お弁当などに活躍する冷凍食品。実はお弁当だけではなく、キャンプ飯に大活躍するとして最近注目されています。
そのような注目の冷凍食品をキャンプ飯に取り入れる方法、そして冷凍食品の調理に便利なアイテム、さらにスーパーやコンビニで購入できるおすすめの冷凍食品などを多数ご紹介します。
また、冷凍食品をキャンプ場へ持ち運ぶ際のコツなどもお伝えします。
キャンプで活躍する冷凍食品の実力
いつも同じ様なメニューになってしまうキャンプ飯。
キャンプ飯の定番と言えば、バーベキューやカレーライスなどがありますが、そろそろ飽きてきたり、バリエーションを増やしたいのならば、冷凍食品はとてもおすすめです。
簡単でスピーディー
まず、冷凍食品の一番の魅力は食材がカット済み、または下処理があらかじめされているので、下ごしらえの必要がなく、調理方法も簡単なので、素早く料理が完成するところです。
また、冷凍食品は解凍をせずに、そのまま調理できるので、食べたいタイミングでいつでも使えます。
さらに、冷凍食品の中には調理が不要で、そのまま解凍をすると食べることのできるものもあります。
この簡単でスピーディーに調理ができる冷凍食品を活用することで、空いた時間を自由に使うことができます。
保冷剤として使う
冷凍食品はその名の通り、冷凍されているので、他の食材を冷やす役割も果たします。
冷凍状態をキープしながらキャンプ場へ持って行く方法は後ほどご紹介します。
メイン料理と副菜が同時にできる
冷凍食品は、今や日常の献立に困ることがないほど種類が豊富です。
メイン料理の他、副菜、そしてデザートに至るまで冷凍食品のみでまかなえるほどバリエーションが充実しています。
キャンプにおすすめの冷凍食品
それでは、キャンプ飯におすすめの冷凍食品をカテゴリー別にご紹介します。
ご飯もの
ご飯ものは、メインとして、もしくは小腹がすいた時などにあると便利です。
ご飯ものの冷凍食品で代表的なものは、焼きおにぎりや、チャーハンです。
焼きおにぎりはバーベキューコンロの網や鉄板の上で焼いたり、ホットサンドメーカーなどで作れます。
好きな味の焼きおにぎりを楽しむのなら、自宅で握ったおにぎりを冷凍し、キャンプ場でしょうゆやみそで味付けをする方法も良いでしょう。
肉や魚のメインおかず
メインのおかずは肉や魚などの冷凍食品がおすすめです。
肉ならば、から揚げや焼き鳥、ギョーザ、ハンバーグ、魚ならば、シーフードミックスやエビフライなどがあります。
また、粉ものならば、たこ焼きやお好み焼きなどがキャンプ飯に向いています。
麺類
麺類はラーメンやパスタの他にうどんやそばなどと、種類が豊富です。
中でもラーメンやパスタは味付けが完了しているものが多いので、温めるだけで食べることができます。
うどんやそばなどは、同じ冷凍食品を使いトッピングをすることで豪華な食事が完成します。
うどんやそばのトッピングに便利な冷凍食品は以下のものがあります。
・冷凍ねぎ
・冷凍オクラ、とろろ、大根おろし
・エビやちくわの天ぷら
冷凍野菜
冷凍野菜は副菜として、またおつまみとしておすすめです。
例えば枝豆は、そのまま解凍、もしくは焼いたりすることで美味しく頂けます。
さらに、冷凍のブロッコリーやスナップえんどうなどは、スープやパスタのトッピングとしても使えます。
メイン料理の具材として冷凍野菜を使うのなら、ミックスベジタブルや、肉入りのカット野菜などを活用するととても便利です。
デザート
キャンプでのデザートは冷凍食品にお任せしましょう。
暑い夏のキャンプには、冷凍フルーツがおすすめです。
凍ったまま楽しむ、または冷えた炭酸水に冷凍フルーツを入れてフルーツポンチにするなど、冷凍フルーツはさまざまなアレンジが可能です。
