キャンプで旨い焼き鳥を作る!仕込みのコツやタレ作りを大特集

最終更新日:2021/11/18

キャンプの定番バーベキュー。外せないメニューのひとつに焼き鳥がありますが、いつも市販の焼き鳥を購入しているなら、これを機会に手作りしてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、焼き鳥の仕込み方法や焼き方、手作りタレの作り方など、焼き鳥をイチから手作りする方法からコツまで詳しくご紹介します。
ぜひ挑戦してみてください。

キャンプの焼き鳥に手作りがおすすめの理由

焼き鳥はバーベキューの定番。スーパーでは既に串打ちされた焼き鳥が販売されていますので、キャンプでバーベキューをする時はいつもスーパーで買っているという方も多いと思いますが、焼き鳥こそ家で手作りしてほしい一品です。
そこで、手作りをおすすめする3つの理由をご紹介します。

コストパフォーマンスが良い

第一に手作りする方が断然安いです。鶏もも肉800グラムで焼き鳥が25本分ほど作れ、大人2人子供2人であれば、2,000円程度でお腹いっぱい食べることができます。作る手間はかかりますが、それを差し引いても手作りする方が安くて美味しい焼き鳥を作ることができます。

仕込みの工程から楽しめる

面倒に思われがちな仕込みも、串打ちを重ねるごとに「カットの仕方を変えてみよう」「この食材も一緒に串にしたら美味しいのでは?」などのアイデアが浮かび、それを実際に試す楽しみが増えます。子供と一緒に仕込めば、苦労した串打ちもきっといい思い出になることでしょう。

こだわったオリジナルの焼き鳥が作れる

市販の焼き鳥は鶏肉のみ、もしくはねぎが間に挟んである「ねぎま」が主流。もちろん十分美味しいですが、ねぎ以外の食材を使ったこだわったオリジナルの焼き鳥が作れるのは手作りの醍醐味。玉ねぎやトマト、うずらの卵やニンニクなど、何を刺すかはアイデア次第です。
色々な部位を一緒に串に刺してみるのも美味しそうですが、火の通る時間がそれぞれ異なり美味しく焼き上がらないのでおすすめしません。

焼き鳥の美味しい下ごしらえ・串打ちの方法

焼き鳥の美味しい下ごしらえと串打ち方法を、肉の種類別にそれぞれご紹介します。焼き鳥の場合は先端を大きめに、手元が小さめになるように刺すことで焼きムラができづらくなります。皮を刺す時などは力が入ってしまうので、指に串が刺さらないよう注意しましょう。

鶏もも

幅が均一になるよう、肉の繊維に対して直角にカットします。串に刺す肉の量が少ないと串に火が当たって焼け落ちてしまうので、肉と肉の間にすき間がないよう均一に刺していきましょう。余分な皮を取り除く方法と、皮がついた状態のまま食べる方法の2通りあります。皮を取り除くとさっぱり、皮がついた状態できるとジューシーに食べられるのでお好みでどうぞ。

沸騰したお湯に料理酒と鶏皮を入れて、灰汁を取りながら15分程ゆで、ざるにあけて流水で洗い流し水気を拭き取ります。高さが均等になるよう蛇腹状に折りたたんで中央を串打ちし、谷になった部分に切れ目を入れます。下茹ですることで臭みと余分な脂を取り除くことができ、切れ目を入れることで折り目がきれいに仕上がるのでぜひ行いましょう。

砂肝

砂肝の中心部分に包丁を入れ半分にカットし、「銀皮」と呼ばれる白い部分を取り除きます。残った身を大・中・小に分けて、先端を大きめに、手元が小さめになるように刺していきます。

豚バラ

ブロック肉を厚みを揃えて均一にカットし串に刺します。豚バラは柔らかいと串に刺しにくいので、半冷凍の状態だと刺しやすくおすすめです。豚バラは脂身が多すぎると脂っぽく、赤みが多すぎると食感が硬いので、脂身と赤みのバランスが良いものを選ぶといいでしょう。

焼き鳥ダレの美味しい仕込み方・作り方

市販の焼き鳥ダレもありますが、タレも手作りに挑戦してみては?
【材料】

  • しょうゆ 大さじ3
  • みりん  大さじ3
  • 砂糖   大さじ1.5

材料を鍋に入れて弱火でとろみがつくまで煮るだけです。お好みでにんにく・しょうがを少々入れても。焦げ付かないよう注意しましょう。

キャンプ場が遠く夏の季節なら冷凍保存も

家で仕込んだ焼き鳥は冷凍して持っていく方法がおすすめ。特に夏場は冷凍保存した焼鳥が保冷剤代わりになり、夜バーベキューする頃にはいい具合に溶けているので便利です。
冷凍保存のコツは

  • 肉の表面の水気を取ること
  • お酒をかるく振る
  • 2、3本ずつラップに包んで急速冷凍する

そうすることで新鮮さを失わずに保存することができます。凍ったら保存袋に包んでおきましょう。

キャンプで焼き鳥を美味しくバーベキューするコツ

炭火で焼くにはちょとしたコツがあります。せっかく仕込んだ手作りの焼き鳥。最後まで美味しく食べれるよう焼き方にも注意しましょう。

  1. 塩を振る場合は、串の先端を多めにする
  2. 焼き鳥と焼鳥の間隔が空かないよう隙間なく並べて焼く
  3. 炭火の置き場所に変化をつけて強火と弱火をつくる

塩は焼く直前に振るようにし、一口目の肉に多めに塩を振ることで美味しく感じられます。また、間隔を開けずにぎゅうぎゅうに並べて焼くことで、熱気を逃すことなくジューシーに焼くことができ、強火と弱火をつくり焼き具合によって焼き鳥を移動させることで生焼けや焦げ防止になります。

キャンプが盛り上がる串焼きアレンジレシピ

串焼きはどうしても茶色一緒になってしまうもの。そのため、色鮮やかな野菜を取り入れることで、おしゃれな串焼きになります。
おすすめは、

  • プチトマト
  • 赤や黄のパプリカ
  • とうもろこし
  • ズッキーニ
  • なす

どれもお肉に合いますし、仕上がりもカラフルできれいになるのでおすすめです。また、お肉やベーコンで食材を巻いて刺す串焼きも美味しいのでぜひお試しを。

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