【コールマンの人気ストーブおすすめ5選】メンテナンスと選び方

最終更新日:2024/04/01

種類が豊富なコールマンのストーブ。おすすめのストーブや選び方、メンテナンスなどについて詳しくご紹介します。

コールマンのストーブは、キャンプの定番と言っても良いアイテムです。
人気のコールマンのストーブを購入したいと思っても、種類がたくさんあるので迷ってしまうかもしれません。
種類が豊富なコールマンのストーブを、どのように選べば良いのでしょうか。
この記事では、コールマンのストーブの種類や選び方、メンテナンスなどについてご紹介します。

コールマンのストーブの歴史

コールマンは、アメリカのカンザス州で、ランプのレンタル業からスタートしました。
そんなコールマンを代表する製品とも言えるストーブも、同じように長い歴史を持っています。

第一次世界大戦中、過酷な環境でも暖を取ることができるGIストーブが評判を呼び、コールマンの名前は世界に知れ渡ることになりました。
大戦後の好景気に沸くアメリカでは、アウトドアブームが到来し、コールマンは折りたたみ式のキャンプ用コンロを開発。
野外でも気軽に調理できるようにしました。

また、1923年には、現在のツーバーナーの原型となるキャンプストーブを初のアウトドア用燃焼器具として販売します。 

第一次世界大戦が終わり、自動車が普及すると、長距離を移動できるようになり第二次キャンプブームが到来しました。
コールマンは、人々がアウトドアを余暇活動として楽しむようになったことに着目し、1956年、初めてLPガスを燃料としたピクニックストーブを開発しました。

創立以来、ランタン、ストーブ、クーラーボックスと革新的でタフなアイテムを生み出してきたコールマンは、現在も世界屈指のアウトドアメーカーとして成長を続けています。

火口の数からみるコールマンのストーブの種類

コールマンのストーブは、火口が1つあるものと2つあるものと、2種類あります。

シングルストーブ

火口が1つのストーブです。
シングルバーナーとも呼ばれます。
軽量でコンパクトなものはソロキャンプでもメインで活躍しますし、ファミリーキャンプではサブストーブとしても使うことができるでしょう。

ツーバーナー

火口が2つ並んでいる、家庭用のガスコンロに近い感覚で使えるタイプです。
複数の料理を同時進行で作ることができるので、ファミリーキャンプや、凝った料理や品数を多く作りたい方に適しています。

燃料からみるコールマンのストーブの種類

コールマンのストーブに使う燃料は、ガス(OD缶)・ガソリン・マルチフューエルの3つです。

ガス(OD缶・LPガス)

OD(Outdoor)缶は低温時でも火力が安定していることが特徴で、コールマンのOD缶は、アウトドアショップやキャンプ用品を扱っている量販店などで入手できます。
手軽に扱うことができる、LPガスを燃料としたものも人気です。

ガソリン

コールマンのガソリンストーブは、燃料タンクに圧力をかけ、ジェネレーターで霧状のガソリンを発電機で燃焼させるタイプのストーブです。

マルチフューエル

コールマンのマルチフューエルストーブは、ガソリン、ホワイトガソリン、LPガスなどのさまざまな燃料に対応しています。

種類豊富なコールマンのストーブの選び方

コールマンのストーブは、種類が豊富で、用途や使用環境に合わせて選ぶことができます。
ここでは、コールマンのストーブを選ぶ際のポイントをご紹介します。

ソロキャンプや登山キャンプにはシングルストーブ

キャンプや登山に行くと、お湯を沸かしたりクッカーで調理したりと、ストーブ(バーナー)が必要になるシーンは多いものです。
かさばらずに持ち運ぶことができるシングルストーブは、コンパクトに収納できる上に軽量なのです。
荷物を少なくしたいソロキャンプやツーリングキャンプ、登山などに適しています。
LPガスを使うタイプなら簡単に火が付くので、ちょっと火を使いたいときにも便利に使うことができるでしょう。

ファミリーキャンプやグルーブキャンプにはツーバーナー

アウトドアで凝った料理や、複数の料理を同時に作りたい方にとって、ツーバーナーは便利なアイテムです。
ツーバーナーは2つの火口を備えているため、複数の料理を同時に調理することができます。
たくさんの料理をスムーズに作ることができるので、ファミリーキャンプやグループキャンプなど、大人数のキャンプにもおすすめです。

コールマンのツーバーナーは、LPガスタイプとガソリンタイプの2種類ありますので、ご自分の使いやすい方を選びましょう。
OD缶を使用するLPガスタイプは、液体燃料の扱いに慣れていない方でも簡単に使用できます。
ガス缶をセットすればすぐに使うことができるので、扱いも簡単です。

ガソリンタイプは、燃料にホワイトガソリンを使用することで、低温時でも安定した高火力を維持できます。
寒冷地でのキャンプにもおすすめです。

おすすめのコールマンのシングルストーブ

コールマンのシングルストーブで、使いやすいおすすめの製品をご紹介します。

スポーツスター508 

ホワイトガソリン専用のシングルストーブです。
コールマン純正ホワイトガソリン以外の使用で不具合が合った場合、PL保険の対象外となるケースもありますので、純正以外の燃料の使用には注意が必要です。

