キャンプの楽しみの一つは食事という方も多いかもしれませんが、毎回同じパターンを繰り返してマンネリを感じる場合もあるでしょう。キャンプ飯の脱マンネリにおすすめのが、チーズフォンデュです。バーベキューにチーズフォンデュをプラスすると、キャンプシーンがさらに盛り上がりますよ。
この記事では、鍋がなくても楽しめるチーズフォンデュの簡単な作り方をご紹介します。チーズフォンデュを作る時に活躍するおすすめのクッカーなどもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
キャンプではBBQで作るチーズフォンデュが人気
自然の中、アウトドアで味わうキャンプ飯は最高ですよね。キャンプ飯の定番といえばバーベキューという方も多いかもしれませんが、最近ではバーベキューにチーズフォンデュをプラスするのが新しいトレンドの兆しを見せています。専用のツールも特に用意する必要がなく、バーベキューの網の上でそのまま調理できるところが人気の秘密です。子供と一緒に楽しく下ごしらえできるのも嬉しいポイントですね。
キャンプで食べたいチーズフォンデュにおすすめの具材
チーズフォンデュは、難しい手順が必要なく、キャンプでも好きな具材を手軽においしく食べられることがメリットです。ファミリーキャンプなどで、お子様も喜ぶこと間違いなしの盛り上がる料理でしょう。
チーズフォンデュは、幅広くいろいろな食材に合うことも魅力です。
キャンプでおいしいチーズフォンデュが楽しめる、おすすめの人気具材を以下にご紹介します。
野菜の人気具材
- ブロッコリー
- じゃがいも
- アスパラ
- プチトマト
- にんじん
- アボカド
- かぼちゃ
- ヤングコーン
- ズッキーニ
- マッシュルーム
肉・魚介類の人気具材
- ウィンナー
- 鶏肉
- 厚切りベーコン
- サイコロステーキ
- ミートボール
- エビ
- ホタテ
- カニ
- サーモン
パンの人気具材
- バケット
- フランスパン
- 食パン
食パンはあらかじめ食べやすい大きさにカットして、カリカリに焼いておきましょう。
チーズとの相性が抜群に良くなります。
その他の人気具材
- うずら卵
- カニカマ
- ちくわ
- 餅
- 厚揚げ
- 餃子
- たこ焼き
下ごしらえしておくとキャンプでも時短に
キャンプ当日は、ササッと簡単に調理できるに越したことはありませんね。
簡単にチーズフォンデュを楽しむためには、キャンプの前日に食材を下ごしらえしておくと良いでしょう。下ごしらえといっても、手間はそれほどかかりません。
食材を食べやすい大きさにカットして、あらかじめ茹でておくだけです。
前日に簡単なひと手間をかけるだけで、キャンプ当日の調理時間を短縮することができますよ。
下ごしらえした食材をキャンプに持って行く時は、クーラーボックスなどに入れて保管するようにしましょう。下ごしらえの時間がないという方は、冷凍食品のカット野菜やシーフードミックスを活用することもおすすめです。
鍋がなくてもOK-キャンプで簡単BBQチーズフォンデュの作り方
キャンプなどのアウトドアでの食事は、なるべく洗い物や食器を少なくしたいものですよね。
特にチーズフォンデュを食べたあとは、鍋や器にチーズが付着してしまうので洗うのが大変です。時間が経つほどチーズが硬くなって簡単に取れなくなるので、家に持ち帰って洗うのもまた難儀してしまいます。
そこで、ここでは鍋などの容器がなくても作ることができる、簡単なチーズフォンデュのレシピをご紹介します。
材料
- カマンベールチーズ(切れていないタイプ)
- 好きな食材
- アルミホイル
切れていないタイプのカマンベールチーズは、スーパーなどでも手軽に入手することができますが、より深いチーズの旨味を味わいたい方は、カルディの「イル・ド・フランス カマンベール」がおすすめです。クリーミーでコクのある味わいと、トロっとした食感が下茹でした柔らかい食材や、カリっとしたパンをフォンデュするのにぴったりです。
作り方
- アルミホイルでカマンベールチーズを入れる器を作る
- カマンベールチーズの上表面の白カビ部分に、十字に切れ込みを入れる
- アルミホイルの器ごと、チーズを網に乗せて加熱する
- 切れ込み部分から中身が溶けたかチェックする
- チーズの中身が溶けていたら、好きな食材をつけていただく
スキレットで簡単!冬キャンプで楽しむあつあつチーズフォンデュレシピ
寒い冬キャンプでは、あつあつのチーズフォンデュをふうふう言いながら食べるのも体が温まりますね。
