アウトドアの大定番ブランドと言えば、コールマン(Coleman)ではないでしょうか。
コールマンは、ランタンやストーブで有名ですが、テントやタープなどのラインナップも充実しています。
ここでは、コールマンのスクリーンタープの張り方などについてみていきましょう。
スクリーンタープとは?普通のタープとの違いは?
「タープやスクリーンタープという言葉を聞いたことはあるけれど、それがどんなものか、どんな違いがあるのか分からない。」というキャンプ初心者の方も多いのではないでしょうか。
タープとは、キャンプで日差しや雨風をよけるための屋根を作る、一枚布のようなものです。
多くのタープはナイロンなどで出来ていて、強度や防水性があります。
長方形で6本のポールで支えるレクタングラー型や、正方形で2本のポールで支えるウイング型など、人数や目的によって形を使い分けます。
多くの方が、テントを寝るための空間、タープは居間的な空間としてキャンプを過ごしています。
テントとタープを繋げたり、テントと組み合わせた張り方をすることで空間が広がり、より快適にキャンプを過ごすことが出来ます。
一方スクリーンタープは、一見するとテントのような形をしています。
多くのスクリーンタープの壁はメッシュ素材で出来ているので、風通しはよく、虫などが入りにくくなっています。
テントとの違いは、床があるかどうかです。
スクリーンタープはテントと同じ形をしていますが、床部分に布はありません。
普通のタープよりも日差しや雨風の影響を受けず、部屋としてのイメージで空間を使うことが出来ます。
スクリーンタープもテントと連結出来るモデルもあるので、自由な空間デザインが可能です。
今回はキャンプ用品の定番ブランド、コールマンのスクリーンタープを詳しくみていきましょう。
コールマンのスクリーンタープの基本的な張り方①準備~立ち上げ
基本的なコールマンのスクリーンタープの張り方をみていきましょう。
製品によっては手順や方法が異なる場合は、説明書に従ってスクリーンタープを張っていきましょう。
①スクリーンタープ本体を広げます。
その後の作業がしやすいように、広げる場所はきちんと選びましょう。
また、スクリーンタープの出入口の位置を確認しておきましょう。
②メインポールを伸ばし、本体のスリーブへ差し込みます。
③メインポール2本を、本体に付いているジョイントパーツに差し込みます。
これで屋根の部分が完成します。
④コーナーポール4本をジョイントパーツに差し込み、本体を立ち上げていきます。
⑤本体が立ち上がったら、コーナーポールの端をエンドピンに差し込みます。
⑥本体に付いているフックをコーナーポールにかけ、本体とポールを固定します。
ここまでが、スクリーンタープを立ち上げるまでの工程です。
コールマンのスクリーンタープの基本的な張り方②固定
スクリーンタープを立ち上げたあとは、地面にペグを打ち付けて固定していきます。
①設営位置を決めます。
立ち上げてからの移動が少ないよう、スクリーンタープを張る位置と、出入口の位置は、本体を広げる時点で考えておきましょう。
②全てのファスナーを閉めます。
ペグを打ち込む前にファスナーをしめておかないと、ペグを打ち込む位置によってはファスナーを閉められなくなる可能性があります。
③スクリーンタープの4つの角にペグを打ち込みます。
4つの角にぺグループが付いています。
ペグは、風上の角が最初、次がその対角線上の角の順番で打ち込んでいきます。
終わったら、残りの角もペグで固定していきます。
ペグを打ち込む際は、地面に対して垂直ではなく、60度くらいの角度をつけて打ち込みましょう。
そうすることで、風に対して強い設営が出来ます。
以上がコールマンのスクリーンタープの、基本的な張り方です。
コールマンのスクリーンタープをテントにジョイントする張り方
コールマンのスクリーンタープのなかには、コールマンのテントとジョイント出来るモデルも多くあります。
コールマンのスクリーンタープを、テントにジョイントする張り方の手順をみていきましょう。
①タープに付属されている「テントジョイントカバー」を、スクリーンタープの背面にファスナーで取り付けます。
②ジョイントするテントに、キャノピーや前室のフライがある場合は巻き上げておきます。
キャノピーは上に、前室のフライは両サイドに巻き上げます。
③テントをタープの中に移動させ、位置が決まったらジョイントカバーをテントにかぶせます。
④ジョイントカバー内にある「ジョイントドローコード」を締めます。
このときに、ジョイントカバーのたるみがなくなるよう調整しましょう。
たるみがなければ、雨が屋根にたまりにくくなります。
⑤キャノピーが付いているテントの場合は、スクリーンタープのウェービングテープをテントのフロントポールに巻き付けます。
しっかり固定し、テントの前室のルーフにテンションがかかっているかを確認しましょう。
コールマンのスクリーンタープの撤収方法
コールマンのスクリーンタープには、張り方と同様に、しまい方の手順もあります。
楽しくキャンプを過ごしたあとは、きちんと後片付けをして次のキャンプに備えましょう。
①固定していたペグ、ポールなどを全て外します。
②タープに付いているジョイントパーツを持ち、中央を折り込みながら半分にたたみます。
③両端の三角形の部分を内側に折って、タープを長方形にします。
④両端を中央に折ったあとに、半分に畳んで全体を4分の1の大きさにします。
⑤ポールケースにポールをしまったら、そのケースを芯にしてタープをクルクルと巻き付けます。
⑥丸めたタープをキャリーバックに収納して完了です。
しまい方は、畳んで丸めるだけなのでとても簡単ですね。
注意したい点は、しっかりと生地を乾燥させてからしまうというということです。
濡れたまま収納してしまうと、防水効果がかなり低下してしまいます。
汚れをよく落として、十分に乾燥させてからしまうようにしましょう。
コールマンのおすすめスクリーンタープ
おすすめのコールマンのスクリーンタープをご紹介していきます。
人数や場所、テントにジョイントした張り方が出来るのかなど、ご自身のキャンプのタイプに合ったスクリーンタープを選んでみてください。
【ウェザーマスター®スクリーンタープ/400】
六角形のような形をしたワイドなモデルのタープで、400センチ×360センチの広さのフロアに、高さが218センチあります。
パネル構造は風が通りやすく、とても快適に過ごすことが出来ます。
とても優れた耐水圧性能があり、さらに遮光コーティングがされているので悪天候や厳しい日差しにも強い設計となっています。
【タフスクリーンタープ/400】
こちらも400センチ×360センチのフロアの大型スクリーンタープです。
長方形になっていて、長い方の辺の中央にはポールが通っていて、その両側のスクリーンは開閉可能です。
メインポールはアルミ合金で出来ていて、強風に強い作りになっています。
スクリーンタープでキャンプをより快適に過ごす
」
コールマンのスクリーンタープは、簡単に設営することが出来ます。
スクリーンタープを張ることで、普通のタープよりも日よけ・虫よけ・防寒になり、より快適にキャンプを過ごせることでしょう。
テントとジョイント出来るものや、一人で設営が出来るもの、風や雨に強いものなどたくさんの種類がありますので目的に合わせて選んでみてください。