スポーツスター508に、ヒーターアタッチメントを取り付ければ暖房としても使用できますので寒い時期にも便利に使うことができます。

120thアニバーサリー スポーツスター2 レッド

コールマンの創業120周年を記念してリリースされた、オリジナルロゴとデカールも付いた数量限定のアニバーサリーモデルです。
クラシカルなコールマンレットがひと際目立ち、レトロな雰囲気と歴史を感じます。
キャリーケースが付属しているので、持ち運びや保管に便利です。

アウトランダーマイクロストーブ

コンパクトで持ち運びに便利なミニバーナーで、ソロキャンパーからも人気の高いアイテムです。
五徳部分は3本で大きくてしっかりとした作りなので、鍋などを載せても安定します。
ただし、重い鍋などは載せないようにしましょう。
点火ボタンは押しやすく、ツマミも操作しやすい位置にあるので、火力調整も簡単に行うことができます。
専用のハードケースも付属しているので、運搬時なども安心です。

おすすめのコールマンのツーバーナーストーブ

火口が2つあり、家庭のキッチンのような感覚で使うことができる、おすすめのコールマンのツーバーナーストーブをご紹介します。

パワーハウス LP ツーバーナーストーブ2

収納時は約54×32.5×7cmになる、スリムボディーの高出力LPツーバーナーです。
自動点火装置が付いているので、ライターも必要なく点火も簡単です。
防風性にも優れているので、強風でも影響を受けません。
ガス缶を外すと収納時は高さが7cmとコンパクトになる上、持ち運びに便利なキャリーハンドル付きで移動も楽です。

120thアニバーサリーバーナーストーブ

コールマンの代表作とも言っても良い、ガソリンツーバーナーのロングセラー商品が120周年記念モデルになりました。
カラーはクラシックコールマンレッドで、より一層の存在感を放ちます。
416で使用されていた五徳と、オールドポンプによって、歴史を感じることができます。
オリジナルロゴとデカールも付いた、数量限定のアニバーサリーモデルです。

コールマンストーブのメンテナンスについて 

燃焼器具は使用後そのままにしておくとノズルにホコリがたまったり錆が発生したり、点火装置がスムーズに作動しなかったりなど、不具合が発生する場合があります。
使用後は丁寧に清掃して、清潔な状態を保つことが重要です。
ここからは、コールマンストーブのメンテナンスについてご説明します。

バーナーの火口部分の錆や炭の汚れ

歯ブラシなどでこすって汚れを落とし、ワイヤーブラシで磨きます。
五徳部分の錆は、定期的に分解して錆を取り除きましょう。

バーナーボックスを分解すると、綿のようなものが出てくる場合があります。
これはバーナー点火時の初期燃焼を安定させるために必要な不燃材なので、捨てないようにしましょう。

燃料漏れ

ストーブの燃料バルブの根本から燃料が漏れる場合は、燃料バルブの付け根にある六角ナットを閉め直します。
閉め直しても漏れる場合は、バルブ一式の交換またはバーナーボックスの分解清掃が必要です。

また、バーナーボックス内にある不燃材が固化・劣化により燃料が気化しにくくなり、漏れている可能性もあります。
バルブ一式の交換やオーバーホールしたい場合は、サービスセンターへ依頼しましょう。

ジェネレーターの交換 

  • 点火しにくい
  • 完全燃焼しない
  • いつもより火力が弱い
  • 火力調整ができない

ロウ付けなどで再生できる場合もありますが、上記のようなトラブルが発生した場合は、ジェネレーターを交換しましょう。
コールマンのジェネレーターは、400B ・440・ 442・ 502A・533用のものがインターネットなどで販売されています。

ジェネレーターの交換方法はハンドブックや取り扱い説明書に記載があり、インターネットでも読むことができますよ。

廃盤でも愛されるコールマンのストーブ

コールマンは廃盤アイテムにも、以下のような長く愛される人気の商品が多く存在します。

スポーツスター508A

シングルストーブのスポーツスター508Aは、メタルキャップの廃止とデカールの変更により、廃盤になってしまったアイテムです。
多くのキャンパーのブログなどで紹介されており、長く愛されていることがうかがえます。

2レバー508ストーブ

508の2レバータイプのシングルストーブも、トロ火調整が簡単なので人気のある廃盤アイテムです。
燃料バルブのほかに火力調整レバーの2レバーを装備しているので、1つのレバーだけだと消えてしまいやすい弱火やとろ火の調整が可能です。
燃料バルブを元栓とし、火力調整レバーで火の大小を調整して火力を容易にコントロールすることが可能です。

コールマンのストーブが廃盤の時は 

根強く愛されいてる廃盤製品の一部をご紹介しましたが、このような入手しにくい人気のあるコールマンの廃盤アイテムに興味のある方もいらっしゃるでしょう。
コールマンの廃盤ストーブをお探しの方は、メルカリなどの通販サイトをチェックしてみると良いかもしれません。
コンディションの良い2レバータイプのストーブは特に入手困難だと言われていますが、掘り出しものが出品されている可能性もあるでしょう。

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