スキレットとは、厚い鋳鉄でできた小さめのフライパンのこと。「ニトスキ」で話題になったニトリのスキレットを思い浮かべる方もいるかもしれませんね。
鋳鉄でできたスキレットは抜群の蓄熱性を誇り、その保温性は同じ厚さのアルミ製のフライパンと比較すると約2倍とも言われています。
スキレットの素材は蓄熱性と保温性に優れているため、寒い季節でもあつあつのチーズフォンデュを長く楽しむことができます。冬キャンプでチーズフォンデュをするのに、ぴったりのクッカーではないでしょうか。
スキレットは見た目もおしゃれで、調理後はそのままテーブルに出して器として使用できるので人気です。扱いも簡単ですし、洗い物も減りますね。
ここでは、家にあるチーズを利用して作る、コストパフフォーマンス抜群のチーズフォンデュレシピをご紹介します。
材料
- ピザ用シュレッドチーズ…200g
- 塩・コショウ…少々
- 白ワイン…50cc
- 好きな食材
お子様がいる場合は、白ワインを同量の牛乳や生クリームに替えてもOKです。
作り方
- スキレットを軽くあたためる
- スキレットにチーズを入れて弱火から中火で加熱する
- チーズがトロトロに溶けたら好きな食材をつけていただく
弱火で加熱したほうが、長くトロトロのチーズを楽しむことができます。食材は、食べやすい大きさにカットし、下茹でしておくと当日の調理が簡単です。
スキレットのハンドル部分も熱くなっているため、持つ時は火傷に注意しましょう。スキレット用ハンドルカバーや耐熱ミトンなどを使うと安全です。
ソロキャンプやツーリングキャンプでのチーズフォンデュにおすすめのクッカー2つ
- メスティン
- シェラカップ
ソロキャンプやツーリングキャンプでは、とにかく荷物を少なく、身軽に過ごしたいものですよね。そのようなキャンプシーンでは、コンパクトに持ち運べるメスティンやシェラカップが調理の時に大活躍します。
メスティンは、アルミ製で軽く携帯性に優れている上に、煮る・炊く・蒸す・茹でるなどの調理ができる万能クッカー。これ一つでさまざまな料理が楽しめるので、キャンパーのみならず家庭の調理器具としても人気を集めているアイテムです。
シェラカップとは持ち手つきの金属カップのことで、サイズもいろいろあり食器としても調理器具としても使うことができる便利なクッカーです。直火にかけられる製品が多いため、アウトドアシーンでは幅広い用途に使用可能です。
いずれも直火に対応している素材のものなら、シングルバーナーなどがあれば火にかけるだけで簡単に調理ができることができます。
メスティンで作るチーズフォンデュレシピ
万能クッカー、メスティンで作るチーズフォンデュレシピをご紹介します。市販のチーズフォンデュの素を使うと、あたためるだけで本格的な味わいを楽しめますよ。
材料
- ■市販のチーズフォンデュの素…約200g
- ■牛乳…1/2カップ
- ■塩・コショウ…少々
- 好きな食材
食材は食べやすい大きさにカットし、下茹でしておくと当日の調理が簡単です。
作り方
- メスティンに■を全部入れて弱火で加熱する
- チーズが溶けるまで加熱する
- 好きな食材をつけていただく
シェラカップで作るチーズフォンデュレシピ
クッカーや食器としても使える上に、目盛りがついているので計量カップにもなるシェラカップは、チーズフォンデュを作る時は牛乳などの計量もできるアイテムです。
汎用性の高い、便利なシェラカップで作るチーズフォンデュレシピをご紹介します。
材料
- カマンベールチーズ(切れていないタイプ)
- 好きな食材
食材は食べやすい大きさにカットし、下茹でしておくと当日の調理が簡単です。
作り方
- カマンベールチーズの上表面の白カビ部分に十字に切れ込みを入れる
- 直火対応のシェラカップに①のカマンベールチーズを入れる
- 弱火で加熱する
- 中がトロトロになったら好きな食材をつけていただく
メスティンもシェラカップも、調理後は熱くなっています。
火傷をしないよう、器具の取り扱いには注意しましょう。
最後に
弱火で加熱しても、メスティンやシェラカップが焦げ付くことがあります。
特に、薄いアルミでできているメスティンは、チーズフォンデュを作ると焦げ付きやすいかもしれません。後片付けを簡単にしたい方は、容器にアルミホイルを敷いてからチーズを入れることをおすすめします。
また、スキレットのような鋳鉄製の素材のクッカーは、長く快適に使用するためには専用の手入れが必要です。使用後のスキレットは冷めてから洗い、油を薄く塗ってシーズニングをしてから保管するようにしましょう。