【キャンプの肉料理】美味しく作るコツやおすすめレシピ5選

最終更新日:2022/03/16

キャンプのご飯といえばバーベキューを思い浮かべる方も多いと思いますが、毎回同じだと飽きてしまうこともあります。

そこで、この記事ではキャンプで美味しい肉料理を作るコツや、持っていく肉の種類や量について、おすすめのお肉レシピについてをご紹介します。

また、肉以外のおすすめの食材や、キャンプ場に肉を持ち運ぶ方法についてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

キャンプで肉料理を美味しく作るコツ

キャンプ飯といえば肉を焼くバーベキューを思い浮かべますが、毎回同じメニューだと飽きてしまいます。

そこで下記でおすすめのレシピをご紹介しますが、まずは美味しい肉料理を作るコツをご紹介します。

仕込みと冷凍肉の解凍方法が肉料理の出来上がりを左右します。下記で詳しくご説明します。

仕込み

前日に仕込みをしておくことで、キャンプ場で簡単に調理ができますし、より美味しく肉料理を作ることができます。仕込みは「肉の下処理」と「下味をつける」に分けられます。

肉の下処理は、牛肉や豚肉は脂肪と脂肪の間に数カ所切り込みを入れ筋切りをし、鶏肉は脂肪部分を取り除きましょう。フォークで穴を開けると肉の食感が柔らかくなるので穴を開けるのもおすすめです。

下味をつけることでうまみを引き出すことができます。調味料やスパイスをかけて下味をつけましょう。また、漬け込み用のタレに漬けておくことで肉に味が染み込み美味しい肉が楽しめます。

冷凍

通販で肉を買った場合や、コストコなどで大量に肉を購入した場合は、冷凍で肉を保存している場合もあると思います。

冷凍の肉を早く解凍したいからといって常温で解凍すると、肉汁が出てしまい味が落ちます。

冷凍されている肉を解凍する場合は、冷蔵庫に移動するなどし低温でゆっくりと時間をかけて解凍することで品質を落とさず解凍できます。

持っていく肉を決める

肉料理と言っても肉にはいろいろな種類があるので、どんな肉を選ぶかによって料理も変わります。

キャンプで美味しい特別な肉料理を楽しむなら、少し値段の高い特別な肉を選ぶのもおすすめです。下記で肉の種類についてや持っていく肉の量についてご説明します。

肉の種類

肉には種類がたくさんありますが、キャンプで楽しむ肉といえば「牛肉」「豚肉」「鶏肉」です。

牛肉はスライスして焼いたり、塊のまま焼いたりと焼き方もいろいろで楽しみ方も豊富です。

牛肉の中でもロース肉は脂ののりもよく肉の味を堪能できますし、サシが入った鮮やかな色の肉はより良い牛肉で美味しくいただけるので、選ぶ時にはよく見て購入するのがおすすめです。ステーキなど華やかな肉料理が楽しみたい方におすすめです。

豚肉はリーズナブルで美味しく、牛肉同様人気があります。中でも骨付きのスペアリブはキャンプにおすすめです。

豚肉は淡いピンクで脂とのバランスのよい肉を選ぶことがおすすめで、焼くときはじっくりと焼きましょう。骨付きでキャンプらしい料理がしたい方におすすめです。

鶏肉はヘルシーでキャンプでは焼き鳥などで楽しまれる方が多いです。より美味しい鶏肉の選び方は新鮮なものを選ぶことです。

部位にもよりますが鶏肉はジューシーさがあるのにカロリーが低いので、カロリーが気になる女性の方などにおすすめのです。

肉の量

肉をいざ購入しようと思ったときに、どのくらいの量を買っていいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。人数が多くなればなるほど購入する肉の量に困ると思います。

