味しいのが缶詰を使ったレシピ。
そこで今回は、そのままおいしく食べれるおすすめの缶詰や、缶詰を使ったアレンジレシピをご紹介します。
キャンプで缶詰を直火する際の注意点もありますので、最後までぜひご覧ください。
キャンプ飯に缶詰が人気の理由とその魅力
アウトドアやキャンプでご飯を作る際は、ちょっとしたコツやアイデアが必要です。
食材を切るところからスタートするのもありですが、できればパパっと手際よく簡単に作るのが理想です。
そんな時に役立つのが缶詰。
キャンプ飯に缶詰が人気の理由とその魅力についてご紹介します。
安くて美味しい
缶詰は安くて美味しいものがたくさん。
そのままおつまみにして食べれるなど、味付けの必要がなく、缶詰だけで美味しい食事が完成しますし、缶詰の価格平均が126円と安いのも魅力です。
100均でもフルーツ缶やサバ缶、焼き鳥缶など、様々な種類の缶詰を購入することができます。
嬉しい食べ切りサイズ
缶詰の多くは1~2人に最適な食べきりサイズ。キャンプ場に持っていっても食べ残すことがないので、特にソロキャンプの方には大変便利です。
見た目よりも中身は充実していますし、開けてすぐに食べられるのも缶詰の魅力です。
持ち運びやすいコンパクト性
缶詰はリュックの隅に入れられるほど小さくて超コンパクト。
軽量で持ち運びしやすく、缶詰一つあれば他の調味料も必要ないので、ソロキャンプなど荷物を最小限に抑えたい方に最適です。
バリエーション豊富でアレンジしやすい
缶詰はとにかくバリエーションが豊富。店頭には様々な種類の缶詰が並んでおり、メインからちょっとしたおつまみ、隠し味にと、そのまま食べるのはもちろん、アレンジのしやすさも魅力です。
キャンプで試しやすい、缶詰を使ったアイデアレシピがたくさんあるのも人気のある理由の一つです。
キャンプで缶詰を直火する際の注意点と温め方
キャンプ飯に最適な缶詰。直火で温める方もいますが、結論から言えば缶詰を直火で温めるのは避けたほうが無難です。
それは、
- 内側のコーティング剤が溶け出してしまうから
- 急激な加熱により空気が膨張し破裂する可能性
- 火傷をしてしまう可能性
の3つの理由からです。ただ、内側のコーティング剤が溶け出すことによる健康被害は特に報告されてないのと、直火で温める程度ならコーティング剤が溶ける心配もない(製品によっては300℃以上の高温で溶け出す可能性があると言われている)という見解から、実際は直火をしている方が多いのが現状です。しかし、各メーカーは直火を推奨していませんので、やるなら自己判断でということになります。
直火で温めるのは簡単で楽ですが、内側のコーティング剤が溶け出すよりも、破裂や火傷の可能性があるのでやはり避けるべきでしょう。
缶詰を温める場合は、
- 容器を移し替えて温める
- 湯煎する
の2つの方法がありますが、鍋を汚さず火加減の調節が不要な湯煎が一番おすすめです。
そのままで美味しい!キャンプで楽しめるおすすめ缶詰
そのままおつまみとして食べて美味しい、キャンプで楽しめるおすすめの缶詰を厳選してご紹介します。どれもランキング上位にある缶詰なのでぜひお試しください。
- いなばのカレーシリーズ
- こてんぐ おでん缶
- ホテイ やきとりガーリックペッパー味
チキンとタイカレー、バターチキンカレー、チキンとインドカレーなど、いなばのカレーシリーズはラインナップが豊富。缶をあけて、熱々ご飯にかけるだけで完成します。色々な味を試して、お気に入りの缶詰を見つけてみてはいかがでしょうか。
おでんの具がギュギュッと詰め込まれた、出汁が美味しいおでん缶。常温でも食べられますが、温めると更に美味しく召し上がれます。味が濃く、汁気の少ない缶詰が多い中、このおでん缶が一つあるだけでホッとするに違いありません。
