キャンプに行ったらお茶を飲んだり、スープを飲んだり、お湯が必要になることが多くあります。
キャンプ用品で有名なトランギアのケトルは、世界中のキャンパーに広く愛されている人気の高いアイテムです。
さまざまなケトルを試し、最終的にトランギアのケトルにたどり着く…そんな人も多いと聞きます。
今回はトランギアのケトルに注目し、その魅力や希少価値の高い「赤色」のケトルについてご紹介していきます。
トランギアのケトルの魅力とは?赤色もあるの?
トランギアは、1925年にスウェーデンの北部で創業されました。
そのため、自然環境を十分に考慮した道具がたくさん販売されています。
そんなトランギアのケトルは、アウトドア用品のなかでも人気のある商品です。
なぜ人気が高いのでしょうか。
【シンプルなデザインが魅力】
「デザインがお洒落」「見た目が格好よい」などの理由ではなく、自然といろいろな場所に溶け込める、シンプルなデザインになっています。
【簡易的な造りである】
ケトルという役割で作った時、最も簡易的な造りで、最小限の素材で作られています。
「これ以上削るところがない」といっても過言ではありません。
最終的に必要な機能だけを残し、洗練されてたデザインになったのです。
さて、そんなトランギアのケトルですが、大きさが3タイプに分かれています。
【ケトル0.6ℓ】
1人用の小さいケトルで、お茶を飲んだり、スープに使ったりできます。
【ケトル0.9ℓ】
2人で使用する場合におすすめです。
ラーメンやコーヒーなど、1度に沸かしてしまいたい時に便利です。
【ケトル1.4ℓ】
大人数用のケトルです。
1度にたくさんのお湯を沸かすことができます。
トランギアのケトルは、通常はシンプルな灰色のケトルです。
しかし希少な赤色のケトルも販売されているといいます。
赤色のケトルについては、後程詳しくご紹介します。
トランギアのケトルの特徴
人気の高いトランギアのケトルですが、どんな特徴があるのでしょうか。
【熱の伝導率がよい】
アルミや銅がケトルの素材としては最適だと言われています。
トランギアのケトルはアルミ製のため、熱伝導率が高くなっています。
そのため、お湯が沸くのがとても早いのです。
【塗装が剥げない】
トランギアのケトルは塗装自体をしていないので、塗装が剥げる心配がありません。
アウトドアで使うことを前提としているので、ラフに使えるようになっています。
万が一、すすで汚れてしまったとしても、研磨すると元の状態に戻すことが可能です。
【倒れない】
水を入れるとケトルは重くなりますが、取っ手が取れないように工夫されています。
取っ手が固定されている部分にくぼみがあり、ずれないようになっているのです。
これなら、重たい水も安定した状態で扱うことができるでしょう。
つづいて、トランギアの赤色ケトルについてご紹介していきます。
トランギアの赤色ケトルとは?
ここではトランギアの赤色のケトルに注目していきましょう。
トランギアのケトルはアルミ製のため、通常は灰色になっています。
しかし、トランギアには「赤シリーズ」とよばれる赤く塗装されたタイプがあるのです。
赤シリーズは、2013年から発売を開始しました。
実はトランギアのアイテムは創業当初、赤く塗装されたものが多かったのです。
その時代の「独特な赤」を忠実なかたちで再現したのが、再販売したこの赤シリーズなのです。
今ではそのお洒落な見た目から人気商品となりました。
種類はケトルだけでなく、ストームクッカーやラージメスティンなどがあります。
ラージメスティンとは飯盒のことで、このラージメスティンが赤シリーズの再開のきっかけでした。
ラージメスティンを使用している人が「当時の赤色に塗ってほしい」と塗装加工会社へと申し出たのです。
そして要望に応え、赤シリーズは再びできあがりました。
他のファンたちの要望で、のちに赤いケトルの生産も始まったのです。
ケトルは、「分解→塗装→組み立て」という流れの作業になります。
そして分解と組み立てに関しては、人が手作業で行っているのです。
近年、アウトレット品が多く出回っているのは、スタッフが作業中ドリルで傷つけた、などの理由が多いからだと言われています。
トランギアの赤色のケトルを手作りしよう!