そこでおすすめなのが、一人分の目安の量を足して全体の量を出す方法です。

目安は、男性約300g、女性約200g、中学生約200~300g、小学生約100~200gです。

この量を目安にし、キャンプに行く人数分足せばだいたいの肉の量がわかると思います。また、肉をたくさん食べる男性はプラス100gで調節することがおすすめです。

ソロキャンプなら鉄板で肉を焼こう

ソロキャンプだとインスタントなど手軽なもので済ませる方もいると思いますが、一人だからこそ肉を焼いて贅沢に食べるのがおすすめです。

クッカーなどを使っても肉を焼くことはできますが、鉄板を使うことでより美味しく焼き上げることができます。

ソロキャンプでおすすめな鉄板は、キャンプ芸人のヒロシさんが立ち上げたブランド「NO.164」のソロ用鉄板「独焼鉄板」です。

脂がこぼれないように角度がつけられていて、鉄板全体に熱が行き渡るのでムラなく肉を焼くことができます。

取り外しが簡単なステンレスの取っ手がついているので使い勝手もよくおすすめです。

キャンプでおすすめのお肉レシピ

キャンプは日常とは違い外で限られた道具の中で料理をするので、どんな料理を作ったら良いのかわからず、いつも同じメニューになってしまう方も多いと思います。

せっかくの楽しいキャンプもいつも同じメニューだと飽きてしまい楽しみが減ってしまいます。

そこでおすすめの肉レシピを5つご紹介します。ぜひ参考にしてください。

肉巻きおにぎり

<材料>

  • ご飯
  • 豚バラ(しゃぶしゃぶ用)
  • かたくり粉
  • 焼き肉のタレ
  • 割り箸

<作り方>

  1. ご飯に味をつける
  2. ご飯に焼き肉のタレを入れて味をつけます。タレが全体に行き渡ったらかたくり粉を少量入れ混ぜます。

  3. 割り箸にご飯を巻きつける
  4. ご飯をラップに薄く広げて割り箸を中央に置き、ご飯を巻きつけます。

  5. 肉を巻きつける
  6. 肉をラップの上に一枚ずつ広げて、割り箸に巻きつけたご飯の周りに巻きつけます。

  7. 焼く
  8. バーベキューコンロなどの網の上で転がしながら焼いたら完成です。お好みで焼き肉のタレをつけながら焼くのもおすすめです。

塩釜焼き

<材料>

  • 豚肩ロース(ブロック) 500g
  • 塩 1kg
  • 卵白 2個分
  • ローズマリー 3本
  • 黒こしょう 適量

<作り方>

  1. 塩と卵白を混ぜる
  2. 塩と卵白をボウルに入れて手で混ぜクリーム状にします。

  3. 肉に味をつける
  4. 豚肩ロースに黒こしょうをかけて下味をつけます。

  5. 塩で肉を包む
  6. ダッチオーブンにアルミホイルを敷いて、①で作った塩の3分の1を入れ均等に敷きつめます。その上にローズマリーを2本を置き、肉の塊を置いて肉の上にローズマリー1本を置いて残りの塩を上に乗せドーム状に包みます。

  7. 焼く
  8. ふたをして、ふたの上にも炭をのせて40分ほど焼けば完成です。

ローストビーフ

<材料>

  • 牛肉ブロック 300g
  • 砂糖 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • バター 大さじ1
  • 赤ワイン 100cc
  • 塩、こしょう、にんにく 適量

<作り方>

  1. 下味をつける
  2. お好みでにんにくをすりこみ、塩、こしょうをかけて下味をつけます。スパイスをつけたらキッチンペーパーでくるんで肉を常温に戻します。

    ただし、日光の当たる場所に置いたり、真夏に外で放置するのは危険です。氷なしのクーラーなどで常温に戻しましょう。

  3. 肉を焼く
  4. スキレットを強火で加熱し十分に温めて準備をしてから肉を置き焼きます。一面30秒ほどが目安で、トングなどで肉をつまみ、表裏だけでなく側面も焼きましょう。