炭火で焼いた焼き鳥の香ばしさと、ガーリックペッパー味が食欲をそそる缶詰。ご飯のおかずやおつまみに最適です。
缶詰で作る簡単&絶品のおすすめキャンプ飯レシピ【肉系】
そのまま食べても美味しい缶詰はアレンジ自在。美味しい料理へと変身します。
そこで、肉系の缶詰でも人気のある、焼き鳥の缶詰で作る簡単&絶品のおすすめキャンプ飯レシピをご紹介します。
- 焼き鳥缶で作る親子丼
- 焼き鳥缶の炊き込みご飯
- 焼き鳥缶カレー
メスティンでお米を炊き、炊きあがったら表面にラップをしておきます。
次にメスティンの蓋にフライパン用ホイルを長めに敷き、缶詰と玉ねぎを入れて火にかけ、玉ねぎがしんなりしてきたら溶き卵を入れます。
卵が好みの固さになったら火を止め、ご飯の上にホイルをスライドさせて乗せれば完成です。
メスティンにお米1合を入れて30分ほど水に浸し、焼き鳥缶を汁ごと入れ、醤油小さじ1と塩ひとつまみを入れて火にかければ完成です。人参やごぼう、しめじなどの具材を入れると具沢山で更に美味しい炊き込みご飯になりおすすめです。
鍋に200mlパックのトマトジュースと焼き鳥の缶詰を入れ、グツグツしてきたらカレールー(1/8)を入れて、とろみがついたら完成です。甘くない野菜ジュースならカレーも甘くならずおすすめです。
缶詰で作る簡単&絶品のおすすめキャンプ飯レシピ【魚介系】
魚介系缶詰で人気のサバ、サンマの蒲焼きで作る、簡単&絶品のおすすめキャンプ飯レシピをご紹介します。
- サバの水煮缶で作る簡単アヒージョ
- サバ缶パスタ
- さんま蒲焼で作るチゲ鍋
水気を切ったサバをスキレットに入れ、すりおろしニンニク、鷹の爪、オリーブオイルを加えて、塩、コショウで味を整え、サバの汁を加えて中火にかけてグツグツ4~5分程煮て完成です。
メスティンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火でじっくり香りが出るまで火にかけます。一旦火を止めサバ缶を入れ、鯖の身をほぐしながら加熱し、別の容器に移しておきます。メスティンをきれいに洗い、水を塩を入れて加熱し、沸騰したらパスタを半分に折って茹でていきますが、湯で時間は記載されている時間から2分引きます。
パスタがくっつかないように注意しながら茹でていき、先程炒めた具材を加え、混ぜながらさらに1分ほど加熱すれば完成です。
スキレットに豆腐、しめじ、キムチ、長ネギなどの具材を入れ、さんま蒲焼缶を汁ごと加えます。次に鶏ガラスープ(水120cc、鶏ガラスープの素小さじ1)を入れ、5分〜10分煮込めば完成です。お好みでチーズを入れても美味しく召し上がれます。
小腹にぴったり!缶詰のちょっとしたおつまみレシピ
小腹が空いた時におすすめの、缶詰を使ったおつまみレシピをご紹介します。調理時間も短いのでぜひお試しください。
- コーンの缶詰でつくるコーンバター
- サバのオイル漬けアレンジレシピ
- サバ缶とししとうの和え物
シェラカップなどの小鍋に缶詰を入れ、水分がなくなるまで炒め、バターとハーブソルト入れて絡めたら完成です。
サバのオイル漬けにカットしたレモンと小ねぎをのせて火にかけ、沸騰したら醤油をひと回しかけて完成です。あっさり風味に癖になるおつまみレシピです。
サバの水煮缶と醤油、ごま油をボールに入れ、焼いたししとうを和えて完成です。調理時間も短く、味わい深い一品です。
まとめ
缶詰は開けてすぐに食べれる手軽さがあるのはもちろん、ちょっと手間を加えるだけで更に美味しくなる便利アイテム。持ち運びしやすいので、ソロキャンプにも大変おすすめです。
まだまだ缶詰を使ったレシピはたくさんあるので、色々な缶詰を使って試してみてはいかがでしょうか。