【カップルでキャンプデート】楽しい夜の過ごし方10選と注意点

最終更新日:2022/03/18

家族や友人と皆でワイワイ楽しむキャンプや、自分のペースでのんびり過ごせるソロキャンプも良いけれど、朝から夜まで、終日カップルだけで過ごすキャンプデートもおすすめです。
2人で行くカップルキャンプには、どのような楽しさや面白さがあるのでしょうか。
この記事ではカップルキャンプの魅力や楽しみ方、夜に気をつけたいことなどについてご紹介します。

2人だからこそ楽しめる、カップルキャンプの得難い魅力

結婚するまでに、一度は一緒に行ったほうが良いという声も聞かれるカップルキャンプ。
彼氏とカップルで行くキャンプデートには、どのような魅力があるのでしょうか。

絆が深まる

カップルキャンプの楽しみは当日だけではありません。必要な買い物を一緒に行ったり、当日の過ごし方の計画を立てたり、料理をどうするかなど、キャンプの前日までにしなくてはいけない共通の作業が多くなりますよね。キャンプ関連の作業を通して会話も多くなり、自然と距離が縮まって絆も深まるでしょう。

思い出深い体験ができる

自然の中で一緒に準備し、調理し、食べ、寝るという印象深い経験をすることができます。普段と違う野外での環境ということもあり、一般的な旅行よりも思い出に残る体験ができるでしょう。

共同作業で親密になれる

カップルキャンプでは準備など共同作業が多いので、自然と距離が縮まります。キャンプ前とキャンプ後では、キャンプ後のほうが格段に2人の距離感が接近し、より親密になっていることに気づくでしょう。

相手の新しい一面を見ることができる

急な雨や忘れもの、予想外のトラブルなど、アウドドアではハプニングがつきものです。そのような時にどう対応するかで、普段見ることができない相手の人間性や、いつもと違った側面などを見ることができます。

気持ちがオープンになる

雄大な自然の中でリラックスしたり、夜はランプや揺れる焚き火の炎でロマンチックな雰囲気に包まれる非日常な空間では、心が開放的になるでしょう。いいムードに包まれて、普段はしない深い話もできるかもしれません。

共に満足感を味わえる

不自由さを楽しむアウトドアでは、キャンプサイトを一緒に居心地良く工夫することも楽しいことです。快適なキャンプサイトが完成した時には、カップルで一緒に達成感と満足感を味わうことができるでしょう。

カップルキャンプで取り入れたい遊び

同棲していないカップルにとって、朝起きた瞬間から夜寝るまで、一日いっぱい恋人と共に過ごせることは大きな喜びでしょう。

しかし、大好きな恋人でも、終日話しているだけでは2人でいることに飽きてしまうのは避けられないことです。

そこで、ここからはカップルキャンプで楽しめる遊びをご紹介します。これらのゲームやアクティビティは、ちょっと飽きてきたなと感じた時でも刺激になりますし、特にカードゲームやボードゲームなどは雨の日の暇つぶしなどにも良いでしょう。

カップルキャンプで楽しく遊べるグッズ

2人から遊べる人気のゲームをご紹介します。

カードゲーム:トランプ・UNO・ナンジャモンジャ・ナインゲームなど

ナンジャモンジャは、ロシアのカードゲームで、カードにかわいいキャラクターが印刷されており、キャラクターに名前をつけてそれを覚えていくゲームです。

ナインゲームは、配られたゲームタイルを絵柄や配列に合わせて並べていくシンプルなゲームです。東大生が脳トレに取り入れていることでも話題になりました。

ボードゲーム:オセロ・人生ゲーム・ブロックスなど

ブロックスは、ボードの上にブロックをはめていき、自分のブロックの範囲を広げていく陣取りゲームです。

スマホゲーム:人狼ゲームなど

無数のゲームアプリがありますが、その中でも人気のあるものの一つが、「人狼」です。
村人チームと人狼チームに分かれて、勝利を目指して心理戦を繰り広げます。たくさんの種類がリリースされている人狼ゲームアプリですが、役職のバリエーションが豊富なものがおすすめです。