  5. 蒸し焼きにする
  6. 赤ワインを入れて強火でアルコールを飛ばし、ふたをして弱火で5分蒸し焼きにします。5分たったら火を消しそのまま5分置きます。

    フライパンでも肉を焼くことはできますが、スキレットのように予熱で調理することはできないので必ずスキレットを使うようにしてください。

  7. アルミホイルにくるむ
  8. 蒸し焼きが終わったら、アルミホイルで肉の塊を包みます。粗熱が取れるまでこのまま休ませましょう。

  9. ソースを作る
  10. 待っている間にソースを作ります。スキレットに残った赤ワインに砂糖、醤油をいれて弱火で温め、最後にバターを入れれば完成です。お好みでにんにくを入れるのもおすすめです。

  11. 切って盛り付ける
  12. 粗熱が取れたら切って、ソースをかければ完成です。付け合せにマッシュポテトなどを用意すれば華やかになります。

丸焼き

<材料>

  • 骨付き豚ロース(塊)
  • バーベキューソース

<作り方>

  1. 下味をつける
  2. できれば前日にバーベキューソースを肉につけ下味をつけておきます。

  3. 肉を常温に戻す
  4. 焼く1時間前くらいに肉をクーラーボックスから出して常温に近づけておきましょう。

  5. ミートシャフトを刺し焼く
  6. ミートシャフトを肉に刺して、アームにセットして肉を焼きます。焚き火の火が直接当たらないくらいの場所に設定しましょう。15分に1度くらいの頻度で回して全面を焼きます。途中でバーベキューソースを塗り味をつけながら、中心温度が約63度で30分焼きます。

  7. 肉を休ませる
  8. 途中で温度をしっかり確認しながら、肉を火からおろし15分ほど休ませれば完成です。ナイフなどでカットして盛り付けましょう。

カレー

<材料>

  • 肉(お好みで)
  • 玉ねぎ
  • にんじん
  • じゃがいも
  • なす
  • かぼちゃ
  • オクラ
  • カレー粉
  • ご飯

<作り方>

  1. 野菜を分けて切る
  2. 野菜を炭火で焼く野菜と、煮込む野菜とにわけ、炭火で焼く野菜は大きめのざく切りにし、煮込む野菜は細かく切るかすりおろします。

  3. 煮込む
  4. 細かく切った野菜を炒め、水をいれ煮込みます。

  5. 炭火で焼く
  6. 肉と野菜を炭火で焼きます。こんがりと焼きいろが付くまで焼きましょう。

  7. カレー粉をいれる
  8. 鍋の野菜が煮えたらカレー粉を入れて味を整えます。

  9. 盛り付ける
  10. ご飯をよそい、④を入れ、焼いた野菜を盛り付ければ完成です。

肉以外のおすすめ食材

キャンプといえば肉という方も多いですが、肉以外にもおすすめの食材はたくさんあります。おすすめの食材を4つご紹介します。

  • とうもろこし
  • ホタテ
  • 焼きりんご
  • マシュマロ

また、おすすめなのが肉まんです。市販の肉まんをホットサンドメーカーで挟んで両面焼けば、外はカリッと中はホクホクのいつもとは違った肉まんを楽しむことができます。簡単にできるのにとても美味しいのでぜひ挑戦してみてください。

キャンプ場への肉の持ち運び方

キャンプ場へ肉を運ぶときは、肉が傷まないよう保冷機能のあるアイテムで運ぶ必要があります。

中でもよく使われているのが、クーラーボックスです。クーラーボックスにはハードとソフトがあり、合成樹脂などで作られたハードタイプのものの方がより長時間保冷できます。ただし、ソフトタイプのように収納できずかさばるアイテムでもあります。

素材にも違いがあり、主に真空断熱パネル、発泡ウレタン、発泡スチロールが使われていて、真空断熱パネルがより保冷力が高いです。

真夏の暑い時期に肉を持ち運ぶ場合や、2泊するような場合にはより保冷力のあるクーラーボックスを使うことがおすすめです。

また、いくら保冷力の強いクーラーボックスでも夏に2泊する場合は2日目まで保冷力が持たないことも考えられます。

食材が傷んでしまうと使うことができないので、心配な場合は2日目の食材は現地で調達するのもおすすめです。

肉を美味しく食べるためにも、しっかり保冷をして持ち運ぶようにしましょう。

こちらも合わせてご覧ください。