寒い冬のキャンプには、大学芋や今川焼きなどがおすすめです。
また、冷凍されているケーキや大福などは、解凍時間の目安を計算して、キャンプ場で食べ頃になるように持ってくと良いでしょう。
キャンプで冷凍食品を調理する時に便利なアイテム
冷凍食品の温め方は、自宅で調理をするなら電子レンジを使うことが多くなりますが、キャンプ場に電子レンジが備わっているところはそう多くはありません。
そこで、冷凍食品の調理に役立つ便利なアイテムをご紹介します。
スキレット・フライパン
スキレットやフライパンは、冷凍食品を温める、揚げるなどの調理に便利です。
チャーハンやギョーザ、パスタなどの他、ピザやシーフードミックスを使ったアヒージョなどもおすすめです。
特に揚げ物系の冷凍食品はスキレットやフライパンでの調理が一番です。
メスティン
メスティンは炊く、蒸す、煮る、ゆでる、焼くなどあらゆる調理法が可能な万能な調理器具です。
冷凍食品のラーメンやパスタなどの麺類の調理の他、蒸す機能を使って、シュウマイや肉まんなども調理できます。
また、大きめのメスティンならば、冷凍ギョーザや肉だんごを使った鍋も楽しめます。
さらに油を使っての揚げ物もできるので、から揚げやフライドポテトなどにも便利です。
シェラカップ
シェラカップは、小さな取っ手付きのカップで、コップとして、お皿として使える他、調理器具としても使える便利なアイテムです。
シェラカップの大きさは一人分の調理に向いているので、小さな焼きおにぎりや、ちょっとだけ枝豆が食べたい時など、「少しだけ」冷凍食品を調理したい時に活躍します。
ホットサンドメーカー
パンなどを始め、挟んで焼くだけでおいしい料理が完成するホットサンドメーカーは、「挟んで焼ける」冷凍食品の調理で本領を発揮します。
ホットサンドメーカーで挟んで焼いてほしい冷凍食品は、冷凍肉まんやあんまん、ギョーザ、お好み焼きなどです。
特にバターを塗って焼いた肉まんやあんまんは、いつもと違う風味で多くのキャンパーから人気を集める一品です。
キャンプ用の冷凍食品の購入に便利なお店
キャンプに持って行く冷凍食品は、自宅にあるものを活用する他に、キャンプ場へ向かう途中で購入するのも一つの方法です。
スーパー
数や種類が豊富なスーパーの冷凍食品は、メーカーごとに味わいの違うものが選べるのでとても便利です。
業務スーパー
圧倒的なコストパフォーマンスが期待できる業務スーパーはキャンプ飯で使う冷凍食品が全て購入できるほど種類が豊富です。
特に冷凍野菜は、なすやピーマン、ねぎの他に、ソテー済みのたまねぎなど、キャンプ飯ですぐに使える野菜がそろっています。
また、焼き鳥や揚げ物、ピザなどのメイン料理、デザートまであるので、キャンプ用の冷凍食品を購入するなら業務スーパーはとてもおすすめです。
ただし、商品によっては量が多くでキャンプでは使いきれない場合もありますので、人数の少ないキャンプでは事前に小分けをして持っていくと良いでしょう。
コンビニ
近くで便利なコンビニエンスストアは、キャンプ場へ行く途中の休憩で使われる方も多いと思います。
最近ではコンビニエンスストアのプライベートブランド(PB)の冷凍食品のバリエーションも豊富で、キャンプ飯に活用する方も増えています。
セブンイレブン
セブンイレブンのPB、「セブンプレミアム」の冷凍食品は、まさに朝から晩まで365日の献立に迷わないほどの種類が取りそろえられています。
中でもキャンプにおすすめの冷凍食品をいくつかご紹介します。
- 「レンジで焼き餃子」
- 「ベーコンほうれん草」
- 「肉入りカット野菜」
