【秋のキャンプ】9月だからこそ楽しめる秋キャンプのポイント

最終更新日:2022/02/03

夏の暑さのピークを過ぎた9月は、過ごしやすく、アウトドアレジャーにぴったりの季節です。最近では、その過ごしやすさと、9月の連休を利用して、キャンプをする方がとても増えています。
この記事では、9月のキャンプの魅力と、おすすめの服装や持ち物、天候や気温を調べる方法などをお伝えします。さらに、9月のキャンプにおすすめの全国各地のキャンプ場もご紹介します。

9月のキャンプは魅力がいっぱい

夏のオンシーズンを過ぎた9月のキャンプ場は、以下の4つの魅力があります。

【9月のキャンプの4つの魅力】

  • 人が少ない
  • 夏休みを利用したキャンパーが少ないので、混雑を避けてキャンプができます。

  • 虫が少ない
  • 夏に多い虫が少なくなります。
    しかし、気温の高い日などは、蚊やスズメバチなどの発生に注意が必要です。

  • アウトドア用品のセール
  • 基本的に一年中価格の変動の少ないアウトドア用品は、9月に値下げを行う店舗やメーカーが多く、初めてのキャンプギアを購入する方にはおすすめです。
    特にアウトドア用品を扱う大型スポーツ店などは、次のシーズンに向けてセールをすることが多く、また、9月に入るとハロウィン色の濃くなるコストコなどでもアウトドア用品のセールを行うことが多いようです。

  • 秋の夜長を楽しむ
  • 暑い夜に行うことの少ない焚き火は、肌寒い秋の夜長でこそおすすめです。
    焚き火は、炎を眺める、音を聞く、調理をするなど、ぬくもりを感じながら楽しめます。

このように魅力のある9月のキャンプですが、この時期ならではのデメリットもあります。

【デメリット】

  • 道が混む
  • 秋の紅葉シーズン、そしてシルバーウィークなどの連休を利用した旅行やドライブなどで、観光地に近いキャンプ場は、道路が混む可能性があります。

  • 水辺のアクティビティができない
  • 夏場ならば思い切り楽しめる海や川遊びは、水温の低い9月のキャンプではできない可能性が高くなります。

9月の大型連休

シルバーウィークとも呼ばれる9月の連休は、ハッピーマンデー制度(祝日法の改正)により、9月15日に固定されていた敬老の日が、9月の第三月曜日に変更となり、さらに秋分の日が9月21日~23日のいずれかとなったため、その年によっては、4連休や5連休となることもあります。
ちなみに、2021年9月は、9月20日(月)が敬老の日で、23日(木)が秋分の日となり、9月18日(土)~20日(月)までの3連休となりました。
9月の5連休が次に訪れるのは、2026年です。

キャンプにおすすめの9月の服装

その年の天気事情にもよりますが、暑さのピークを過ぎた9月に行うキャンプでは、朝晩は冷え込むことを前提とした服装のコーデをしましょう。
特に山の中で行うキャンプは、天気が変わりやすいので注意が必要です。
基本的に、大人も子どもも、暑い時には脱ぎやすく、寒い時には羽織りやすい、レイヤードスタイルの服装にすると、気温や天気の変化に対応しやすくなります。

9月キャンプにおすすめのメンズコーデ

メンズのキャンプコーデは、動きやすい機能性のあるスタイルがおすすめです。
また、炭火などの火起こしを担当することも多くなるので、燃えにくい素材の服装を選ぶこともポイントです。
【メンズにおすすめの3つのアイテム】

  • 吸湿速乾性のあるインナー
  • つなぎ(綿100%がおすすめ)
  • パーカー

この3つのアイテムを組み合わせることで気温の変化に対応しやすくなります。

9月のキャンプをおしゃれにするレディースコーデ

キャンプ場でもおしゃれでいたい女子におすすめのコーデは「山ガール風」です。
山ガールのコーデは重ね着が多いので、ぜひ参考にしましょう。
【レディースにおすすめの3つのアイテム】

  • 吸湿速乾性のあるインナー
  • レギンス+ハーフパンツ
  • 撥水機能のあるパーカー

レギンスは、保温効果のあるもの、インナーは長袖と半そでを重ね着すると防寒対策できます。

9月も元気な子どものキャンプコーデ

人の少なくなった9月のキャンプ場は、さほど周りを気にせずに走り回ったり、思い切り遊ぶことができます。
そこで重要な子どもの服装のコーデは、着替えのしやすいものを選ぶことがポイントです。
【子どもにおすすめの3つのアイテム】

