キャンパーのみなさんは、コールマンを愛用しているという方も多いですよね。
数多く発売されているアイテムの中でも、長年愛されているのが「スポーツスター」です。
今回は、そんなスポーツスターの使い方からメンテナンス方法まで、徹底的に解説していきます!
王道アウトドアブランド!コールマンのスポーツスターとは?
アウトドアブランドと聞くと、コールマンが真っ先に思い浮かぶという方も少なくありませんよね。
あまりアウトドアブランドを取り扱っていない、というホームセンターなどでも、必ずと言っていいほどコールマン商品は置いてあります。
そんな有名アウトドアブランド「コールマン」では、さまざまなアイテムを販売しており、多くのキャンパーから支持を受けています。
そのアイテムは、キャンプの定番、テントからクッキング用品やキャンプを一層楽しくするアイテムまで、多くの商品が発売されているのです。
そこで今回は、数あるアイテムの中でも「スポーツスター」にスポットを当ててお話しをしていきましょう。
コールマンの「スポーツスター」と聞いても、どんなアイテムかわからないという方も多いかもしれませんね。
スポーツスターは、シングルバーナーです。
シングルバーナーは、ソロキャンプ・日帰りのキャンプ、荷物を最小限に抑えたい登山などで必須のアイテムですね。
そんなシングルバーナーのスポーツスターはホワイトガソリンを燃料とし、強風や寒さなどにも強いのが特徴です。
バーナー初心者という方にも、バーナーに手慣れているという方にもおすすめの一品でしょう。
そして、バーナーは火を取り扱うアイテムなのでメンテナンスも重要とされています。
メンテンスをしっかりと行うことで愛着が湧き、長年のキャンプの相棒としているキャンパーも少なくないようです。
コールマンのスポーツスター!メンテナンスにも役立つパーツの名称!
ここからは、コールマン「スポーツスター」の使い方をご説明しますが、まずはパーツの名前を把握しましょう。
●グレード
上から見ると、十字のようになっている部分です。
小さな鍋などを置くことも出来ます。
また、風から火を守る役割もあります。
●ジェネレーター
上から見ると、十字を斜めに横切っているゴールドのパイプです。
燃料のホワイトガソリンを、気化させてくれるパーツです。
●燃料タンク
名称の通り、燃料が入っているタンクです。
●燃料キャップ
燃料タンクに付いている緑色のキャップです。
燃料を入れ、蓋をします。
●燃料レバー
ジェネレータの根元を辿るとある、赤いつまみの付いた部分です。
点火・消火・火力調整を行うことが出来ます。
●ポンプノブ
燃料キャップの反対側に付いています。
この部分で、燃料タンクに空気を送り込むことが出来ます。
これらのパーツの名前を把握しておくことで、メンテナンスにも役立つでしょう。
コールマンのスポーツスターを使ってみよう①
では、バーナーパーツの名称を把握したところで、コールマンのスポーツスターの使い方をご説明します。
①燃料の注入
まずは、燃料をタンクに注入しましょう。
ここで注意する点としては、タンクの8分目まで燃料を入れるということです。
というのも、この次に行う「ポンピング」という作業を行うからです。
ポンピングとは、タンク内に空気圧を加える作業なので、燃料を多く入れすぎると加圧するスペースがなくなってしまい、逆に少なすぎると空気が多くなってしまい炎飛びという現象が起きてしまうのです。
このような状態を招かないために、給油用のアクセサリーを使用しましょう。
バーナーの場合、フューエルファネルというアクセサリーがおすすめです。
②ポンピング
先ほども少しお話しした、ポンピングを行います。
燃料レバーが「OFF」になっていることを確認し、ポンプノブを左に2回転させます。
こうすることで、空気を送る隙間が出来ます。
そして、ポンプノブの中央の穴を親指で押さえましょう。
その後、中指と人差し指を添え、手前に引き切ったら奥まで押し込みます。
手前に引く時は、決して力を入れないように注意しましょう。
ポンプノブを押し込めなくなったら、中央を押さえている親指を放し押し込み、右に回して締めましょう。