「すでにトランギアのケトルを持っているけど、赤色のケトルも欲しい…」
そんな人もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、同じようなかたちのケトルは2つ必要ないですよね。
実は、すでに持っているトランギアのケトルを、赤シーズと同じように塗装ができるのです。
塗装の仕方をご説明します。
①まず、ハンドル部分をはずします。
アルミ製で柔らかいため、金属の棒を押し込めば簡単に取り外しができます。
②ケトルの中に塗装が入らないように、入り口をマスキングテープなどでガードしましょう。
③塗装が付きやすくするために、ケトルに「耐水ペーパー400」で全体的に傷をつけていきます。
④RUST-OLEUM社の高耐熱プライマー(ROJ249340)で下処理をしていきます。
ケトル上面→裏返して底面を塗っていきます。
⑤表面が乾いたら、2度塗りしましょう。
⑥マスキングテープを剥がしたら、24時間乾燥させます。
ここで乾燥させないと、耐久性が落ちてしまうので必ず行ってさい。
⑦24時間経ったら、オーブンで焼いていきます。
180度で1時間焼きましょう。
⑧熱が冷め、きれいな赤色になったら完成です。
トランギアのケトルの赤色とそっくりで、見間違えてしまうほどです。
揃えるものが少なく、意外と簡単な作業なので、灰色のケトルに飽きてしまった時に試してみるのもいいでしょう。
トランギアのケトル以外のおすすめは?
トランギアのアイテムは合理的で使いやすいものが多い印象です。
構造がシンプルで、火力を最大限に利用でき、特別なケアも必要ありません。
そんなトランギアには、ケトル以外にどのようなアイテムが揃っているのでしょうか。
いくつかご紹介していきます。
【ストームクッカー】
料理をする上で必要な、フライパンや鍋のことです。
熱が逃げない構造になっているため、調理がしやすいです。
塗装済みの「ブラック」とアルミ製の「灰色」の2色展開になります。
【アルコールバーナー】
金属のみというシンプルな造りのため、故障がほとんどありません。
コンパクトですが火力が強く、着火も簡単なため初心者でもすぐに使用できます。
半世紀以上ロングセラーのアルコールバーナーになります。
【ノンスティック】
吊り下げることができる、取っ手付きの大きな鍋です。
煮込み料理を作るのに適しています。
【メスティン】
先述しましたが、バックパッキング向けの四角い飯盒になります。
サイズは1合炊きと3合炊き、2種類揃っていて、アルミ製のため熱伝導率がよいです。
赤色シリーズも販売しています。
ほかのメーカーのケトルでおすすめは?
キャンプで使用するケトルですが、トランギア以外にどのようなケトルがあるのでしょうか。
おすすめのケトルをご紹介していきます。
【グランマーコッパーケトル】
銅素材なので少し赤みがかったお洒落なデザインです。
頑丈なので焚火にも使用できます。
大、小サイズが2タイプあります。
【ユニフレーム 山ケトル 900】
アルミ製のコンパクトなケトルです。
186gと軽量ですが、容量は0.9Lもあります。
オレンジ色の可愛らしい収納ケースが付属されています。
【ユニフレーム クッカー キャンプケトル】
ステンレス製の縦長デザインのケトルです。
灰が舞った際、ケトルの中に入り込まないよう口蓋がついているタイプです。
【ニトリ ホーローケトル】
ニトリが販売している、2.4Lの大容量のケトルです。
値段が1,440円と手頃なので、ケトル初心者にもおすすめです。
トランギアはケトル以外のアイテムも魅力的である
トランギアの道具はどれも使いやすく、シンプルなデザインです。
実際に鍋やケトルを使うことで、トランギアのよさが実感できるでしょう。
鍋でもお湯は沸かせますが、専用のケトルを用意することによって、それぞれの役割分担がしっかりとしてきます。
自然の中で飲むコーヒーは、ほかでは味わうことのできない格別なおいしさがあります。
ぜひ、トランギアのケトルを持ってキャンプへ出かけて下さい。