キャンプに料理は欠かせません。
コールマンのストーブは火力が強く、安定した炎が出せるため、アウトドアで料理をする上で活躍するアイテムです。
燃料は不純物の少ないホワイトガソリンを使用します。
今回はコールマンのストーブに注目し、燃料のホワイトガソリンの特徴や保管方法などを詳しくご紹介していきます。
コールマンのランタン・ストーブの燃料はホワイトガソリン
コールマンはアメリカの老舗ブランドです。
昔はガソリン式ランタンの販売、修理を行っていました。
ガソリン式ランタンはコールマンのロゴになっており、今やコールマンを代表するキャンプアイテムとなっています。
そんなランタンに使用するガソリンは「ホワイトガソリン」という燃料です。
ホワイトガソリンは不純物が少なく、火力が強く安定するという特徴があります。
コールマンからホワイトガソリンを使用する主なアイテムとして、
・ランタン
・シングルバーナー
・ツーバーナー
などがあげられます。
上記のアイテムはメンテナンスをして長く使用できるという利点があります。
コールマンはアイテムの形が昔からほとんど変わりません。
そのため、交換パーツは基本的になくならないのです。
シングルバーナーとツーバーナーはストーブという種類で、料理には欠かせません。
この二つに関しては次項で詳しくご説明していきます。
コールマンのストーブ・シングルバーナーとは?
ここではコールマンのシングルバーナーについて詳しくご紹介していきます。
シングルバーナーは小さく、持ち運びに適しているコンパクトなストーブです。
小さいですが安定した火力が出せるので、風の強い日でも安心して使用できます。
お湯を沸かしてお茶を飲んだり、ちょっとした軽食を作る時に重宝します。
ホットサンドメーカーやスキレットを乗せても、十分調理ができる大きさです。
ソロキャンプやピクニックなど、小さく持ち運べるので様々なシーンで活躍します。
さらにシングルバーナーのなかで細かく2タイプに分けることができます。
・セパレートモデル
バーナー部分と燃料タンクを分けることができます。
荷物をコンパクトに小さくしたい、鍋を安定して置きたい、ホワイトガソリンをランタンにも使用したい、などの場合はこちらがおすすめです。
・一体型モデル
バーナー部分と燃料タンクがくっついているタイプです。
バッグから取り出したり、片付けが楽というメリットがあります。
荷物は多少かさばりますが、組み立てなくてもすぐに使用できる点はお手軽でおすすめです。
コールマンのストーブ・ツーバーナーとは?
つづいて、コールマンのツーバーナーについて詳しくご紹介していきます。
ツーバーナーは、キャンプで本格的な料理を行いたい人におすすめです。
ホワイトガソリンを使用しているため、家庭用のコンロと火力はほとんど変わりません。
さらに二つの鍋で同時調理ができ、火力の調節もできます。
大きめのフライパンでメイン料理を作ったり、大人数用の食事も作れます。
寒さにも強いので、寒冷地や山岳地帯でも安定した炎が出せます。
そのためオールシーズン、どんな場所でも使用できる優秀なストーブなのです。
ツーバーナーは見た目が大きいので、収納時の保管場所などが気になりがちです。
しかし、バーナーの中は空っぽになっているので、小物の収納がばっちり行えます。
未使用時は小道具や燃料を一緒に収納できるので、すっきりと保管できます。
ツーバーナーはメンテナンスをきちんと行えば、10年以上は使用できると言われています。
メーカーでメンテナンスのサポートを行っているので、自分で行うのが難しい人は利用してみてもいいでしょう。
コールマンのホワイトガソリンについて詳しく知りたい!
ここではコールマンのランタンやストーブの燃料である、ホワイトガソリンについて詳しくご紹介していきます。
ホワイトガソリンは原油を精製した「ナフサ」が主原料です。
車を動かすレギュラーガソリンは「オクタン」という添加物をナフサに加えて作っています。
そのため、ホワイトガソリンは車を動かすまでの燃料はないですが、不純物が少ないガソリンだと言われています。
レギュラーガソリンよりも車を動かさないという性質上、知名度は低いでしょう。
また、ホワイトガソリンは環境に負荷を与えにくいという性質があります。
さらに純度の高いガソリンなので、人の近くで燃焼しても、人にはまったく害がありません。
キャンプでの代表的な燃料はホワイトガソリンの他に、炭、ガス、灯油などがあります。
その中で、強くて安定した火力が出せるのがホワイトガソリンでしょう。
風や多少の雨でも、気候に左右されずに使用できるので、寒冷地や山岳地帯でも快適にキャンプが楽しめます。
ホワイトガソリンは他の燃料と比べると、扱いにコツがいるため、難しいと思われがちです。
しかし環境や人に害がないという大きなメリットがありますので、ホワイトガソリン式のアイテムを検討している人には、ぜひおすすめします。
コールマンのホワイトガソリンの保管方法は?
コールマンのランタンやストーブを使用した後、ホワイトガソリンが余ってしまうこともあるでしょう。
大容量の18リットル缶であれば、1度に使いきれず、家で長期保管しなければなりません。
ホワイトガソリンは正しい保管方法であれば、2~3年は保存できると言われています。
正しい保管の仕方をご紹介します。
①余ったホワイトガソリンは、小分けにして保存します。
使い切れる量の保存容器に満タンの状態までホワイトガソリンを入れてください。
こうすることによって結露を防ぐことができます。
②小分けにしたホワイトガソリンを使用する時は、ネル付きのフィルターでろ過してから使用しましょう。
ろ過することで異物を取り除くことができます。
③日陰の涼しい場所で、地面から離した位置で保管してください。
容器が地面に密着していると、容器が腐り、ホワイトガソリンが流れ出てしまう恐れがあります。
正しい保管方法を行っても、ホワイトガソリンの質はどんどん下がっていきます。
3年以内には使い切るようにしましょう。
コールマンのホワイトガソリンの処分方法は?
コールマンのホワイトガソリンを処分する方法をご存知ですか。
大容量の18リットル缶など、使いきれず余らせてしまうことがあります。
きちんと保管せずに3年以上経過したものは、ガソリンの質が劣化してしまいます。
ランタンやストーブを無理に長時間使い、燃料を消費するのは道具の負担が大きくなり、理想的ではありません。
ホワイトガソリンを処分する場合は、以下の方法で行って下さい。
・自然と蒸発させる
ホワイトガソリンは常温で気化します。
保管してある缶や容器のふたを開けたままの状態にしておくと、自然と中身は蒸発していきます。
完全になるまで、放置しましょう。
しかし、この方法は火の気のない、風通しのよい広い場所で行いましょう。
・車検工場で引き取ってもらう
ホワイトガソリンは、車検を行っている工場で引き取ってもらうことができます。
工場の中で車の部品を洗浄する工程があり、そこでホワイトガソリンを使用して洗浄を行っているのです。
特に費用はかからず、無料で引き取ってくれるので、すぐに処分したい時は利用するといいでしょう。
キャンプにはホワイトガソリン式のアイテムを持っていこう!
ホワイトガソリンはストーブなどで料理をする際、寒さや悪天候などの過酷な環境でも火力が不安定になりません。
環境に負荷を与えることなく、人に害のない、すばらしい燃料です。
アウトドアにこれ以上向いている燃料はホワイトガソリン以外ないのではないでしょうか。
ぜひ、キャンプにはコールマンのホワイトガソリン式のアイテムを持って出かけて下さい。
きっと楽しく快適なキャンプにしてくれるでしょう。