キャンプ場で迎える朝。自然に囲まれながら飲むコーヒーはとても美味しく格別です。
キャンプでコーヒーを飲む際に必要な道具の1つがコーヒーケトル。通常のヤカンよりも注ぎ口が細く、より美味しくコーヒーを淹れることができます。
そこで今回は、初心者の方でも扱いやすい、キャンプにおすすめのコーヒーケトルについてご紹介します。
ぜひ購入する際の参考にしてください。
キャンプにおすすめコーヒーケトルの特徴と美味しく淹れるコツ
コーヒーケトルは文字通りコーヒーを美味しく淹れるために作られたケトル(ヤカン)のこと。ドリップコーヒーはお湯の注ぎ方によって味が変わるのですが、注ぎ口が細長い形をしているコーヒーケトルは注ぐ量やスピードが調節しやすく、お湯を注ぎたい箇所にピンポイントで淹れることができるため、通常の電気ポットで淹れるよりも美味しく淹れることができます。
美味しく淹れるコツは、
- お湯の温度は90~94℃位
- 中心から「の」の字を描くように粉全体にまんべんなくお湯を注ぐ
- コーヒーが数滴落ち始めたら注ぐのをやめて30~40秒ほど「蒸らす」
の3つ。「蒸らしが終わったらお湯を注ぐ」を必要な量まで繰り返し行います。お湯を注ぎ続け、大きな白い泡が立ってきたら終わりの合図。雑味が入らないようすぐにドリッパーを取り外しましょう。事前にコーヒーカップを温めておくことも美味しいコーヒーを飲むための秘訣です。
キャンプでコーヒーをドリップ、キャンプで使うコーヒーケトルの選び方
コーヒーを飲む時はもちろん、色々な用途にも使える便利でおしゃれなコーヒーケトル。ただ、種類が豊富なので、どれを購入すればいいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、キャンプで使うコーヒーケトルの選び方についてご紹介します。ケトル選びの参考にしてください。
形状
容量が大きいヤカンタイプ、底が広めになっているポットタイプ、スリムな形の縦長タイプの3タイプあります。
注ぎ口
コーヒーケトルでまずチェックしておきたいのが注ぎ口。主に細口と太い鶴口の2タイプに分かれています。
- 細口
根本から注ぎ口まで太さが均一で、ゆっくりとお湯を注ぐことができます。
- 太い鶴口
根本が太く、注ぎ口につれて細くなっているため、お湯の量をコントロールしやすい形状です。
細口は一定量をキープしやすいので初心者におすすめ。太い鶴口はお湯の量をコントロールしやすいですが、細口よりも多く出やすいので中級者~上級者向きです。
サイズ
サイズ(容量)選びのポイントは、普段どの程度の人数でキャンプへ行くことが多いかです。ソロキャンプがメインであれば500前後、900㎖くらいあれば4人分のコーヒーを淹れることができます。1ℓ~1.5ℓまでのサイズであれば4人以上コーヒーを淹れることができ、食事に使う分のお湯まで一気に沸かすことができるので大変便利です。ただ、サイズが大きければ大きいほどドリップ時のコントロールが難しくなるので、コーヒーを飲むためだけに購入するのであれば1~2杯向けの700㎖前後がおすすめです。
素材
コーヒーケトルには以下の4つの素材が使われており、それぞれ特徴があります。
- ステンレス
耐熱性・耐久性に優れているのでキャンプ用としてよく使われている素材。焚き火での直火ができ、お手入れも簡単ですが、他のケトルより重さがあるのが難点です。
- 銅
熱道立が高くお湯がすぐに湧き、使い込むほど味わいがでるのが魅力。機能性だけでなく見た目もおしゃれですが、お手入れが難しいので中級者向きと言えます。
- ホーロー
保温力がありながらカラーバリエーションが豊富なのがアウトドアに人気の素材です。コーヒーを淹れるのに適した素材ですが、焚き火には不向きでしょう。
- アルミ
熱伝導率が良く、軽量なので持ち運びにがしやすいですが、耐久性に劣るので焚き火には不向き。歪みや凹みもでやすいので扱いにも注意が必要です。
初心者には使い勝手が良く扱いやすいアルミ製やステンレス製がおすすめ。おしゃれ重視ならホーロー、銅は中級者~上級者向けの素材です。
ヤカンケトルを使う場合の便利商品
注ぎ口が短い、ヤカンケトルもキャンプでは人気が高いですが、お湯を細く長く注ごうとするとお湯が垂れてしまい、初心者ではお湯の量の調節が難しいです。コーヒーのドリップは、お湯の量を一定に保ちながらゆっくりと注ぐことがもっとも大切ですが、ヤカンタイプではそれができません。
そこでおすすめしたいのが、ケトルの先につけるアイテム「sosogu」です。アウトドアショップ風街道具店さんのオリジナル商品で、手持ちのヤカンタイプのケトルの注ぎ口に付けるだけでドリップポットになる優れものです。注ぎ口の細いケトルを買い直す必要がないので大変おすすめです。
風街道具店公式ホームページ
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コーヒー好きにおすすめ、キャンプ用ケトルを独自ランキングでご紹介
キャンプ用ケトルランキングをご紹介します。コーヒーが美味しく淹れられる細口タイプのケトルを、様々なランキングを元に独自目線でランキングにしました。コーヒーケトル選びの参考にしてください。
- HARIO(ハリオ)のV60ドリップケトル・ヴォーノ
直火・IHと全ての熱源に対応しているので、家でもキャンプでも使える優れものです。流線的なデザインがおしゃれで目を惹きます。
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- KINTO(キントー)のプアオーバーケトル
見せる収納をおすすめするほど、見た目は洗練されたデザインです。ハンドルも手にしっくりと馴染むデザインで腕に負担がありません。直火に対応しています。
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- オレゴニアンキャンパーのヘキサポット
木目調の樹脂製ハンドルが特徴の見た目がとにかくおしゃれなドリップポット。独特な形の注ぎ口により、初心者でも一定量のお湯を注ぐことができます。
商品を見る
ご紹介した商品価格は4000円前後です。決して安くはないですが、初心者でもコーヒーを美味しく淹れることができ、デザインもとてもおしゃれなのでおすすめです。
まとめ
コーヒーケトルを選ぶ際は、取っ手の部分の素材にも注意が必要です。ステンレスやホーロー、銅の素材は取っ手が熱くなるので、シリコン焼きなどでカバーされてるものを選ぶといいでしょう。もしくは耐熱グローブを用意することをおすすめします。キャンプで飲むコーヒーは格別です。おしゃれで実用的なコーヒーケトルをぜひ。