  • 速乾性のあるインナー
  • 動きやすいトレーナー
  • 前開きのパーカー

特にインナーは、汗をかいた時のために数枚用意し、トレーナーやパーカーなどは、汚れてもOKなものがおすすめです。

寝る時の服装

9月のキャンプでは、夜は気温がぐっと低くなります。
そこで、夜に寝る時の服装も考えておく必要があります。
寝ている間は、体力を回復する重要な時間です。
そのため、次の日に疲れを残さない服装がおすすめです。
寝るときの服装は、以下の3つの機能をポイントに選ぶと良いでしょう。

  • 通気性の高い素材
  • ストレッチの効く素材
  • 肌触りの良い素材

この3つのポイントで上下のコーデを考えると、快適な睡眠に近づきます。

キャンプで気になる9月の天候と気温

日中には暑いこともある9月のキャンプでは、天候の変化はもちろん、気温も気になるところです。
その天候や気温に応じた格好をすることも9月のキャンプを楽しむ大切なポイントです。
それでは、キャンプ場での天気を調べるには、どのような方法が便利なのでしょうか。
キャンプ場の天気を調べるには、スマホなどの天気予報の他に、キャンプ場の天気に特化したサイトを利用すると便利です。
天気予報の専門サイト「tenki.jp」では、全国の天気予報の他に、レジャー天気のカテゴリーがあり、キャンプ場の他に、海や山、野球場やサッカー場、ゴルフ場などのレジャーに関する天気予報や施設の情報が手に入ります。
この他にも、キャンプ場の天気を公開しているサイトはたくさんありますので、お気に入りのサイトを見つけておきましょう。
また、キャンプ場のホームページやベテランキャンパーのブログなども、天候や気温を調べる上で便利です。

9月にキャンプへ行くならこの持ち物

9月のキャンプを快適に過ごすには、上記の天気の情報を確認して、それに応じた服装が大切ですが、キャンプ場へ持って行くアイテムも、季節に合った準備が必要です。
季節を問わず必要になる持ち物は

  • テント
  • テーブルと椅子
  • 寝袋(シュラフ)
  • 調理器具(コンロや食器など)
  • ランタン
  • 照明(ランタンや懐中電灯)

このようなものが基本的なアイテムですが、暦上では秋に分類される9月のキャンプでは、急に寒くなることも考えられます。
そこで、9月のキャンプにおすすめのアイテムをいくつかご紹介します。

  • タープ
  • 夏のキャンプでは、日よけとして使えるタープは、急な雨が降ることの多い9月のキャンプでも活躍します。

  • 布団
  • 夜に気温が下がったときには、寝袋とマットだけでは寒い場合もあります。
    このような時には、布団を持って行くと便利です。
    布団の他に、毛布やタオルケットなどの寝具を持って行くと重宝します。

  • ストーブ
  • 朝晩の冷え込みだけではなく、天候の変わりやすい9月のキャンプでは、ストーブが一台あると安心です。
    オートキャンプ場などのAC電源の使えるサイトなどでは、電気ストーブや、ホットカーペットなどを持って行くと、寒さ対策として有効です。

天気が気になるならコテージ利用がおすすめ

天気の変化が気になり、ついつい荷物が多くなりがちな9月のキャンプは、実際に荷物が車に積めないなどの問題が発生し得ます。
また、小さなお子様連れのキャンプでは、子どもがテントで一晩過ごせるか不安もあると思います。
そのような時には、キャンプ場に併設されているコテージなどを利用すると便利です。
コテージには、布団などの寝具、調理器具の他、お風呂がついている施設も多いので、安全な場所でキャンプ気分を味わえます。
さらに、食材を準備してもらうオプションサービスなどを利用することで、手ぶらで行くことが可能です。
コテージの他、寝具や食材などは、あらかじめ予約が必要ですので、早めに予約をしましょう。

全国の9月におすすめのキャンプ場

9月は紅葉、味覚など楽しみがたくさんある時期です。
そのため、この時期のキャンプ場選びは、目的に合わせた選び方がポイントです。
例えば、近くに温泉のあるキャンプ場で選ぶ、もしくは家族で釣りが楽しめるキャンプ場など、やりたいことを中心に考えた場所選びがおすすめです。

北海道

「焚き火キャンプ場」真狩村

ニセコやルスツなどの人気のスキー場の近くにある真狩村の「焚き火キャンプ場」は、キャンプ道具が一切いらない手ぶらキャンプが可能で、秋の北海道旅行の最中にも気軽に立ち寄れ、道具をまだ持っていないキャンプの初心者にも安心なキャンプ場です。
焚き火キャンプ場の予約は公式サイトの他、キャンプ場予約サイトを利用すると便利です。