もし、ポンピングをした際に押し返される感覚があったり、空気圧が掛からないという場合は、メンテナンスで解消することが出来ます。
コールマンのスポーツスターを使ってみよう②
ポンピングが出来たら、いよいよスポーツスターに点火です。
③点火
燃料レバーが「OFF」になっていることを確認し、柄が長いライターを着火し近づけましょう。
燃料レバーを回すと着火します。
着火直後は、赤い炎の状態なので、青白い炎になるまで十分にポンピングを行いましょう。
④火力調整
燃料レバーで、好みの火力に調整しましょう。
これで、コールマン「スポーツスター」の着火作業は完了です。
消火する場合は、燃料レバーを「OFF」にしましょう。
OFFにしても消火しないという場合は、ジェネレーター内の燃料が尽きるまで待てば消火されます。
消火直後のバーナーはとても高熱になっているため、火傷をしないように注意しましょう。
収納する際にも、しっかりと冷めたことを確認することが大切です。
スポーツスターのような本格的なバーナーは難しいという印象を持っている方も多いですが、手順のひとつひとつを見ていけば、意外と簡単ではないでしょうか。
次からは、より長くスポーツスターを愛用するために必要なメンテナンスをご紹介します。
コールマンのスポーツスターをメンテナンス①
決して安価とは言えないキャンプ用品、出来るだけ長く使いたいものですよね。
ここからは、コールマンのスポーツスターのメンテナンス法をご紹介します。
まずは、先ほど少しお話しした、ポンピングの際に押し返される感覚がある際や、空気圧が掛からないといったトラブルのメンテナンスです。
このような場合は、ポンプカップが乾燥していることがほとんどです。
ポンプキャップの「OIL」という文字の隣にある小さな穴にポンプカップ専用特殊オイルを2、3滴垂らしましょう。
その他、ポンプカップ自体が割れてしまっていたりするケースもあります。
このような場合は、交換することで改善されるでしょう。
その他、異常がないパーツも寿命をグンと延ばせるよう、こまめなメンテナンスをしましょう。
基本は、錆落としです。
グレードなどは、使用をしていると錆びてしまうことが多くあります。
交換することも出来ますが、こまめに錆落としで綺麗にしておくことで寿命を延ばすことが出来るでしょう。
錆落としをする時は分解してから錆落とし用のブラシで行い、潤滑剤をスプレーすることも大切です。
最後に、手順通りに組み立てれば完了です。
ちなみに、バーナー自体を水洗いすることは厳禁です。
水で落ちるような汚れが気になる場合は、硬く絞った布巾で拭き取りましょう。
コールマンのスポーツスターをメンテナンス②
最後は、スポーツスターの点火の調子が悪い・調整が上手く出来ない・火力が弱いといった際のメンテナンスです。
このようなトラブルが起きた場合、ジェネレーターに問題があることが多いです。
そのため、ジェネレーターを交換しましょう。
まずは、ジェネレーターと本体を固定している器具を外します。
ジェネレーター取付部のジャムナットを外し、ジェネレーターを持ち上げ、クリーニングロッドを外しましょう。
ジェネレーターの先端を本体から抜き、横にスライドさせて外します。
新しいジェネレーターをグレートのくぼみにはめ、先端を先ほどはまっていた部分に差し込みましょう。
クリーニングロッドは、バルブの先端にある穴に引っ掛け、燃料レバーを「high」にし、クリーニングロッドを下げたらジャムナットで固定します。
そして、ジェネレーターと本体を固定器具で固定したら完了です。
その他、どうしてもトラブルを解決出来ないという場合や、メンテンスをする時間がないという方は、コールマンに依頼することも可能です。
店頭に持ち込んでもいいですが、直送センターに送ることも出来ます。
メンテナンスで末永くお付き合い!
今回は、コールマンのスポーツスターにスポットを当てて、使い方やメンテンス方法をご紹介しました。
コールマンの商品は品質はもちろん信頼出来るものですが、メンテナンス次第で寿命は左右されます。
こまめなメンテンスを行い、末永くキャンプの相棒としてお付き合い出来るといいですね。