キャンプで注意したい蛇の種類と蛇に遭遇した時の対処法

最終更新日:2022/02/08

予約をしたキャンプ場のホームページを確認すると「蛇に注意」の文字。蛇が苦手な方にとっては、「蛇に遭遇したらどうしよう」と不安になることでしょう。
そこで今回は、
・キャンプで注意したい蛇の種類と活動時期
・キャンプでテントに蛇が入らないための対策と侵入された場合の対処法
・山でのキャンプで散策中蛇に遭遇した場合の対策
・キャンプにおすすめの蛇よけグッズ
についてご紹介します。
楽しくキャンプを終えるためにも、蛇対策について知っておきましょう。

キャンプで注意したい蛇の種類と活動時期

日本には36種類の蛇が生息していると言われていますが、実際に目にする蛇はごく一部で、その中でも毒蛇と呼ばれている危険な蛇の種類は、ニホンマムシ、ヤマカガシ、ハブの3種類です。

  • ニホンマムシ
  • 体長約40~65cm、生息地は北海道、本州、四国、九州と、日本でもっとも遭遇しやすい毒蛇です。
    頭の先端が三角形のように尖っており、猫のような縦長の目をしています。人が来てもじっとしているほど大人しい蛇ですが、藪や水辺近くの草むらにじっと潜んでいることが多く、茶褐色の色合いが土などに紛れてしまうため、うっかり踏んで咬まれてしまうことが多いです。

  • ヤマカガシ
  • 体長約60~150cm、本州、四国、九州に生息している蛇で、北海道では見かけません。細く丸い形の頭に丸い目、色鮮やかな模様が特徴的で、藪や水辺近くの草むらにいますが、特に川沿いなど水場に多く見られます。
    毒性が強い危険な蛇ですが、大人しい性格なので咬まれることは少ないです。
    ただ、追い払おうと蛇を叩いたりすると、首元にある毒袋が飛び散る可能性があるので注意が必要です。

  • ハブ
  • 体長約100~200cm、奄美諸島、沖縄諸島に生息している蛇です。
    鼻先が三角形に尖っており、マムシと同じく猫のような縦長の目をしています。山や草地だけでなく、人家周辺の藪や林道、川沿いでも見かけることが多く、気性が荒いため特に注意が必要な蛇です。
    マムシよりも毒性が弱いですが毒牙が長く、深く刺さって毒量も多いため、咬まれると深刻な状態を引き起こすため注意が必要です。
    主に沖縄県など南国にしかいないので、遭遇する可能性は低いですが注意しましょう。

蛇の活動時期

蛇の活動時期は4~10月。夏は昼夜関係なく活動しますが、夜間の気温が低い春や秋は昼間活動的になり、寒い冬は冬眠します。
蛇はとても臆病で大人しい性格なので、人間が刺激しなければほぼ咬まれることはありません。キャンプをする際は、人間が蛇の生息地に足を踏み入れているという意識を持って、蛇がいそうな場所には近づかないなど注意をすることが大切です。

キャンプでテントに蛇が入らないための対策と侵入された場合の対処法

蛇がテント内に入ってきたらパニックになってしまうのは当然のこと。
では、テント内に蛇が入らないよう、どう侵入を防げばいいのでしょうか。また、侵入された場合はどう対処すべきなのでしょうか。

テントに蛇が入らないための対策

重要なのはテントを設置する場所。蛇はエサとなるカエルが好きなので、水辺や草が生い茂った場所は避け、なるべく陽があたる明るい場所を選ぶことが大切です。また、テントに入り込まないよう、出入りする際はファスナーをしっかり閉め、開けっ放しにしないようにしましょう。
また、蛇はタバコの臭いが嫌いなので、吸い殻を水と一緒に容器に入れて放置したり、市販されている忌避剤を散布するのも蛇よけに効果的です。

蛇に侵入された場合の対処法

  • 離れた場所から長い棒を使ってつついて追い払う
  • ホースで水をかける
  • キャンプ場の管理者へ伝え対処してもらう

一番大切なのは、咬まれないよう行動すること。テント内にいるとわかったら、静かにその場から離れることも大切です。放置することで蛇自ら逃げ出す可能性もあります。
キャンプ場で遭遇する蛇の多くは毒がない安全な蛇ですが、蛇がテント内に入るとパニックになり、その蛇が安全な蛇か毒蛇か瞬時に区別するのは困難なので、蛇が逃げない場合は棒や水で対処するか、管理者が常駐しているなら対処してもらいましょう。

山でのキャンプで散策中蛇に遭遇した場合の対策

山でのキャンプで散策中に蛇に遭遇した場合、

  • 近づかない
  • 刺激しない
  • 慌てない

ことが大切。蛇に刺激を与えないことがもっとも重要なので、距離を取ってそっと逃げましょう。

蛇に咬まれてしまった時は

蛇に咬まれてしまった場合は、傷口を水やお茶などでしっかり洗いすぐに病院へ行きましょう。
すぐに毒蛇かどうかの判断は難しいですが、毒蛇だった場合は咬まれた部分から痛みだし、30分ほどで腫れてきます。その場合は安静にしてすぐに救急車を呼びましょう。余裕があれば、咬まれた蛇が何なのかを特定するためにも写真を撮ることをおすすめします。
いずれにしても、蛇に咬まれた場合は早くに病院を受診することが大切です。

蛇に咬まれないために必要なこと

夏キャンプはTシャツ・短パン・サンダルと軽装になりがちですが、ゆったりしたズボンを履いたり、厚手の靴や長靴を履くなど、服装に注意することで防御できます。特に登山靴は厚手なので、万が一咬まれても肌に届かず安心です。
また、木の上を好む蛇もいるため、歩いている時に上から落ちてくる可能性もゼロではありません。紫外線防止にもなるので、キャンプでは帽子を被っておくようにしましょう。

キャンプにおすすめの蛇よけグッズ

毒蛇を撃退できるおすすめの蛇よけグッズをご紹介します。いざという時のために準備してはいかがでしょうか。
使用する際は軍手をし、使用後はよく手を洗うようにしましょう。また、火の近くで使用、保管しないようご注意ください。

  • 置くだけ簡単 ヘビこな~い
  • ヘビの寄ってほしくない場所に置くだけなので手が汚れず、雨、風に強いのでキャンプにぴったり。天然香料で蛇を寄せ付けません。

  • 忌避スプレー モグラ・ヘビZ
  • スプレータイプの忌避剤なので即効性抜群。蛇が嫌がる臭いで撃退できます。植物から抽出した天然成分なので、安全に使用できます。

  • イカリ スーパー毒ヘビジェット
  • 3m離れた所からヘビを退治できる強力噴射エアゾール。約20秒で全量噴射され、マムシ・ヤマカガシ等で1~2時間、ハブで3~4時間で衰弱します。

最後に

キャンプ場にはあらゆる生物が生息しており、普段見ない蛇にも遭遇する可能性が高いです。
注意せずにいるとうっかり咬まれてしまう可能性があるので、今回解説した蛇の習性や蛇がテントなどに入り込まないための対策、蛇に遭遇した場合の対処法を参考に、安心・安全なキャンプを楽しんでもらえたら幸いです。