場所:北海道虻田郡真狩村社86-1

「モラップキャンプ場」千歳市

透明度が抜群な支笏湖湖畔にある「モラップキャンプ場」は、湖だけではなく、車で10分程度の場所にある日帰り温泉も楽しめるキャンプ場です。
モラップキャンプ場は、通常の営業期間が4月中旬~10月中旬までとなり、10月中旬以降は土日のみキャンプが可能です。
また、常設テントサイト以外のフリーサイトは予約が不要です。
場所:北海道千歳市モラップ

「山部自然公園太陽の里」富良野市

登山者に人気の芦別岳の麓に位置する「山部自然公園太陽の里」は、自然散策にはもってこいの無料のキャンプ場です。
道具のレンタルも可能で、隣接のパークゴルフ場で楽しむこともできます。
場所:北海道富良野市山部32

「釧路市山花公園オートキャンプ場」釧路市

日本最大の釧路湿原の西側に位置する、東京ドーム約120個分の広さの公園内にある「釧路市山花公園オートキャンプ場」は、同じ公園内に、動物園や温泉などもある、子ども連れのキャンプにおすすめのキャンプ場です。
釧路湿原の展望台や、摩周湖などの観光地へのアクセスにも便利です。
場所:北海道釧路市阿寒町下仁々志別11番37号

東北

「エンゼルフォレスト那須白河」福島県

キャンピングカーサイトやドッグフリーサイトなどのさまざまなサイトが魅力の「エンゼルフォレスト那須白河」は、すべてのサイトにAC電源付いている便利なキャンプ場です。
また、カヌーや釣りが楽しめる人造湖もあり、自然を満喫するのにぴったりな環境です。
場所:福島県岩瀬郡天栄村羽鳥高戸屋39

「エコキャンプみちのく」宮城県

広いテントサイトの他、コテージも併設されている「エコキャンプみちのく」は、広大な草原での遊びやスポーツを楽しむ他、9月中旬頃にはキバナコスモスや、ミヤギノハギなどの植物が見ごろを迎えます。
場所:宮城県柴田郡川崎町川内向原254

「西浜キャンプ場」山形県

松林に囲まれた環境の「西浜キャンプ場」は、西浜海水浴場や登山客に人気の鳥海山へのアクセスにも便利なキャンプ場です。
また、一部ペットの同伴が可能なエリアもあります。
場所:山形県飽海郡遊佐町吹浦字西浜2-62

「とことん山キャンプ場」秋田県

テントサイトの他、バンガローや、コテージなどの充実した施設の「とことん山キャンプ場」は、子どもが喜ぶツリーハウスも備わったキャンプ場です。
また、キャンプ場利用者なら何度も利用できる露天風呂も人気です。
場所:秋田県湯沢市皆瀬字新拠106

関東

「成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場」千葉県

都内からのアクセスが抜群な「成田ゆめ牧場ファミリーオートキャンプ場」は、電源サイトとフリーサイトなどお好みに合わせて選べるキャンプサイトが人気です。
24時間利用できるシャワー完備で、別料金で楽しめる成田ゆめ牧場で、動物とふれあうこともできます。
場所:千葉県成田市名木730-3

「メープル那須高原キャンプグランド」栃木県

木立の中で気持ちの良い時間が過ごせる「メープル那須高原キャンプグランド」は、9月の肌寒い時期にはうれしい、給湯付きシンク(網・鉄板用もあり)が備わった共同キッチンのあるキャンプ場です。
2022年1月現在、全てのサイトで1家族(大人2名+子供)、ソロ、カップルのみの利用人数の制限がありますので、予約の際にはご注意ください。
場所:栃木県那須郡那須町高久乙2333-130

「北軽井沢スウィートグラス」群馬県

浅間山の麓の広大な敷地で高原サイト、林間サイト、草原サイトなどのさまざまなキャンプが楽しめる「北軽井沢スウィートグラス」は、春から秋にかけてのグリーンスタイルと、冬のホワイトスタイルの2つの顔を持つキャンプ場です。
近隣には温泉施設も多数あり、ファミリーキャンプにおすすめです。
場所:群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-579

「長瀞オートキャンプ場」埼玉県

ファミリー向けの他、女性専用サイトを完備した「長瀞オートキャンプ場」は、コテージやペットOKのバンガロー、Wi-Fiを完備したコテージなども人気のキャンプ場です。
2021年1月現在は、1グループで1区画までの予約で、テント、タープ、車は各一台まで、利用人数は5名までです。
場所:埼玉県秩父郡長瀞町大字井戸559-1