花火:手持ち花火など小さな花火

キャンプ場によっては、打ち上げ花火やロケット花火は禁止の所もあります。花火は施設のルールを確認してから用意しましょう。

マグネットダーツ:体や周囲に刺さらず安全に遊べる

先端がマグネットになっており、針がないので安全です。布製のボードに紐がついていて、枝やランタンスタンドにかけるだけで準備ができます。

カップルキャンプで楽しく遊べるアクティビティ

  • サイクリング
  • 釣り
  • ハイキング
  • スイカ割り
  • 燻製作り
  • アスレチック
  • バードウォッチング
  • バドミントン
  • フリスビー
  • カヌー
  • バンジージャンプ
  • スキューバダイビング
  • トレッキング
  • 乗馬体験
  • スノーボード
  • スノーシュー
  • スキー・スケート
  • 散策
  • 四葉のクローバー探し
  • 石アート

石アートは、河原などでお気に入りの石を探し、それに絵の具やマジックで着色したり顔を描いたりして遊びます。

カップルキャンプにあると楽しいアイテム

  • 双眼鏡
  • 小型天体望遠鏡
  • 星座早見盤
  • カメラ
  • カメラの三脚

バードウォッチングや天体観測の時に双眼鏡や望遠鏡があると、2人で長時間一緒にいてもマンネリを感じることがなく盛り上がりますよ。

また、キャンプデートにはカメラがあると楽しさが倍増します。
スマホの普及で誰でも気軽に写真撮影ができる時代になっていますが、せっかくのキャンプデートにはカメラがあると、思い出深い印象的なショットがたくさん撮影できますよ。

その際三脚があれば景色も一緒に撮影することができるので、ロケーションも思い出に残るいい写真が撮れるでしょう。構図のバリエーションを広げたい方にも、三脚はおすすめです。

スナップ写真でキャンプデートを記憶に残そう

スナップ写真とは、「見たままの日常の出来事や風景を、瞬間的に撮影した写真」のことをいいます。日常の一コマといった、カメラを意識しない自然な動きや表情が魅力的なことが特徴です。
自然のなかの2人の飾らない表情の一瞬を、ぜひ写真に収めてみてはいかがでしょうか。

魅力的な写真を撮るコツ

雄大なロケーションや開放感いっぱいの恋人の自然な表情など、キャンプデートはシャッターチャンスが溢れているシチュエーションですよね。
2人の前に、かわいい小動物なども現れるかもしれません。
以下に、魅力的な写真を撮るコツをご紹介します。

コントラストを意識する

光と影のコントラストがはっきりしていると、メリハリのある印象的な写真を撮ることができます。ハイライトにまっさきに視線が集まり、希望を感じる明るい仕上がりになるでしょう。

反射(リフレクション)を探す

空や雲が映っているが雨上がりの水溜りや、山が反射している湖面など、周りを観察していると面白い反射が見つかります。そのような場合は、できるだけシンプルな構図で撮影してみると被写体が際立ちますよ。

瞬発力が命!撮りたい時に撮る

自然の移ろいは一瞬です。構図や露出など、あまりじっくり考えているとその間にシャッターチャンスを逃してしまう場合があります。じっとしていない動物なども、一瞬でいなくなってしまうことがあります。

撮りたいと感じた時は、撮りたい時にシャッターを切る瞬発力が大切です。たくさん撮れば撮るほど、いい表情やいい瞬間が撮れる可能性が高くなるでしょう。

スマホでカップルフォトを撮影するコツ

  • スマホは彼氏が持つと手ブレしにくい
  • 被写体は真ん中か、1/3のところに持ってくる
  • アップは上から撮る
  • 三脚とタイマーでツーショットを撮る
  • 自然光で撮影すると美肌に映る
  • 少し引いて余白を意識する
  • 背景をぼかして主役を際立たせる
  • ペアルックやリンクコーデで撮影する
  • 連写機能で撮影して、後から良いものを選ぶ