- 「広島お好み焼き」
- カットレモン
商品名の通り、レンジでOKの冷凍食品ですが、メスティンやホットサンドメーカーなどを使ってさらに皮をパリッと仕上げることもできます。
ベーコンとほうれん草の他、たまねぎやコーンなどがミックスされているので、そのままバター焼きに、またはパスタの具材として使えます。
豚肉、キャベツ、たまねぎ、にんじん、青ピーマンがミックスされていて、焼きそばやスープの具材として、またはそのまま野菜炒めとしても使えます。
たっぷりのキャベツに焼きそばが特徴的な広島お好み焼きは、メイン料理として活躍します。
メスティンやフライパン、ホットサンドメーカーを使うと便利です。
カット済みのレモンなので、バーベキューの味付けとして、または炭酸割りなどにすぐ使えます。
この他に、カレーや麺類、カットフルーツ、そばのトッピングに便利なとろろなど、セブンプレミアムの冷凍食品はキャンプ飯に便利な商品がたくさんあります。
ローソン
ローソンのオリジナル冷凍食品もキャンプ飯におすすめのものがたくさんあります。
- 「鍋焼うどん・具だくさん鍋焼うどん」
- 「チキンライス」
- 「ブランのクロワッサン」
アルミ鍋入りの冷凍うどんで、具材が10種類ほど入った食べ応えのあるボリュームが人気の鍋焼うどんです。
そのまま火にかけての調理が可能なので、鍋を使う必要がありません。
温めてそのまま食べたり、オムライスなどにもできます。
チキンライスが入っている容器はお皿として使うことができるので、調理後に他のお皿を用意する必要がなく、洗い物を減らせます。
クロワッサンは、朝食として、またはアレンジをしておつまみとしても活躍します。
サラダやウィンナーを挟んでサンドイッチとして楽しむ方法がおすすめです。
ローソンにはこの他にも、ご飯ものや、麺類、カットフルーツなどの冷凍食品も充実しています。
冷凍食品をキャンプ場へ持って行くときの保存方法
冷凍食品をキャンプ場へ運ぶ時の大きな課題は、冷凍食品が溶けてしまう恐れがあることです。
このような不安を解消するためには、保存方法の対策をしっかりとすることが重要です。
冷凍食品をキャンプ場へ持って行くときの最大のポイントは、クーラーボックスを上手に活用することです。
クーラーボックスで冷凍食品を保存する時のコツ
- 入れる順番を考える
- クーラーボックスを置く場所
- ペットボトルを凍らせる
冷凍食品を長く保冷するには、クーラーボックス全体を冷やすことです。
そのため、保冷剤と冷凍食品を入れる順番が重要です。
入れる順番は、クーラーボックスの底に保冷剤を敷き詰め、その上に冷凍食品を置き、さらに上に保冷剤をのせると冷凍食品を冷凍状態で長く保存できます。
クーラーボックスは、直射日光の当たらない場所に置き、できるだけ地面から離すようにしましょう。
また、開け閉めの回数や時間をできるだけ減らしましょう。
保冷剤だけでは足りない場合は、ペットボトルを凍らせて使う方法もおすすめです。
水やジュースなどのペットボトルを使うことで、解けた後は飲むこともできます。
また、大きいサイズのペットボトルを使うことで保冷時間もアップします。
保冷剤を長持ちさせるアイテム
気温によってはすぐに溶ける保冷剤は、ちょっとしたアイテムを使うことで長持ちします。
自宅にあるアイテムですぐにできるのでぜひ試してください。
・梱包剤(プチプチ)
・タオル
・新聞紙
これらのアイテムを保冷剤に巻きつけることで保冷力がアップします。
このアイテムを使った方法は、冷凍したペットボトルにも効果的です。
新聞紙を使う場合は、結露で破けてしまう可能性もあるので注意をしましょう。