中部

「くるみ温泉&キャンプ」岐阜県

清流秋神川と温泉に挟まれた「くるみ温泉&キャンプ」は、川のせせらぎを聞きながら夜空を楽しめる魅力的なキャンプ場です。
9月のキャンプでも、天気が良ければ川遊びを楽しめ、キャンプ場から徒歩一分の温泉で体を癒せます。
場所:岐阜県高山市旭町胡桃島8番地

「ふもとっぱら」静岡県

初心者キャンパーからファミリーまで気軽に利用ができる「ふもとっぱら」は、天気の良い日には壮大な富士山を眺めることのできるキャンプ場です。
広大な草原で過ごす時間は、開放的な気分に浸れます。
また、ふもとっぱらの公式サイトでは、リアルタイムのふもとっぱらのライブ画像で、天気の確認ができます。
場所:静岡県富士宮市麓156

近畿

「下北山スポーツ公園キャンプ場」奈良県

池原ダムの直下にある「下北山スポーツ公園キャンプ場」は、スポーツ施設や、温泉など、家族で一日過ごすことのできる、関西No1とも言われるキャンプ場です。
釣りや登山などのアウトドアスポーツの拠点としても人気があります。
場所:奈良県吉野郡下北山村大字上池原1026番地

「しあわせの村オートキャンプ場」兵庫県

観光都市として人気のある神戸市からのアクセスが抜群な「しあわせの村オートキャンプ場」は、各サイト内に電源や水道が完備されている便利なキャンプ場です。
しあわせの村の村内には、野菜や鮮魚などが購入できる直売所もあります。
場所:兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1

「鈴鹿サーキットファミリーキャンプ」三重県

F1グランプリなどで有名な鈴鹿サーキット内にある「鈴鹿サーキットファミリーキャンプ」は、名古屋市内から1時間ほどのファミリー向けのキャンプ場です。
遊園地や、親子で楽しめるイベントなども開催されているので、お子様連れに安心です。
場所:三重県鈴鹿市稲生町7992

「奥琵琶湖キャンプ場」滋賀県

初心者キャンパーや、子連れキャンパーに人気のある「奥琵琶湖キャンプ場」は、段差で区切られたサイトでプライベートが守られ、ペットノーリードサイトでは、フェンスで囲まれたサイトのため、ペットをリードなしで自由なキャンプが楽しめます。
また、常設テントサイトでは、4人用のレンタルテントが設置されているので、テントを持っていない、もしくはテントの設営が得意ではない方におすすめです。
場所:滋賀県長浜市西浅井町大浦1796

中国

「らかん高原オートキャンプ場」山口県

西の軽井沢とも呼ばれることもある場所に位置する「らかん高原オートキャンプ場」は、四季折々の楽しみ方のできるキャンプ場です。
秋のさわやかな風を感じながらのハイキングや、テニスやミニゴルフなどを楽しむこともできます。
場所:山口県岩国市錦町大原羅漢699-5

四国

「姫鶴平キャンプ場」愛媛県

360度の大パノラマで、四国カルストを眺めることのできる「姫鶴平キャンプ場」は、壮大な景色を満喫したい方におすすめのキャンプ場です。
標高が高く、風の強い日が多いため、暴風対策はしっかりとしておきましょう。
場所:愛媛県上浮穴郡久万高原西谷8117番地

九州・沖縄

「アソキャン」熊本県

阿蘇山周辺の観光拠点として人気の「アソキャン」は、キャンプ用の買い出しの立地も良く、テントの他、コテージなどの設備が充実しているキャンプリゾートです。
キャンピングカー用のサイトもあるので、観光とキャンプを楽しみたい方におすすめです。
場所:熊本県阿蘇市黒川978-19

「くにの松原キャンプ場」鹿児島県

ウミガメの産卵スポットとして有名な日南海岸国定公園内にある「くにの松原キャンプ場」は、松林に囲まれ、森林浴をしながらも、海からの風を感じることのできるキャンプ場です。
500Wまで利用可能なAC電源や、テーブルやベンチなどがあるオートサイトと、フリーサイトの他、4~8名用のバンガローがあります。
くにの松原の公式サイトでは、キャンプ場の天気や、周辺の施設のスポットなどの情報を知ることができます。
場所:鹿児島県曾於郡大崎町益丸226-1

「屋我地ビーチ」沖縄県

沖縄の透き通る海を満喫しながらキャンプを楽しめる「屋我地ビーチ」は、ビーチの目の前にある無人島へ、干潮時に現れるピュアロードと呼ばれる砂の道を通り渡れる神秘的なキャンプ場です。
屋我地ビーチの遊泳期間は4月~10月までと、9月のキャンプでも海水浴を楽しめ、旅行者にうれしい手ぶらキャンプのプランもあるので、沖縄の海を堪能したい方におすすめです。
場所:沖縄県名護市字屋我143番地