彼女をかわいく撮影するコツ

せっかくのキャンプデートなら、彼女をより魅力的にカメラに収めたいもの。
彼女をかわいく撮影するちょっとしたコツをご紹介します。

アイレベルで撮影する

被写体の目とカメラのレンズの高さを合わせると、目力を感じる印象的な写真になります。

全身を写す時は、カメラを下に向けない

カメラを下に向けると、顔が大きく短足に写ってしまうので、撮影者が後ろに下がって撮影しましょう。

話しかけながら撮る

普通の会話の中で撮影すると、素のままの表情が撮れることがあります。

不意をつく

「はいチーズ」といった掛け声は不要です。写真を撮ることを意識せず、自然な表情を引き出します。

光の具合でより魅力的に撮る

日の出前の淡い光は女性の透明感を増し、夕方の穏やかな光は、女性をさらに印象的に見せると言います。いろいろな時間帯の自然の光を利用して、彼女をより魅力的に撮影してみましょう。

カップルキャンプの楽しい夜の過ごし方

素敵な思い出を作りたいキャンプデートの夜。2人でゆっくり過ごす幸せな時間を、何をして楽しみますか?
カップルキャンプでぜひ挑戦していただきたい、ロマンチックな夜の楽しみ方をご紹介します。

焚き火を楽しむ

1/fのゆらぎで癒やし効果があると言われている焚き火。焚き火のできるキャンプ場なら、ぜひ2人で焚き火を囲んでみましょう。パチパチという音を聞きながら、ゆっくりと燃える炎を見つめると癒やされますし、キャンプデートらしいムードも満点ですよ。普段はなかなかできない会話もできそうですし、反対に何も喋らなくても心が通じていきそうです。

焚き火を楽しむ時は、火の粉で衣服に穴が開かないように化繊の服は着ないようにしましょう。難燃ウェアに着替えると安心です。

焚き火でデザートを作る

せっかく焚き火を囲んでいるなら、焚き火でデザートを作っても楽しいでしょう。
焼きマシュマロなら簡単に作ることができますよ。串に刺したマシュマロを、くるくる回しながら焼き加減が均一になるよう炙ります。串に1個刺すタンダードな焼きマシュマロは、焦げやすいので焼き加減に注意しましょう。

変わり種として、1本の串にお団子のようにたくさんマシュマロを繋げて刺して炙るのも、食感がふわふわの焼きマシュマロができて楽しいです。

天体観測する

星座早見盤を片手に夜空を見上げながら、2人で星座や流れ星を探すのもとてもロマンチックですね。
天体望遠鏡があると、小型のものでも月の表面などが観測できてテンションが上がります。
スマホのカメラレンズを望遠鏡の接眼部に当てて、迫力ある月の写真を撮影することもできますので、月のきれいな夜なら試してみても面白いでしょう。

星空の写真を撮影する

満点の星が出ているような夜空なら、ぜひ写真に収めたいものですよね。
残念ながらスマホのカメラでは、星空をきれいに撮るのは難しいことが多いです。

このような場合おすすめなのは、星の光をたくさん集めることができる、調整可能な一眼レフカメラ。三脚も併用すれば、美しい星空を撮影することができるでしょう。
シャッタースピードやISO感度の設定は、その時の暗さに応じて調節することが必要です。

花火を楽しむ

花火ができるキャンプ場なら、花火で遊ぶのも楽しいですよね。華やかなものも盛り上がるでしょうし、線香花火のようなしっとりしたものも雰囲気があるでしょう。カップルキャンプの夜を盛り上げる楽しい花火ですが、ほとんどのキャンプ場では、花火できる専用のスペースが決められています。花火で遊ぶ時はキャンプ場の規則に従い、水で鎮火させて後処理もしっかりするようにしましょう。

温泉を楽しむ

キャンプ場の近くに温泉があるなら、ぜひゆっくり浸かってリラックスしたいですよね。
心も体もホカホカになって、キャンプ場にあるコインシャワーなどでお風呂を済ますよりも格段に満足度が上がるでしょう。カップルデートで温泉を重視するなら、あらかじめ近くに温泉施設のあるキャンプ場や、温泉が併設されているキャンプ場を探すのもおすすめです。

プロジェクターで映画を見る

カップルキャンプの新しい楽しみ方の一つに、映画鑑賞があります。プロジェクターを用意し、テントや車の側面などをスクリーンにして映画を観ます。お互いに好きな映画を持ち寄るのも良いですし、ホラー映画も案外楽しめますよ。

プロジェクターの用意が必要ですが、最近ではキャンプにも気軽に持ち運べるような、手のひらサイズの小型のものなども販売されています。思い出に残るカップルキャンプの夜に、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。

観光地をめぐる

キャンプサイトの近くに観光スポットがあれば、2人で足を運ぶのも楽しい思い出になるでしょう。キャンプの過ごし方はそれぞれなので、必ずしも野外活動にこだわる必要はありません。
行ける範囲に観光地があれば、ぜひ遊びに行って地元グルメを味わったり、ご当地グッズを購入したり記念撮影したりして楽しんでみましょう。

花見キャンプで桜を楽しむ

カップルキャンプする季節が春なら、桜が植えられているキャンプ場は意外と多いので花見も楽しめる場合があります。人気のキャンプ場は早くに予約で埋まってしまいますが、予約不要のキャンプ場を選べば、開花シーズンには花見を楽しむことも可能です。

イベントに参加する

キャンプ場によっては花火大会やクリスマスイベントやカウントダウンパーティなど、楽しいイベントを開催していることがあります。そのようなイベントを調べてキャンプ場を予約するのも良いでしょう。

音楽が好きな2人なら、キャンプと音楽フェスが同時に楽しめるイベント、キャンプインフェス(キャンプフェス)などもおすすめです。
キャンプフェスとは、テントやシートを広げて自然や食事を満喫できるキャンプと、生演奏を楽しめる音楽フェスが融合したアウトドアイベントのことです。音楽だけでなく、グルメやアクティビティなども充実しているので人気があります。

キャンプ場でカップルで守るべき夜の注意点

ほとんどのキャンプ場には利用規約がありますので、受付での説明をよく聞いて規則に従うようにしましょう。
特に夜間のキャンプ場ではルールを守り、ほかの人に迷惑をかけないよう注意しなくてはいけません。
無用のトラブルを避けるためにも、夜間のキャンプ場で特に注意したいポイントについてご紹介します。

音楽や動画などの音量に注意し、大きな声は控える

キャンプ場でトラブルになりやすいことの一つが、騒音です。2人のお気に入りの曲や動画などで盛り上がりたいところですが、夜は小さなボリュームで聴きましょう。

また、キャンプ場では人の話し声も意外に気になるものです。話はいつまでも尽きないかもしれませんが、夜間や早朝は大きな声は控えましょう。キャンプ場は音が響きやすいので、笑い声なども注意が必要です。ヒソヒソ声であっても周りに結構聞こえているというケースもあるようですので、テントから少し離れた所まで行ってみて、どの程度談笑が聞こえるかをチェックしてみるのも良いですね。

消灯時間を守る

「クワイエット・タイム」をご存じですか?夜10時から翌朝7時までは、「屋内でも屋外でも、お静かに」という時間帯のことです。

多くのキャンプ場では、このクワイエット・タイム、すなわちランタンの灯りを消して静かに過ごす、消灯時間(就寝時間)が決められています。夜10時以降も周囲を明るくしていたり、騒々しくしているとマナー違反になりますので気をつけましょう。
夜9時頃には就寝の準備を始めると、クワイエット・タイムの就寝時間に余裕を持って間に合いますよ。

焚き火や火器の後処理をして安全に

夜に焚き火をした場合、就寝前までに火の後始末を済ませておきます。焚き火は火が消えるまで時間がかかるので、寝る1時間前には終わらせておきましょう。
また、冬場のキャンプではストーブなどの暖房を利用しますが、火をつけたまま就寝するのは厳禁です。事前にテント内を暖めておき、就寝時には忘れず火を消すようにしましょう。念のため一酸化炭素警報機を設置しておくと安心です。